「やらなければいけないのはわかっているけれど、やる気がでない...」。ビジネスパーソンなら誰もが一度はこのような感情を抱いたことがあるかと思います。
やる気がでない状態で仕事に向き合うのは辛いことです。そんな時、どのように対処すれば良いのでしょうか。
今回は、仕事のやる気がでない原因やその対処法について解説します。
【関連記事】「20代で仕事にやる気が出ないときの対処法|モチベーションを上げるには」
【関連記事】「30代で仕事にやる気が出ないときの対処法|避けるべきNG行動とは?」
「仕事辞めたい、会社がつらい」...悩んでいる方へ
\無料・登録不要/
『仕事どうする!? 診断』を受ける >
1.仕事のやる気がでない原因
仕事のやる気がでない原因は人により異なり、環境や状況によっても左右されます。ここでは仕事のやる気がでない理由として考えられるものを紹介していきます。
1.1.在宅勤務による気の緩み
上司や同僚などの目がない在宅勤務では、自分でスケジュール管理をしっかり行っていないとつい気が緩みがちです。
出勤すれば自然に進められる仕事も、在宅勤務では手を抜いてサボることができてしまいます。
【関連記事】「【仕事めんどくさい】めんどくさく感じる主な理由と原因別の改善方法を解説」
【関連記事】「仕事をサボりたくなる原因は? サボりたくなった時の対処法・注意点を解説」
1.2.人間関係や職場環境
不安定な人間関係や職場環境はネガティブな精神状態を生み出し、仕事のやる気がでない要因となります。たとえ兼ねてから希望していた仕事に就けたとしても、一緒に働く仲間や取り巻く環境に問題があれば、やる気は次第に削がれてしまいます。
【関連記事】「職場の人間関係で悩んでいる方へ--対処方法や無理な場合の転職について」
1.3.仕事による疲れがとれない
ハードな業務を抱えていたり長時間労働が続いていたりすると、日々の疲労を解消することができず、仕事へのやる気が失われてしまいます。理性では「ちゃんと仕事をしなければ」と思っていても、自分に鞭を打ちながら毎日を過ごしていれば、自分自身を守るために本能が仕事を拒否するようになります。
【関連記事】「【仕事に疲れた】コロナに負けない対処法--まず疲れの原因から考えてみよう」
【関連記事】「【仕事頑張れない】頑張れない理由と対策、気持ちを切り替え成果を出す方法」
1.4.正当な評価が得られていないと感じている
「自分の成果が評価に反映されていないのでは」と感じる状態では、仕事にやる気がでないのも無理はありません。コツコツ地道な努力を重ね成果を出していることを理解してもらえる環境がないとモチベーションが失われてしまいます。
【関連記事】「仕事にやりがいは必要?やりがいを持つメリットや見つけ方について」
【関連記事】「【仕事で理不尽な思い】職場で理不尽さを感じた場合の対処法」
1.5.現在の仕事に対してやりがいや魅力を感じない
仕事自体にやりがいや魅力を感じられず「辞めたい」という気持ちがあると、やる気を維持することが難しいです。やりがいがあると思って始めた仕事でも、「やってみたらそうでもなかった」と感じてしまうようなケースもあるかもしれません。
【関連記事】「【仕事つまらない】つまらないと感じる原因と対策|デメリットやNG行動も解説」
【関連記事】「仕事に飽きたと感じるのは成長の証? キャリアアップの方法や探し方」
【関連記事】「【仕事が暇すぎる】ストレスで辞めたい...時間を有意義なものに変える方法」
1.6.プライベートで悩みがある
仕事とは関係のないプライベートの悩みから、仕事のやる気が削がれるケースもあります。悩みはメンタルを消耗させ、気力を奪う原因となります。
【関連記事】「【仕事嫌い】主な原因と気持ちを軽くする6つの方法、転職すべき場合も解説」
【関連記事】「【仕事どうでもいい】その思いの裏側にあるものは? 5つの主な原因と対処法」
1.7.コロナ禍や物価高による先行きの不透明感
コロナ禍や物価高の影響により先行きが不透明な状況が続いています。それにより、キャリアやプライベートの面で明確な目的や目標を持ちにくく、やる気がでないという方もいるでしょう。
【関連記事】「業績悪化は転職理由になる?|正しい伝え方とコロナ禍に言及する際の注意点」
今の仕事、会社がつらい...無料で相談できる転職エージェント「マイナビエージェント」に相談してみる。
2.モチベーションUPの方法
仕事のやる気がでない状況は誰でも陥り得るものですが、そんな時に大切なのは自分のモチベーションを上げるやり方を知っておくことです。ここではモチベーションUPにつながる方法について紹介します。
【関連記事】「仕事へのモチベーション、どうしてもやる気のない時はどうすればいい!?」
2.1.まずは自分なりの貢献ができないか考え努力してみる
まずは、自分が現在持っている経験や能力で、まわりの人たちに貢献できることがないか考えてみましょう。
- 自分の力でチームや会社に利益をもたらすために挑戦できることはないか
- 同僚や上司、クライアントなど、自分に関わる人たちのために役に立てることはないか
上記のような視点を持ってみると、自分の内側だけに向いていた意識が周囲に向けられるようになり、やる気が感じられるようになるかもしれません。
【関連記事】「【仕事興味ない】できる人は興味や関心を自分でコントロールしている!?」
2.2.休暇をとる
