更新日:2023/09/26
この記事のまとめ
服装や身だしなみは相手に与える印象を大きく左右し、面接では採用の可否にも影響します。しかし転職の経験がなく、面接ではどのような服装が適しているのかをきちんと把握できていない第二新卒の方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、第二新卒に向けて転職における面接時の服装を詳しく解説します。季節別の服装マナーや注意点についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
転職活動が初めてであり、中途採用の面接時にどのような服装が適しているのかが分からない第二新卒の方もいるのではないでしょうか。面接は第一印象が重要です。ここでは、第二新卒の面接に適した服装例を男女別に紹介します。
面接の際に相手に好印象を与える男性の服装例は以下のとおりです。
髪型は目にかからない程度に短く、額を出すようにするとさわやかな印象を与えられます。また、寝癖がついたまま面接に臨むと印象を悪くするため、スタイリング剤を用いて整えるようにしましょう。ヒゲは剃り、清潔感を意識することが大切です。
女性が面接を受ける際に好ましい服装の一例は以下のとおりです。
基本的にシンプルで清潔感を与えられる服装を意識することが重要です。髪型は前髪が目にかからないようにし、髪が長い場合はまとめるとよいでしょう。メイクはナチュラルに、ネイルは基本的にせず、するとしてもベージュや薄いピンクで目立たないようにするのがポイントです。
服装や身だしなみが相手に与える印象は非常に大きいといえます。第二新卒は短期間とはいえ一度は社会人を経験しているので、社会人として面接にふさわしい格好を心掛けましょう。ここでは、面接時の服装で押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
ビジネスシーンでは清潔感が重要です。「外見にはその人の内面が現れる」といわれることもありますが、清潔感がないと「仕事もいい加減なのでは」とマイナスな印象を与えてしまいかねません。「髪は整っているか」「爪は伸びていないか」「スーツに汚れやシワはないか」など、面接を受ける前には細かく全身を確認しましょう。自分の見た目に問題はないか、家族や友人に確認してもらうのもおすすめです。
スーツのサイズ感も重要なポイントです。スーツが大きすぎれば「だらしない」と思われやすく、小さすぎると貧相な印象を与えてしまいます。また、サイズが合っていないスーツを着ると動きにくく、ぎこちない印象を与えてしまいかねません。自分の体のサイズに合ったスーツを準備するようにしましょう。
社会人としてTPOをわきまえることが大切です。たとえば「においのきつい香水」「派手なスーツ」「高級ブランド時計」などは面接の場にふさわしくありません。TPOをわきまえた服装で面接に臨望みましょう。
面接は個性をアピールする場でも、おしゃれを見せる場でもありません。企業側が入社後に自社で活躍できる人材かどうかを見極める場であるため、社会人としてふさわしい格好を心掛けましょう。ただし、アパレル業界や美容業界の求人へ応募する場合は、ある程度おしゃれや個性をアピールしたほうが好印象を与えられることがあります。応募する企業の社風や風土に合わせて臨機応変に対応しましょう。
夏場にスーツを着るのは暑く感じ、冬場はスーツだけだと寒く感じるものです。しかしたとえ暑くてもネクタイを緩めたり、シャツのボタンを外したりするのはNGです。冬場も同様に、コートやマフラーを着用したまま面接に臨むのは避けましょう。ここでは、スーツ着用時のマナーを季節別に解説します。
夏の暑い時期にジャケットを着たくない方も多いでしょう。しかし、面接では暑さに関係なくジャケットを羽織るのがマナーです。そしてシャツは長袖を選び、ネクタイもきちんと身につけましょう。たとえ「クールビズでも可」との指示があっても、基本的にはきちんとした服装で臨みます。
ただし、ジャケットを羽織ったまま面接会場へ向かうと汗を多くかいてしまい、熱中症を引き起こしかねません。移動中はジャケットを脱いで手に持ち、面接が始まるまでは涼しい場所で過ごすとよいでしょう。
冬場の面接も夏場と同じスーツスタイルが基本です。面接会場に移動するまではコートなどを羽織り、寒さ対策を講じましょう。コートは黒やネイビー、ベージュといったビジネスシーンに沿った色合いのものを選択し、柄や装飾のあるものは避けます。また、建物に入る前には羽織っていたコートを脱ぐのがマナーです。コートは軽く折り畳んでから片手に持ち、面接会場へ向かいましょう。
企業から「服装自由」「私服で来てください」と指示された場合、「なぜ企業がその指示を出したのか」の意図をくみ取りましょう。あくまでも企業の社風や風土に合った服装を選ぶ意識が重要です。ここでは、一般的に「服装自由」と言われた場合の対応方法について解説します。
面接では清潔感が大事であるため、基本的に個性を控えた服装が望ましいとされています。おすすめなのはオフィスカジュアルです。オフィスカジュアルの明確な定義はありませんが、スーツほどフォーマルではなく、ビジネスシーンでも活用できる服装といわれています。
カジュアルといってもジーンズやスニーカーは避け、男女ともにジャケットを羽織る格好がおすすめです。また、襟つきのシャツやカーディガンを選択してもよいでしょう。
