38歳での転職は厳しいって本当?成功に導く5つのポイントとは|求人・転職エージェント

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更新日:2024/02/07

転職全般

38歳での転職は厳しいって本当?成功に導く5つのポイントとは

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この記事のまとめ

  • 38歳の転職は厳しいといわれることがあるが、これまでのキャリアを活かせる転職先を選べばキャリアアップも可能。
  • 企業が38歳の転職者に求める能力は、「専門的なスキル」「マネジメントスキル」「コミュニケーションスキル」。
  • 38歳からの転職を成功に導くには自己分析や企業研究を徹底し、経験を高く評価してもらえる転職先を探すことがポイント。

38歳での転職は厳しいといわれることがあります。たしかに20代と比べると求人数は多くありませんが、これまでの経験や培ってきたスキルを活かせる企業であれば転職成功率を上げることが可能です。

この記事では38歳で転職を考えている方へ向けて、転職が厳しいといわれる理由や転職するメリット、企業が求めている能力、転職を成功に導くポイントを解説します。38歳の転職を成功させるためにも自己分析や企業研究を念入りに行い、自身の経歴を高く評価してくれる企業を見つけましょう。

目次

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38歳の転職は厳しいといわれる理由

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38歳で転職するのは難しいのではないかと不安に感じることもあるでしょう。そこでまずは、38歳の転職が厳しいといわれる理由を4つ紹介します。なぜ38歳での転職が厳しいのかを把握することで、有効な対策を講じやすくなり、今後の転職活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。

求人数が少ない

20代や30代前半と比べると、38歳を対象としている求人件数はそこまで多くはありません。求人を募集する際は原則として年齢制限を行えませんが、長期勤続のキャリア形成を目的とした採用では「30歳まで」「35歳まで」などと対象を制限している場合もあります。

明確に年齢制限の記載がない求人でも、未経験者を募集しているケースでは今後の将来性が期待できる20代の若手を中心に採用したいと考えている企業が多いでしょう。求人の選択肢が狭まる点は、38歳で転職するデメリットといえます。

高いスキルが求められる

38歳の転職では相応のスキルが求められます。ある程度の社会人経験を積んでいて、職種や業種に関する専門知識が身についていると期待されているためです。

たとえば、38歳も対象としている求人には応募条件として「マネジメント経験者」「実務経験が〇年以上」などの記載があることが一般的です。企業側は、38歳の転職者に対して即戦力としての活躍を望んでいることを押さえておく必要があるでしょう。

未経験職種へのハードルが高くなる

未経験の職種へチャレンジするために転職をしたいと考えている38歳の方もいるでしょう。ただし未経験者を採用するにあたり、企業は応募者のポテンシャルを優先する傾向にあります。そのため、未経験者採用の場合には30代よりも20代の若手のほうが有利になりやすいでしょう。38歳から未経験職種への転職を目指すのは、ハードルが高いといわざるを得ないのが現状です。

年収が下がる可能性がある

転職によって必ずしも年収が上がるとは限りません。厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概要」によると、35歳~39歳の転職入職者のうち前職より給与が増えている人が44.9%いる一方で、変わらない人は28.8%、減少した人は23.3%います。

38歳はある程度のキャリアを形成している年齢ですが、転職で未経験の職種にチャレンジする場合や、役職が下がる場合などには年収が低くなる可能性があります。あらかじめ年収の許容範囲を定めておくとよいでしょう。

参照:令和4年 雇用動向調査結果の概要|厚生労働省

38歳でも転職できる?

