おすすめ資格30選を紹介!取ってよかった需要のある資格とは?

ビジネススキル・マナー

資格を取得することは、キャリアアップや転職、自己成長のために大きな意味を持ちます。しかし、数多くの資格の中からどれを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。この記事では、現在注目されている需要の高い資格を30個厳選し、それぞれの特徴や活用方法について詳しく紹介します。自分に合った資格を見つけ、今後のキャリアを有利に進めるための参考にしてください。

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1 「取ってよかった!」と思えるおすすめ資格とは

資格はキャリアアップやスキル習得、自己成長を目指す方にとって大きな助けになるものです。しかし、実際の仕事に活かせなければ、せっかくの時間や費用が無駄になってしまいます。多くの人が「取ってよかった」と思える資格には、どのような共通点があるのでしょうか。

1.1 求人数が多く需要のある資格

医療・法律・教育などの分野では、資格がないと働けない仕事も数多く存在しており、資格保有者の需要が高まっています。特に、供給より需要が上回る、取得の難しい国家資格などがおすすめです。また、複数のレベルがある場合は中級以上のレベルを目指しましょう

就職や転職を希望したときに求人数が多ければ、職業選択の幅が広がり、納得のいく仕事を見つけられる可能性が高くなります。さらに、住む場所や年齢に関わらず仕事に就けるため、雇用の安定や収入アップも期待できます。

1.2 これからの時代に役立つ資格

例えば、デジタル化が進む現代において、IT関連やデータ分析、AI技術に関する資格は今後ますます需要が高まると予想されています。また、日本では年々高齢化が進んでおり、介護や福祉関連の資格も重要性が増しています。

このように、時代のニーズに応じた資格を取得することは、仕事を失うリスクを抑え、安定した働き方を継続するためには非常に大切です。

1.3 自分のキャリアに直結する資格

将来を考えて、自分のキャリアに直結する資格を取ることも重要です。目的を持たずただ資格を取得することだけに固執してしまうと、結局は仕事に活かせず意味のないものになってしまう恐れもあります。

そのため、「自分はこの先どうなりたいのか」というキャリアプランを明確にし、目指す未来に必要な資格が何かを考えましょう。資格を取得して自信がつけば、将来の選択肢を広げることもできます。

2 仕事に困らない人気のおすすめ資格10選

まずは、市場価値の高い人気のおすすめ資格10選を紹介します。難易度が高い資格もありますが、安定した雇用が見込まれるため、挑戦する価値のある資格と言えます。

2.1 社会保険労務士

社会保険労務士とは、労働法・社会保険制度に関する知識を有し、労務管理や社会保険手続きをサポートする専門職です。

国家試験である社会保険労務士試験に合格すると、社会保険労務士として企業の人事労務管理や年金、雇用保険、労災保険、健康保険などの手続き代行ができるようになります。高齢化や年金不安などから需要も高まっており、独立開業も可能なため、安定した職業として人気があります。

試験日 年1回・8月の第4日曜日
受験料 15,000円
合格率
(令和6年度)
6.8%

2.2 行政書士

行政書士は、官公署に提出する書類の作成や手続きの代理、法律相談などを行う専門職で、企業や個人の法的サポートを担います。法律・行政などに関する専門知識を問う国家試験に合格すると、行政書士として活動することができます。

企業内の法務部門における活躍が期待されるほか、外国人のビザ申請・遺言書作成・契約書作成など幅広い業務に対応可能です。

試験日 年1回・11月の第2日曜日
受験料 10,400円
合格率
(令和5年度)
13.9%

2.3 宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引に関わる法律や知識を有した専門職であり、宅地や建物の契約を結ぶ際、重要事項を説明したり契約書の交付を行ったりするのが主な仕事です。

