社会人となり仕事をしながら勉強時間を確保するのはなかなか大変な事ですが、昨今の不透明な経済情勢ではビジネスパーソンとしてのスキルを磨き続けることがリスクヘッジになります。社会人が勉強すべき理由と勉強時間の作り方について解説します。(Misa)
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1.社会人の勉強時間はどれくらい?
社会人はどれぐらい勉強しているものでしょうか。以下で見ていきます。
1.1.社会人の勉強時間は1週間で7分?
2022年8月31日に総務省統計局が発表した令和3年社会生活基本調査(生活時間及び生活行動に関する結果)によると、有業者の「学習・自己啓発・訓練」は週全体で平均7分だったそうです(研修などの時間は除きます)。
すべての社会人が毎週7分ずつ勉強しているわけではなく、勉強している人とまったく勉強していない人との平均値ですから、あまりピンとこないかもしれないですね。
これには理由があり、勉強している人の勉強時間の平均は週全体で123分ですが、勉強していない0分の人が多く(約96%)、ほとんどを占めているため、勉強時間の平均が極端に少なくなっていたのです。
なお、過去1年間に何らかの勉強をしたという人は41.9%、すなわち社会人10人のうち4人は何らかの形で勉強をしてみたということがわかっています。
1.2.社会人が勉強する目的は?
勉強する目的としては「自分の教養を高めるため」と「現在の仕事に役立てるため」が上位に挙がっています。
パソコンなどの情報処理や、商業実務・ビジネス関係については、現在の仕事に役立てるためという理由の割合が高く、やはり、仕事で求められるスキルアップやキャリアアップをめざして勉強に取り組む人が多いようです。
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2.社会人が勉強すべき理由
「勉強は学生時代までで充分」と思っている人も多いと思いますが、社会人になってからのほうが自発的に勉強する意欲が高まったという人もいます。
2.1. 常に新しい知識の吸収が必要な職種が多い
ITエンジニアやマーケティング系職種などを中心に、常に新しい知識の吸収が必要となる職種は少なくありません。
経理や総務などの管理部門の仕事でも、法令や制度は変わっていきます。
2.2. スキルアップや資格取得によって人生の選択肢が広がる
また、スキルアップや資格取得によって人生の選択肢が広がる場合もあり、キャリアアップをめざすならどんな職種でも勉強は不可欠です。
2.3. 視野を広げたり、発想力・判断力を伸ばせたりできる
趣味や芸術などの仕事とは直接的に関係のない勉強でも、視野を広げたり、発想力、判断力を伸ばせたりといった非認知能力を高められることがあります。
話題が豊富になるなど、人間としての魅力を高められ、対人関係を築くスキルにつながる可能性もあります。
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3.社会人の勉強時間の作り方
何かのきっかけで一念発起して勉強を始める人は多いのですが、仕事が忙しくなって挫折してしまうなど、勉強を継続するのは難しいことです。
勉強を継続するポイントは3つあります。
3.1.生活のリズムを整え、勉強するルーティンをつくる
勉強時間を生活のリズムに組みこみ、夕食後や就寝前など一日のうちで必ず行う行動の前後に勉強時間としてセッティングすると勉強する習慣がつきやすくなります。
忙しくてまとまった勉強時間がとれない場合は、オンライン教材やアプリでスキマ時間を活用する方法もあります。
3.2.目的と具体的な目標、計画を設定する
何のために勉強するのか、何を達成するのかなど具体的な目標があると、勉強するモチベーションを維持しやすくなります。
3.3.無理しすぎず、息抜きするタイミングをつくる
根を詰めすぎると反動で勉強そのものが嫌になってしまうことがあります。継続するための息抜きも必要です。
どうしても気が進まない日は早めに切り上げたり、勉強時間を減らしたりするのもありです。継続することを優先しましょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。