転職1ヵ月でも退職できる?リスクや悩んだ際の4つの対処法を紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2023/09/22

転職全般

転職1ヵ月でも退職できる?リスクや悩んだ際の4つの対処法を紹介

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この記事のまとめ

  • 法律上、労働者には退職の自由が認められているため、転職後1ヵ月であっても退職は可能。
  • 転職後1ヵ月での退職には失業保険が受けられない、転職活動が不利になるなどのリスクがあるため、「退職して本当に正解かどうか」を見極めることが大切。
  • 転職活動を成功させるには自己分析と企業研究を徹底するとともに、選考時に前向きな退職理由を伝えることが重要。

転職から1ヵ月が経ち、仕事の進め方や職場の雰囲気にある程度慣れた段階で「自分には向いていない」と考え始めることがあるでしょう。しかしあまりにも短期間であることから、「転職後1ヵ月で退職はできるのか」「本当に辞めても大丈夫だろうか」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、転職1ヵ月での退職の可否や転職1ヵ月で退職するリスク、退職を考え始めた際の対処法について解説します。リスクを踏まえたうえで、やはり新たなステージに挑戦したいという思いが強いのであれば、ミスマッチを防ぐためにも自己分析と企業研究を徹底し、退職前に転職活動に着手しましょう。

目次

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転職して1ヵ月でも退職はできる

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転職して1ヵ月であっても、退職することは可能です。民法第627条第1項で「雇用期間が定められていないときは、いつでも解約の申し入れができる」と定められているように、労働者はどのようなタイミングであっても自由に退職できます。

また雇用主から無理な引き留めにあった場合でも、退職の意思を申し入れた日から2週間が経過すると雇用契約は終了します。ただし、退職をしたとしても職場の上司や同僚との関係性がなくなるわけではありません。今後のキャリアのためにも、円満退職を目指すことをおすすめします。

転職1ヵ月で退職するリスク

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転職1ヵ月であっても退職はできます。しかし短期間での退職には、次の転職が不利になる、生活やキャリアなどさまざまな面で不利益を被る恐れがあるといったリスクが存在する点に注意が必要です。

ここでは、転職1ヵ月で退職する3つのリスクを紹介します。退職する前に、どのようなリスクがあるのかを押さえておきましょう。

失業保険が受給できない

転職から1ヵ月での退職では、雇用保険(失業保険)の基本手当を受け取れません。雇用保険を受給するには、「離職日までの2年間のうち、被保険者期間が通算12ヵ月以上」必要なためです。退職後、すぐに次の転職先が見つかるとは限りません。生活費を踏まえると、十分な預貯金がない場合には少なくとも12ヵ月以上は働き続けるのが無難でしょう。

なお、受給資格を満たしていても自己都合による退職では3ヵ月間の給付制限があります。新たな転職先が決まる前に退職する際には、特に注意しましょう。

スキルが身につきにくい

転職してから1ヵ月ごろまではまだ仕事を覚える時期であり、スキルが身につく段階ではありません。今後、同職種に転職したとしても、経験者として扱ってもらうことは難しいでしょう。

また、短期間での退職を一度してしまうと、今後も同じことを繰り返しやすくなる傾向にあります。キャリアアップのためには、スキルや実績を積まなくてはいけないのが一般的です。あまりにも短期間での転職を繰り返しては、思うようなキャリアを築けなくなる恐れがあるでしょう。

転職活動で不利になる可能性がある

転職活動で不利に働く恐れがある点も、早期退職のリスクとして挙げられます。採用した人材が早期退職すると採用コストや教育コストが無駄になってしまい、企業にとって大きな損失につながりかねません。そのため、勤続期間が短いと応募先企業から「またすぐに辞めるのではないか」とマイナスの印象を持たれる恐れがあります。