不動産業界での信頼性を高めるために必要とされる国家資格で、業務において重要な役割を担います。安定した需要があり、将来性の高い資格と言えます。

試験日 年1回・10月の第3日曜日
受験料 8,200円
合格率
(令和5年度)
17.2%

2.4 中小企業診断士

企業経営の課題解決や成長支援を行うための専門知識を持つ、経営コンサルタントの国家資格です。企業の現状を分析し、経営戦略の提案や組織改善をサポートする役割を担います。

企業内での活躍はもちろん、独立してコンサルタントとして活動することも可能であり、経営やビジネス戦略に興味のある人にとっては非常に有用な資格です。

試験日 1次・2次ともに年1回ずつ

第1次試験:8月上旬の土曜日・日曜日の2日間
第2次試験:10月下旬の日曜日(筆記試験)、1月下旬の日曜日(口述試験)
受験料 第1次試験:14,500円
第2次試験:17,800円
合格率
(令和5年度)
第1次試験:29.6%
第2次試験:18.9%

※第1次試験で合格した科目は3年間の有効期限があるため、ストレートでの合格率は約4~5%

2.5 キャリアコンサルタント

個人のキャリア形成を支援する専門職で、職業選択や将来の課題に対して具体的なアドバイスとサポートを行います。平成28年4月より国家資格に認定され、企業でのキャリアサポート・ハローワークでの就労支援・教育機関での就業相談など幅広い場で活躍しています。

キャリアコンサルタント試験には、「四肢択一方式のマークシート試験」である「学科」に加えて、「記述方式の論述試験」と「ロールプレイ方式の面接試験」を組み合わせた「実技」があり、キャリアに関する深い知識と相談スキルが問われます。

試験日 年3回
受験料 学科:8,900円
実技:29,900円
合格率
(第26回 令和6年7月)
学科:67.4%
実技:58.6%

2.6 電気工事士

施設内の電気設備を設置・改修・点検するために必要な国家資格です。安全性が求められる電気工事を行うにはこの資格が必須とされ、家庭用の電気設備から高層ビルの大規模な電力システムまで、幅広い現場で活躍できます。

低圧電気設備のみに対応できる第二種と、高圧電気設備まで対応できる第一種があり、試験の範囲や難易度は異なります。電気工事士は、手に職をつけたい人や安定した職場環境を求める人にとって魅力的な資格です。

試験日 年2回

【第一種】
上期試験:<学科>4~5月、<技能>7月
下期試験:<学科>9~10月、<技能>11月

【第二種】
上期試験:<学科>4~5月、<技能>7月
下期試験:<学科>9~10月、<技能>12月
受験料 第一種:10,900円
第二種:9,300円
合格率
(令和6年度上期)
第一種:<学科>59.2%、<技能>57.0%
第二種:<学科>60.1%、<技能>70.9%

2.7 社会福祉士

福祉の専門職として、相談者の生活における課題解決に向けた支援を行う国家資格です。高齢者や障害者、生活困窮者など、多様な背景を持つ人々の相談に応じ、必要なサービスの提供や生活の質を向上させるための助言・調整を行います。

社会福祉士国家試験の受験資格を得るには、「福祉系の大学で指定科目を履修する」または「一定年数の実務経験を積んだ後、養成施設などで必要カリキュラムを履修する」などいくつかの方法があります。

試験日 年1回・2月上旬
受験料 19,370円
合格率
(令和6年度)
58.1%

2.8 介護福祉士

高齢者や障害者の日常生活を支援する専門職として、日本で唯一の国家資格を持つ介護のプロフェッショナルです。利用者が自立した生活を送れるように、身体的・精神的なケアを提供する役割を担い、介護現場で重要な存在となっています。

介護福祉士国家試験の受験資格を得るには、「一定年数の実務経験」または「養成施設でのカリキュラム履修」が必要です。

試験日 年1回・1月末頃
受験料 18,380円
合格率
(令和6年度)
82.8%

2.9 ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネージャー(介護支援専門員)は、高齢者や障害者が適切な介護サービスを受けられるようケアプランを作成し、介護の調整や支援を行う専門職です。介護保険制度の中心的な役割を担い、利用者の生活を総合的に支える存在として高い需要があります。

