銀行員に必要な資格とは?おすすめな資格や転職に使える資格を紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2024/04/10

金融業界

銀行員に必要な資格とは?おすすめな資格や転職に使える資格を紹介

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銀行員を目指すのであれば、金融知識を身につけられる資格を取得しておくことをおすすめします。業界に携わる上で必要な知識を習得できるだけでなく、資格によってはキャリアアップや転職に有利になる可能性もあります。

そこで今回は、銀行員に必要な資格やキャリアアップにつながる資格を紹介します。

目次

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銀行員に資格は必要?

銀行員になるために必ず取得しなければならない資格はありません。しかし、入行した後も常に最新の金融知識を学び続けなければならないことから、入行の時点で基本的な金融知識を有していること、また学び続けられる人材であることをアピールするためにも、資格取得は有効な手段となります。

以下、取得しておくことで有利になる可能性の高い資格をご紹介します。

銀行員になる前に取得しておくとよい資格は?

まず、金融商品を取り扱うかどうかに関わらず、持っておくと有利になると思われる資格を3つの資格を紹介します。

運転免許

営業職に配属された場合は営業車などを運転して顧客回りをしなければいけません。あらかじめ運転免許を取得し、必要時に備えておくことが望ましいでしょう。求人によっては運転免許の取得を義務付けているものもあります。

日商簿記検定

企業活動の中で行われるあらゆる取引を記帳し、経営状態を明確にするのが簿記の役割です。簿記検定に合格すると、簿記の能力が備わっていることが証明できます。

簿記検定には日本商工会議所が主催する日商簿記検定や全国経理教育協会の簿記能力検定などがありますが、知名度などの観点からおすすめなのは日商簿記検定です。

TOEIC

所属部門が海外の企業などと取引を行う場合には英語力が求められるケースもありますので、TOEICを受験し自身の英語力を可視化できるようにしておくことをおすすめします。明確な点数の基準が設けられているわけではありませんが、メガバンクなどでは800~900点の高いスコアを要求する求人もあるようです。

銀行員が取得しておくべき資格

次に紹介するのは、銀行員として取得しておきたい3つの資格です。どれも一定の金融知識を持つことを証明するうえで有効なものですので、入行前の取得を検討してみましょう。

ファイナンシャルプランナー技能士(FP)

ファイナンシャルプランナーには国家資格と民間資格が存在しますが、国家資格の「ファイナンシャル・プランニング技能士」がおすすめです。

1級から3級まで分かれており、2級以上に合格し、かつ「AFP認定研修」を終了している人であれば、日本FP協会が認める「AFP資格」が取得できます。AFP資格は取得完了後も2年単位で更新を継続する必要があるため継続的な勉強が欠かせませんが、最新の金融知識を持っていることを証明する手段となります。

証券外務員

証券外務員は証券会社で金融商品を取り扱うために必須の資格で、1級と2級があります。2級を取得すると証券会社で預金や保険、株式、投資信託などの一般的な金融商品を販売できるようになります。1級を取得するとさらにリスクの高い信用取引やデリバティブなどの金融商品の取り扱いも認められます。

銀行員になるためには必須の資格ではありませんが、金融商品に関する幅広い知識を身につけられます。まずは2級から挑戦し、余裕があれば1級にチャレンジしてみましょう。

生命保険・損害保険募集人

生命保険や損害保険を販売するために必須の資格です。こちらも、転職前に取得しておくことをおすすめします。資格には「一般課程」「専門課程」など複数の過程が設けられていますが、変額保険を除く保険商品は一般課程を修了すれば取り扱うことができます。試験を実施する前に登録前研修を受講するため、合格率は非常に高い試験です。終了後には登録後研修も用意されています。

キャリアアップや転職の際に持っておくとよい資格

さらなるキャリアアップを目指すのであれば、次の5つの資格を持っていると有利に働く可能性が高まります。自身のスキルアップも兼ねて積極的にチャレンジしてみましょう。

銀行業務検定

銀行業務検定は銀行員にとって定番の資格試験です。年間の受験者は約30万人と非常に多く、入行したばかりの銀行員が受験するケースが一般的です。銀行業務の基礎知識や技能、応用力などを測るための試験であり、財務や税務、法務、証券、窓口セールスなど23系統36種目から出題され、習熟度を測定できます。受験資格に制限は設けられていないので、入行前の力試しとしても活用できる試験です。

証券アナリスト

証券取引の分野で高い専門知識や分析技術を駆使し、データ分析や投資価値の評価を通して投資に関するアドバイスをするプロを「証券アナリスト」といいます。法律で定められている資格ではありませんが、持っていると証券分野に関する高い知識を有していることをアピールできます。銀行においては金融業務に関する高度な知識を活かせるでしょう。

宅地建物取引士

宅地建物取引業法に基づいて定められた国家資格であり、略して「宅建」と呼ばれ、不動産取引の知識を問われる試験です。合格すると各都道府県知事から「宅地建物取引士証」が交付され、不動産運用のプロフェッショナルであることが証明できます。銀行業務においては、資産運用や融資などの業務で知識を活かせます。

中小企業診断士

中小企業診断士は国家資格の一つで、中小企業が抱えている経営課題に対して適切なアドバイスを行う専門家として活躍できます。合格率が20%前後の比較的難易度が高めの試験ではありますが、合格すると「企業に対して診断・経営を一定水準以上で実施できる力量を持っている」ことを証明できるので、ホールセール業務などに携わる場合は有利に働くでしょう。

内部管理責任者

銀行や証券会社などの支店や部署において事業が適切に運営されているかどうかを管理・統括する責任者の任に就くための試験です。一般的には総務部門の課長が担うケースが多く、入行して必ず必要になるというわけではありませんが、取得しておくと金融業界に関する知識が広がります。

その他にも持っておくとよい資格はたくさんある

ここまでご紹介してきた資格のほかも、税理士や金融コンプライアンスオフィサー、行政書士など、必須ではないものの取得しておくと有利になる資格はたくさんあります。 自身が将来的に目指したいキャリアの方向性なども加味し、その方向性に合致しているものを受験すれば、間違いなくスキルアップにつながるはずです。

まとめ

ここまで、銀行員に必要な資格やキャリアアップにつながる資格についてお伝えしてきました。銀行員になるためには必ずしも資格を取得しなければならないわけではありませんが、転職における優位性を見出したり、将来的なキャリアアップを図るうえでは、資格取得はあなたに大きなチャンスをもたらしてくれるものとなります。

ここで紹介したように挑戦できる資格はさまざまなものがありますので、ご自身の興味・関心のある分野とも照らし合わせながら、ぜひ積極的に受験してみましょう。

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マイナビエージェント編集部

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