面接に適した私服がない場合、何を着るか迷った場合などは「スーツ」が無難です。服装自由とされていても、選ぶ服装によっては印象を悪くしてしまう恐れがあります。スーツであれば印象が悪くならず、むしろ「スーツを選ぶ真面目な人」として好印象を持たれる可能性があります。
面接時の服装や身だしなみが採用に影響する場合があります。自分では「問題ないだろう」と感じていても、全身のバランスが悪かったり、インナーが派手だったりすると相手に悪い印象を与えてしまうでしょう。ここでは、面接時の服装で注意したいポイントを5つ紹介します。
見た目同様、においも人に与える印象を大きく左右します。たとえば、汗やたばこのにおいで相手に不快な思いをさせてしまうことも少なくありません。一方、香水を大量につければ、かえってにおいがきついと感じてしまう場合もあります。面接に臨む前は、においチェックをするとよいでしょう。
服装は全身のバランスが重要です。「スーツと靴、バッグの色が合っていない」「時計だけ高級ブランドで派手」といった場合、不自然な印象を与えてしまう恐れがあります。そこまで全身のアイテムを細かく見られるわけではありませんが、全身のコーディネートに違和感はないか、悪目立ちしていないかを確認しましょう。
「パンツスーツの場合はストッキングを履かなくてもよいのでは」と思う方もいるでしょう。しかし、女性は基本的に靴下を履かず、パンツスーツであってもストッキングを履くのが一般的とされています。素足はカジュアルな印象を与えてしまうため、オフィシャルな場面ではマナー違反です。夏場は暑くて蒸れてしまう可能性がありますが、きちんと暑さ対策をして臨みましょう。
一般に、暑い季節であってもワイシャツの下にはインナーを着るのがマナーです。そしてインナーにも選び方があります。インナーは通常見られない部分ですが、派手な色や柄のついたインナーの場合はワイシャツの上からでも透けて見えます。ワイシャツに合わせた白か、淡い色のインナーを選びましょう。
応募書類や面接時に渡された資料を入れるためにも、バッグの大きさは「A4サイズの書類を折らずに入れられるもの」が望ましいとされています。また、面接時にはバッグを床に置くケースが多いため、自立するタイプを選びましょう。男性は靴と同じ色の革素材のバッグを選ぶと統一感が出るのでおすすめです。女性の場合は、色は黒や紺、ベージュ、素材は革や合皮が適しています。
「面接ではアクセサリーをつけてもよいのか」「メイクはどこまでOKなのか」など、第二新卒の面接に適した服装・身だしなみについて、気になる疑問があるのではないでしょうか。ここでは、服装・身だしなみについてよくある質問例と回答を紹介します。
リクルートスーツは就職活動を目的した服装といわれています。そのため、転職活動で着ても問題がないのか気になる方も多いでしょう。一般には、転職活動ではビジネススーツのほうがふさわしいといわれています。しかし、リクルートスーツとビジネススーツにそこまで大きな違いがあるわけではないので、リクルートスーツで面接に臨んでも問題ありません。
ただし、リクルートスーツは就職活動で使う前提で作られているため、ビジネススーツよりも耐久性が低い傾向にあります。就職活動で使用したリクルートスーツに穴が空いていたり、シワがついていたりした場合は、今後のことも踏まえてビジネススーツの購入を検討するとよいでしょう。
一口にネクタイといってもさまざま色や柄のものが売られているため、何を選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。NGな色は黒や白、派手な色(ピンク・金)とされています。また、キャラクター柄や個性的な柄は控えましょう。
ネクタイの色はスーツに合わせて紺や青、グレー、えんじなどが適しています。柄は無地かストライプがよいでしょう。派手でなければチェックや水玉でも問題ありません。
面接ではパンツかスカートかで悩む女性も多いでしょう。どちらが正解というわけではないため、自分に合った服装を選べば問題ありません。ただし、それぞれで与える印象は大きく異なります。パンツの場合は「大人な女性」「活発的」「クール」といった印象、スカートは「上品」「優しい」「柔らかな雰囲気」といった印象を与えやすいとされています。志望先企業にどういった印象を与えたいかで選ぶとよいでしょう。
メイクはナチュラルが基本で、必要以上に目を大きくしたりおしゃれに見せたりする必要はありません。また普段メイクをしない人でも、面接の場では最低限のメイクをしたほうがよいとされています。メイクの際に意識したいポイントは以下のとおりです。
最低限のアクセサリーであれば問題ありませんが、必要以上につけると悪目立ちするため気をつけましょう。男性の場合は腕時計や結婚指輪まではOKです。女性の場合は腕時計や結婚指輪に加え、ピアスやネックレスをつけても問題ないとされています。ただし華美な宝石は控え、小ぶりで目立たないものを選びましょう。心配な場合はピアスやネックレスを外して臨むことをおすすめします。
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面接では第一印象が重要です。季節を問わず面接時にはスーツで臨みましょう。その際は、「清潔感」「サイズ」「TPO」の3つを意識するとともに、においや全身のバランスが取れているかも確認することをおすすめします。
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