特にスキルや実績の少ない求職者は、リスクを上回る価値を提示しにくいのが難点です。勤続年数の短さが転職活動においてネックになりやすいでしょう。

転職1ヵ月で退職を考える理由は主に3つ

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退職理由は人によって異なりますが、職場環境や仕事内容に不満を抱いて転職を決意する方は少なくありません。次の転職を成功に導くには、退職理由を解消できる転職先を見つけることが大切です。自身がなぜ退職したいと感じているのか、まずは理由を明確にしましょう。

ここでは、転職1ヵ月で退職を考える主な理由を3つ紹介します。

人間関係がうまくいかない

転職後、新しい職場での人間関係に悩む方は多い傾向にあります。上司や同僚など特定の人との相性が合わないケースだけでなく、「飲み会が頻繁にある」「コミュニケーションを強制させられる」など社風や職場の雰囲気になじめないケースもあるでしょう。

人間関係がスムーズではない場合、「仕事の進め方を相談しにくい」「分からないことを聞きにくい」など仕事そのものに影響が出てしまいかねません。結果、仕事にやりがいを感じられなくなり、退職を考えるようになってしまいます。

仕事内容や配属部署が合わない

「自分の性格には合わない仕事だった」「体力的に厳しい」など、理想と現実とのギャップが大きければ大きいほど、早い段階で転職を考え始めるでしょう。自己分析や企業研究が足りないまま転職先を決めた際に、よく起こるケースといえます。

また、希望の部署に配属されなかった場合もモチベーションの低下につながり、勤続意欲を維持しにくくなります。

条件が求人内容と相違していた

雇用条件が求人票や面接時の内容と異なっていた場合、不満を抱きやすいでしょう。特に給料面や休暇制度、残業の有無など待遇に直結する内容であればあるほど、会社に対する不信感から退職意思につながりやすいといえます。

福利厚生が充実している企業も増えてきてはいますが、取得率について触れられていないようであれば、形骸化した制度でないかの確認が必要です。

転職1ヵ月で退職を考えたときの対処法

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転職から1ヵ月で退職を考え始めたとしても、勢いで辞めてしまうのは避けたほうが無難です。ここでは、退職が最適な選択かを考えるための4つの対処法を解説します。さまざまな視点から状況を見定め、自分にとって一番よい行動を選びましょう。

一時的な感情かどうか冷静に見極める

まずは退職理由を改めて分析し、「今後、退職意思が覆る可能性はあるか」を考えてみましょう。転職から1ヵ月間は、仕事も人間関係もスムーズに進められないのが一般的です。環境に慣れるにしたがって、考えが変わることは珍しくありません。

退職理由が「自分の望むキャリアパスに適していない」「性格や体力上、長期勤続はできそうにない」など、決定的に「自分には向いていない」と感じることでない限りは、もう少し見極める時間を設けてもよいでしょう。

いまの職場を選んだ理由を思い出す

いまの職場への入社を決めた理由を振り返ることも大切です。どのような理由で現職を選んだのか、どのような理想を思い描いていたのかを思い出すことは、退職を思いとどまるきっかけになる可能性があります。

また、理想や希望を突き詰め、「自分が仕事で実現したいこと」を改めて考え直してみるとよいでしょう。現職が自分の望むキャリアパスに合っているのかを見極められるようになり、現職にとどまるか退職するかの決断がしやすくなります。

職場でのコミュニケーションを意識する

職場の人間関係を理由に退職を考えているのであれば、意識してコミュニケーションを取ることがおすすめです。コミュニケーションの機会を増やすことで互いに理解が深まり、より働きやすくなるケースは少なくありません。

仕事中は報告・連絡・相談を活発にするほか、休憩中をはじめ余裕があるときには雑談にも積極的に参加しましょう。会話が苦手な方は、笑顔であいさつをしたり、なるべく相手の名前を呼ぶ機会を増やしたりなど小さなことから行うとよいでしょう。

第三者に相談し客観的なアドバイスをもらう

転職から1ヵ月で退職してもよいか不安になったときは、第三者に相談してみましょう。客観的なアドバイスを受けることで、物事を冷静に考えやすくなります。

ただし家族や友人、同僚などからのアドバイスは個人的な感覚や体験談といった主観を含む傾向にあります。自分にとって納得のいく選択ができるよう、他人の意見に左右されすぎないことを心掛けましょう。

入社1ヵ月での退職|転職を成功させるには?

