仕事のやりがいとは?具体例や見いだせない理由、見つけ方を解説

仕事の悩み・転職

仕事におけるやりがいとは、働くことで満足感や達成感を得られ、それが成果や報酬につながることです。1日の多くの時間を費やす仕事だからこそ、やりがいを感じながら前向きに働きたいと考える人は多いでしょう。

今回は、仕事の時間をより良い時間に変える「やりがい」について深掘りしていきます。そもそも仕事にやりがいは必要なのか、やりがいを見いだせない原因はどこにあるのか、やりがいを見いだすためにすべきことなどについて紹介していきます。

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1. 「やりがい」とはどういう意味?

そもそも「やりがい」とは、物事に対する充足感や手応えのことを指します。

仕事におけるやりがいは、働くことで満足感や達成感を得られ、結果として成果や報酬を受けられる状態のことです。

なお、やりがいの感じ方は価値観によって異なるため、顧客に感謝された時や、失敗した時の悔しさをバネにして成果を出した時など人それぞれだと言えるでしょう。

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2. 仕事にやりがいは必要?

イラスト:斉田直世 漫画の続きはこちら>

仕事において、「やりがい」を感じることは重要なのでしょうか。やりがいを見つけるメリットと、仕事でやりがいを見いだせなければどのような状態になるのかを解説します。

2.1. やりがいを見つけるメリット

仕事にやりがいを感じることができれば、満足感を抱きながら働けるので、高いパフォーマンスやより良い成果を期待できるでしょう。自分自身の可能性を広げて自己成長を促すきっかけにもなります。

また、やりがいを感じながら働くと不満が生まれにくく、仕事をポジティブに捉えることができる点もメリットです。

仕事で辛いことや落ち込むことがあっても、やりがいを感じられると、大変なことよりも達成感や満足感に意識が向くようになります。

2.2. やりがいがないままだとどうなる?

仕事におけるやりがいは必ずしも「なければならないもの」ではありません。やりがいを感じられずにいる人たちの中にも、仕事を滞りなくこなし、問題なく働いている人もたくさんいます。

実際、令和5年に厚生労働省が公表した資料によると、60歳未満の7割以上が「収入を得ること」を主な働く目的として挙げており、やりがいを最優先にしている人は決して多くありません。

しかし、仕事は1日の中で多くの時間を占める活動です。日々の充実感や幸福感を高め、より前向きに毎日を過ごすためには、やりがいの有無が重要な要素となるでしょう。

【出典】厚生労働省「第2-(1)-31図 男女別・年齢別の働く目的」

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3. 仕事でやりがいを見いだせない理由

誰でも今すぐにやりがいが見つかるとは限りませんし、「今の仕事ではやりがいなど見つかりそうにない」と思い悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、仕事でやりがいを見いだせない主な理由を5つ紹介します。

3.1. 仕事がマンネリ化している

「毎日ルーティン化された業務ばかりで変化がない」「長年同じ業務を担当している」など新鮮さに欠ける環境では、人によって「変化がなくて楽しくない」と感じ、やりがいを見いだすことが難しくなる可能性があります。

こういった場合は、他の部署へ異動願いを出す、もしくは転職を検討してやりがいを感じる仕事を見つける方法がおすすめです。

3.2. 適正な評価をされていないと感じている

自分が費やした時間や労力に対して適正な評価を受けられていないと感じると、仕事に対するやりがいも低下してしまいます。

たとえば、チームにおいて大きく貢献をしたにもかかわらず、同期が先に昇進したというような場合、上司や会社への疑問や不満を感じてしまい、仕事に対してやりがいを持ちにくくなることがあります。

仕事に対するモチベーション低下にも影響するため、今の環境が自分に合っているかを見極める必要があるでしょう。

3.3. 給与が仕事に見合っていない

給与は、仕事において最も明確な評価基準といっても過言ではありません。また、お金を得ることはモチベーションを保つ大きな要素となります。

そのため、業務量や背負っている責任に見合う給与がもらえていないのであれば、やりがいを見いだせなくなるのも無理はありません。

上司に給与交渉をしてみたり、転職してみたり、自分が納得のいく対価を得られる環境に身を置くことが重要です

3.4. 目標が曖昧で将来が見通せない

仕事をする上でのゴールや目標を見失っている可能性があります。

目指すものがあれば、それを達成するために努力できますが、目標が曖昧だとモチベーションが低下してしまうでしょう。

やりがいを感じられない方は、新たな目標設定をしてみると良いかもしれません。

3.5. キャリアアップできる環境が整っていない

会社の評価制度が自分に合っていなかったり、管理職のポストに空きがなかったりと環境が整っていないことが原因でやりがいを見いだせないケースもあります。

「努力をしても報われない」「管理職にはなれない」といったネガティブな感情を抱いてしまうと、仕事に対する熱意や意欲も低下してしまうでしょう。

もちろん、環境だけが原因とは限りませんが「キャリアアップしたいのにできない」と行き詰まっている方は、転職を視野に入れるのも一つの手かもしれません。

転職を検討する際は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。自分では気づきにくい強みや市場価値を客観的に整理してもらえるため、一人で転職活動を進めるよりも、成長につながる仕事に出会いやすくなる可能性があります。

