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DAY 2017.10.05 スキル・ノウハウ

【仕事辞めたい】会社を辞めるべき・続けるべき
判断ポイント、上手な辞め方とは?

仕事を辞めたいと思っているが、なかなか決心がつかない、辞めるときの判断がつかない。
もし、辞めると決めた場合、スムーズに辞めるにはどのような方法があるのか紹介します。

「そもそも本当に辞めるべきなのだろうか......?」そう感じていたら、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?

会社を辞めたいと思う理由ランキング

さまざまな理由で会社を辞めたいと感じることもあることでしょう。
そして、実際に辞めた方もいるかもしれません。
今回、20~35歳を対象に、マイナビが「会社を辞めたいと思う理由」といった内容でアンケート調査を行ないました。世間ではどのような理由で辞めたいと思っているのか、結果を紹介します。また、ランキングから見て取れる傾向なども紹介します。

ランク会社を辞めたい理由
1位 給料が少ない
2位 人間関係が悪い
3位 仕事内容が単調・自分にあっていない
4位 労働時間が長く、残業が多い
5位 社風・会社の方向性が不安定
6位 評価制度が曖昧
7位 働きたくない

調査方法/全国の20~35歳の会社員(正社員)を対象にインターネット調査
実施期間/2015年7月31日~8月2日、回答数370名
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/yametai

ランキングの特徴

会社を辞めたい理由のランキングの1位は、「お金」となっています。
一生懸命働いているのに、給料が少なければ生活するのも困難になります。そのため特に不満に思う気持ちが強くなる傾向にあるようです。

ただ、2位以下の順位を見てみると、お金の問題とはかけ離れた理由がランクインしています。特徴としては、職場環境の問題が浮き彫りになっていると言えるでしょう。
職場では、さまざまな人がいる中で、長い時間を過ごさなければなりません。人間関係が悪く、自分に合っていない業務を続けていたり、プライベートもままならないほど長い労働時間や独特の社風などがあると、ストレスやモチベーションが低下する傾向がうかがえます。

会社を辞めて良い理由、判断ポイント

会社を辞めたい理由は数多くありますが、本当に会社を辞めて良い理由や「こういう場合は、会社を辞めて良い」という判断ポイントが存在します。
石の上にも3年という言葉もありますが、理由や状況によっては、辞める選択をする方がよい場合が大いにあると言えます。

人間関係で悩んでいる

どの職場でも人間関係の悩みはつきものですが、それには許容範囲があります。あからさまないじめは受けていなくても、新人にきちんと仕事を教えないといった態度や、孤立に追い込むような雰囲気を醸し出す職場もあることでしょう。

仕事は、自分自身の心身が健康であってこそできるものです。「甘えてはいけない」と考えず、もっと自分らしく仕事ができる場所を見つけるために、辞めることを検討することが賢明です。

いじめや正当な評価が受けられず、うつ病になった

仕事上コミュニケーションを図る必要があるにもかかわらず、無視をしたり、ミスをしたときに必要以上に叱責し、相手を萎縮させるのは、いじめの助長に繋がります。

平成20年に厚生労働省が調査した、日本におけるうつ病患者の数は、70万人以上おり、人口の16人に1人がうつ病になる可能性があるといった結果が出ています。

出典:厚生労働省 自殺・うつ病等対策プロジェクトチームとりまとめ
http://www.mhlw.go.jp/seisaku/2010/07/03.html

一日を長く過ごす職場で、いじめや正当な評価を受けられない場合、うつ病を始めとする精神的な病気に陥ってしまう方は多くいると言われています。
うつ病は、環境調整が大切な課題となりますので、退職し、しっかりと休養を取ることが重要です。会社を辞めることは、甘えではなく自分を守り、より飛躍するためのステップとなります。

労働時間が長く現状が嫌で辞める

少ない人数で必要以上の仕事をこなしている会社も多いと思います。多少の残業は許せるにしろ、許容範囲外の仕事量をこなさなければならない場合は、プライベートにも支障が生じ、ひどい場合は睡眠時間さえも確保できない事態に陥ることもあります。
せっかく、やる気があるにもかかわらず、体を壊し働けない状態になってしまっては、本末転倒です。辞めるという選択肢も頭に浮かんでくることでしょう。

