「仕事は仕事」と割り切るのは良くない!? 割り切る事でストレス軽減も

「仕事は仕事」と割り切るのは良くない!? 割り切る事でストレス軽減も

仕事に真摯に向き合う姿勢は大切ですが、「仕事だから」と割り切ることはネガティブなことでしょうか。割り切ることが良い結果につながる場合もあります。仕事と割り切るメリットや仕事のプラスになる割り切り方を解説します。(Misa)

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1.「仕事は仕事」と割り切る事のメリット

仕事への情熱と成果は常に比例するとは限りません。熱意が空回りして冷静な判断ができなくなったり、周囲と温度差が生じたりするなど、仕事の質を下げる可能性もあります。

逆に、仕事に対して割り切って考える冷静さから生じるメリットもあります。

割り切る事の主なメリットは以下の通りです。

1.1.仕事と自分の適切な距離感を保てる

仕事と割り切ることで、ムダなこだわりや感情にとらわれずにすむ場合があります。個人的なこだわりや感情が合理的な判断の妨げになり、仕事の効率や成果に影響することもあります。

割り切ることで、仕事と自分自身の適切な距離感を保てる可能性があります。

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1.2.ワークライフバランスが向上する

仕事を持つ人が常に仕事を最優先しなければならないわけではありません。仕事は自分の一部に過ぎないと割り切ることで、仕事と仕事以外を並列で考えられるようになり、ワークライフバランスが向上する可能性が高まることもあります。

1.3.ストレスが軽減される

仕事の成果や周囲からの評価に過剰に反応したり、仕事量や人間関係で無理を重ねたりして、深刻なストレスにつながる場合があります。その場合は、仕事と個人は別のものと割り切るとストレスを軽減できます。

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2.仕事で割り切るべきポイント

仕事をする上で、割り切って考えるべきポイントについて解説します。

2.1.職場の人間関係

職場の人間関係は自分では選べず、相性がよくない人とでも協力して働かなければなりません。

しかし、仕事上のコミュニケーションが良好であれば、個人的に親しくなる必要はありません。仕事での協力関係と割り切っていたほうが適切な距離が保てる場合もあります。

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2.2.仕事のクオリティ

仕事の品質や成果を高めようと意欲は大切ですが、スピード感や次工程との連携が重視される場合もあります。必要ない部分にこだわり過ぎて時間がかかるよりも、予定を前倒しできるほうが評価される場合もあります。

2.3.周囲からの評価

周囲からの評価に一喜一憂する必要はありません。たとえば、仕事上の注意を受けたら改善すればよいだけですし、厳しい指摘だったとしても、仕事に必要な内容以外は気にする必要はありません。

2.4.自己実現

仕事に自己実現や自身の存在意義を求める人がいます。それ自体は悪いことはありませんが、仕事で求められるのはビジネスにおける役割を果たすことです。自己実現が仕事の目的になってしまうとミスマッチが生じる場合もあります。

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3.割り切った場合の仕事へのスタンスは!?

割り切り方が分かった上で、以下のような心構えで仕事に臨むとよいでしょう。

3.1.仕事と自分自身との価値を同一視しない

仕事の達成感や、評価されることで、仕事の比重が大きくなっていくのは当然かもしれません。

しかし、どんなに比重が大きくなっても、仕事は自分自身の限られた一面であり、仕事と自分自身との価値を同一視するのは、生活やメンタルのバランスを崩す原因になります。

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3.2.割り切ったからといって責任を放棄したり手を抜いたりはしない

一方で、割り切ったからといって責任を放棄したり、手を抜いたりすることが許容されると考えるのも間違いです。

自分自身のすべてを仕事にあてる必要はありませんが、仕事の品質、モラル、コンプライアンスなどへの責任は変わりません。

3.3.適切な線引きをすれば良い

人間は産業ロボットではありませんので、仕事と自分自身とを割り切る線をどこかで引くのは必然です。

どこで割り切るべきかを適切に線引きして役割や責任を果たすのが、社会人が持つべきプロ意識といえるでしょう。

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原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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