「仕事に飽きた」と感じる理由は?キャリアアップの方法や転職先の見つけ方

「仕事に飽きた」と感じる理由は?キャリアアップの方法や転職先の見つけ方

「仕事に飽きた」と感じてしまったとき、やりがいを感じていた仕事が急につまらなく思えてくることがあります。それは仕事の質や適性ではなく、その仕事に慣れたことが原因といえます。「飽きた」という感情をポジティブに転換しましょう。(Misa)

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1.仕事に飽きたと感じるとき

人間は緊張感やプレッシャーなどのストレスがなくなると、ストレス=刺激がない状態が逆にストレスとなって「飽きた」と感じる場合があります。

就職してから5年、10年経つ頃にはすっかり仕事内容を熟知してしまい、新たな発見や吸収できる知識がなくなることも原因のひとつといえます。

業務効率を高めるルーティン化では、作業手順を標準化し、シンプルにしていくのが一般的です。つまり、誰もがわかりやすい状態まで整えた作業ともなれば、繰り返すうちに飽きがくるのは当然とも考えられます。

むしろ、飽きたと感じられるようになったのは、その仕事に慣れた証拠なのです。余裕をもって仕事をこなせるスキルが身についたと考えてもよいでしょう。

もちろん、客観的に見て独力で求められる水準の成果が出せるようになっていることが前提です。自分ではできているつもりでも、実際には仕事のクオリティが不足している場合もあります。

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2.仕事に飽きた時の対処法

仕事に飽きたときには、どのように対処すればいいのでしょうか。

まずはすぐにできることを実践してみて、それでもモチベーションが上がらないのであれば、次の行動を起こす必要があります。

改めて行動することでキャリアアップのきっかけにもなります。

2.1.目的意識を持つ

業務に新鮮さがなくなり、新しく覚えることも少なくなった時に明確な目的意識を持つことは一つの方法です。

目的意識を持って仕事に取り組むことでやるべきタスクが可視化され、「仕事に飽きた」「つまらない」という感情を解消できるかもしれません。

また、目的を設定する際に改めて、今の仕事の取り組み方や仕事に就いた時のモチベーションなど、初心を振り返ってみると新たに着手できる仕事が見つかる場合もあります。

2.2.業務範囲を変える

仕事が飽きてつまらないと感じる大きな要因は普段の仕事がルーティン化されることです。

同じ仕事や作業を繰り返すと飽きがくるのは、誰しも一度は経験することでしょう。

そんな時は普段の仕事の業務範囲を変えてみましょう。

例えば営業職の場合は、外回りのエリアを変更したり、仕事に必要な情報を改めて整えることです。

業務範囲を変えるだけでつまらないと感じていた業務以外の作業が発生し、今まで気づかなかったことに気付けるメリットもあります。

2.3.思い切って転職を考える

意識や業務を変えてみても、「気持ちに変化がない」「やる気が起きない」という場合は、思い切って転職を検討するのも1つの方法です。

「飽きた」という理由で転職を考えてもいいのか、不安になる方が多いかもしれませんが、これまで培ったキャリアを生かすことで、さらなる飛躍ができるかもしれません。

新たな環境で自分の力を試すチャンスととらえましょう。

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3.キャリアアップの方法と目標の探し方

十分なクオリティで業務を遂行でき、飽きるほどに慣れたのであれば、それはキャリアアップについて考える好機、きっかけともいえます。

キャリアアップをおおまかに分類すると、専門性の高いスペシャリストと、事業や業務全体を統括するマネジメント職の、2つの方向性があります。同じ職種でも、業界大手や専門特化した会社への転職で、より高度な業務に携われる場合もあります。

どのようなキャリアを望むかは、個人の価値観やライフプランによって異なってきます。もちろん、誰もがキャリアアップをめざさなければいけない、ということもありません。

キャリアアップをせずに、家庭生活や趣味に重点をおいたり、仕事以外の社会活動や副業をしたり、というワークライフバランスを選択する人も増えています。

自分なりの目標をすぐに見つけられない場合もあります。そういう場合は、自分と近い仕事をしている先輩や上司のキャリアパスを参考にすると、将来のイメージがわかりやすくなります。

