転職1ヵ月で退職してもよい?リスクや再転職を成功させるポイントを徹底解説|求人・転職エージェント

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更新日:2024/11/19

転職全般

転職1ヵ月で退職してもよい?リスクや再転職を成功させるポイントを徹底解説

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この記事のまとめ

  • 条件の相違やハラスメントの横行、キャリアプランとのミスマッチなど、転職後1ヵ月で退職したいと思うようになる理由はさまざま。
  • 転職後1ヵ月で退職したいと思うようになったら状況を細かく分析し、退職が本当に適切な選択肢なのかを判断することが大切。
  • 転職後1ヵ月で再び転職するときは、再度失敗することを防ぐためにも早い段階で転職エージェントに相談するのがおすすめ。

無事に転職先が見つかって入社したものの、ミスマッチや条件の相違などの理由により働き始めてから1ヵ月で辞めたいと思うことがあるでしょう。このまま働き続けるか、再び転職するか悩んだときは、後悔しないためにもさまざまな要素を総合的に考慮して判断することが大切です。

そこでこの記事では、転職後1ヵ月で退職を考えたときにできること、再転職を成功させるポイントを解説します。自分では改善することが難しい問題を抱えているときには、転職後1ヵ月でも退職して再転職を検討したほうがよいでしょう。

目次

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転職してから1ヵ月は不安を感じやすい時期

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転職により新しい職場に入社してから1ヵ月目は、まだ仕事に慣れていないことも多く不安を感じやすい時期です。そのため、このまま働き続ける自信を失って退職したいと感じるケースもあります。転職してから1ヵ月で仕事を辞めたいと思うのは、特別なことではありません。

ただし、本当に退職したほうがよいかは状況によって異なります。辞めたいと思ったからといってすぐに退職するのではなく、状況をよく考えてどのように行動するか考えることが大切です。

転職して1ヵ月でも退職はできる

転職して1ヵ月であっても、退職することは可能です。民法第627条第1項で「雇用期間が定められていないときは、いつでも解約の申し入れができる」と定められていて、労働者はどのようなタイミングであっても自由に退職できます。

また雇用主から無理な引き留めにあった場合でも、退職の意思を申し入れた日から2週間が経過すると雇用契約は終了します。ただし、退職をしたとしても職場の上司や同僚との関係性がなくなるとは限りません。今後のキャリアのためにも、円満退職を目指すことをおすすめします。

転職してから1ヵ月で退職するリスク

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転職1ヵ月であっても退職はできます。しかし短期間での退職には、次の転職が不利になる、生活やキャリアなどさまざまな面で不利益を被る恐れがあるといったリスクに注意が必要です。

ここでは、転職1ヵ月で退職する3つのリスクを紹介します。どのようなリスクがあるのかを理解したうえで、本当に退職するか判断しましょう。

失業保険が受給できない

転職から1ヵ月での退職では、雇用保険(失業保険)の基本手当を受給できません。雇用保険を受給するには、「離職日までの2年間のうち、被保険者期間が通算12ヵ月以上」必要なためです。

退職してすぐに転職先が見つかるとは限りません。生活費を踏まえると、十分な預貯金がない場合には少なくとも12ヵ月以上は働き続けるのが無難でしょう。

なお、受給資格を満たしていても自己都合による退職では2ヵ月間の給付制限があります。新たな転職先が決まる前に退職する際には、特に注意しましょう。

スキルが身につきにくい

転職してから1ヵ月頃まではまだ仕事を覚える時期であり、スキルが身につく段階ではありません。今後、同職種に転職したとしても、経験者として扱ってもらうことは難しいでしょう。

また、短期間での退職を一度してしまうと、今後も同じことを繰り返しやすくなる傾向にあります。キャリアアップのためには、スキルや実績を積まなくてはいけないのが一般的です。スキルアップしてさまざまな仕事を担当したいと考えているのであれば、一定期間働き続けてスキルを習得する必要があります。

転職活動で不利になるケースがある

転職活動で不利に働く恐れがある点も、早期退職のリスクです。採用した人材が早期退職すると採用コストや教育コストが無駄になり、企業にとって大きな損失につながりかねません。そのため、勤続期間が短いと応募先企業から「またすぐに辞めるのではないか」とマイナスの印象を持たれる恐れがあります。

