【仕事中にイライラする】イライラしない方法は? イライラが止まらない原因とデメリット

【仕事中にイライラする】イライラしない方法は? イライラが止まらない原因とデメリット

仕事中のイライラは、多くの方が経験していることと思います。人間誰しも完璧ではないので、仕事がうまくいかないときにイライラしてしまうことがあるのは仕方がないことかもしれません。しかし、社会人として生きていく上では、イライラにどう対処するかが重要になります。

なぜなら、イライラを顔に出すのは、社会人として避けるべき行動だからです。イライラしていることを表に出すということは、社会人としての未熟さをさらけ出していることと同じなのです。

さらに、仕事中のイライラを、家族にぶつけるのは、最も悪いパターンです。家族はイライラをぶつけるためにある存在ではなく、逆に自分にとって最も大切な存在ですから、家族にイライラをぶつけるのは本末転倒といえます。

とはいえ、イライラの原因や解決する方法がわからず、良くないことだとわかっていても、ついイライラをぶつけてしまうという方も多いでしょう。

そこで今回は、イライラする原因やデメリットを示し、最後にイライラへの対処法について解説します。イライラがたまってくる前に、ぜひ本記事で紹介する対処法を実践してみてください。

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1.仕事中にイライラする8つの原因

最初に、仕事中にイライラしてしまう主な原因について、以下を取り上げます。

  1. 高圧的な上司や、愚痴の多い同僚、仕事のできない後輩
  2. デスク周りが整理整頓されていない
  3. パソコンの調子が悪い
  4. 仕事量が多すぎる
  5. 思わぬミスやトラブルが重なった
  6. 周囲の人との価値観のズレ
  7. 能力が高くて、完璧主義
  8. 新型コロナウイルスの感染拡大

まずは自分がイライラしている原因を以下のように詳しく探ることで、自分を客観視することから始めましょう。

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(1)高圧的な上司や、愚痴の多い同僚、仕事のできない後輩

高圧的な上司、愚痴の多い同僚、仕事のできない後輩...。こうした人たちと一緒に仕事をしていると、イライラしてしまうことがあります。

上司が高圧的だと、正しいことを言われていると分かっていても、なんでそんな言われ方をしなければいけないのか、と言われたことについて納得することができず、反発心が沸き上がり、イライラしてしまいます。

また、愚痴の多い同僚も困ったものです。「人の陰口、言うな聞くな」というのは有名な歌謡曲のワンフレーズですが、陰口をはじめとした愚痴を言うことの愚かしさを、うまく表現しています。イライラしている同僚の愚痴を聞いているうちに、同じようにイライラしてしまうのは多くの人が経験していることでしょう。

さらに、いつまでたっても仕事を覚えられなくてミスを犯してしまう後輩、これもイライラする原因となります。なんでこんなことができないのか、という思いが強くなり、イライラしてしまうのです。

(2)デスク周りが整理整頓されていない

机の上や周りが雑然としている場合も、心が乱れてイライラの原因となります。物でごちゃごちゃしている中では、仕事になかなか集中できず、イライラしてしまいます。

また、心理的側面に加えて、「必要なものがすぐに見つからない」「作業スペースが狭くなる」といった物理的な面でもイライラの原因になり得ます。

(3)パソコンの調子が悪い

最近はパソコンの性能やネット環境が良くなってきたこともあり、パソコンの動作やネット接続が少しでも遅いと、イライラしてしまいがちです。

特に、期日が迫っている仕事中に、接続が不安定になったりフリーズしたりすると、焦りの気持ちからイライラは大きくなります。また、ファイルを開くまでに時間がかかると、その間は何も作業ができず仕事に遅れが生じるため、イライラが募ることになります。

(4)仕事量が多すぎる

仕事量が多すぎると、どれから手をつけていいか分からなくなったり、なかなか仕事の終わりが見通せなかったりして、イライラしたり、焦ったりしてしまうことも多いです。

また、期限までに間に合わない場合は、残業をしたり家に持ち帰ったりするなど、プライベートな時間を削る必要も出てきます。そうなると、ワークライフバランスが乱れて、「仕事を辞めたい」という気持ちが芽生える可能性もあります。

