社会人にも勉強は必要?メリットやおすすめのジャンル・資格を紹介

ビジネススキル・マナー

社会人になってから勉強をほとんどしていない、という方も多いのではないでしょうか。しかし、変化の激しい現代では社会人が勉強をする重要性が増しています

実際に、何か新しい知識を身につけたいと思い始めたものの、何をどう勉強すべきか悩んでいるという方もいるかもしれません。そこで本記事は、社会人が勉強で得られるメリットやおすすめの勉強内容・方法などを解説していきます。

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1. 社会人に勉強は必要?

学生は勉強をすることが本分と言えますが、社会人になってからは勉強らしい勉強はほとんどしていない、という方も多いのではないでしょうか。

しかし、新しい知識やスキルを身につけようと積極的に勉強することは、社会人にとっても自身のキャリアを価値あるものにするために重要です。

勉強することは、5年後、10年後に理想の自分を実現するための投資にもなります。逆に言えば、社会人で勉強をしないという選択をすることは、自らの成長のチャンスを奪い、大きな機会損失を招くことにもなりかねません。

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1.1. AI技術の進展などで今のままの仕事ができる保証はない

近年のAI技術の目覚ましい発展により、私たちの生活はより便利になっていくことが予想されますが、一方で、社会人が勉強する重要性を高めてもいます

今ある仕事のうち一定割合は将来的にAIに取って代わられる、またはすでに代替され始めているとする研究結果が多数報告されています。例えば、内閣府の「世界経済の潮流 2024年 I」によると、大規模言語モデルを他のソフトウェアなどと連携させた場合、全労働者の47~56%のタスクは同じ質で顕著に短い時間で完了できるとされています。

つまり、これまで私たちが担ってきた仕事がこれからも変わらず需要があるとは必ずしも言いきれないのが現実です。そのため、AIが担うのが難しい領域のスキルを高めることが、この先のキャリアを安定させるために重要であるといえるでしょう。

【出典】内閣府「第1章 第1節 AIによる職業・タスクの補完と代替:世界経済の潮流 2024年 I」

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1.2. 勉強に取り組む社会人は実際に増えている

総務省が実施した「令和3年社会生活基本調査」では、何らかの「学習・自己啓発・訓練」を行った人の割合は39.6%で、2016年と比べて2.7ポイント上昇しています。

年齢階級別に見ると70〜74歳を除く全ての年齢階級で割合が増えており、30〜34歳では47.3%(7.1ポイント増)、35〜39歳では45.4%(6.6ポイント増)と、特に30 歳代で上昇幅が大きくなっており、社会人の学びの重要性が浸透していることがうかがえます。

【出典】総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果」

1.3. 政府も社会人の「リスキリング」を推進している

「リスキリング」とは、新しい職業に就くために、あるいは今の職業で必要とされるスキルの変化に適応するために、必要なスキルを獲得する・させることです。

政府もこのリスキリングを推進しており、支援金や支援事業を通じて個人だけでなく企業に対しても従業員のリスキリングを促しています。特にDXの波はこの流れを強化しており、社会人の勉強・スキルアップは社会全体に広まっていると言えます。

【出典】厚生労働省「人材開発支援助成金」
【出典】リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
【出典】キャリア形成・リスキリング推進事業【厚生労働省委託事業】

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2. 社会人が勉強することで得られるメリット

社会人になってから始める勉強には大きなメリットがあります。主なメリットとしては以下の3点が挙げられます。

2.1. キャリアの選択肢の幅が広がる

社会人になってから勉強することで、自身のキャリアにおいて選択肢の幅が広がるメリットがあります。今携わっている分野を深掘りするのも、まったく新しい分野をイチから学ぶのも同様に価値があり、今後のキャリアの可能性を広げる足がかりになるはずです

「これしか選べない」ではなく、「これも選べる、あれも選べる」という状況を勉強によって作っていくことができます。

2.2. 自身の市場価値を高めることができる

社会人の勉強は自分自身の市場価値を高める手段として有効です。コツコツと積み重ねた知識やスキルはいずれ大きな武器となり、周囲とも差がつくことでしょう。

近年は働き方改革により副業解禁をする企業が増加していることなども影響し、個人の能力がより試され、評価される時代となりました。

そのため、自らの市場価値を高める努力をしなければ理想のキャリアを実現することは難しくなっていると言えます。未来を見越して地道な努力を積み重ねることが、将来の自分を助けることになるのです。

2.3. やりたいことを仕事にできる

やりたい仕事、魅力的だと感じている仕事があるものの、スキルや知識、資格などがないために諦めてしまっている人は多いと思います。しかし、学び直しによってそれらを身につけることで、本当にやりたかった仕事に就けるチャンスが広がります。