ケアマネジャーになるには、一定の実務経験を積んだ後「介護支援専門員試験」に合格し、さらに「介護支援専門員実務研修の受講」「介護支援専門員証の交付申請」というステップを踏まなければなりません。

なお、ケアマネジャー資格は各都道府県が管轄する公的資格であり、試験内容や実施日、受験料などは都道府県ごとに異なります。

試験日 年1回・10月頃
受験料 6,700円~9,200円程度
合格率
(令和6年度 東京都)
36.3%

2.10 登録販売者

薬局やドラッグストアなどで一般用医薬品(OTC医薬品)の販売を行うための資格です。薬剤師の補助業務を担当し、消費者に対して適切なアドバイスや薬品の提供を行います。

薬剤師とは異なり、処方箋を必要とする薬の提供はできませんが、セルフメディケーションを支援する重要な役割を担っています。試験は都道府県ごとに実施されており、効率的に勉強すれば独学でも十分合格が狙えます。

試験日 年1~2回・各都道府県ごとに異なる
受験料 12,800~18,200円程度
合格率
(令和6年3月31日時点)
43.7%

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3 収入アップが目指せるIT系のおすすめ資格8選

ここからは、おすすめのIT系資格を8つ紹介します。現在、IT人材の不足は深刻化しており、多くの企業で専門知識を持つ人材を求めています。

このため、IT関連のスキルを証明できる資格を取得すれば、より好条件で働き、収入アップを目指すことも可能になります。

3.1 ITパスポート試験

情報処理技術者試験の一つで、ITに関する基礎知識を問う国家資格です。主に、IT業界を目指す人や、業務でITを活用する必要がある人が対象となります。

ITパスポート試験に合格することで、ITスキルの基礎知識を証明でき、就職や転職時のアピールポイントとしても使用可能です。合格率は高く、実務経験のない大学生など初心者でも挑戦しやすい資格と言えます。

試験日 随時
受験料 7,500円
合格率
(令和6年10月)
50.7%

3.2 基本情報技術者試験

情報処理技術者試験の一つであり、IT業界で求められる基礎的な技術力や知識を証明する国家資格です。システム開発・運用、ネットワーク、セキュリティなどの分野における基本的な知識を問われ、IT関連の職種に就くための第一歩とされています。

実務に役立つ基礎的な知識を学べるうえ、上位資格の取得に向けた土台を築ける資格としても注目されています。

試験日 随時
受験料 7,500円
合格率
(令和6年10月)
39.2%

3.3 応用情報技術者試験

情報処理技術者試験の中で、基本情報技術者の上位に位置する国家資格です。IT業界で中級レベルの専門知識と技術力を証明する資格であり、システム開発、ネットワーク、セキュリティ、プロジェクト管理など幅広い分野に対応した知識が求められます。

試験は四肢択一の午前試験と、記述式の午後試験に分かれており、共に60点以上取ることが合格の基準です。

試験日 年2回・春期(4月)と秋期(10月)
受験料 7,500円
合格率
(令和6年春期)
23.6%

3.4 情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティに関する基礎的な知識と、実務能力を評価するための国家資格です。情報を適切に管理し、リスクを軽減するための知識や技能を持つことを証明するもので、組織における情報セキュリティの強化を目的としています。

サイバー攻撃や情報漏洩などのリスクが増大している現代において、セキュリティの専門知識を持つ人材の需要は高まっているため、IT業界以外でも活躍が見込まれる資格です。

試験日 随時
受験料 7,500円
合格率
(令和6年度10月)
64.3%

3.5 ネットワークスペシャリスト試験

情報処理技術者試験の一つであり、ネットワーク技術に関する高度な専門知識を証明できる国家資格です。主に、ネットワーク設計、構築、運用、セキュリティ対策を担当するエンジニアに適しています。

