女性におすすめの資格20選!転職・復職に役立つ資格を徹底解説

ビジネススキル・マナー

現代社会では、女性が自立してキャリアを築くために資格取得がますます重要視されています。本記事では、女性が安定して収入を得られるような、価値ある資格を20選紹介します。比較的簡単に取れる国家資格から、趣味を生かせるおしゃれな資格まで幅広くピックアップしているので、ぜひ資格選びの参考にしてください。

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1 女性におすすめの資格とは?

女性も男性も同じように活躍することが求められる現代ですが、日々働くうえで、あるいはキャリアプランを考えるうえで、女性ならではの悩みを抱えることも多いと思います。

特に結婚や出産を経た30代、40代の女性は、自身のキャリアを振り返って「人生をやり直したい」と感じる人も多いようです。女性のそうした悩みを解消するための手段の1つとなるのが、資格の取得です。

資格は、自身のキャリアに大きく役立てられるものです。転職や再就職、スキルアップやキャリアアップなど、自身の今の状況、これからの状況に合わせて資格を選び、希望する働き方を実現しましょう。

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2 女性が資格を取得するメリット

資格は、自身が持っている知識やスキルを対外的に証明する手段となります。また、その分野で十分に通用するスキルを身につける手段でもあります。その結果、以下のようなさまざまなメリットを得ることができます。

2.1 キャリアの選択肢が広がる

女性に限らず、資格取得はキャリアの選択肢を広げるのに有効です。スキルアップにつながるのでできる仕事が増えること、そして就職・転職の際に自身のアピールポイントとして使えることがその理由です。

数ある求人の中には、資格が採用条件や優遇条件になっているものもあります。また、有資格者のみが行える仕事や、独立や開業を目指せる資格もあります。新たな道を開くのに資格取得が役立つことでしょう。

2.2 妊娠・出産後の社会復帰がしやすくなる

女性は、妊娠・出産によって仕事を中断する必要性が出てきます。産休を取ってその後同じ職場に戻る方も、一度仕事を辞めて育児などが落ち着いてから再就職する方も、ブランクがあることで復帰後に思い描いていたようなキャリアを歩めない方も多いです。

資格は第三者にスキルを証明できるものなので評価ポイントが増え、ブランクがあっても社会復帰しやすくなります。自身が希望する仕事に就ける可能性も高まるでしょう。

2.3 ライフステージに応じた働き方が可能になる

妊娠・出産以外にも、女性はライフステージの変化が起きやすいです。結婚、育児、介護などそれぞれのライフステージで異なるイベントが発生する中で、ずっと同じように働き続けるのは難しいことです。

こうした変化に対応するためにも、資格は有効です。専門的なスキルを持っていることで働き方の自由度が増し、その時々の事情に合わせて働けるようになります。また、働き方の柔軟性が高い業界・業種の資格を取得するのもおすすめです。

2.4 年収アップが期待できる

資格を取得するとスキルが身につくことも相まって、社内でも評価が高まりキャリアアップしやすいです。任せてもらえる仕事の幅が広がったり、より上位のポジションに就けたりすることで、年収アップにつながります。

昇進や昇給のきっかけの1つになることに加え、企業が取得を推奨する資格を取ると別途資格手当をもらえることもあります。男性に比べて収入面でも不利になることが多い女性にとって、年収アップに期待できることは大きなメリットです。

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3 【ビジネス全般で活かせる】女性におすすめの資格5選

では、女性におすすめの資格にはどのようなものがあるか実際に見ていきましょう。まずは、ビジネス全般で活かせる資格5選です。業界を問わず役立つので、多くの企業で評価されるでしょう。

3.1 秘書検定

社会人としての一般常識や事務処理能力、職場でのコミュニケーションや接客のしかたなど、ビジネスマナーについて幅広く身につけられる資格です。名前にある通りもちろん秘書スキルの証明にも使われますが、秘書だけでなく多くの職種で役立ちます。

1級、準1級、2級、3級の4つのレベルがあり、上位の1級と準1級では筆記試験に加えてロールプレイングを行う面接試験も実施されます。

主な試験内容
  • 1級:今の状況や先を読んで行動するスキル
  • 準1級:自ら物事を判断して対応するスキル
  • 2級:場面に応じた対応スキル
  • 3級:基本的な職場常識
試験日
  • 1級、準1級:年2回(6月、11月)
  • 2級、3級:年3回(2月、6月、11月)
受験料
  • 1級:7,800円
  • 準1級:6,500円
  • 2級:5,200円
  • 3級:3,800円
合格率
(令和6年6月)
  • 1級:34.4%
  • 準1級:42.5%
  • 2級:58.4%
  • 3級:70.3%