特にスキルや実績の少ない転職者は、リスクを上回る価値を提示しにくいのが難点です。勤続年数の短さが転職活動においてネックになりやすいでしょう。

転職を繰り返す可能性がある

転職後1ヵ月程度での短期離職を繰り返していると、たとえ転職先がすぐに見つかったとしても、何らかの問題に直面するとすぐに辞めることを選択するようになりかねません。「何かあったら辞めればよい」と考えるようになったり、忍耐力が低下したりするのが主な理由です。

そのため、「いまの状況から脱却するには本当に現職を辞めるしかないのか」と考え、さまざまな選択肢を考慮したうえで判断することをおすすめします。仕事が続かなくなると今後のキャリア形成にも大きな影響が出るため、注意が必要です。

転職1ヵ月で退職を考える主な5つの理由

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退職理由は人によって異なりますが、職場環境や仕事内容に不満を抱いて転職を決意する方は少なくありません。次の転職を成功に導くには、退職理由を解消できる転職先を見つけることが大切です。自身がなぜ退職したいと感じているのか、まずは理由を明確にしましょう。ここでは、転職1ヵ月で退職を考える主な理由を5つ紹介します。

1.人間関係がうまくいかない

転職後、新しい職場での人間関係に悩む方は多い傾向にあります。上司や同僚など特定の人との相性が合わないケースだけでなく、「飲み会が頻繁にある」「コミュニケーションを強制させられる」など社風や職場の雰囲気になじめないケースもあるでしょう。

人間関係がスムーズではない場合、「仕事の進め方を相談しにくい」「分からないことを聞きにくい」など仕事そのものに影響が出がちです。結果、仕事にやりがいを感じられなくなり、退職を考えるようになってしまいます

2.仕事内容や配属部署が合わない

「自分の性格には合わない仕事だった」「体力的に厳しい」など、理想と現実とのギャップが大きければ大きいほど、早い段階で転職を考え始めるでしょう。自己分析や企業研究が足りないまま転職先を決めた際に、よく起こるケースといえます。

また、希望の部署に配属されなかった場合もモチベーションの低下につながり、働き続けるのが難しくなりがちです。

3.条件が求人内容と相違していた

雇用条件が求人票や面接時の内容と異なっていた場合、不満を抱きやすいでしょう。特に給料面や休暇制度、残業の有無など待遇に直結する内容であればあるほど、会社に対する不信感から退職につながります。仕事内容や勤務場所が求人内容と相違している場合も同様といえるでしょう。

福利厚生が充実している企業も増えてきてはいますが、育休などの取得率について触れられていないようであれば、形骸化した制度でないか確認しましょう。

4.思ったような成果が出ない

経験者採用では即戦力として活躍することを期待されるため、入社直後から高い成果を出すように求められがちです。しかし、思ったような成果が出ないと「向いていない」「会社に貢献できていない」と考えて退職したほうがよいのではないかと感じてしまいかねません

経験者採用であっても転職してから1ヵ月で高い成果を出すのは難しく、3ヵ月以上かかるケースがあることを意識しておくとよいでしょう。成果を出すにはある程度の時間が必要なことを理解していれば、すぐに成果が出なくても過度に不安を抱きにくくなります。

5.上司や同僚からハラスメントを受けた

転職先の企業によっては、入社直後からパワハラやセクハラなどのハラスメントを受けるケースがあります。中には、教育という名目でさまざまなハラスメントを行っている企業もあるため、注意が必要です。

ハラスメントがひどく改善が見込めない場合は、メンタル面に不調を抱える前に退職して転職するのもひとつの方法です。「ハラスメントを受けているのではないか」と感じたときは、第三者に相談するなどして冷静に判断し、退職するか決断しましょう。

転職1ヵ月で退職を考えたときにできること

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転職から1ヵ月で退職を考え始めたとしても、勢いで辞めてしまうのは避けましょう。ここでは、退職が最適な選択か判断するうえで考えたい4つのポイントを解説します。さまざまな視点から状況を見定め、自分にとって一番よい行動を選びましょう。