(5)思わぬミスやトラブルが重なった

仕事をしていればミスやトラブルはつきものですが、問題解決に時間がかかる場合は、仕事が遅れることへの焦りからどうしてもイライラしがちになります。

また、「どうしてあの時確認しなかったのだろう」「もう少しこうしていれば」など、後悔の気持ちを感じると、自己肯定感も下がってしまいます。

さらに、「もしも、また同じミスをしたらどうしよう」とミスを恐れて、イライラをため込んでしまうことも考えられます。

(6)周囲の人との価値観のズレ

周囲の人との価値観、特に仕事に関する価値観が違うことも、イライラしてしまう原因になることがあります。

例えば、残業するのが当たり前で上司が帰るまでは帰らないのが常識、といった価値観を周囲の人たちが持っているけれども、自分はワークライフバランスを重視している場合、残業していても身が入らず、周囲の人たちに対してイライラを募らせることになります。

(7)能力が高くて、完璧主義

能力が高く、完璧主義な人の場合、周囲の人たちの仕事ぶりが不完全に思えてイライラすることがあります。なぜ自分はできるのに、周囲の人たちはできないのかと、イライラしてしまうのです。

また、自分に課している目標や責任感から、自分に対してイライラを募らせるケースもあります。「本当はこうじゃない」「もっとできるはずだ」などと自分を責め、イライラしてしまうのです。

能力のある人の場合、自負心も大変強い場合が多いですから、社内の出世競争などでライバルに後れをとった状況になると、イライラすることもあるでしょう。

(8)社会情勢の変化

社会情勢の変化もイライラを生み出す要因の一つです。特に、2020年からの新型コロナウイルスの感染拡大は、仕事にも大きな影響を及ぼしました。

心理面では、飲み会ができなくなるなど、上司や同僚とのコミュニケーションの機会が減り、人間関係が希薄になることで、イライラするようになったという方もいます。

また、勤務する会社や店舗の業績が悪化して収入も減少し、さらにこの先もどうなるのか見通しが立たない、場合によっては、雇用にも影響を及ぼしかねない、そんな不安を抱えながら仕事をすることで、平常心を保てず、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。

このように、社会情勢の変化は、心理面、経済面で多くの人々に大きなマイナスの影響を与え、その結果、仕事中にイライラする原因ともなり得ます。

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2.仕事中イライラが態度に出てしまう人の特徴

仕事中、上司や同僚の言動や行動にストレスが溜まり、イライラが抑えられない・態度に出てしまうという人もいるかもしれません。

このように態度に出てしまう人は以下の特徴があります。

(1)真面目な性格の人

真面目な性格の人は、計画的に仕事を進めたり、最後までやり通すのが得意で、普段からしっかりルールを守ったり、常に意識高く生活できるタイプだと思います。

しかし、真面目な性格が故に、頼み事を断れず仕事量が増えてしまったり、深く悩みこんでしまう事が多いため、ストレスが溜まっていく原因に繋がります。

もっと楽観的になる事で、気持ちが軽くなり仕事がしやすくなるでしょう。

(2)完璧主義の人

完璧主義の人は、責任感が強く何事も完璧にこなしていくタイプだと思います。

普段からミスが少なく効率の良い作業を心がけているからこそ、仕事中に起こる些細なミスや同僚の言動・行動にイライラしやすいのかもしれません。

そのため、常に完璧を求めた生活は心身の疲れとなり、ストレスが溜まる原因に繋がります。

頑張り過ぎるのではなく、適度に頭を休めながら仕事をすることが大切です。

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3.イライラすることによる4つのデメリット

イライラしていいことはありません。冒頭でお話ししたように、そのことを一番よく分かっているのがイライラしている本人であることも多いです。イライラすることのデメリットは、以下のようなものがあります。

  1. 集中力や仕事への意欲が奪われる
  2. イライラを顔に出すと「未熟な人」と思われる
  3. 職場全体の雰囲気が悪くなる
  4. イライラがたまると、心身の健康に害を及ぼす

