【仕事を辞めたいけどお金がない】貯金がない状態で退職する場合の注意点

仕事の悩み・転職

経済的な不安があると、退職に踏み切るのは難しいものです。しかし、計画的に転職の準備を進めることで、貯金がなくても退職することは可能です。

この記事では「仕事を辞めたいけどお金がない」という方に向けて、退職後に必要となるお金や対処方法を紹介します。お金がない状態でも、無理なく次のステップに進むための参考にしてください。(Misa)

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1. 仕事を辞めたいけどお金がない場合はどうする?

仕事を辞めたいけど貯金がなく不安な場合は、まず生活費の見直しと退職後の収入源を考えることが大切です。

「1ヶ月にいくらの生活費がかかるのか」「転職先が決まるまで生活していけるのか」を冷静に分析して、本当に今すぐ辞めて良いかを判断します。また、失業保険の受給条件を確認し、支給までの期間も把握しておきましょう。

これらを考慮せず「辞めたい」という気持ちにまかせて退職してしまうと、その後の生活が立ち行かなくなる可能性があるため注意が必要です。

ただし、「仕事が合わず体調を崩している」「職場でパワハラが横行している」などの場合は、心身の健康を守るため、お金がなくても早期に退職を検討することをおすすめします。


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2. 仕事を辞めた後に必要なお金は?

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仕事を辞めると勤務先からの収入はなくなり、社宅や寮に入っていたなら住まいも同時に失います。食費、光熱費、住宅費、通信費などの必要最低限の生活費は、収入とは関係なく支出するお金です。

収入のある家族などがいれば頼ることはできますが、仕事を辞めるときには必要最低限の生活費を捻出する方法を考えておく必要があります。

また、意外に負担が大きくなるのが、健康保険、年金などの社会保険料と住民税です。

現在、医療機関で治療を受けている場合、離職後1年間はそれまでの健康保険が適用される場合がありますが、国民健康保険に切り替えた場合、一般的には医療費の自己負担額は大きくなります。さらに、住民税は収入がなくなっても同じ額を納付しなければなりません。

ただし、健康保険や国民年金、住民税には条件によって減免制度がありますので、住んでいる市区町村の役所で相談してみると良いでしょう。

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3. 「仕事を辞めたいけどお金がない」ときの対処方法

実際に、「仕事を辞めたいけど、お金がない」という状況に直面した場合の具体的な対処法を5つ紹介します。

3.1. 働きながら転職活動をする

「仕事を辞めたいけれどもお金がない」という場合、そのまま仕事を続けながら転職先を探し、次の仕事が決まってから退職を申し出るのがもっともリスクの少ない方法です。

生活の問題だけでなく、キャリアの空白をつくらないこともメリットです。キャリアの空白期間がある求職者に対して不安感をもつ人事担当者もいますので、早期の転職活動はネガティブな要素を排除することにもつながります。

3.2. 働きながら副業をする

最近は在宅ワークや短時間のアルバイト、スキルを活かしたフリーランスの案件も増えており、これらを働きながらこなすことで、退職後に必要なお金を貯蓄できる可能性があります。

副業である程度の収入や経験を得てから退職すれば、経済的な不安も減り、安心して次の一歩を踏み出せるでしょう。

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3.3. 一人暮らしの方は実家に帰る

一人暮らしの方が貯金のない状態で仕事を辞めてしまうと、金銭的に厳しい状況に陥る可能性が高まります。また、家に一人でいる機会が増えることで、精神的に疲れてしまう場合もあります。

そのため、どうしても仕事を辞めたい場合は実家に帰ることも検討しましょう。実家であれば一人暮らしよりも生活費が節約できるうえ、家族に悩みを聞いてもらえる可能性もあるため、落ち着いて転職活動を行うことができるでしょう。

3.4. ボーナスをもらってから辞める

ボーナスの支給時期が近いのであれば、それを受け取ってから辞めるのが賢い選択です。

ボーナスをもらうことでまとまったお金が得られるので、退職後の生活費や転職活動の資金に充てられ、金銭面の不安も軽減されます。

タイミングを見計らい、計画的に行動することで、後悔のない退職がしやすくなります。

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3.5. 失業手当を受ける

お金がない状態で仕事を辞めたいときは、失業保険(雇用保険)の利用を検討しましょう。正社員だけでなく、条件を満たせばパートや契約社員も受給対象になります。

また、2025年4月からは、自己都合退職の給付制限が原則2ヶ月から1ヶ月に短縮され、より早く受給できるようになりました。

ただし、雇用保険の加入状況などによって受給額や受給期間は異なるため、事前にハローワークで条件や手続きを確認し、計画的に退職と転職活動を進めるのがおすすめです。

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4. 仕事を辞めた後の後悔を防ぐには

仕事を辞めた後に感じやすい後悔には、以下のようなことが挙げられます。

  • 収入が減り、生活が苦しくなった
  • 転職先が思った環境と違い、前職のほうが良かったと感じた
  • 辞めた理由が曖昧で、次の目標も決まらず不安になった
  • 思ったより再就職が難しく、焦りや孤独を感じた

「辞めたい」という気持ちだけで退職すると、収入面以外にもさまざまな後悔が生まれる可能性があります。そのため、退職する際は辞める理由と次の目標を明確にし、計画的に行動することが大切です。

転職先に不安があるという場合は、転職エージェントの利用もおすすめです。転職エージェントでは、求職者の希望に沿った求人の紹介だけでなく、履歴書の添削や面接対策も行っています。

非公開求人もあるので、ひとりでは見つけにくい職場に出会えるチャンスも広がり、転職後の後悔を軽減できるでしょう。

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5. 転職成功には計画性が大切

次の仕事を決めるまで働き続けるのが難しい場合は、貯金と退職金、失業手当など、最後の給料を受け取った後に手元に残るお金で、どのくらい暮らせるかを試算しましょう。

無収入の状態が続いても暮らせる期間がわかっていれば、転職活動や求職中の生活についての計画を立てやすくなります。

生活の不安に追われてしまうと、条件の良くない仕事を選ばざるをえなくなります

将来を見据えて転職を成功させるためには、計画性をもって行動することが大切です。

転職に限らず、会社の倒産や、自分や家族の病気などの万が一に備えて、手取り年収の1年間分くらいの貯金があると安心です。

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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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