従来は「35歳限界説」「35歳の壁」などといわれ、30代後半の転職は厳しいとされてきました。しかし近年では、30代以降でも転職に成功する人が増えてきています。

株式会社マイナビ「転職動向調査2023年版(2022年実績)」(2022年12月調査)によると、30代男女の転職率は以下の表のとおりです。30代男性の転職率は増加傾向にあり、30代女性も2021年と2022年は同水準の転職率で推移しています。

30代男性 30代女性
2022年 11.2% 7.0%
2021年 8.7% 7.3%
2020年 5.9% 5.6%
2019年 7.3% 7.4%
2018年 5.7% 6.6%
2017年 4.9% 6.2%
2016年 5.0% 5.7%

調査結果を見ても、30代以降で転職を実現している人は少なくないことが分かります。38歳であっても、取り組み方によっては転職を成功させられるでしょう。

参照:転職動向調査2023年版(2022年実績)|マイナビ

38歳で転職するメリット

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38歳になると対象となる求人数は減り、企業から求められる条件もよりハイレベルになる傾向がみられます。場合によっては、給与をはじめ条件面で妥協せざるを得ないこともあるでしょう。ただし厳しいことばかりではありません。38歳だからこそ転職するメリットもあります。ここでは代表的な2つのメリットをチェックしましょう。

前職よりポジションがランクアップする可能性がある

ひとつ目のメリットは、転職によって前職より上のポジションへ就ける可能性がある点です。経験を積んで高いスキルを身につけても、企業によってはポジションが不足していて昇進できないこともあります。しかし転職先でこれまでの実績や経験が高く評価されれば、いまよりも上の役職として採用されることも不可能ではありません。

ポジションが上がることで、収入アップできるケースもあります。厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概要」によると、35歳~39歳で転職に成功した人の44.9%が収入アップに成功しています。10%以上の収入アップを実現した人も31.2%います。

これ以上の昇進や昇給が期待できない職場で働いている場合は、転職を検討するのも選択肢のひとつといえるでしょう。

参照:令和4年雇用動向調査結果の概要|厚生労働省

採用後のミスマッチの可能性が低い

38歳で転職するときには、これまでの経験を踏まえて自分に合う仕事を見つけやすい点もメリットです。20代では経験不足から自分の向き不向きを正確に判断できないこともあるでしょう。

30代以降になると担当する職種や業種に関連するさまざまな仕事に携わることで、自分の適性が分かり、適職を判断しやすくなります。転職後のミスマッチに悩まされるリスクも低くなるでしょう。

38歳の転職で求められるスキル

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38歳で転職をするとき、ポテンシャルのみで採用されるケースはあまりありません。これまでの社会人経験を経て身につけた何かしらのスキルを期待されることが多い傾向にあります。具体的にはどのようなスキルが求められるのでしょうか。ここでは、企業が38歳の転職者に求める3つのスキルを紹介します。

専門的なスキル

応募先企業の即戦力となり得る専門的なスキルを持っていることは、38歳で転職をするときに重要なポイントです。長い社会人経験を積んでいれば、それなりのスキルを身につけていると考えられます。

たとえばITエンジニアとして働いてきているのであれば、システム開発に必要なプログラミングスキルを求められるでしょう。経理を担当してきているのであれば、パソコンスキルはもちろんのこと、仕事を円滑に進めるコミュニケーション能力、チームをまとめるマネジメントスキルが求められる傾向にあります。38歳で転職をスムーズに進めるには、職種に関する専門的なスキルが必要不可欠であるといえます。

マネジメントスキル

ある程度の社会人経験を積んでいる38歳には、部下の指導・育成やチームをまとめるときに必要なマネジメントスキルも求められます。特にリーダーや管理職などのポジションが不足している企業では、重宝されやすいスキルです。前職でマネジメント経験がある場合にはアピールポイントになります。

マネジメントを行ううえで取り入れていたフレームワークや、取り組みの工夫などの具体例を盛り込みながらアピールするとよいでしょう。

コミュニケーションスキル

新しい職場で上司や同僚との間に人間関係を構築し、チームワークを発揮できるようにするコミュニケーションスキルも重要です。専門的なスキルを持っていても、コミュニケーションスキルが低く職場のチームワークが乱れそうだという印象を与えると、採用につながりにくくなってしまいます。