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4. 仕事やりがいを感じる時

仕事のやりがいとはどのような時に感じるものなのでしょうか? 今まで意識していなかったことでも、あらためて思い返してみることで大きなやりがいを実感できるかもしれません。

4.1. 自分の仕事が認められた時

会社や上司から仕事ぶりを認めてもらえた時には、今までの努力や苦労が報われたような達成感や喜びに満たされ、やりがいを感じるきっかけとなります。

また、その評価が言葉だけではなく昇給や昇格など具体的な形として示されれば、モチベーションがより向上し、一層大きなやりがいを感じながら仕事に打ち込めるようになります。

仕事が認められたということは自分の存在意義も認められたことでもあるため、自分の確かな居場所を手に入れられたという安心感も同時に得られるでしょう。

4.2. 感謝の言葉をもらった時

仕事のやりがいは、人の役に立てた時にも感じることができます。

身近な同僚や上司、部下だけでなく、クライアントやお客様から「ありがとう」「〇〇さんのおかげだよ」といった感謝の言葉をもらえた時、自分のやってきたことは間違っていなかった、貢献できたのだという実感が湧いてくるはずです。

4.3. 目標を達成できた

何の目標もなく仕事をこなしているよりも、明確な目標を掲げ、それに向かう適度な緊張感の中で努力をしたほうが、やりがいを感じることができます。

目標が達成できれば自己肯定感も高まり、仕事に対する自信と新たな責任感も実感できるようになります。

4.4. 今まで自分が培ってきた経験やスキルを活かせた時

これまでの努力が報われた際に、達成感を得られるため、仕事に対してやりがいを感じやすくなります。

特に今まで培ってきた経験やスキルを活かして、人の役に立てたり、誰かに感謝される経験は、大きなやりがいにつながります。

「〇〇さんにお願いしたい」「〇〇さんがいたから~~できた」など自分の価値を提供できた場合に、やりがいを感じる人も多いでしょう。

4.5. 昔の自分と比べて成長できたと感じた時

「いつもより仕事が〇分早く終わった」「ミスが減った」など自分の成長に気づけた際にやりがいを感じる人もいます。

仕事をする上での成長は、「能力的な成長」と「精神的な成長」2つに分けられます。

能力的な成長は、タイピングの速さや提案力、事務処理能力などの向上が挙げられるでしょう。一方、精神的な成長は、継続して努力できるようになったり、自信がついたりします。

いずれにしても、過去の自分と比較した時に伸びていることを感じられれば、やりがいを得られる傾向にあります。

4.6. 努力に見合った給料・ボーナスをもらえた時

自分の努力や頑張りが正当に評価され給料やボーナスに反映されることは、非常に明確にやりがいにつながる要素です。生活を維持するための収入を得ることは大前提ですが、それだけでは人生における充実感や幸福感を十分に満たすまでには至りません。

趣味に投資したり好きな物を食べたりなど、頑張った分だけ自分にご褒美を与えられる報酬を得ることで、仕事のやりがいが大きくなっていきます。

給与や待遇面をより良くするには、実績を多く積んだり、今よりも待遇の良い企業へキャリアアップ転職したりするのがおすすめです。

4.7. 尊敬できる上司や先輩がいる時

仕事をするうえで、自分のロールモデルとなるような尊敬できる上司や先輩がいると、仕事のモチベーションを保ちやすくなります。

ただ指示を出すだけでなく、チームを引っ張る力や仕事への誠実さなど、「自分もこうなりたい」と思える理想的な人物が身近にいることで、前向きな気持ちで日々の業務に取り組めるようになります。

4.8. 社会貢献の度合いが高い仕事ができた時

自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できた際、やりがいを感じやすくなります。特に、社会全体にとってプラスになるような仕事に関われた場合は、「自分の働きが世の中に良い影響を与えている」という実感が得られます。

例えば、医療や福祉、教育、インフラなどの分野はもちろん、誰かの困りごとを解決したり、安心を届けたりするサービスに関わることも、社会貢献の一つです

仕事に裁量権が与えられ、自分の判断で業務を進められる環境では、自然と責任感や主体性が育まれます。また、裁量権を与えられることは「認められている」という自信にもつながるため、モチベーションの維持にもつながります。

任された仕事が成功すれば自分の成長を実感しやすくなり、やりがいを感じられるようになります。さらに、新たなことへの挑戦意欲も生まれやすくなるでしょう。

5. 仕事のやりがいを見つける方法

では、実際に仕事のやりがいを見つけるためにはどうしたら良いのでしょうか? すぐに試せる7つの方法を紹介します。

5.1. 自分の強みを探す

自分の強みを認識することで、それを活かした仕事のやり方がわかるようになり、より良い結果や周囲からの高評価が得られるようになります。

「〇〇の分野は●●さんだよね」
「〇〇をやらせたら●●さんが1番」

などと周囲に印象づけができれば頼られたり感謝されたりする機会が増え、やりがいにつながっていくでしょう。

転職時にもこのような自分の強みを知る自己分析は重要です。自分は何ができるのか、どういったことが得意なのかを知ることで、自分に合う企業を見つけたり、面接時のアピールがしやすくなったりします。