それぞれの詳細について見ていきます。

デメリット1.集中力や仕事への意欲が奪われる

イライラすることの最も大きなデメリットは、仕事への集中力や意欲が奪われてしまうことです。イライラの原因に注意が向きすぎてしまうことで、仕事そのもののやりがいや面白さといったものを見出せなくなるのです。

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デメリット2.イライラを顔に出すと「未熟な人」と思われる

イライラを表に出す人は、いくら仕事で成果を出す人であっても、周囲の人たちから心の中では敬遠されているものです。特に、管理職という周囲よりも強い立場にある人がイライラを表に出す場合は、部下へのパワハラになるケースも少なくありません。

また、管理職でなくても、イライラを表に出すことは、自分の感情をコントロールできない人とみなされることになりますから、仕事をする上での大きな支障となります。

デメリット3.職場全体の雰囲気が悪くなる

負の感情は周囲に伝染しやすく、一人でもイライラしている人がいると、職場全体の雰囲気が悪くなってしまうことがあります。

例えば、大きなプロジェクトを達成しようとチーム全体が前向きに頑張っていても、一人がイライラして「もう間に合わない」「きっと失敗する」などネガティブなことを口にすれば、チームの士気が下がってしまいます。

このように、イライラは自分だけでなく、周囲にも大きな影響を与えるということを理解しておかなければなりません。

デメリット4.イライラがたまると、心身の健康に害を及ぼす

ずっとイライラしてそれを解消するすべを持たない場合、胃腸の調子がおかしくなったり、暴飲暴食をしたりすることになる人も多く、心身の健康に害を及ぼすことになります。

また、うつ病などの精神的な病気に冒されてしまう危険性もあります。

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4.イライラを解決する6つの対処法

イライラすることや、それを表に出すことのデメリットは、分かっていただけたかと思います。イライラを解消して気持ちを落ち着かせるには、主に以下のような方法があります。

  1. 上司の『高圧的な態度』の原因を探る
  2. 他人と自分との違いを受け入れる
  3. 飲み物や食べ物、トイレで気分転換する
  4. デスク周りを片づける
  5. 意識を外側ではなく内側に向ける(瞑想する)
  6. 自分にも非がないか考えてみる

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(1)上司の『高圧的な態度』の原因を探る

高圧的な上司がイライラの原因の場合、なぜ上司が高圧的な態度に出てくるのか考えてみましょう。

まず考えられるのは、上司が求めていることと、自分がやるべきだと思っている仕事の内容にギャップがある場合です。上司に、「なぜ自分が求めていることを部下はやらないのか」という思いがあると、高圧的な態度に出られることがあります。

上司が自分に何を求めているのかを、上司の日ごろの言動などから探り、それが、自分が今まで思っているものと違う場合、仕事のやり方を修正してみてはいかがでしょうか。

また、上司の『高圧的な態度』の原因が、上司があなたを潜在的なライバルとみなしていることの場合もあります。

このケースは大変厄介ですが、「能ある鷹は爪を隠す」と考えて自分の能力をあまり高く見せないといった戦術や、「相手の懐に入る」という、上司の感情やプライベートな側面に自分を割り込ませるという戦術もあります。

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(2)他人と自分との違いを受け入れる

イライラする原因としてありがちなのが、能力が高い人が持ってしまいがちな、「なぜ自分ができるのに他の人はできないのか」という感情です。

確かに、自分が持っている能力を周囲の人がそれほど持っていない場合もあります。ただ、それは能力の一つであって、他の人は別の能力を持っているケースがほとんどです。それもそのはず、周囲の人は、育った環境も受けた教育も、自分とは異なるからです。

逆に、自分ができないことを、他の人はできるかもしれない...、と思ってみてください。そうすると新しい世界が広がります。自分と他人の違いを認めることで、イライラは自然と解消していくのです。

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(3)飲み物や食べ物、トイレで気分転換する

最もオーソドックスでかつ有効なイライラ解消法です。お茶やコーヒー、飴やチョコレートなどを摂取することは、イライラしている最中に最も効果的なイライラ解消法です。

さらに、水分を多く摂取することで、自然とトイレに行く回数も多くなることから、お茶やコーヒー、紅茶など水分を摂るのは一石二鳥ともいえます。

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(4)デスク周りを片づける

周囲が雑然としていると仕事に集中できずイライラする原因にもなりうることを述べました。デスク周りを片付けることは、集中力を回復するという効果のほかに、片付けるという行為自体が一旦仕事を離れてリフレッシュできる効果もあり、こちらも一石二鳥です。

