仕事をしていれば、「やる気が出ない」「モチベーションが上がらない」と感じる日があるのは、誰にでもあることです。しかし、そうしたネガティブな気持ちが長く続いてしまうと、いずれは「仕事自体を辞めたい」と思ってしまうかもしれません。
今回は、仕事にやる気が出ない原因や、やる気が出ないときに絶対に避けたいNG行動、転職を考えた際に押さえておきたいポイントについて解説します。
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1. 仕事にやる気がでない人は多い
仕事に対するモチベーションが下がり、「やる気が出ない」と感じてしまう人は少なくありません。仕事を始めた頃は情熱や意欲にあふれていた人でも、何かをきっかけにやる気を失ってしまうことがあります。
業務がマンネリ化したり、人間関係に悩んだりすることで、次第に前向きな気持ちが薄れてしまいます。このような状況を打破するには、まずはやる気が出ない原因を見つけ出し、一つずつ問題をクリアしていくことが大切です。
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2. 仕事にやる気が出ないと感じる主な原因
イラスト:斉田直世 漫画の続きはこちら>
毎日仕事をしていれば、誰しも「何となくやる気が出ない」と感じる日はあるものです。とはいえ、できることならあまりネガティブな気持ちにとらわれず、楽しんで仕事をしたい方が多いでしょう。
そこで、まずはなぜやる気が出ないと感じてしまうのか、仕事において何が問題なのかといった原因を確認しておきましょう。
2.1. 「やりがい」が感じられない
仕事のやる気が出ない原因でもっとも多いのは、仕事にやりがいを感じられないケースでしょう。
仕事の意味や成果を実感できなかったり、成果を上げても評価されなかったりすると、何のためにその仕事をするのかという疑念が生じ、モチベーションが低下していきます。
2.2. コンプライアンス違反やハラスメントが横行している
多くの人が社会のルールを守る理由は、罰則などのリスクを恐れる気持ちだけでなく、「正しくありたい」という倫理観が備わっているからです。
そうした倫理観がある人は、自分自身に実害はなくても、コンプライアンス違反やハラスメントが横行する会社には、嫌気がさしてくる場合があります。
2.3. 職場の雰囲気が悪い
仕事のモチベーション維持には、人間関係の充実度が大きく影響します。職場の雰囲気が悪いと、その会社で働くこと自体が苦痛になります。また、厳しすぎる上司がいたり、常識のない部下がいたりすると、仕事内容に満足していてもやる気が削がれてしまうでしょう。
2.4. 仕事内容が合っていない
そもそも仕事内容が自分に合っていなければ、どれだけ頑張ろうとしてもやる気は起きにくいでしょう。
「入社したが聞いていた仕事内容と違う」「以前とやりたい仕事が変わった」など、仕事内容が合わないと感じる理由は人によってさまざまです。
仕事のやる気が出ない時は工夫次第で改善できる場合も多いですが、どうしても難しい場合は転職をすることで自分に合う仕事を見つけられるかもしれません。
2.5. 給与が見合っていない
仕事を頑張る理由の一つに、給与額の影響は大きいと言えます。仕事内容や自身の努力に対して給与が見合っていなかったり、将来的な昇給の見込みがなかったりすると、「頑張っても報われない」と感じやすくなるでしょう。
また、休日の少なさや長時間労働といった、給与以外の待遇面での不満も、やる気を削ぐ原因となることがあります。
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3. 仕事にやる気が出ないときの対処法
「何となく毎日やる気が出ない」と感じたときは、具体的に何をすればいいのでしょうか。ここでは、仕事にやる気が出ないときの対処法を3つ紹介します。
3.1. やる気が出ない理由を明確にする
まずは気持ちを整理するためにも、なぜやる気が出ないのか、その理由を明確にすることが大切です。
先述したように、仕事自体に問題があることもあれば、職場の人間関係が影響していることもあります。また、複数の要因が重なって、やる気を失ってしまっている場合もあるでしょう。
理由がはっきりしない場合は、不満に感じることや気分が落ち込む出来事を紙に書き出してみるのも、一つの方法です。
3.2. 細かい目標を設定してクリアしていく
やる気が出ないときは、細かい目標を設定するのもおすすめです。毎日同じような仕事をしたり、大きすぎる目標を目指したりしていると、マンネリ化してモチベーションが上がりづらくなってしまいます。
そんなときは、「○時までにこの仕事を終わらせる」「○件のアポを取る」など、達成しやすい目標を一つずつクリアしていくことで、やる気を保ちながら仕事に取り組めるでしょう。
3.3. 仕事は生活のためと割り切る
「働くこと自体にやる気を見出せない」という場合は、思い切って「生活のための仕事」と割り切ることも大切です。生活するには収入が必要であり、仕事はそのための手段と捉えることで、仕事に対する過度な期待を抑えたり、プレッシャーを軽減したりできるでしょう。
また、プライベートを充実させれば、そのために仕事を頑張ろうという気持ちも芽生えやすくなります。
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2回目以降の転職で気を付けるべきポイントを確認する。
4. 仕事にやる気が出ないときのNG行動
仕事にやる気が出ないときに、やってはいけないNG行動を3つ紹介します。例えば、「やる気が出ない」というだけで、安易に仕事を辞めるのは非常にリスキーです。
4.1. 感情先行で転職する
感情先行で転職すると、失敗しやすいので要注意です。やる気が出ない原因を把握できないままでは、転職した先でもやる気が出ない可能性があります。
4.2. 仕事を適当にこなす
仕事のやる気が出ないときに適当にこなして手を抜くことは、社会人として避けるべき行動です。
やる気が出ないからこそ、転職も視野に入れたスキルアップなどの備えが必要になります。より多くの経験を積み、自分の価値を高めることがより良い未来につながるのです。
4.3. 仕事が合わない状態で我慢し続ける
明らかに仕事が合っていないのに我慢し続けていると、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。仕事へのやる気が失われてしまったら、行動のモチベーションをキャリアアップに切り替えましょう。
転職を視野に入れて選択肢を広げながら、自身のキャリアに向き合っていくことをおすすめします。
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5. やる気が出ずに転職する際のポイント
やる気が出ないのは自分自身の内面の問題ですが、自分では解決できないことが原因になっている場合もあります。
働く環境を変えなければ、いつまでもやる気が出ない状態が続きます。すなわち、転職を視野に入れなければなりません。転職を考える際に重要なのは、悔いのないよう計画的に準備することです。
5.1. 転職したい職種・給与・キャリアパスを明確にする
転職する上でまずやっておかなければならない重要なことは、「目標を明確にすること」です。
現在の職場環境と照らし合わせながら、転職したい職種や業種、職場の立地、給与面などのことを1つずつクリアにしていきます。
また、20代で転職する場合は、今後30代・40代でどういったキャリアパスを描けるかも視野に入れましょう。
5.2. 同じ状況にならないよう吟味する
同じ状況に陥ることがないよう、転職先を吟味することも重要です。転職後もやる気が続かない人に共通するのは、事前のリサーチが不十分であることです。
転職の際は、労働条件だけでなく、会社の人間関係や将来性についても吟味しなければなりません。
また、仕事へのやる気が出なくなった原因を見つめ直すことで、自分に合った働き方や条件が見えてくる場合もあります。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。