試験は四肢択一形式の午前Ⅰと午前Ⅱ、記述式の午後Ⅰと午後Ⅱに分かれており、全ての試験で60点以上取ることが合格の基準です。

試験日 年1回・春期(4月)
受験料 7,500円
合格率
(令和6年春期)
15.4%

3.6 データベーススペシャリスト試験

情報処理技術者試験の一つであり、データベースの設計、運用、管理に関する高度な専門知識を認定する国家資格です。データベーススペシャリスト試験に合格することで、ビッグデータ時代に求められるデータ管理スキルを証明できます。

特に、企業の情報システム部門やデータ分析を行う組織、クラウドサービスプロバイダーなどでは高い評価を得られます。

試験日 年1回・秋期(10月)
受験料 7,500円
合格率
(令和5年)
18.5%

3.7 ITサービスマネージャ試験

ITサービスに関する実践的なスキルを証明する国家資格であり、主にITインフラやITサービスの運用・改善を行う担当者に適しています。

近年は、IT投資効果の最大化やITサービスの品質向上が重要視されているため、ITサービスマネージャ試験に合格すれば市場価値の高い人材として扱われ、年収アップの可能性も高くなります。

試験日 年1回・春期(4月)
受験料 7,500円
合格率
(令和6年)
15%

3.8 プロジェクトマネージャー試験

プロジェクト全体を統括するリーダーやマネージャーとしての専門性を評価する国家資格であり、プロジェクトの計画、管理、推進に必要な高度な知識やスキルを認定するものです。

現在、プロジェクトマネジメントに従事している30~40代の中堅・上級エンジニアの方や、プロジェクト管理を体系的に学びたい方に適しています。また、資格を保有していることで、プロジェクトリーダーやマネージャー職へのキャリアアップも期待できます。

試験日 年1回・秋期(10月)
受験料 7,500円
合格率
(令和5年)
13.5%

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4 女性の就職に役立つおすすめ資格7選

次に、女性の就職に役立つ資格を7つ紹介します。女性が就職を成功させるには、自分の強みを活かし、求められるスキルをしっかり把握しなければなりません。将来を見据えた資格を取得することで、ワークライフバランスを重視した職種を選択できるでしょう。

4.1 医療事務

医療機関で受付業務、診療報酬請求(レセプト業務)、カルテ管理、事務手続きなどを行う職種です。資格は必須ではないものの、取得することで、医療事務未経験でも即戦力として評価される可能性が高まります。

医療事務の資格は全て民間資格であり、合格に必要なスキルや試験の難易度はさまざまです。主に、以下のような試験が知られています。

医療事務技能審査試験医科 医療事務管理士(R)
技能認定試験
診療報酬請求事務
能力認定試験
医療事務認定実務者(R)
試験日 毎月実施
※土日を中心に月複数回
随時 年2回・7月と12月の日曜日または祝日 毎月
受験料 8,800円 7,500円 9,000円 5,000円
合格率 約60~80% 約50% 約20~40% 約60~80%

4.2 調剤薬局事務

調剤薬局で薬剤師をサポートする事務業務を担当する職種です。患者対応や処方箋の受付、調剤報酬請求(レセプト業務)、薬剤の在庫管理など、薬局の運営を円滑にするための幅広い業務を行います。

薬に関する専門知識がない方でも、未経験から始めやすい職種として人気があります。調剤薬局事務の資格も全て民間資格であり、必須ではないものの、知識の向上や転職のアピールにもなるため取得がおすすめです。主に、以下のような資格があります。

調剤事務管理士(R)技能認定試験調剤報酬請求事務専門士検定試験
試験日 随時 年2回・7月と12月の第1土曜日
受験料 6,500円 【個人・会場】
1級:7,318円
2級:6,108円(1,2級併願:12,521円)
3級:6,108円(2,3級併願:11,311円)