まだ明確にやりたいことが見えていないという人も、勉強をすることで今まで自覚していなかった自分の得意や強みを発見できれば、やりたい仕事が見つかるかもしれません。

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3. 社会人の勉強におすすめのジャンル

ここでは、社会人におすすめの勉強内容を紹介します。勉強の方向性が明確に描けていない方はぜひ参考にしてみてください。

3.1. ビジネスマナー

一般的なビジネスマナーの知識は社会人として必ず身につけておくべきものです。社会人として経験を積めば積むほど「できて当たり前」という認識となり、たとえ誤った言動をしていたとしても教えてくれる人はいなくなりますので、ビジネスマナーの基本はなるべく若いうちにしっかり勉強しておきましょう

社会人として成長したい、活躍の幅を広げたい、キャリアアップしたいと思っている方ほど勉強することをおすすめします。

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3.2. 語学

社会人の学び直しの定番と言っても過言ではないのが語学です。特に英語は根強い需要があります。グローバル化により英語力が求められるシーンが増えたことや、公用語に英語を採用する企業が登場したことなどにより、ニーズはより高まっています。

また、自社事業に関連のある言語を勉強すれば、新たな仕事に携われるチャンスに恵まれるかもしれません。

3.3. パソコンスキル

パソコンスキルの勉強はすべての社会人におすすめです。パソコンはオフィスでの仕事になくてはならないツールとなりましたが、十分に使いこなせているわけではないという人も多いと思います。

この先どのような業界、仕事に就いても役立つ可能性が高いものであり、勉強が無駄になることはないでしょう。すぐに実務へ活かすこともできるため、勉強のモチベーションも維持しやすいはずです。

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3.4. プログラミング

IT社会の現代においてはプログラミングも重要なスキルです。現在は小学校でもプログラミングの授業が導入されていますので、今後社会に出る新卒社員の多くは、すでに一定のプログラミングスキルを持ち合わせていることになります。

「プログラミングはできて当たり前」という時代が迫っている今、勉強をしておいて損はないでしょう。

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3.5. データサイエンス・AI関連

情報社会とも呼ばれる現代では、ビッグデータを分析するデータサイエンスやビッグデータをもとに進化し続けているAIの分野も注目のジャンルです。業界を問わず多くの企業がビッグデータの分析やAI活用に取り組み始めており、個人でも気軽にAIツールを使える時代になりました。

これらについて知識を持っておくことは、社会の変化に対応し、これからの社会の展望についても理解を深めるきっかけとなります。

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3.6. Web・クラウド関連

ITや情報の分野の興隆に伴って、Web・クラウド関連のジャンルも注目されています。一口にWeb・クラウド関連と言っても内容はさまざまですが、特にWeb制作やクラウドサービスを使った開発に関するスキルは需要が高いです。

データサイエンスやAI関連のスキルと同様、需要が拡大しており、業界を問わず必要とされる可能性が高い知識・スキルと言えます。私たちに身近なサービスの仕組みを理解するきっかけにもなるでしょう。

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3.7. 金融関連

お金に関する知識は、企業ではもちろん個人の生活にも役立てることができます。経理や財務をはじめ、個人の資産形成、税金、M&A(企業の買収・合併)などに関する知識もこのジャンルに含まれます。

ビジネスにおいてこういった知識の需要がなくなることはないと予想されると同時に、個人の財産管理・資産運用の必要も最近特に高まっているため、自身の人生設計にもプラスに働くことでしょう。

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3.8. 興味・関心のある仕事に関連すること

ここまで一般的におすすめの勉強内容を紹介してきましたが、これ以外でも自分が興味や関心を持てる分野を勉強するのが良いでしょう。

今やっている仕事に関連することでも良いですし、これから挑戦したい仕事に関連するジャンルを学べば転職などでも有利になります。自分が勉強の意義を見出せるもので、かつモチベーションを保って勉強を継続できそうなジャンルを選びましょう。

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4. 社会人におすすめの資格

確実なスキルを身に付けるために、資格取得を目標にするのもおすすめです。

ここからは、上記のおすすめジャンルの中から、転職やキャリアアップにも役立つおすすめの資格や試験をご紹介します。

4.1. TOEIC

TOEICは英語力を測るテストで、国際的に多くの人が受験しています。特にビジネスシーンにおける英語力が試されます。結果はスコアで示され、満点は990点です。

一般に600点以上が評価対象とされ、英語を使用する仕事の場合はさらに高いスコアが求められるでしょう。複数回受験してスコアアップを目指すこともできます。

TOEICのスコアは英語力を評価する指標として信頼度が高く、転職や昇格の際にはスコアを示すことで英語力をアピールできます。

最近では「TOEIC○○点以上」と応募条件に設定している企業も増えています。グローバル化が進んでいる現代において、最も汎用性の高い言語である英語を使えることは、どのような業界、職種でも評価に繋がりやすいです。