3.2 マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

Word、Excel、PowerPointといったMicrosoft Office製品の知識や操作スキルを証明する資格です。Microsoft Office製品は多くの企業・職種で使われているため、汎用性が高い資格の1つです。合格認定証は世界共通なので、海外の企業でも使えるのが魅力的です。

試験は、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2つのレベルに分かれています。日常的にMicrosoft Office製品を扱っている人なら一般レベルは比較的取得しやすいと言われているため、よりスキルをアピールしたいなら上級レベルを目指しましょう。

主な試験内容
  • 一般レベル:Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの基本的な操作
  • 上級レベル(エキスパート):Word、Excel、Accessの高度な機能の使い方
試験日
  • 全国一斉試験:毎月1~2回
  • 随時試験:各試験会場でほぼ毎日
受験料
  • 一般レベル:各試験科目ともに10,780円
  • 上級レベル(エキスパート):各試験科目ともに12,980円
合格率 非公開

3.3 日商簿記

簿記関連の資格はいくつかありますが、その中でも代表的なのが日商簿記です。経理や経営、帳簿に関する知識を証明でき、業界を問わず多くの企業で重宝されます。特に経理関係の職種に就きたい人に有効です。

1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級の全部で5つのレベルがありますが、3級や初級は転職やキャリアアップでは高い評価につながらないとも言われています。キャリアに活かしたいのであれば、より専門的な2級以上を目指すと良いでしょう。

主な試験内容
  • 1級:経営管理や経営分析を行うための極めて高度な簿記知識や企業会計に関する法規知識
  • 2級:企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うための高度な簿記知識
  • 3級:経理関連書類の適切な処理を行うための基本的な簿記知識
  • 簿記初級:簿記の基本用語や複式簿記の仕組みなど
  • 原価計算初級:原価計算の基本用語や原価と利益の関係についてなど
試験日
  • 1級~3級(統一試験):年3回(2月、6月、11月)
  • 2級、3級、初級(ネット試験):各試験会場で随時
受験料
  • 1級:8,800円
  • 2級:5,500円
  • 3級:3,300円
  • 簿記初級:2,200円
  • 原価計算初級:2,200円
合格率
(2024年4月1日~2024年6月30日)
  • 1級:10.5%
  • 2級(統一試験):22.9%
  • 3級(統一試験):40.7%
  • 簿記初級:64.4%
  • 原価計算初級:94.5%

3.4 TOEIC

近年では、どの業界・業種でも英語力が求められるようになってきています。ビジネスシーンでの英語力をアピールするのにおすすめなのが、TOEIC(Test of English for International Communication)です。TOIECは国際基準のテストなので、グローバルに活用できます。

TOEICは合否ではなくスコアで結果が示されるため、スコアが高いほど英語力の高さを証明することができます。社会人がキャリアに活かすには、990点満点中700点以上が目安と言われています。

主な試験内容
  • Listening & Reading Test:英語の聞き取りと読み取り
  • Speaking & Writing Tests:英語での会話と文章作成
  • Speaking Test:英語での会話
試験日
  • Listening & Reading Test:各会場で毎月1回程度
  • Speaking & Writing Tests:毎月1回
  • Speaking Test:毎月1回
受験料
  • Listening & Reading Test:7,810円
  • Speaking & Writing Tests:10,450円
  • Speaking Test:6,930円

3.5 ITパスポート

英語力とともに近年需要が高まっているのが、IT知識です。ITパスポートは、ネットワークセキュリティ、ビッグデータ、AIなど、ITに関する基本的な知識を証明する国家資格です。あらゆる分野でIT化が進んでいる現代では、IT系以外の業界・業種でも役立ちます。

IT関連の国家資格はいくつかありますが、ITパスポートはその中でも初心者向けの試験で、幅広く使えるIT知識を身につけることができます。IT系の職種を目指す場合は、より専門的な資格に挑戦するのも良いでしょう。

主な試験内容 ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系のIT基礎知識
試験日 各試験会場で随時
受験料 7,500円
合格率
(令和6年11月度)
49.6%

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4 【手に職をつけられる】女性におすすめの資格5選

次に、「手に職をつけたい」と考えている方におすすめの資格を5つ紹介します。以下の資格を持っていれば、有資格者しかできない仕事に携わることができるため、価値の高い人材として活躍できます。