仕事量が多すぎて長時間労働になっている場合は、その点で悩んでいることを上司に伝え、できない仕事まで無理をして引き受けたりしないように心がけましょう。そのうえで一向に改善されないのであれば、退職を検討すべきです。

1年働いて、仕事内容が自分に合ってない

1年間同じ職場で働いていると、会社の方向性や仕事内容が自分に合っているかなどが、見えてくるはずです。このまま現在の職場で働き続けることで、自分のやりがいや目標が達成できるかどうかが分かってきます。しかし、それが何も見えてこなかったり、現在の職場では自分のキャリアプランが築けないと感じたら、そこが辞め時かもしれません。

3年以上は同じ職場にいることが美徳と感じる方もいるかもしれませんが、「時は金なり」です。転職がめずらしくない時代になったからこそ、自分に合っていない職場は早めにケジメをつけ、時間を有効活用することも必要です。

会社の社風・経営が不安定

会社の社風が自分に合っていないと辛い場合があります。例えば、営業出身の社長の場合、徐々に営業部門の意見が強くなり、会社の方向性が「とにかく物を売れば良い」といった偏った考えになってしまう場合があります。商品の魅力を高めるために必要な、企画や開発といった部分が疎かになってしまい、企画や開発の部門で働いている人は、やりたいことができない状況に陥り、モチベーションが下がってしまうかもしれません。

また、会社の業績不振などにより、リストラや倒産に陥り、突然仕事がなくなるという状況になるかもしれません。
企業の業績が悪くなると、給料が遅れがちになり、今まで出ていた残業代が突然カットされるといったことが起こります。

そういったときに、「会社の決めたことだから意見を言えない」と諦めてしまうと危険です。会社の規則である基本的なことができていないといった状況は、会社に何かしらの支障が出ているサインでもあります。会社のために働くことは大切ですが、自分の生活がままならなくては、身も蓋もありませんので、退職を考えることが賢明です。

会社を辞めては駄目な理由、判断ポイント

会社を辞めてもよいポイントについてお話しましたが、理由によっては辞めてしまったことで後悔が残る結果になってしまう場合もあります。会社を辞めない方がよい理由についてもお伝えします。

寿退職はキャリアが途絶える

女性にとって、結婚は人生の最大のイベントといっても過言ではないでしょう。
結婚によって、仕事を辞める選択をする女性たちも少なからずいます。寿退職するという決心も大切なことですので、辞めることが悪いとは言えません。また、退職理由として会社側も納得しやすいというメリットもあります。しかし、結婚して仕事を辞めると、キャリアが途絶え、それがデメリットとなることもあります。

結婚生活や子育てが落ち着き、共働きで正社員で再就職しようと思っても、ブランクやフルタイムで働けそうにない状況であると、復帰が厳しい場合があります。
また、当時の仕事のやり方が変化している場合もあります。そうなると、なかなか正社員での復帰が難しく、仕事をずっと続けていた女性との差が出てくることは否めません。
そのため、寿退職をしても将来自分が再就職したい業界の情報を収集したり、必要な資格取得のための勉強などを続けたりすることを心がけましょう。

介護を理由に退職すると無収入になるので危険

高齢化が進む現代、自分の家族に介護が必要となることもあるでしょう。
その介護を仕事と両立する状況になり、仕事を辞めざる負えない人もいるのが現状です。難しい問題ですが仕事を辞めれば、介護することはできるようになります。しかし、代わりに収入がなくなり、収入がないなか介護費用を支払う状況になります。
これでは、介護する方もされる方もお互いにストレスがたまり、共倒れになってしまう可能性が高いです。

仕事をしながら介護をする人のために、厚生労働省では介護休業法が制定されています。介護休業は、要介護状態にある家族1人につき、通算93日間の休業が与えられるものです。介護休業法は、最大3回に分けて取得することが可能です。上司に相談し仕事をしながら上手く組み合させて活用し、退職を避けることもできます。

給料が安い理由で辞めると失敗する可能性がある

給料の高い企業は魅力的に見えますが、現在の職場の退職理由が「給料が安いから」という理由のみであれば、一度考え直した方がよさそうです。
仕事は給料のみではなく、仕事内容や人間関係、将来のキャリアプランに合致しているかなど、総合的に判断して「やりがい」を感じる場合も多いからです。
今後の給料やキャリアアップができそうな場合、入社時の給料は高くなくても、将来を見据えて、現在の職場で頑張る必要もあります。