また、自分の職種が業界内でどのように評価され、どのようなキャリアパスがあるのかなど、同じ職種に関する情報を集めてみるのも効果的です。

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4.キャリアアップにおすすめの資格

社会人1年目、3年目、5年目など20代の間は、人柄をみて働きながら仕事を覚えてもられば、というポテンシャル採用もありますが、30代以降で転職を考えている場合は、即戦力となる人材を求められる場合が多いです。

キャリアアップのためにも、資格を取得しておくと応募できる企業の幅も広がり、強みにもなります。

4.1.FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、税金、保険、年金などお金に関する幅広い知識と視野を活かして、ライフプラン設計や資産運用アドバイスなどを行うための資格です。

金融業界、不動産業界などでお金の専門家を目指す方におすすめの資格です。

4.2.行政書士

行政書士とは、官公庁に提出する書類や権利義務・事実証明に関する書類を他人から依頼を受けて代理作成できる国家資格です。

法律の知識が必要不可欠なので、行政書士の資格を持っているとさまざまな業種で活躍できます。

独立・開業を考えている人にもおすすめです。

4.3.簿記

簿記とは、経理・会計の知識を持っていることを証明できる資格です。

会社の規模に関わらず経理は企業にとって欠かせない業務です。

経理の仕事に就きたいと思っている方は、簿記の資格を持っているとより良い条件の転職先を見つけやすいです。

4.4.宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建士)は不動産取引の知識を認定する国家資格です。

不動産売買や賃貸物件の紹介の際に行う重要事項の説明など、この資格を持っていないとできない業務が多くあります。

そのため、不動産関係の仕事に就きたいと思っている方は、宅建士の資格を取得しておきましょう。

4.5.社会保険労務士

社会保険労務士(社労士)は、労働法や社会保険など人事・労務に詳しいプロフェッショナルと認める、社会保険労務士法に基づく国家資格です。

社労士は、採用から退職に関する書類作成や就業規則の作成、年金相談に応じるなど、業務の内容は広範囲にわたります。

5.キャリアアップできる転職先の見つけ方

これまでのキャリアや取得した資格を生かして転職すれば、さらなるキャリアアップが可能です。

年収や勤務形態に満足できるだけでなく、30歳、40歳の方でも新しい環境で日々ワクワクしながら働けるかもしれません。

しかし、実際に働きながらの転職活動は大変です。自分の希望に合う転職先が本当に見つかるのか、不安に感じる方も多いでしょう。

そんな時は、就職活動で利用された方も多い「マイナビ」を運営する株式会社マイナビの転職エージェントサービス「マイナビエージェント」がおすすめです。職種や業界に特化したアドバイザーが無料で転職候補先選びや書類・面接対策などを行ってくれますので、ぜひご活用をご検討ください。

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6.「仕事に飽きた」をキャリアアップにつなげよう

「仕事に飽きた」をネガティブな感情に留めず、キャリアアップに踏み出すチャンスに変えていきましょう。

キャリアアップを望まない場合は、余裕をもって仕事ができると考え、余力を仕事のクオリティを向上させる工夫や、ワークライフバランスを充実させる方向にいかすこともできます。

ただし、単純に「飽きた」だけの理由で転職しようとすると、「仕事に飽きた」は再現率が高いので、次の仕事にも飽きてしまう可能性があります。

新鮮な気持ちで取り組める別の業界、職種に転職しても、どんな仕事でもいつかは慣れる日が来ます。漠然とした転職活動では、飽きずに続けられる仕事にめぐり合うのは難しいでしょう。

自分なりに慣れても飽きずに取り組める、仕事との向き合い方を見つけることをおすすめいたします。

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原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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