
【仕事辞めたい疲れた...】辞めたいのは仕事? 会社? 客観的に分析する方法
心身ともに疲れきってしまい、「仕事を辞めたい」と思ったら? 無理をして働き続けるリスクもありますが、辞めてから後悔するのも避けるべきです。辞めたいのが「仕事」なのか「会社」なのかを考えてみましょう。(Misa)
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1.心身が疲れたときに起こりやすい逃避願望
心身が疲れたとき、ふと「仕事を辞めたい」と感じるのは自己防衛のための逃避です。「辞めたい」という思いは、仕事を続けることで心身を病んでしまうと感じて、自分を守るために生まれた願望かもしれません。
逃避は自分を守るための本能であり、逃避するのは悪いことではありません。「仕事を辞めたい」という気持ちを無視し続けた結果、心や体を病んでしまう可能性もあり、無理を重ねるのは禁物です。
だからといって、本能だけで行動するのが常に正しい選択ともいいきれません。辞めてから後悔しないため、いったんは客観的に判断することも必要です。
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2.辞めたいのは仕事? それとも会社?
なぜ、限界に近づくまで疲れてしまったのか、辞めたいと考える原因が会社や人間関係などの環境にあるのか、それとも仕事そのものにあるのか、原因によってとるべき行動は変わってきます。
まず、辞めたいと思う原因が仕事なのか会社なのかを把握する必要があります。疲れてしまった原因や日頃から嫌だと感じていることなど、ネガティブな要素を洗い出します。そして、それらが仕事そのものと会社のどちらに由来するかを分類していきます。
どうすればネガティブ要素を解消できるかもあわせて考えていきましょう。付箋やメモ紙に書きだして並べ替えていくと、考えを整理しやすくなります。
ネガティブ要素が、会社に由来するものが中心である場合は、転職で解決できる可能性があります。仕事そのものに原因があるなら、職種を変える必要があるかもしれません。もし、会社には問題がない場合は職種や配置転換という方法も考えられます。
仕事に由来するネガティブ要素が多かった場合は、仕事で楽しいと思えたこと、やりがいを感じたことなど、ポジティブ要素も挙げてみると、より客観的な分析ができるでしょう。
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3.自分がどうしたいのかを知ることが大切
「仕事を辞めたい」と思うほど疲れてしまったときは、何よりもまず、充分な睡眠とバランスのよい食事で、体力を回復することが最優先です。分析や検討は心身がフラットな状態で行うようにしましょう。
自分の真意を把握するために必要なのは、あいまいな自己分析ではなく、自分と仕事や会社との関係性を客観的に知ることです。たとえば、定時内で対応できる範囲に業務を調整してもらうなど、上司に相談することでも会社の反応や方針を把握できます。
そして、休養をとっても体調が回復しない場合は、早めに医療機関の受診を考えるべきです。日本では精神医療に関する先入観が根強く、うつ症状を自覚している人でも医療機関の受診を避ける傾向がありますが、うつは精神科や心療内科の専門領域です。早期に適切な治療を受ければ回復も早くなります。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。
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