「仕事ができる人になりたい」「どうすれば仕事ができる人になれるのだろう」と考えたことがある方もいるでしょう。しかし、仕事ができる人とは具体的にどのような人なのでしょうか?
一般的には、周囲から高い評価を得られる人のことを「仕事ができる人」と考えますが、その行動や考え方には共通点があります。本記事では仕事ができる人の特徴をまとめ、できる人になるためのポイントなどを解説します。
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1. 仕事ができる人とは?
社会人であれば、「仕事ができる人になりたい」と思う方も多いのではないでしょうか。一般的に、仕事ができる人とは仕事を遂行する上で周囲から高い評価を得られる人のことを指します。
ただし、「仕事ができる」と思われる要因は業績への評価だけではないことが多いです。仕事の成果に加え、業務への姿勢や職場での振る舞いなどから周囲の信頼を得ている点も仕事ができる人の特徴と言えます。
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2. 仕事ができる人の行動や考え方の特徴
では、どうすれば仕事ができる人になれるのでしょうか。そのヒントをつかむため、仕事ができる人の行動や考え方における具体的な特徴を見ていきましょう。
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2.1. 見た目に気を配っている
仕事ができる人の多くは、見た目に気を配っています。たとえば清潔感のあるきちんとした外見は相手によい印象を与え、逆に清潔感のない外見は相手に不快感を与えることもあるでしょう。
特に第一印象で見た目は重要で、身だしなみが整っている人は「丁寧に対応してくれるだろう」「真面目に仕事をしてくれそうだ」という印象を相手に抱かせやすくなります。具体的には、以下のような特徴が挙げられます。
- TPO(時間・場所・場合)に合った服装や着こなし
- 服や持ち物にシワや汚れがない
- 髪型が整っている
- 姿勢が良い
- 表情や顔つきが良い
- 身の回りを整理整頓できている
2.2. ポジティブで冷静な考え方を持っている
仕事ができる人は、「あの人と一緒に仕事がしたい」「あの人とは安心して仕事ができる」と思ってもらいやすい人でもあります。そこには、スキルだけでなく仕事への考え方も影響しています。
また、ポジティブかつ冷静に仕事と向き合えればスキルアップもしやすくなります。何か上手くいかないことがあったり、未経験のことにチャレンジしたりするときも、モチベーションを維持しながら的確に対処できるのです。
- 真面目で誠実
- 前向きで明るい
- さっぱりしていて小さなことにこだわらない
- 失敗から学び、次に活かす
- 先入観にとらわれず柔軟に対応する
- 感情的にならない
2.3. 自分の立ち位置や役割を理解している
目の前のタスクだけでなく、事業やプロジェクトの全体像を把握して自分の立ち位置や役割を理解しているのも仕事ができる人の特徴です。自分に求められていること、自分がやるべきことがわかっているからこそ的確に仕事ができます。
- 事業やプロジェクトを俯瞰(ふかん)している
- 担当する業務と前後のプロセスを理解している
- 現状と目標の差を意識している
- 他の人がやるべきことも理解している
2.4. 仕事への取り組み方を工夫している
仕事にどう取り組むかは非常に重要なポイントです。その人が行う仕事の質や効率性に直結する要素であるためです。仕事ができる人は、どうすれば質の高い仕事を効率よくできるかを考えて実践し、成果を挙げています。
- ゴールから逆算して計画を立てる
- タスクに優先順位を付ける
- 集中できる環境を整える
- すきま時間を有効活用する
- 論理的な思考や判断を意識する
- リスクを想定しておく
- 常に改善点がないか考える
2.5. コミュニケーションや協調性を大切にしている
ほとんどの仕事は、上司・後輩・取引先などさまざまな人と連携しなければ進められないため、コミュニケーション能力は重要です。また、適切な協力体制を築くことでビジネスも円滑になるでしょう。
仕事のできる人の周囲の人とのやり取りをみていると、以下にあげるような共通性があることに気づきます。
- 挨拶をきちんとする
- 相手の話をよく聞く
- 報告・連絡・相談(報連相)を徹底している
- メールなどのレスポンスが早い
- 相手への思いやり・気遣いを心がけている
- 感謝の気持ちを持ち、言葉で伝える
- 必要な時は他の人を頼る
- 社内外に積極的に人脈を作ろうとする
- 相手に伝わる話し方をする
2.6. 積極的にスキルアップをしている
仕事ができるということは、それだけのスキルがあるということです。より良い仕事をするために高いスキルを持つことも、仕事ができる人の重要な要素です。スキルを磨く機会を逃さず、積極的にスキルアップを図るのも特徴の1つと言えるでしょう。
- リサーチを徹底している
- 読書や資格取得、勉強会への参加に積極的
- 複数の情報源から常に最新の情報をキャッチアップしている
- 自分なりに情報の解釈や検証をする
- できることを増やす意欲がある
- わからないことは素直に聞く
- 周囲の意見やアドバイスを柔軟に受け入れる
2.7. 仕事とプライベートとでメリハリをつけている
仕事で疲れやストレスがたまるのは、ある意味仕方のないこととも言えます。任せられる仕事が大きくなるほど疲れやストレスが大きくなりがちですし、プレッシャーや想定外のトラブルなどでそれが増大することもあるでしょう。
こうした中でも仕事のパフォーマンスを維持するためには、疲れやストレスをしっかりと癒すことが大切です。仕事ができる人は、オンとオフを明確にしてメリハリのある生活を送っている傾向があります。
- ワークライフバランスを意識している
- 趣味や遊びを楽しむ時間がある
- オフの時間は業務からきっぱり離れる
- 睡眠・休息を十分にとる
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3. 仕事ができる人になるためには
仕事ができる人のおおよその特徴やイメージはつかめたのではないでしょうか。それでは自分が仕事ができる人になるためには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、そのポイントを簡単に解説します。