一時的な感情かどうか冷静に見極める

まずは退職理由を改めて分析し、「今後、退職意思が覆る可能性があるか」を考えてみましょう。転職から1ヵ月間は、仕事も人間関係もスムーズに進められなくても不思議ではありません。環境に慣れるにしたがって、考えが変わることもあります。

退職理由が「自分の望むキャリアパスに適していない」「性格や体力上、長期勤続はできそうにない」など、決定的に「自分には向いていない」と感じることでない限りは、もう少し見極める時間を設けてもよいでしょう。

いまの職場を選んだ理由を思い出す

いまの職場に転職すると決断した理由を振り返ることも大切です。どのようなキャリアプランを思い描いていたのかを思い出すことは、退職を思いとどまるきっかけになる可能性があります。

また、理想や希望を突き詰め、「自分が仕事で実現したいこと」を改めて考え直してみるとよいでしょう。現職が自分の望むキャリアパスに合っているのかを見極められるようになり、現職にとどまるか退職するか決断しやすくなります。

職場でのコミュニケーションを意識する

職場の人間関係を理由に退職を考えているのであれば、意識してコミュニケーションを取ることがおすすめです。コミュニケーションの機会を増やすことで互いに理解が深まり、より働きやすくなるケースもあります。

仕事中は報告・連絡・相談を活発にするほか、休憩中をはじめ余裕があるときには雑談にも積極的に参加しましょう。会話が苦手な方は、進んであいさつしたり、なるべく相手の名前を呼ぶ機会を増やしたりなど小さなことから行うとよいでしょう。

第三者に相談し客観的なアドバイスをもらう

転職から1ヵ月で退職してもよいか不安になったときは、第三者に相談してみましょう。客観的なアドバイスを受けることで、冷静に判断しやすくなります。

ただし家族や友人、同僚などからのアドバイスは個人的な感覚や体験談といった主観を含む傾向にあります。自分にとって納得のいく選択ができるよう、さまざまな意見を聞きつつ最終的には自分の意思で判断することが大切です。

転職1ヵ月でも退職したほうがよいケース

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状況によっては、転職してから1ヵ月であっても我慢せずに退職したほうがよいケースもあります。以下では、退職したほうがよい代表的な4つのケースについて見ていきましょう。

このまま働き続けてよいのか不安を感じたら現状を詳しく分析し、以下に該当するのであれば早めの退職を検討することをおすすめします。

会社と交渉するのが難しい・聞いてもらえない

求人情報と異なる条件であったり仕事内容が異なっていたりして退職を検討しているのであれば、まず会社と交渉するのがおすすめです。求人情報や契約書など、条件面が記載された書類を用意して交渉するとよいでしょう。

きちんとした根拠に基づいて交渉しても受け入れられない場合は、転職を考えるのもひとつの方法です。会社側が話を聞いてくれないなど、交渉そのものが難しい場合も同様といえます。

ハラスメントを受けている

上司や同僚からパワハラやセクハラといったハラスメントを受けていて改善が難しい場合は、転職を検討してもよいでしょう。ただし、ハラスメントと指導の境界には曖昧な部分もあるため、客観的な判断が必要です。

そのため、ハラスメントで悩んでいるなら、まずは会社の相談窓口に相談することをおすすめします。それでも改善されない場合は、厚生労働省などの公的機関に相談しましょう。相談してもまともに取り合ってもらえない場合は、早急な改善が難しいため、退職するのもひとつの選択肢です。

倫理的に問題がある業務を強制されている

法令違反の業務や取引先をだます行為など、倫理的に問題がある業務を強制されている場合も速やかに退職したほうがよいでしょう。法定検査のデータ改ざんや製品の偽装、不正な取引、詐欺行為などが代表的な例です。

上記のような不正に関わっていると、自分が法的な責任を問われる可能性もあります。そのため、不正に携わる前に退職し、新しい転職先を探すのがおすすめです。

将来性に不安がある

入社してから会社の経営面に問題があることが発覚した場合など、将来性に不安があるときも転職を検討したほうがよいでしょう。業界全体の業績が下がっていて、改善する見込みが薄い場合も同様です。

将来性に期待できない業界・企業で働き続けても、長期的に活躍し続けられる可能性はそこまで高くないでしょう。そのため、比較的有利に転職できるうちに将来有望な業界・企業に転職するのもひとつの方法です。

また、自分が思い描いているキャリアプランを入社した企業で実現するのが難しい場合も、早めにキャリアを実現できる業界・企業に転職するとよいでしょう。

入社1ヵ月での退職|再転職を成功させるには?