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早期退職のリスクや退職を考えるにいたった理由などを踏まえたうえで退職を決断した際には、すぐに現職を辞めるのではなく、転職準備を徹底することが重要です。ここでは、入社1ヵ月で退職する方が転職を成功させるために押さえておきたいコツを紹介します。

退職前に転職活動を始める

入社から1ヵ月での退職では失業保険も支給されないので、退職前の転職活動がおすすめです。生活費に不安を抱えたままでの転職活動では焦って転職先を決めてしまいかねず、ミスマッチから再び早期退職を余儀なくされかねません。

転職活動にかかる期間は、平均で3ヵ月前後だといわれています。現職を辞めてから転職活動を始めては無職期間(ブランク)も生まれやすく、内定獲得率に悪影響を与える恐れもあるでしょう。

自己分析と企業分析を念入りに行う

転職後のミスマッチを防ぐため、自己分析と企業研究は念入りに行いましょう。まずは退職理由を深掘りし、自分が希望しているキャリアビジョンや条件を具体化するのがおすすめです。

その後、希望の優先順位に沿って転職先を探し、気になった企業を調べます。企業研究では給与をはじめとした雇用条件だけでなく、社員および役員の年齢・男女比まで調査できるとなおよいでしょう。どのような人材が活躍しやすい企業であるかを見極められます。

面接で退職理由はポジティブに伝える

内定獲得率を高めるため、面接では退職理由をポジティブに伝えることを意識しましょう。短期離職者に対して企業が懸念するリスクを解消する必要があるためです。

具体的には、明確なキャリアビジョンとともに退職理由を伝えることがおすすめです。「現職では希望するキャリアを築けないと考えた」といった退職理由であれば、納得感が生まれます。転職先を選んだ理由にもつなげられれば、説得力も増すでしょう。

経歴は正直に伝える

転職活動では、経歴を正直に伝えることも大切です。万が一経歴詐称が発覚した際には、内定を取り消されたり、解雇されたりする恐れがあります。

入社後1ヵ月での退職は選考に影響を与える恐れがあることから、隠したいと考える方もいるかもしれません。しかし隠すことで生まれたブランクによって、かえって内定獲得率が下がることもあります。経歴は正直に伝えるのが無難です。

転職エージェントを活用する

できるだけ早く転職先を決めたい方には、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが希望に合う求人を探し出してくれるため、自分で転職先を探す必要がなくなります。また、自分の経歴や性格などに合った求人を紹介してくれるので、転職後のミスマッチを防ぎやすい点もメリットです。

応募書類の添削や面接対策などのサポートを受けることで、内定獲得率を上げられるメリットもあります。

転職の悩みはマイナビエージェントで解決しよう!

転職後1ヵ月での転職活動に不安や悩みを抱えている方は、ぜひマイナビエージェントへお気軽にご相談ください。

マイナビエージェントではあなたに最適な求人を紹介するだけでなく、「本当に転職しても大丈夫だろうか」「自分に合う仕事が分からない」といった転職活動に関するあらゆる悩みを解消するサポートもしています。今度こそ満足のいく転職を実現したいのであれば、マイナビエージェントをご活用ください。

まとめ

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転職後1ヵ月での退職にはスキルが身につかない、転職活動に不利になるといったリスクがありますが、理想としているキャリアの実現が難しいと感じた場合には、新たなステージへ進むための選択をすることも大切です。

しかし、どのようにすれば理想の転職を実現できるのかが分からずに悩んでいる方は少なくないでしょう。入社1ヵ月での転職活動に不安を感じている方は、ぜひマイナビエージェントへご相談ください。あなたの強みを活かせる転職先の紹介に加え、面接対策を通じて転職を成功に導くサポートをいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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