5.2. 日々のノルマ・目標を定める

毎日自分の中でノルマを設定すると、「そのノルマを達成したい」という意欲が自然に湧いてくるものです。

たとえ小さなノルマでも、一つずつクリア成功体験を積み重ねることで、徐々にやりがいを感じられるようになる場合もあります。周囲に公言する必要はないので、自分の中で毎日ノルマを設定してみましょう。

5.3. 主体的に行動してみる

受け身の姿勢から少し視点を変え、自分なりの工夫を取り入れてみることで、今まで気づかなかったやりがいに気付くことができるかもしれません。

仕事のやりがいとは、目の前の業務に自分なりの小さな目標を設定したり、進め方を改善したりする中で見えてくることもあります。仕事を与えられるのを待つだけでなく、自分から物事を動かしていこうという積極性を少しずつ意識してみましょう。

5.4. 嬉しいと感じたことを思い出してみる

自分の仕事が認められた経験を思い出すことが大切です。顧客や職場の人、取引先などから感謝の言葉をもらった時に大きなやりがいを感じる人は多いのではないでしょうか。

また売上や契約件数などの目標を達成し、成果を上げられた時もやりがいを感じる瞬間だと言えます。

このような成功体験や嬉しいと思ったことを紙に書き出して、自分がどのような時にやりがいを感じるのか言語化してみると良いかもしれません。

5.5. 目指したい人を見つける

仕事に対して、やりがいを見いだすために目標となる人や尊敬できる相手を見つけることも大切です

目標やゴールを「人」に設定することで、自分の将来像をイメージしやすくなります。直感的に「すごい」「かっこいい」と思える人や、自分が求めているスキルや能力を持っている人を見つけてみましょう。

また、目指したい人は1人に絞らず、複数人の良い部分だけをピックアップするのもおすすめです。自分の年齢やレベルが上がるにつれて、定期的に目標となる人を見直しましょう。

5.6. 部署異動を希望してみる

どうしても今の部署でやりがいを見いだせない方は、部署異動を希望してみるのも一つの手段です。これまでとは異なる業務に従事することで、仕事にやりがいを感じられる可能性もあります。

異動を希望する場合は、まず上司に相談し、会社の規定に沿って異動願いなどを提出します。ただし、部署異動は会社が決定するものであり、必ずしも希望が通るわけではないことを理解しておきましょう。

5.7. 仕事以外にも目を向けてみる

仕事にやりがいを感じられない場合は、ほかのことに目を向けてみるのもいいでしょう。

仕事は仕事と割り切って、プライベートを充実させると、日々の生活にメリハリが出てモチベーションアップにつながる可能性があります。

家族やパートナー、友人との時間を大切にしたり、心から楽しいと思える趣味を見つけてみたりすると充実感を得られるでしょう。

また、就業規則を遵守したうえで副業をはじめてみると、スキルや年収の向上にも期待できます。仕事が中心の生活を送っている人は視野を広げることで、新たな発見や気づきがあるかもしれません。

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6. 仕事にやりがいを感じないなら転職という選択肢も

自分なりに工夫や努力はしたものの、どうしてもやりがいが感じられないという場合は、転職して仕事自体を変えるのも一つの手段です。心機一転、新たな環境に身を置くことで、今まで知らなかった自分の一面を知ることができるかもしれません。

ただし、感情に任せて勢いで転職を決めてしまうのは危険です。「自分は仕事のどんなことにやりがいを感じるのか」が明確になっていないと、職場を変えてもまたやりがいを見いだせない毎日を送ることになってしまいます。

そのため転職は、下記の3点がはっきりとした時点で決断するといいでしょう。

  • 自分にとっての仕事のやりがいを理解している
  • 今の環境で自分ができることはやり尽くした
  • 今の会社では自分にとってのやりがいは手に入らない

もしも判断が難しい場合は、『仕事どうする?!診断』を活用してみるのも良い方法です。

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また、転職の際は転職エージェントを活用することで、職場選びのサポートから困った時のフォローまで、親身に寄り添ってもらえます。効率的に仕事を見つけたいという場合には、ぜひ有効活用してみましょう。

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7. まとめ

仕事はお金を稼ぐ手段であり、やりがいは不要であるという考え方もあります。しかし、1日の大半を占める仕事にやりがいを感じられれば、日々の充実感や楽しさが増す可能性は高いでしょう。

仕事のやりがいは十人十色です。誰にも当てはまるような正解はないため、あなたのやりがいはあなた自身の手で見つける必要があります。

誰かから仕事を与えられるのを待つだけでなく、自分から行動してみることも大切です。ぜひこの機会に自分と向き合い、あなたならではの仕事のやりがいを手に入れてみてください。

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