【出典】IIBC「TOEIC Program」

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4.2. マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

WordやExcelなどマイクロソフトオフィス製品に関わるPCスキルを証明する資格です。「スペシャリスト」とより難易度の高い「エキスパート」の2種類があります。

MOSの魅力は、資料作成やデータ分析など業務ですぐに活用できる実用的な知識とスキルが身に付くことです。

マイクロソフトオフィス製品は世界中で幅広く使われています。今やどの分野の仕事でもPCスキルを求められる時代ですから、PCスキルを客観的に判断する材料としてMOSを取得しておくことは決して損にはならないでしょう。

【出典】MOS公式サイト「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」

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4.3. 情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)によって実施されている国家試験です。この名称は総称(試験制度の名称)であり、実際の資格試験は内容・レベルごとに全部で12種類あります(「情報処理安全確保支援士試験」を含めると13種類)。

IT業界が未経験の場合は、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」から挑戦するのがおすすめです。ITエンジニアとして働く場合、さらに専門性の高い資格を取得すると良いでしょう。

【出典】IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験」

4.4. G検定

G検定とは、AIやディープラーニングの技術を活⽤するためのリテラシーを認定する検定試験です。「AIで何ができて、何ができないのか」「どこにAIを活用すればよいか」「AIを活用するためには何が必要か」といったことが理解できます。

AI活用が広がる中で、適切な活用方法を見出せる力を身につけられることは大きなメリットでしょう。なお、AIの開発者向けには同協会の「E資格」という資格もあります。

【出典】一般社団法人日本ディープラーニング協会「G検定とは」

4.5. 統計検定

データを扱う際に役立つ資格の代表格が統計検定です。統計検定では、データの分析に欠かせない統計学の知識を認定します。

統計知識はデータサイエンティスト、アナリスト、ITエンジニア、経営者、マーケター、営業マンなど、さまざまな職種、そして業務分野で土台を形づくるものです。

4級〜1級の試験に加え、調査士系やデータサイエンス系など計10種類の試験があるため、自身のレベルや目指す分野に合わせて挑戦してみましょう。

【出典】統計検定:Japan Statistical Society Certificate

4.6. Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、Webサイト制作におけるデザイン能力・Webページのコーディング能力を認定する試験です。Web関連の試験は多くありますが、その中でも総合的な内容が出題される試験だと言えるでしょう。

Web制作関連の仕事は在宅でできるものも多く、プライベートと両立しやすい仕事として近年人気を集めています。在宅で稼げるスキルを身につける足掛かりとしてもおすすめです。

【出典】資格検定のサーティファイ「Webクリエイター能力認定試験」

4.7. クラウドサービス関連の資格

クラウドサービス関連の資格としては、「3大クラウドサービス」と言われる「Amazon Web Services(AWS)」「 Microsoft Azure」「Google Cloud Platform(GCP)」の認定資格がおすすめです。

これらのクラウドサービスは世界中でサービスや開発の基盤として使われており、それを扱うスキルの需要は高いです。

【出典】AWS「AWS 認定 - AWS クラウドコンピューティング認定プログラム」
【出典】Microsoft Learn「専門的および技術的な資格証明と認定」
【出典】Google Cloud 認定資格

4.8. ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(FP)は税金や年金、保険などお金に関わる専門知識を証明する資格です。

国家資格の「FP技能士」と民間資格の「AFP」「CFP」がありますが、「FP技能士」は一度取得すると生涯有効になるのでおすすめです。また、2級FP技能検定はAFP試験も兼ね備えているため、2級FP技能検定に合格し日本FP協会に登録すれば同時にAFPも取得できます。

FPを取得するメリットは、税金から住宅ローン、相続、資産運用まであらゆる面からお金のことが学べることです。

これらの知識は金融業界だけでなく、不動産、保険、住宅メーカーなど幅広い分野で活かすことができます。また、自身の家計やライフプランにも役立ちます。

【出典】日本FP協会「ファイナンシャル・プランナー(FP)とは」

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5. 社会人が勉強を始められない・続かない理由は?