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早期退職のリスクや退職を考えるに至った理由などを踏まえたうえで退職を決断した際には、すぐに現職を辞めるのではなく、転職準備をきちんと整えることが重要です。ここでは、入社1ヵ月で退職する方が転職を成功させるために押さえておきたいコツを紹介します。

退職前に転職活動を始める

入社から1ヵ月での退職では失業保険が支給されないため、退職前に転職活動をスタートするのがおすすめです。生活面の不安を抱えたまま転職活動に取り組むと焦って転職先を決め、ミスマッチに陥るリスクが高くなる点に注意が必要です。

転職活動にかかる期間は、平均で3ヵ月前後だといわれています。現職を辞めてから転職活動を始めるとブランクが長くなりやすく、内定獲得率に悪影響を与えるリスクもあるでしょう。

自己分析と企業分析を念入りに行う

転職後のミスマッチを防ぐため、自己分析と企業研究は念入りに行いましょう。まずは退職理由を深掘りし、実現したいキャリアや転職先に求める条件を具体化するのがおすすめです。

その後、希望の優先順位に沿って転職先を探し、気になった企業を調べます。企業研究では給与をはじめとした雇用条件だけでなく、具体的な事業内容や将来のビジョン、ビジネスの方向性まで調査できるとなおよいでしょう。細かく分析することで、どのような人材が活躍しやすい企業であるかを見極められます。

面接で退職理由はポジティブに伝える

内定獲得率を高めるため、面接では退職理由をポジティブな表現で伝えましょう。短期離職者に対して企業が懸念するリスクを解消する必要があるためです。

具体的には、明確なキャリアビジョンとともに退職理由を伝えることがおすすめです。「現職では希望するキャリアを築けないと考えた」といった退職理由であれば、納得感が生まれます。転職先にはキャリアプランを実現できる環境が整っていることを伝えるなど、応募先企業を選んだ理由にもつなげられれば、説得力も高まるでしょう。

経歴は正直に伝える

転職活動では、経歴を正直に伝えることも大切です。万が一経歴詐称が発覚した際には、内定を取り消されたり、解雇されたりする恐れがあります。

入社後1ヵ月での退職は選考に影響を与える恐れがあることから、隠したいと考える方もいるかもしれません。しかし隠すことで生じたブランクによって、かえって内定獲得率が下がることもあります。経歴は正確に伝えましょう。

転職エージェントを活用する

できるだけ早く転職先を決めたい方には、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが希望に合う求人を探して紹介する仕組みで、自分で求人情報を比較しながら転職先を探す必要がなくなります。また、自分の経歴やキャリアプランなどを考慮して求人を紹介するため、転職後のミスマッチを防ぎやすい点もメリットです。

選考対策として応募書類の添削や模擬面接などのサポートを受けられ、内定獲得率を高められるメリットもあります。

入社1ヵ月での転職はマイナビエージェントに相談しよう!

転職後1ヵ月での転職活動に不安や悩みを抱えている方は、ぜひマイナビエージェントへお気軽にご相談ください。

マイナビエージェントではあなたに最適な求人を紹介するだけでなく、「本当に転職しても大丈夫だろうか」「自分に合う仕事が分からない」といった転職活動に関するあらゆる悩みを解消するサポートもしています。今度こそ満足のいく転職を実現したいのであれば、マイナビエージェントをご活用ください。

まとめ

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条件の相違やハラスメントの横行、ミスマッチなどの理由で、転職してから1ヵ月で退職を検討する方は少なくありません。状況によって退職したほうがよい場合もあれば、そうでないケースもあります。再転職したいと考えるようになったら、状況を細かく分析して退職が本当に自分にとって適切な選択肢なのかを考えてみましょう。

再転職したほうがよいと判断したら、再び転職失敗に陥るリスクを可能な限り低減するためにも、早い段階でマイナビエージェントにご相談ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、一人ひとりのキャリアプランを実現できる転職を実現できるよう徹底的にサポートします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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