4.1 保育士

主に就学前の子どもの教育を担う保育士になるには、国家資格である保育士資格が必要です。日本では子どもの数は減少しつつありますが、共働き世帯の増加などによって保育士は人手不足の状況です。保育所以外にも、企業内の託児所や福祉施設でも需要があります。

短大などで学び、保育士資格を取る方も多いですが、幼児教育と関係のない学部の出身者でも保育士試験に合格することで資格を得ることができます。試験は筆記試験と実技試験が行われ、合格すれば有効期限のない資格が得られます。

主な試験内容 保育原理、子ども家庭福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論など
試験日 年2回(前期・後期)
受験料 12,700円
合格率
(令和5年度)
26.9%

4.2 登録販売者

登録販売者は、ドラッグストアや薬局などで第2類、第3類の一般医薬品を販売するために必要な資格です。薬剤師に次ぐ医薬品の専門家として、一般医薬品を販売する全国の店舗で活躍できます。

受験資格は特になく、誰でも挑戦できる資格です。試験は各都道府県ごとに実施されているため、各自治体のホームページなどで試験の概要について確認しておきましょう。

主な試験内容 医薬品に共通する特性と基本的な知識、人体の働きと医薬品の関係、主な医薬品とその作用、薬事関係法規・制度など
試験日 年1回
受験料 12,800円〜18,200円
合格率
(令和5年度)
43.7%

4.3 社会保険労務士

社会保険や人事労務に関する専門家である社会保険労務士は、有資格者のみが行える独占業務もその仕事に含まれます。労働や社会保険の領域では唯一の国家資格で、労働者の採用から年金まで幅広く管理や相談対応を行います。

難易度はやや高めですが、社会保険制度が複雑化していることなどからその需要は高まっており、転職や再就職もしやすいです。また、平均年収も安定して高めな傾向にあり、稼げる資格としても知られています。

主な試験内容 労働・雇用・健康保険・年金などに関する法律、労務管理や社会保険に関する一般常識
試験日 年1回(8月の第4日曜日)
受験料 15,000円
合格率
(令和6年度)
6.8%

4.4 宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建)は不動産取引の専門家で、不動産の売買に関する重要事項の説明などを担います。この業務は宅地建物取引士のみができるもので、さらに不動産業者は従業員5人につき1人以上の宅地建物取引士を設置することを法令上義務付けられています。

不動産業界では非常に需要の高い資格で、それ以外に金融業界や建設業界で重宝されることもあります。国家資格の中では比較的取得しやすいと言われており、就職や転職、再就職を有利に進めたい女性におすすめです。

主な試験内容 土地や建物の形質、土地や建物についての権利、土地・宅地・建物に関する法令、宅地や建物の価格の評定など
試験日 毎年1回(10月の第3日曜日)
受験料 8,200円
合格率
(令和5年度)
17.2%

4.5 行政書士

行政書士は、事業者が官公庁に提出する書類の作成や代理提出などを担う専門家です。行政書士事務所や一般企業の法務部、総務部において、個人や企業の要請に従って業務を行います。独立開業を目指すことも可能です。

幅広い業界が対象となるので、自分の得意な専門分野に絞って活躍している方も多いです。難易度は決して低くありませんが、法律系資格の登竜門と言われている国家資格で、受験資格は設けられていないため誰でも受験できます。

主な試験内容 憲法、行政法、民法、商法及び基礎法学など
試験日 毎年1回、11月の第2日曜日
受験料 10,400円
合格率
(令和5年度)
13.98%

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5 【スキルアップが目指せる】女性におすすめの資格6選

特定の業界や業種でスキルアップを目指すなら、以下のような資格がおすすめです。取得することでより高度で体系的な知識やスキルが身につき、質の高い業務につながったり、担える業務の幅が広がったりします。

5.1 基本情報技術者

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門とも言われている資格試験で、ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作るために必要な基本的な知識・技能を認定します。

ITエンジニアになるために特別な資格はいりませんが、スキルが重視される職種でもあるので、実務で役立つスキルを効率的に身につけるという意味で資格取得への挑戦は意義があります。

主な試験内容 ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に関するストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系のIT知識
試験日 各試験会場で随時
受験料 7,500円
合格率
(令和5年度)
46.1%

5.2 医療事務

医療事務の仕事は資格がなくてもできますが、スキルを証明できる資格があった方が就職や転職には有利であると言われています。

医療事務関連の資格は複数あり、合格に必要なスキルや試験の難易度がそれぞれ異なります。自分のレベルに合った試験を選び、受験してみましょう。基礎レベルから始めて、より難易度の高い試験に挑戦するのもおすすめです。主な試験の概要は以下の通りです。