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3.1. 仕事ができる人の真似をしてみる
自分も仕事ができる人になるためには、実際に仕事ができる人を参考にするのが一番の近道で効率的です。上記で解説した特徴はもちろん、周囲に仕事ができる人がいるなら、その人の行動や考え方を参考にしてみましょう。
たとえば、仕事ができる人の口癖は「ありがとうございます」「○○さんのおかげです」「できます」「やります」などポジティブなことが多いと言われます。こうした周りから見てもすぐわかるような特徴から真似してみるのも良いでしょう。
また、仕事に対する考え方など内面的な部分については、その人に直接聞いてみるのもおすすめです。真似を続けていくうちに、自分自身の力になることでしょう。
3.2. 能動的に仕事をする
当事者意識を持って能動的に仕事に取り組むことは、仕事ができるようになるための大前提です。受け身の姿勢では、上記で解説したような行動・考え方は実践できません。
まずは自分の仕事に真摯(しんし)に向き合い、担当する業務は自分の責任において行うものだという意識を持ちましょう。責任感を持つことで仕事への向上心もさらに高まるでしょう。
「仕事に対するモチベーションが高い」「新しいことを吸収する意欲がある」といった周囲からの評価にもつながります。
3.3. 自分の理想像を明確にする
「仕事ができる人」というのは抽象的な表現です。ここまで解説した内容は、男性・女性、若手・中堅・ベテランといった層、さらに役職や職種も問わない一般的に共通する内容ですが、実際には仕事内容などによって「仕事ができる」の定義が変わってくることも多いでしょう。
そのため、まずは自分が目指したい理想像を描き、目標を決めて行動しましょう。業務においてやるべきことをゴールから逆算して考えるのと同じように、理想像に対して足りない部分を補うようにするのが効果的です。
3.4. 自分に合う仕事をする
仕事ができる人になるために努力することは大切ですが、人にはどうしても向き不向きがあります。仕事ができる先輩を参考にして努力しても、続かなかったり身につかなかったりする場合は、今の仕事が自分に合っていない可能性もあります。
そのような場合、思い切って転職を考え、自分に合う仕事を探してみるのも一つの方法です。適性のある仕事なら自分の能力を発揮しやすくなるかもしれません。
また、人間関係などが原因でストレスを感じていて「辞めたい」という気持ちを持っているケースでも、仕事をする姿勢に影響が出てしまいます。仕事を続けることでストレスが溜まってしまう場合は、無理に続けずに転職を検討しましょう。
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4. 自分の現状を把握してできることから始めよう
「仕事ができる人になりたい」と考えている人の中には、今の自分は仕事ができているのかどうかわからないという人もいるでしょう。
すぐにできることとして、自分が「仕事ができる人」のように動けているか自問自答することが挙げられます。たとえば相手とコミュニケーションをとる際に「相手の話をきちんと聞けているか」「報連相ができているか」などを、自分自身に問いかけてみます。
できていないと思うことがあれば、それを改善することから始めましょう。後回しにせず、できることはすぐに実行に移すことも仕事ができる人の特徴と言えるかもしれません。
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5. 仕事ができる人は周囲にも良い影響を与える
ここまでは個人としての仕事ができる人に注目して解説してきましたが、仕事ができる人というのは周囲にも良い影響を与えます。
ビジネスの現場では、いろいろな能力や得意・不得意がある人たちが協力し合い、チームとして成果を出すことが求められます。こういった環境では、仕事ができる人の姿勢が適切なコミュニケーションや役割分担、またチームとしてのモチベーションの維持に役立ちます。
また、個人として仕事ができるだけでなく、チームとしての生産性アップに努めようとしたり、各人の能力を見極め、全員が気持ち良く仕事をしてもらうような環境を整えたりするのが、本当に仕事ができる人と言えるでしょう。
このような人が多いチームや企業は、組織としての成果も着実に伸ばしていけるでしょう。
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6. 転職で自分に合う仕事を探してみるのもおすすめ
先にも触れましたが、「仕事ができる人に憧れるけど思うようにいかない」と悩んでいる方は、今の仕事が自分にあっていない可能性があります。転職をして仕事を変えるのも1つの方法です。
6.1. 自分の才能を発揮できる仕事を探す
今の仕事が向いていないことが原因で、才能を発揮できていない場合もあります。
転職先を探す中で、自分のやりたいことや興味のあることを改めて考えてみましょう。自己分析をして自身の特性や仕事への適性を可視化するのが効果的です。
今の仕事では才能や能力を発揮できなくても、他に活躍できる仕事が見つかるかもしれません。
また、やりたいことや興味のあることならモチベーションが上がり、技術や知識を吸収してより早く一人前に仕事ができるようになるかもしれません。
6.2. 転職エージェントに相談してみる
自分に合う仕事を見つけたい方は、転職エージェントに相談してみましょう。
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7. まとめ
「仕事ができる人」になるためには、まず「仕事ができる人」とはどんな人か、自分でイメージしたり、理想像を把握したりすることが第一歩です。
そうして周りにいる「できる人」の真似をしたり、自分がそのように振る舞えているか自問自答し改善を繰り返したりすることによって、「仕事ができる人」になることができるでしょう。
また、自分ひとりが「仕事ができる人」になることだけに注力するだけでは、大きなことを成し遂げるには不十分です。上司・部下・取引先などに目を配り、チーム力をあげることも意識しましょう。率先してチーム力向上によって成果をあげていくことが、真の「仕事ができる人」につながります。
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