【個人・通信】
2級:10,948円
3級:9,738円(2,3級併願:19,781円)
合格率 約60% 1級:約15%~20%
2級:約45%~55%
3級:約50%~60%

4.3 保育士

子どもの健全な成長と発達を支える専門職で、主に保育園や児童福祉施設で働きます。保育士になるには、「指定保育士養成施設を卒業する」もしくは、「進学や実務で受験資格を満たした後、国家試験に合格する」という2つの方法があります。

保育士試験の筆記試験は9科目あり、全てで合格ラインを超えないと実技試験には進めません。ただし、合格した科目は3年間の有効期限があるため、次回からは不合格科目のみ受験することが可能です。

試験日 年2回(筆記は2日間)

【前期】筆記:4月頃、実技:6月頃
【後期】筆記:10月頃、実技:12月頃
受験料 クレジットカード決済:13,050円
コンビニエンスストア決済:12,975円
合格率
(令和5年)
26.9%

4.4 ベビーシッター

保護者に代わって子どもの世話をする職業です。指定された場所で、一時的または定期的に子どものお世話をし、食事、遊び、学習補助、寝かしつけなどを行います。保護者の急な外出や仕事のサポートとして、柔軟に対応できる点が特徴です。

資格は必須ではありませんが、「認定ベビーシッター資格」を取得することで、より信頼性が高まり、仕事の幅も広がります。

認定ベビーシッター資格は、受験資格を持つ人が、公益社団法人全国保育サービス協会が主催する研修会に参加し、「ベビーシッター資格認定試験」に合格することで取得可能です。

試験日 年1回
受験料 12,100円
合格率 約80%

4.5 ネイリスト技能検定試験

爪を美しく整えたり装飾したりするプロフェッショナルです。ネイルアートだけでなく、爪の健康管理やケアも行い、顧客の要望に応じてデザインやスタイルを提案します。美容サロンやネイル専門店で働くほか、フリーランスとして活動する人もいます。

ネイリストになるのに必須の資格はありませんが、ネイリストの求人には専門スキルや実務経験が求められることが多いため、資格を取得しておくのがおすすめです。以下は、代表的な資格である「JNECネイリスト技能検定」の試験要綱です。

試験日 年4回・春期、夏期、秋期、冬期(1級は春期と秋期のみ)
受験料 1級:12,500円
2級:9,800円
3級:6,800円
合格率
(2024年秋期まで)
1級:39.62%
2級:43.54%
3級:85.24%

4.6 WEBライティング技能検定

インターネット上のコンテンツ制作に必要な、文章作成スキルを証明する資格です。合格するには、SEOやターゲットユーザーのニーズに合った情報発信の知識が求められます。

この資格を取得することで、ライティングの基礎から専門的な技術まで体系的に学ぶことができるうえ、ライター業務に必要なスキルをアピールできます。在宅で仕事をしたい女性にもおすすめです。

試験日 月1回
受験料 6,000円
合格率 47.4%

4.7 ウェブデザイン技能検定

厚生労働省が認定する国家資格であり、Webデザインに関する知識と技術を証明するものです。Webサイトの制作、運営、管理に必要なスキルを測る試験で、1級から3級までのレベルがあります。

試験では、HTML、CSS、JavaScriptのコーディングやデザインの基本原則、ウェブアクセシビリティの知識が問われます。手に職をつけたい女性だけでなく、Webデザインに関するスキルを向上させたい男性にも人気の資格です。

試験日 2級と3級は年4回・1級学科と1級実技はそれぞれ年1回
受験料 【1級】
学科:8,000円、実技:25,000円

【2級】
学科:7,000円 、実技:16,000円

【3級】
学科:6,000円、実技:8,000円
合格率 1級:10~20%
2級:30~40%
3級:60~70%

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5 転職やキャリアアップにおすすめの資格5選

転職やキャリアアップに活かせるおすすめの資格を5つ紹介します。仕事の幅を広げ、未経験の業界や新たな職種への挑戦がしやすくなるような資格を選びましょう。

5.1 マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

Word、Excel、PowerPointなど、Microsoft製品の操作スキルを証明する資格です。多くの企業で使用されているOfficeソフトの実践的なスキルが磨けるため、職場での効率アップや転職時のアピールポイントとして活用できます。