ここまで、社会人が勉強をする重要性やおすすめのジャンル・資格などを紹介してきましたが、「なかなか勉強を始められない」「勉強しようと思っても続かない」という社会人も実は多いです。その理由としては、以下のようなものが挙げられます。

5.1. 仕事が忙しくて時間が取れない

「日々の仕事が忙しく、勉強時間が確保できない」「いつ勉強したら良いのかわからない」というのは、勉強を始められない人の大きな理由の一つです。

例えば、定時で帰れる職場だとしても、帰宅してから家事や育児に追われて勉強時間を確保するのが難しいという人もいるでしょう。また、体力・精神的に勉強に本腰を入れる余裕がないという人もいるかもしれません。

5.2. 何から始めればいいのかわからない

勉強したいという意思はあるものの何から始めれば良いかわからないという方もいます。そうした人は、勉強の目的を見出だせていないのかもしれません。

学生時代は、目的意識が薄くても学校に行けば勉強できますが、社会人になってからの勉強は、自らの意志でスキルを身につけようとする姿勢が必要です。

また、その目的に向けたプロセスについても自身で組み立てなければならない場合が多いです。

5.3. 仕事の評価に反映されないと感じる

社会人が勉強する大きな理由としては、やはり自身のキャリアに活きる知識やスキルを身につけることが挙げられますが、その成果が出ていなかったり、出なそうだと感じる場合、勉強へのモチベーションが上がりません

特に成果を正当に評価してもらえないと感じる環境に身を置いている人は、「勉強しても意味がないのではないか」と思ってしまうかもしれません。

高いモチベーションを持って勉強を続け、それによって得たものをきちんと評価してもらうには、環境を変えることを視野に入れるのもおすすめです。

5.4. 余暇の時間がとれない

社会人が勉強時間を捻出するためには、多少なりとも余暇の時間を減らす必要があります。趣味の時間や家族・友人と過ごす時間を勉強に充てるには、それなりの覚悟が必要です。

しかし、そうした余暇の時間が全くなくなってしまっては、勉強も長く続けにくいでしょう。バランスを意識して時間を使うことが大切になります。

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6. 社会人におすすめの勉強方法

ここでは、上記のような課題を踏まえて社会人におすすめの勉強のコツを3つご紹介します。働きながら勉強を継続するために、以下の方法をぜひ取り入れてみてください。

6.1. 目的・目標を明確化する

何をどのように勉強するかをイメージし、またモチベーションを保つためにも、まずは勉強する目的や目標を明確にしましょう

目的や目標が自覚できていないと勉強計画を立てることも難しくなり、日常生活における勉強の優先順位はどんどん低くなっていきます。目的や目標がしっかりと見えていれば、効率的な学習にもつながるでしょう。

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6.2. 無理のない範囲でスケジュールを組む

無理のないスケジューリングは、社会人が勉強を継続するための鉄則です。短期間で知識を詰め込むやり方もありますが、無理なやり方だと途中で息切れして、勉強自体が嫌になってしまう恐れがあります。

また、余裕がない計画では残業など想定外の出来事で勉強のスケジュールが崩れやすく、それを失敗のように感じてモチベーションが保てなくなってしまうかもしれません。

勉強習慣を身につけて細く長く勉強を続けていくことを目指し、無理のない余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。

6.3. 勉強時間や場所を決めておく

勉強時間や勉強場所をあらかじめ決めておくことも、勉強を継続するためにおすすめの方法です。時間をかけることも大切ですが、ダラダラと長時間やるよりもメリハリをつけ短時間で集中する方が効率的です。

「平日は○時間、休日は○時間」とあらかじめ時間を設定し、それ以上は勉強しないと割り切ることも必要でしょう。

また、「今日はどこで勉強しよう」と勉強する場所をその都度探すのは負担になり、勉強自体が億劫になりかねません。通勤電車も勉強するにはいい場所です。スケジューリングの際に勉強場所も決めておくと良いでしょう。

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7. 転職を視野に入れるのもおすすめ

勉強を目的として、また勉強をして得た知識やスキルを最大限に活かすために、転職を視野に入れるのもおすすめです。転職先の探し方には以下のような方法があります。

7.1. 求人サイトを活用する

求人サイトは、時間や場所を問わず気軽に自分のペースで転職活動を始めることができます。さまざまな求人情報を集めることができ、チャレンジできる仕事の範囲も広がります。

ただし、応募や日程調整などを基本的に求職者自身で進めていく必要があるため、最後まで自己管理がしっかり行えることが重要となります。

7.2. 転職エージェントを活用する

転職エージェントは、求職者が内定を獲得するためにさまざまなサービスを提供しています。希望条件を元に求人を紹介してくれるので、より自分に合った仕事を見つけやすいでしょう。

その他にも応募書類の添削や面接対策、日程調整などのサポートも行っています。

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8. まとめ

社会人として勉強を継続することは決して簡単なことではありませんが、費やした時間や労力のぶん、自分に返ってくるメリットも大きいものです。時間的な余裕や体力・気力がものをいう面もありますが、仕事を最優先に、負担にならない程度に継続していきましょう。

勉強する目的や目標を明確にして、勉強で知識を身につけて成長した未来の自分の姿を想像し、マイペースにコツコツ積み重ねていきましょう。

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