また、無事に転職できたとしても、結局、現在の給料よりも低い金額で働かなくてはならないことになってしまったり、能力や実績が備わっていない場合は、なかなか転職先が決まらないこともあります。
実際に転職先での給料が、前の会社の給料より下回ることの方が多いという報告もあるため、給料の大幅なアップを期待しすぎない方がよいでしょう。なぜなら、第二新卒はキャリアが十分に確立しておらず、特に新しい分野への転職の場合、未経験者扱いと同様に捉えられることがあります。また、在籍年数によって給料の額を決める会社もあります。

しかし、転職によって給料アップが全く望めないというわけではありません。例えば、転職する前の会社の給料水準がもともと低かったり、以前より規模の大きな会社に転職した場合は、給料アップが見込める可能性が高いです。さらに、不動産の営業職など一般的な会社より、初任給が高い職種に転職することで、今までより高い給料を手にすることができる場合もあります。

働きたくないから辞める

特に理由はないにもかかわらず、仕事がつまらないから、働きたくないからと会社を辞めてしまうことはいただけません。目的もなく退職をすると、後で「失敗した」と感じるケースがほとんどです。会社を辞めるには、明確な理由と退職後のプランをしっかりと考えたうえで行いましょう。

その他の理由は、転職のプロに確認してみましょう!

円満退社するためにやるべきこと

会社を辞めるときは、入社するとき以上にエネルギーが必要な場合も多々あります。
現在かかわっている仕事の整理や引き継ぎなど、自分自身も残る同僚も、困らないような退職までの計画を立てることが重要です。

自分の中で明確な退職日を設定し、転職活動を行う

現在の会社を退職するわけですから、基本的には次の会社への転職活動も同時に行う必要があります。それには、いつ頃に退職するかを決め、その日に合わせて転職活動を計画的に進めることが大切です。期限を決めずにいた場合、退職時期や転職活動自体も曖昧になり、退職の意思を伝えることが先延ばしになってしまうこともあります。

退職の意思を伝えるなら、繁忙期は避ける

退職は、何月にしなければならないという決まりはないですが、会社の状況を考え、退職日を決定することは賢明な判断だと言えます。例えば、会社の繁忙期に退職を伝えたり、退職日に設定したりすることは、残る同僚などにも迷惑をかけることになりますし、印象も悪くなってしまいます。今までお世話になってきた会社ですので、自分の退職のせいで周りにしわ寄せが来ないような時期を選びましょう。

また、繁忙期に辞めることを伝えたとしても、忙しいので取り合ってもらえない場合があります。意見が通り安い時期を見極め、うまく退職の意思を伝えましょう。

退職日の1~3ヵ月前に直属の上司に相談する

ドラマなどである日突然、退職届を上司に突きつけて辞めるというシーンがありますが、そういった一方的な辞め方は関心できません。大抵の会社では、就業規則に退職の1ヵ月前までにその意思を伝えること、という定めがあります。中には、2~3ヵ月前に退職の意思を伝えるという会社もありますので、それにならい、直属の上司に相談しましょう。

退職理由は前向きな内容を話す

たとえ、本当の退職理由が現在の会社への不満からだったとしても、それを正直に伝えることは避けましょう。「キャリアアップのためにやりたい仕事がある」など前向きな退職理由を話すと効果的です。また、同職種に転職する場合、退職理由の不平不満は漏れやすいので安易に周りに言わないよう注意しましょう。

退職を引き止められた場合

退職を伝えても、必要な人材であった場合は強い引き止めにあうことがあります。
しかし、本当に退職したいなら、退職の意思は変わらない態度を一環し、今までの感謝は丁寧に伝えましょう。それでも、退職を頑なに受け入れてもらえない場合は、会社の人事部や労働基準監督署に相談することを視野に入れることが必要です。

まとめ

仕事を辞めることは、終わりでもあり、新たな始まりでもあります。どのような場合にしろ、そのような大切な節目の時期は、人生の中で大切なものだと捉えましょう。スムーズで気持ちの良い退職を心がけることで、後の人生にも大きな学びと影響を与えるはずですよ。

失敗しない転職先企業の見つけ方

ライタープロフィール

久木田(くきた)みすづ 精神保健福祉士・社会福祉士

福祉系大学で心理学を専攻。
卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんや、その家族に対するカウンセリング、ソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。
現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。