特に人気の高い試験科目はWordとExcelですが、バージョンやレベルは複数設定されているため、自分に合った試験を選びましょう。

試験日 随時(全国一斉試験は毎月1~2回)
受験料 【Word】【Excel】
一般レベル :10,780円
上級レベル(エキスパート):12,980円
合格率 非公開

5.2 マーケティング検定

マーケティングに関する知識やスキルを客観的に評価する資格試験です。市場調査、商品企画、販売促進、ブランディングなど、マーケティングの基礎から応用までを幅広く網羅しています。

試験は1級・2級・3級とレベル別に分かれており、初心者から実務者まで受験可能です。マーケティングは製造業、サービス業、IT業界など業界を問わず需要があるため、資格取得は転職やキャリアアップの際、有利に働くでしょう。

試験日 1級は年1回(例年9月頃)・2級と3級は随時
受験料 【一般申込】
1級:14,850円
2級:9,460円
3級:6,600円
合格率 非公開

5.3 ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)

ファイナンシャルプランナー(FP)は、個人や企業の資産運用やライフプランに関するアドバイスを提供する専門家です。金融商品、保険、税務、不動産、相続など、さまざまな分野にわたる知識を活かして、顧客の資産を効率的に管理し、将来の目標達成に向けた計画を立てます。

FP業務を行うにあたって、資格が必要なわけではありませんが、実際は専門の資格を取得して活躍している方がほとんどです。FPの資格には多くの種類がありますが、中でも国家資格であるFP技能検定がよく知られています。

試験日 1級は年1回・2級は年3回・3級は毎月
受験料 【1級】
20,000円

【2級】
学科:5,700円
実技:6,000円

【3級】
学科:4,000円
実技:4,000円
合格率
(令和6年4~9月)
【1級】
82.4%

【2級】
学科:47.1%
実技:56.5%

【3級】
学科:86.2%
実技:85.8%

5.4 日商簿記

企業の財務状況を記録・管理するための技術を証明する資格です。会計業務に必要な仕訳、帳簿の記入、決算書類の作成などを行うための知識を学びます。

日商簿記は、1級から3級までのレベルがあり、3級は初心者向け、1級は高度な専門知識が求められる内容です。経理や財務関連の職種で即戦力として認められるには、2級以上の取得が推奨されます。

試験日 【統一試験】
1級:年2回(6月、11月)
2級・3級:年3回(6月、11月、2月)

【ネット試験】
随時
受験料 1級:8,800円
2級:5,500円
3級:3,300円
合格率
(令和6年4~6月)
1級:10.5%

【統一試験】
2級:22.9%、3級:40.7%

【ネット試験】
2級:39.8%、3級:40.3%

5.5 TOEIC

英語を使った国際的なコミュニケーション能力を測定する試験です。リスニングとリーディングのスキルを測定するテストや、スピーキングとライティングのスキルを測るテストがあります。

スコアは点数として表示されるため、転職の際にスコアを提示することで、英語能力をアピールできます。また、TOEICスコアを採用基準や昇進基準の一部として採用している企業も多く、高スコアの取得はキャリアアップに繋がります。

試験日 おおよそ月1回
受験料 Listening & Reading Test:7,810円
Speaking & Writing Test:10,450円
Speaking Test:6,930円

6 資格を取得するメリット

資格を取得することで、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは主なメリットを3点紹介します。

6.1 仕事の幅が広がる

資格を取得して専門知識を身につければ、これまでは就業を諦めていた分野への挑戦が可能になり、仕事の幅が大きく広がります。例えば、医療や介護分野の資格を取得すれば、未経験でもその業界で働くチャンスが得られます。