医療事務認定実務者(R)試験医療事務技能審査試験医科医療事務管理士技能認定試験診療報酬請求事務能力認定試験
主な試験内容 医療事務の基礎知識、各種医療制度、診療報酬明細書作成など 各種医療制度、医事法規一般、医学・薬学一般、患者応対、診療報酬請求業務など 医事法規、保険請求事務、医学一般、レセプト点検・作成など 医療制度、診療報酬、薬価基準・材料価格基準、医学・薬学や医事法規の基礎知識、診療報酬請求事務など
試験日 毎月1回 土日を中心に月複数回 随時 年2回(7月と12月の日曜日または祝日)
受験料 5,000円 8,800円 7,500円 9,000円
合格率 約60~80% 約60~80% 約50% 約20~40%

5.3 調剤薬局事務

調剤薬局事務も医療事務と同じく資格がなくても従事できますが、資格があればスキルを効果的にアピールできます。調剤薬局は全国に多数あるため仕事も探しやすく、資格を持っていることで再就職などにも有利に働くでしょう。

調剤薬局事務の資格もいくつかありますが、試験のみのものと試験前に講座を受講する必要があるものがあります。試験内容やレベルも少しずつ異なるので、比較検討して選びましょう。主な試験の内容は以下の通りです。

調剤薬局事務検定試験調剤事務管理士技能認定試験調剤報酬請求事務専門士検定試験
試験日 医療保険制度のしくみ、保険調剤、薬の基礎知識、薬剤料・調剤報酬の算定、調剤報酬明細書の作成など ​医事法規、保険請求事務、薬の基礎知識、レセプト作成など 保険薬局と薬局業務の流れ、調剤報酬、調剤業務補助、個人情報保護法、薬剤の基礎知識、医事法規、社会保障制度、患者接遇、調剤報酬明細書の作成など
試験日 毎月(第4土曜日) 毎月1回(第4日曜日) 年2回(7月と12月の第1土曜日)
受験料 5,500円 6,500円
  • 1級:7,318円
  • 2級:6,108円(通信10,948円)
  • 3級:6,108円(通信9,738円)
合格率 83.7%
(2023年度)
約60%
  • 1級:約15%~20%
  • 2級:約45%~55%
  • 3級:約50%~60%

5.4 介護福祉士

介護福祉士は、年配の方や身体が不自由な方に対して生活のサポートを行います。介護職は資格が必須の職種ではありませんが、資格を有していると利用者などからの信頼も得やすく、また業務の幅も広がります

3年以上の実務経験など受験資格には制限があるため、既に介護分野で働いている人などのステップアップとしておすすめです。障害者支援施設のほか、高齢化が進む現代では、老人ホームや介護施設、デイサービスなどさまざまな場所で需要があります。

主な試験内容 人間の尊厳と自立、 人間関係とコミュニケーション、 介護の基本、 生活支援技術、 こころとからだのしくみ、 発達と老化、認知症、 障害、医療的ケアなど
試験日 年1回(1月下旬)
受験料 18,380円
合格率
(令和5年度)
82.8%

5.5 ケアマネジャー

ケアマネジャーは、要介護・要支援認定を受けた方が介護サービスを受けるための計画を立てるためのプランナーの役割を担っています。都道府県が認定する公的資格で、正式名称は「介護支援専門員」と言います。

試験を受けるには、前述の介護福祉士など国家資格に基づく業務を5年以上、あるいは相談援助の業務を5年以上行う必要があり、多くの経験が求められます。専門性の高い資格と知られており、介護分野で働く人はケアマネジャーを目標としている場合も多いです。

主な試験内容 介護支援、保健医療福祉サービスに関する知識
試験日 年1回
受験料 6,910円~14,400円
合格率 約10~20%

5.6 看護助手

看護助手は、看護師の補助として患者の身の回りのケアや病院内の環境整備などを行う仕事です。医療行為は行わず、看護師の指示を受けながらサポートをするのが看護助手の役割です。

看護師資格は定められた教育機関で教育を受ける必要がありますが、看護助手には受験資格はありません。資格を持っていれば、即戦力として就職や転職でアピールすることができるでしょう。資格試験には、以下の2種類があります。