良好なコミュニケーションを取れるスキルがあれば、面接でよい印象を与えることにもつながります。転職活動をスムーズに進めやすくするためにも必要なスキルです。

38歳からの転職を成功に導く5つのポイント

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転職を成功に導くには、押さえておくべきポイントがあります。ポイントを押さえないまま転職活動を行っても、採用を勝ち取るのは難しいでしょう。希望する条件を満たす企業へ転職できないことも考えられます。理想の転職を実現するためにも、以下5つのポイントを押さえたうえで転職活動に取り組みましょう。

1.自己分析やキャリアの棚卸しをする

自己分析やキャリアの棚卸しは、転職活動をするうえで欠かせません。自己分析によって自分の強み・弱みを正確に把握すれば、自分が力を発揮しやすい職場の特徴や働き方が分かります。「転職してよかった」と思えるような、自分に向いている職場を探しやすくなるでしょう。

また、これまでのキャリアを棚卸しし、自分にできることは何かを明確にすると経験やスキルを活かせる職種や業種を探しやすくなります。自分の現状を正しく把握したうえで転職活動を行うと、ミスマッチを防ぎやすくなる点もメリットです。

2.これまでの経験を活かせる転職先を探す

これまでの経験を活かせる転職先を探すのも、38歳の転職を成功させるためのポイントです。営業として働いてきた人がこれまでに培ってきたスキルを活かして転職するには、営業として働ける職場を選ぶとよいでしょう。

また経験を応用する視点を持つと、転職先の幅が広がります。たとえばIT関連企業でITエンジニアをしていた経験を活かし、ITシステムの法人営業へ転職するケースです。これまでの知識やスキルを活かしつつ未経験職種へチャレンジできます。

3.希望条件の優先順位を決める

希望条件に優先順位をつけることも大切です。複数の希望条件がある場合、すべての条件を満たす転職先を見つけるのは困難です。

「定時で帰宅できる」「給与は〇万円以上」「通勤時間は1時間以内」など複数の希望条件がある場合には優先順位をつけましょう。たとえば「定時で帰宅できる」ことを重視したいなら、残業がほぼない転職先を探します。最も大切な条件を明確にすることで、転職先を探しやすくなります。

4.企業研究を念入りに行う

入念な企業研究も重要です。どのような企業なのかを詳しく知ると自分に合うかを判断できるようになるため、スキルを発揮しやすく働きやすい転職先を見つけやすくなるでしょう。

企業研究を行うと、適切な自己アピールをしやすくなるのもメリットです。企業が求めている人物像が明確になるため、自分のスキルや強みを効果的にアピールできます。まずは転職を志望する企業のホームページを確認し、企業理念や事業内容などをチェックしましょう。

5.転職エージェントを活用する

38歳の転職を成功に導くには、転職エージェントを活用するのもおすすめです。転職エージェントを利用すれば、これまでの経験や身につけてきたスキル・希望条件などに合う求人の紹介を受けられます。

加えて転職の成功に向けて役立つさまざまなサポートを受けられるのも特徴です。履歴書や職務経歴書の添削はもちろん、面接対策や内定獲得後の条件交渉なども任せられます。企業の内情についても詳しい転職エージェントを活用すると、転職後のミスマッチも防げるでしょう。

38歳からの転職はマイナビエージェントにお任せ!

38歳で転職したいと考えているなら、マイナビエージェントを利用するのがおすすめです。在籍しているキャリアアドバイザーは業界の転職事情に通じているため、あなたの経験やスキルに合った求人を紹介できます。

キャリアアドバイザーとは別に、企業の人事担当者とのやりとりを担当するアドバイザーがいるのも特徴です。企業担当者と密にコミュニケーションを取っているため、求人票だけでは分からない企業の情報もご提供できます。

まとめ

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38歳の転職は「求人数が少ない」「高いスキルを求められる」などの理由により、厳しいといわれることがあります。ただし、38歳で転職に成功している方は少なくありません。これまでに培ってきたキャリアやスキルを活かせる転職先を選べば、キャリアアップや年収アップを実現することも可能です。

38歳の転職を成功させたい方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。各業界の転職事情に精通したキャリアアドバイザーがあなたの経験を活かせる最適な求人をご紹介し、転職を成功に導くサポートをいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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