片付けでリフレッシュし、さらに整理整頓された環境で仕事をすると、イライラも解消することでしょう。

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(5)意識を外側ではなく内側に向ける(瞑想する)

イライラの主な原因は、外的要因であることが多いです。したがって、そこから意識を離して、自らの内側と対話することもひとつの方法です。

例えば自分に向かって、「おい、君はなんでそんなにイライラしているのかい?」と問いかけてください。そうすると、内面の自分が原因を客観的に把握してくれることがあります。

また、「今日、仕事を終えたら何をしたいんだい?」とも問いかけてください。「そうだなぁ、好きなアイドルの歌でも聞くか」と内面の自分が答えてくれるかもしれません。

自らに問いかけ、それに答えるという作業を行うことで、意識は自然と外から内に向き、外から来たイライラの原因から意識が離れることで、自然とイライラも解消する場合があります。

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(6)自分にも非がないか考えてみる

イライラの原因の主なものとして、職場の人間関係があることを述べましたが、イライラしている原因がすべて周囲の人たちにあるのではなく、自分にあるのではないか、ということも考えてみましょう。

何でも他人のせいにすると、イライラは募ります。「自分にも非があるかもしれない」とイライラの原因が自分にもあるのではないかということを考慮にいれるだけで、イライラは少しやわらぐはずです。

さらに、その分析の結果、イライラの原因が自分にあると思った場合は、それを修正すればいいのです。

他人の行動を変えることはなかなか難しいですが、自分の行動を変えるのは簡単です。イライラの原因が少しでも自分にあると思った場合は、すぐにその原因を修正するようにしましょう。

【関連記事】「職場の人間関係で悩んでいる方へ--対処方法や無理な場合の転職について」

5.まとめ

以上、仕事でイライラする主な原因とデメリット、イライラを解消する方法を述べてきましたが、いかがでしょうか。

誰しも、イライラせず、楽しくやりがいを持って仕事をしたいと思っているはずですが、上記を読んでも、まだイライラを解消する方法はない、という方もいらっしゃるかと思います。

5-1.イライラがどうしてもおさまらない場合

仕事中のイライラがどうしてもおさまらなくて、もう仕事にならない。そんな思いに駆られた場合は、思い切って環境を変えるのもいいでしょう。

都心のごちゃごちゃした場所から緑の多い地区に転居してみる、デスクの上にお気に入りのアイテムを置いてみる、眠る枕を変えてみるなど、いろいろと試してみるのもいいかもしれません。

5-2.転職も一つの選択肢

仕事のイライラを解消するために環境を変える最も慎重を要する決断は、転職することでしょう。ひょっとしたら、今の職場よりももっと理不尽なことをいう上司がいるかもしれません。ただ、逆に自分の適性を見極めて、やりがいのある仕事を任せてくれるような職場かもしれません。

そんなときは、転職サイトでいきなり応募するよりも、今の仕事や将来の仕事の展望などについても相談に乗ってくれる転職エージェントを利用するほうがいいかもしれません。

イライラの解消法を教えてくれて転職をせずにすむかもしれませんし、逆にこれは、という素晴らしい転職先を一緒に探してくれるかもしれません。

転職エージェントは多々ありますが、就職活動で使った人も多いマイナビが運営する「マイナビエージェント」は、業界ごとの専任アドバイザーが、相談から職務経歴書の書き方などの書類対策から面接対策まで、行ってくれるので、イライラに悩んでいる方には、お勧めです。

ぜひ、仕事のイライラを解消して、皆さんが素晴らしい職場生活を送ることを祈っています。

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筆者プロフィール

石田哲也

福岡県出身。メーカーの経理部員、新聞記者、雑誌編集者などを経て、現在はWEBサイトの編集者・記者。 趣味は歴史小説を読むことで、特に戦国時代の場合、石田三成が豊臣家の忠臣と描かれているものを好む。
ただし、徳川家康も偉人と尊敬している。

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