調剤薬局事務検定試験調剤事務管理士技能認定試験
試験日 看護助手業務と役割の理解、患者の理解、看護助手業務を遂行するための基本技術に関する知識
  • 1級:病院環境衛生学、医科薬科学、基礎心理学、実技緒論
  • 2級:病院環境衛生学、医科薬科学
試験日
  • 在宅試験:年4回(3月、6月、9月、12月)
  • 会場試験:認定機関による
  • 1級:年2回(7月、12月)
  • 2級:年3回(3月、7月、12月)
受験料 5,000円
  • 1級:8,700円
  • 2級:7,700円
合格率 約60%~80% 2023年
  • 1級:85.9%
  • 2級:62.5%

6 【多様な働き方ができる】女性におすすめの資格4選

自分自身のライフスタイルに合わせられるような、柔軟な働き方ができる仕事に就きたいと考えている女性も多いでしょう。そこで、働き方の柔軟性が高い資格についてもピックアップしました。

6.1 ウェブデザイン技能検定

Webデザイナーとしての技能を認定する検定で、Webデザイン関連では唯一の国家資格となります。Webサイトを制作するうえで必要となる知識やスキルを幅広く身につけることができます。

Webデザイナーは在宅でもできる仕事で、時間や場所を選ばず働ける仕事としても注目を集めています。試験は1級から3級までレベル分けされており、それぞれ学科試験と実技試験が行われます。

主な試験内容 インターネット概論、ウェブデザイン技術、ウェブサイト設計・構築技術、ウェブサイト運用・管理技術など
試験日
  • 1級:年1回
  • 2級、3級:年4回
受験料
  • 1級:学科8,000円、実技25,000円
  • 2級:学科7,000円 、実技6,000円
  • 3級:学科6,000円、実技8,000円
合格率
  • 1級:10~20%
  • 2級:30~40%
  • 3級:60~70%

6.2 ファイナンシャル・プランナー(FP)

ファイナンシャル・プランナー(FP)は、税金や保険、年金、資産運用といったお金に関する幅広い専門知識を持ち、人生設計をサポートする専門家です。

保険会社や住宅メーカー、不動産会社、銀行や証券会社などを含む金融系企業など資格が役立つ業界は多数あり、職場の選択肢が多いのが魅力です。また、独立してFP事務所を立ち上げる人もいます。

主な試験内容
  • 1級:関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング、プランの検討・作成と提示など
  • 2級・3級:ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、不動産、相続・事業承継、資産設計提案業務など
試験日
  • 1級:年1回
  • 2級:年3回
  • 3級:毎月
受験料
  • 1級:20,000円
  • 2級:学科5,700円、実技6,000円
  • 3級:学科4,000円、実技4,000円
合格率
(令和6年4~9月)
  • 1級:82.4%
  • 2級:学科47.1%、実技56.5%
  • 3級:学科86.2%、実技:85.8%

6.3 キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、キャリア設計に関するアドバイスを行う専門家です。キャリアデザインが重要視されている昨今、需要が高まっています。

人材系の会社や大学、企業の人事部などキャリアコンサルタントが求められている場所は多くあり、就職、転職、キャリアアップなどについての相談に乗ってキャリア設計をサポートします。また、フリーランスで活躍する人もいます。

主な試験内容 キャリアコンサルティングの社会的意義、コンサルティング知識・技能など
試験日 年3回
受験料
  • 学科:8,900円
  • 実技:29,900円
合格率
(令和6年7月)
  • 学科:67.4%
  • 実技:58.6%

6.4 社会福祉士

社会福祉士は「ソーシャルワーカー」と呼ばれることもあり、さまざまな問題を抱える人が安心して生活できるよう、福祉的なサポートをする専門家です。介護施設、学校、役所、医療機関など多くの働き口があるので、自分に合った職場を探しやすいです。

相談対応や支援業務は資格がなくてもできますが、「社会福祉士」と名乗るには資格が必要です。養成施設に通うなど受験資格を満たすにはややハードルがありますが、社会的な価値と需要の高い職種です。

主な試験内容 医学概論、心理学、社会学、社会保障、法制度、地域福祉、障害者福祉、高齢者福祉、児童・家庭福祉、ソーシャルワーク理論、保健医療、福祉サービスなど
試験日 年1回(2月上旬)
受験料 19,370円
合格率
(令和6年度)
58.1%

7 女性が「取ってよかった」と思える資格の選び方

資格を取得するためには時間や労力、費用もかかります。それらを無駄にしないためにも「取ってよかった」と思える資格を目指しましょう。資格を選ぶ際は、特に以下4つのポイントを重視することをおすすめします。