有給休暇を利用し、まとまった休暇を取るのもおすすめです。心身に疲れがたまっている状態ではポジティブな感情や考えは生まれず、仕事のやる気も起きないでしょう。休暇も仕事の一部であると認識し、心と身体を休めることに専念するのも大切です。
【関連記事】「「仕事は仕事」と割り切るのは良くない!? 割り切る事でストレス軽減も」
2.3.上司や同僚、身近な友達に相談してみる
身近な人に悩みを相談するのも、モチベーションUPのための有効な手段です。仕事のやる気がでないという状況は多くの人が味わったことがあるもの。上司や同僚、気心の知れた友達も例外ではありません。相談してみることで、自分では思いつかないモチベーションUPの方法が聞ける可能性があります。
【関連記事】「仕事を辞めたいと思ったら誰に相談すればいい?相談する相手や注意点を紹介」
2.4.キャリアプランを立ててみる
将来のキャリアビジョンを明確に持つこともモチベーションUPに効果的です。仕事のやる気がでないのは、今取り組むべき目標が理解できていないからかもしれません。将来の道筋=キャリアプランを描くことでモチベーションがUPし、やる気が湧いてくることもあります。
【関連記事】「【仕事の目標が思いつかない】主な原因と目標の見つけ方のコツを解説」
【関連記事】「20代の「何がしたいか分からない」と悩む方へ|向いている仕事の見つけ方」
2.5.趣味など好きなことをしてみる
思い切って一度仕事から離れ、プライベートの時間を充実させてみるのも一つの手段です。
仕事が忙しくてプライベートを楽しむ余裕がないと、「なんのために仕事をしているのか?」と疑問を出て仕事へのモチベーションが下がってしまいます。
かねてから興味を持っていたことに取り組んでみるなど、自分が「好き」と思えることに時間を使い、心からリラックスできる時間を過ごしてみましょう。気分転換し充実感を得られれば、気持ちを新たに仕事に打ち込めるかもしれません。
【関連記事】「上司の「仕事は適当でいい」の真意は!? 周囲の要望を正確に把握する重要性」
2.6.思い切って転職してみる
今の環境が合わないことでストレスを感じてやる気が出ないケースもあります。
自分の努力や工夫だけでは解消できない場合は転職して環境を変えるという方法も考えてみましょう。
あなたのやる気を最大限に引き出す仕事と出会えるかもしれません。
転職を考える場合は、自分だけでは見つけられない職種や企業を見つけやすくなるため転職エージェントを利用することをおすすめします。
「マイナビエージェント」では、業界・業種に特化した専任のアドバイザーが、転職を検討したきっかけや理想の働き方、条件などのヒアリングをもとに、あなただけの転職活動のロードマップを示してくれます。実際の転職活動でもキャリアドバイザーが全面的にサポートするため、自分に本当に合った職場や仕事に出会えるチャンスが広がります。
3.仕事のやる気がなくなる前にすぐにできること
仕事のやる気がでないときに役立つ方法をいくつか紹介しましたが、できることなら、やる気を失う前に何らかの対処をしたいものです。そのために、今日から以下の2つを意識して行動してみましょう。
3.1.ルーティンを変化させる
日々のルーティンに少し変化を加えてみましょう。事務作業など定型化された業務に対して変化を加えるのがおすすめです。段取りを変える、書類のフォーマットを変える、自分が好きなものや趣味について少しの時間考えてから作業を始める、作業が終わったら必ずコーヒーブレイクを取るなど、どんなことでもかまいません。その変化が刺激となり、やる気が削がれることを回避しやすくなります。
3.2.全てを完璧にこなそうとしない
完璧主義の人は仕事に過度のストレスを感じやすい傾向にあり、そのストレスが蓄積されることでやる気が失われるケースがあります。自分に高すぎる目標を課すことは避け、できることから一つひとつ、着実に仕事をこなすことを意識しましょう。
3.3.時間や目標を意識して行動する
「いつまでにこれを終わらせる」といった目標を決めて取り組むことで、モチベーションを切らさずに作業を進めやすくなります。
目標を決めないとダラダラと作業をしてしまい、結果的に納期や期限に間に合わないという悪循環に陥りやすいです。
また、集中して行えばすぐに終わる作業も、モチベーションが下がっていることで作業効率が悪く余計な時間がかかってしまいます。
スケジュール管理を徹底して、適度に休憩を入れつつ効率良く作業しましょう。
3.4.身体を動かしてリフレッシュする
長時間パソコンに向かってじっとしていると、考えが煮詰まり効率が悪くなりやすいです。
定期的に立ち上がって身体を動かすことで心と身体をリフレッシュし、思考もクリアにしましょう。
仕事中の軽いリフレッシュだけでなく、業務開始前や休日に散歩やスポーツを楽しんで気分転換することも大切です。
また、仕事・休憩・スポーツなど趣味の時間をルーティン化して生活リズムを整えれば、仕事をする時間に集中しやすくなります。
転職を考え始めたら
まずはプロにご相談ください
マイナビエージェントについて詳しく知る >
4.まとめ
仕事のやる気がでない状態は誰にでも当たり前に起こり得るものです。「自分はダメな人間だ」と落ち込む必要などまったくありません。
大切なのは、やる気がでない状態に陥る前に対策を講じておくこと、そして、やる気がなくなった時の自分なりの対処法をいくつか持っておくことです。
本記事を参考に、ぜひあなたオリジナルのやる気対策を見つけてみましょう。
\転職するか迷っていてもOK/
マイナビエージェントに無料登録して
転職サポートを受ける