また、ITや語学関連の資格は、これまで関わったことのない異業種への転職を後押ししてくれるでしょう。このように、資格取得は将来の選択肢を広げる強力な武器となります。

6.2 自己肯定感がアップする

資格取得には一定の努力や時間が必要ですが、その過程を乗り越えた達成感は、自分に自信を与えてくれます。特に、難易度の高い資格に合格できれば、自己肯定感は向上し、仕事への意欲もアップするでしょう。

また、資格を持つことで社会的に評価され、周囲からの信頼や期待を得ることも可能です。その結果、さらに自己肯定感が増し、「もっと高みを目指したい」という向上心にもつながります。

6.3 収入アップにつながる

専門的なスキルを証明できる資格は、企業からの評価を高め、昇給やボーナスの増額につながる可能性があります。また、資格保有者に対しては、高い給与や特別な手当が支給されることも考えられます。

さらに、転職市場では資格を持つことで交渉力が高まり、より良い条件での転職が可能となります。例えば、IT系や医療・福祉分野の資格は特に需要が高く、転職によって収入がアップするかもしれません。このように、資格取得は収入の安定と向上を目指す有効な手段といえます。

7 資格を選ぶ際のチェックポイント

需要が高く高収入が見込める資格であっても、自分に合っていない資格や費用対効果の薄い資格を選ぶと、後になって後悔することになるかもしれません。そこで、ここでは資格を選ぶ際にどこを見るべきかというチェックポイントを解説します。

7.1 受験資格

多くの資格では、年齢、学歴、実務経験、特定の試験合格など、受験に必要な条件が設定されています。例えば、看護や介護の資格には特定の教育課程が必須であり、実務経験が必要な場合もあります。

資格によっては受験資格が複雑なケースもあるため、事前に確認しておかないと時間や費用を無駄にしてしまう可能性があります。まずは、自分が現在の状況で受験できる資格かどうかを把握し、それに合わせた計画を立てることが大切です。

7.2 難易度

難易度によって、取得までに必要な勉強時間は大きく異なります。高難易度の資格はそれだけ市場価値が高く、収入アップやキャリアアップにつながる可能性が高いものの、試験に合格するまでには長い期間を要します。

一方、短期間で取得できる難易度の低い資格は、転職やキャリアアップには直接つながらないことも考えられます。資格を選ぶ際は、現在のスキルや時間の余裕、目指すキャリアに合った難易度を選ぶことが重要です。

7.3 受験料や資格の維持費

資格取得には受験費用だけでなく、場合によっては更新費用や講習費がかかることもあります。例えば、一部の医療やIT関連の資格では、最新の知識や技術を維持するために定期的な更新や再試験が求められます。

もしも、維持費が高額な資格を選ぶと、取得後も長期的な負担を強いられることになります。そのため、受験料や維持費も含めた総合的なコストを把握し、費用対効果を考慮しなければなりません。

7.4 勉強方法

無理なく効率的に学習を進めるため、自分のライフスタイルに合った勉強方法が用意されているかを確認しておきましょう。例えば、「オンライン講座はあるか」「独学向けの教材が充実しているか」「試験対策に役立つ模擬試験や過去問が入手可能か」などを調べておくのがおすすめです。

また、実務経験が必要な資格では、現場での経験をどう積むかについても考慮しなければなりません。勉強方法を把握しておくことで、資格取得までの道のりがスムーズになるでしょう。

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8 まとめ

資格はキャリアの幅を広げ、スキルを証明する強力な武器となります。今回紹介した資格30選は、今後も高い需要が見込まれる、転職・キャリアアップに有利なものばかりです。

医療、福祉、IT、金融、不動産など多岐にわたる業界で重宝される資格を取得することで、安定した収入を得たり、新しい挑戦を始めたりすることができます。ぜひ、自分の目指すキャリアに合った資格を選び、将来のため計画的に学習を進めましょう。


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