7.1 需要が高く、汎用性のある資格を選ぶ

キャリアに活かしやすい資格を選ぶことは、安定した生活を送る上でも重要です。そのために、資格の需要の高さや汎用性を確認しましょう。

現在、そしてこれからも高い需要が見込まれる資格や、どの企業、どの業界でも使える資格は「食いっぱぐれない資格」と言えます。いつでも仕事が見つかり、仕事が途切れないことはライフスタイルの変化が激しい女性にとっても安心です。

7.2 働き方に合った資格を選ぶ

自分がどのような働き方をしたいのかも、資格を選ぶうえで考慮すべきポイントです。例えば、フリーランスなど個人事業を営むことで自分に合った働き方を実現したいのであれば、独立や開業などを目指せる資格を取得すべきです。

企業に勤める場合も、業種や業界によって働き方には差があります。希望の働き方を叶えられる業種・業界で活用できる資格を選ぶと良いでしょう。

7.3 費用対効果の高い資格を選ぶ

資格を取得するまでには勉強コストや時間的コストもかかりますし、取得した後の収入も資格によって差が出てきます。そのため、「できるだけコスパのいい資格を取りたい」と考えている方は多いでしょう。

現在の経済的な余裕や取得後に予想される収入の変化などを考慮して、費用対効果が高いと思われる資格を選ぶのがおすすめです。勉強を始める前に、取得までの道のりや取得後の生活をイメージしておきましょう。

7.4 興味があり、得意な分野の資格を選ぶ

資格取得は、決して簡単なことではありません。試験に挑むには、それ相応の努力が必要です。そのため、努力を継続するためのモチベーションが大切になってきます。

興味が湧かない分野や不得手な分野の勉強は、なかなかモチベーションが続きません。一方で、興味のあることや得意なことは取り組みやすく、自然とモチベーションも上がるものです。内容が自分の性格や特性に合っている資格は、合格の可能性も高まるでしょう。

8 忙しい女性が効率的に資格を取得するには

女性の中には、既に仕事や家事・育児などで忙しい方もいるでしょう。限られた時間の中で資格を取得するのはハードルが高いかもしれません。しかし、資格取得には大きなメリットがあります。忙しい中でも資格勉強をするためのコツをつかみ、合格を目指しましょう。

8.1 学習スケジュールを立てる

まずは、明確な学習スケジュールを立てましょう。いつまでに何をすべきかが明確になっていれば、勉強にも取り組みやすくなります。試験から逆算して、やるべきことをスケジュール化していきましょう。

その際、ギリギリのスケジュールにはしないことがポイントです。余裕を持って取り組めるくらいの計画にした方が、忙しい方でも挫折せず、着実に目標に近づくことができます。

8.2 オンライン学習を利用する

最近では、オンラインで学べる教材や講座も増えてきています。こうしたコンテンツは時間や場所を選ばず利用できるので、忙しい方にはぴったりです。家事や育児でなかなか家を離れられないという方も、オンラインなら参加できることも多いでしょう。

特に資格を目指す人向けの講座は、合格するためのノウハウを学ぶのに有益です。参考書などでの勉強と併せて、オンラインでの講座を受けることをおすすめします。

8.3 隙間時間を利用する

まとまった勉強時間を確保できない方は、隙間時間を上手く使うことが非常に重要です。例えば、電車での通勤時間中や寝る前の少しの時間など、小間切れで良いので毎日学習を続けられるようにしましょう。

頻繁に学習することで記憶の定着率も高まりますし、忙しい方にとっては効率の良い勉強方法であると言えるでしょう。

8.4 短期集中で取り組む

短い期間で勉強時間をつくり、最短で合格を目指すのも忙しい方にはおすすめの方法です。その期間は高い集中力を保つ必要がありますが、記憶が新しいうちに試験に臨めるというメリットもあります。

また、いくつかのブロックに分けて学習スケジュールを立て、ブロックごとに短期集中で仕上げるというやり方もあります。各ブロックの間は少し空けることができるので、他のことに集中することができます。

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9 まとめ

女性は男性に比べてもキャリアにおいて悩みが多く発生しがちです。資格取得は、そうした悩みを解消するきっかけにもなります。今まで携わってきた分野、あるいは新しい分野の資格に挑戦してみるのも良いでしょう。

資格を活かせる職種によって、働き方なども変わってきます。働き方は特に女性にとって重視したいポイントです。さまざまな資格について比較しながら、現在の状況や将来像とマッチする資格を選び、勉強を始めてみましょう。

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