リスキリング(社会人の学び直し)が奨励されていますが、社会人が勉強しないのはダメなことでしょうか。社会人が勉強しないとどうなるのか、勉強嫌いの人でも学びの習慣を身につけ、"勉強好き"になる方法を解説します。(Misa)
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1.勉強しない社会人はどうなる?
1.1.宿題や試験はなくなるが学び続ける必要
学校を卒業したら勉強は終わり、と思っている人もいるでしょう。
社会人になれば宿題や試験はなくなりますが、むしろ学びつづけることが重要になります。
知識やスキルを伸ばすことが、ビジネスパーソンとしての成長やキャリアを左右するからです。知識が広がることで視野が広くなり、問題解決能力の向上などの効果も期待できます。
また、周囲とのコミュニケーションや人間関係の構築にも役立ちます。
1.2.勉強している人より相対的に視野が狭くなる
では、社会人が勉強しないとどうなるのでしょう?
勉強しないと知識やスキルが不足しますし、勉強している人より相対的に視野が狭くなります。
その結果、高度な仕事に携わるチャンスを逃したり、大きな成果を上げることが難しくなったりします。
1.3.キャリアアップや成長なくして収入や待遇の向上はほぼない
最近では年功序列の昇給が担保される企業は減少していますので、キャリアアップや成長なくして収入や待遇の向上はほぼないと言ってもいいでしょう。
周囲が成長しているなかで自分だけ成長していなければ、相対的に人材としての価値は低下していきます。
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2.勉強嫌いの人が勉強を習慣化するには
社会人の勉強は、学生時代の試験勉強と違って特定の業務に紐づいていたり、範囲が限定されたりするなど、必要性が明確なことも多いです。
そのため、勉強嫌いの人でも自発的に取り組みやすい傾向がありますが、社会人としての学びの習慣を身につけることが大切です。
学びを習慣化する3つのポイントを紹介します。
2.1.小さなステップから始める
勉強を高いハードルと感じているなら、その感情を払しょくすることから始めましょう。
まずは、自分にとって無理なく実行できる目標を立てます。
例えば、1日10分とかテキスト1ページといった、楽にできる目標を設定することです。
時間や量は少なくてよいのですが、ただ机に向かうのではなく、理解や集中ができることが前提です。
そのうえで、一定期間、目標を達成したときのご褒美を用意するなどしてポジティブな感情を味わうと、勉強への抵抗感を減らせます。
2.2.自分なりに楽しめる方法を発見する
例えば、文字を読むのが好きな人もいれば苦手な人もいます。自分の興味や関心に合わせて、勉強の方法や内容を工夫すると続けやすくなります。
最近は動画やオーディオ、ゲーム仕立てのアプリなど、書籍やテキスト以外の教材が充実していますし、スク-ルやコミュニティに参加して人と交流しながら勉強する方法もあります。
2.3.勉強する時間をルーティン化する
ライフスタイルやリズムに合わせて勉強する時間や場所を決めると、三日坊主を予防しやすくなります。
例えば、朝起きてすぐ、通勤中、入浴前など、毎日必ずやる生活習慣の前後に勉強時間を設定して継続することで、勉強を自然な行動にできます。
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3.勉強すれば"勉強好き"になる!
3.1.社会人になってから勉強する習慣を身につける人も多い
学生時代に勉強嫌いだった人でも、社会人になってから自分の知識不足などを痛感して、勉強する習慣を身につけるケースは多いです。
勉強する目的や目標を明確にして効果を実感できると、継続するモチベーションになります。
資格試験などはわかりやすい例ですが、学んだことが日々の業務で役立つだけでも勉強してよかったと思えるはずです。
3.2.勉強すれば楽しさが分かる
また、勉強は楽しくないものと思っているかもしれませんが、知的好奇心が満たされたり、自分の世界が広がったりするのは楽しいことです。
学んだことを発信したり、同じ興味をもつ人と交流したりするのも有効です。
3.3.仕事のためでもあり自分のためでもある
勉強を仕事の延長として捉えると義務的になってしまいますが、仕事のためだけではなく、自分のための時間と考えることも大切です。
自分の価値観やライフスタイルを見直し、可能性を広げていくための時間です。学んだことだ土台となって、さらなる学びに活かせるようになります。
そうして学び続けることで、仕事の成長やキャリアだけでなく、人生をより豊かにできます。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。