【仕事辞めたいは甘え? 】甘えかどうかの判断基準と辞めるべき場合の対処法

【仕事辞めたいは甘え? 】甘えかどうかの判断基準と辞めるべき場合の対処法

「もう仕事を辞めたい」と思う瞬間は多くの方が経験したことがあるものです。

仕事を辞めたい理由は千差万別ですが、場合によっては周囲に「甘え」だと思われてしまうこともあります。

そこで今回は、仕事を辞めたいと思うのが甘えになる場合、ならない場合の違いとはどんなものか、解決のためのヒントを紹介していきます。

1.仕事を辞めたいと思うのは甘えになるのか?

あなたが仕事を辞めたいと思う気持ちが甘えなのか否かは、辞めたいと思う原因によって異なります。

たとえば、仕事が自らの力が及ばないものであれば、それは甘えとは言えません。できる努力や改善を行ったうえで、それでも辞めたいと思う場合も同様でしょう。

一方、やれることをやりきっていない場合や、きちんと出勤しないなど非常識な理由の場合は、甘えと言わざるを得ない可能性があります。

したがって、会社を辞めたいと思うことを、一概に「甘え」と決めつけることはできません。少しずつ自分の感情を深掘りし、辞めたいと思う真意を探っていく必要があります。

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2.必ずしも甘えとは言えない場合がある

上記の通り、仕事を辞めたいと思う理由にはさまざまなケースが考えられます。まずは甘えとはいえないケースについて見ていきましょう。

なお、仕事を辞めたい理由や辞めるかどうかの判断基準については以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

【関連記事】「【仕事辞めたい】会社がつらいと思ったらやるべき事と辞める判断ポイント」

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2.1.コロナ禍における将来の不安

2020年から広まった新型コロナウイルスの感染拡大によって将来の見通しが立たない不安から仕事を辞めたいと思う人もいるかと思いますが、それは甘えではありません。描いていたキャリアビジョンが遠ざかってしまったり、不安感から将来に希望が持てなかったりすれば、仕事自体を辞めたいと思うのも無理はないでしょう。

【関連記事】「「コロナで業績悪化」は転職理由になる!?-面接や応募書類での伝え方」

2.2.労働環境への不満

労働環境への不満から仕事を辞めたいと思うのは、甘えとは言い難いです。たとえば、長時間労働や休日出勤を強いられていたりセクハラやパワハラなどのハラスメントを受けたりしていれば、辞めたいと思うのも当然です。

2.3.リモートやテレワークによる疲れ

リモートワークやテレワークでコミュニケーション不足に陥り、仕事が円滑に進められなくなったなどという場合に、仕事を辞めたいと思うのも甘えとは言えません。

2.4.その他にも辞めたい理由はさまざま

上記以外にも仕事を辞めたいと思うきっかけはさまざまです。「慢性的な人手不足が解消されない」ことや「会社の経営状態が思わしくない」、などの理由も考えられます。

上記で挙げた理由はいずれも自分でコントロールできる要因ではないため、必要以降に自分を責めることはありません。

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3.【辞めたい】を甘えと思われてしまう原因

一方、あなたが仕事を辞めたいと思う気持ちを「甘えだ」と捉えられてしまうケースがあるのも事実です。その例を4つ紹介します。

3.1.辞めたい理由が自分本位

辞めたい理由が自分本位の場合は、甘えだと捉えられてしまいます。たとえば、「夜更かしが習慣になっており、朝起きるのが辛い」などという理由は個人的な事情であるため、自分本位の甘えた考え方だと思われる可能性が高いでしょう。

3.2.仕事のミスや、仕事上の責任を負うことへの不安

ミスをすることや仕事上の責任を持つことに対する不安で仕事を辞めたいという場合は、上司や同僚から「甘え」といわれてしまう可能性が高いでしょう。社会人として働く以上、仕事においてミスをしないことや仕事に責任を持つことは避けられないため、辞める理由としては甘いと思われてしまうのです。

【関連記事】「【体験談紹介】仕事でミスした時の対処法と落ち込む自分から脱却する方法」

3.3.仕事が自分のやりたいことではない

やりたい仕事ではないから辞めたい、という考えも甘えと思われてしまう原因の一つです。仕事は時にやりたくないこともこなさなければならないという場合もあるため、甘えと捉えられる可能性があります。

3.4.人間関係が面倒に感じる

人間関係が面倒に感じ仕事を辞めたいという理由も甘えと思われる原因です。組織に属している以上、どんなに苦手な相手でも必要なコミュニケーションを取り仕事を進める上で必要となる円滑な人間関係を保てなければ、甘えだと指摘されてしまうでしょう。

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(4)--仕事に行きたくない時の処方箋3」

4.すぐに"辞める"のではなく、一度考えるべきこと

上記のようなことが身に起これば、「すぐに仕事を辞めたい」と思う方もいるでしょう。しかし、衝動的に仕事を辞めることは絶対に避けるべきです。時が経つにつれて後悔するかもしれません。

仕事を辞めたいと思ったときは、まず以下の4つを考えることをおすすめします。

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4.1.辞めたい理由は本当に解決・解消が不可能なものなのか

辞めたいと思う理由を自分自身で改善できないか考えてみましょう。自分でできる努力をする前に辞める決断をするのは時期尚早です。できることはすべてやり尽くしたという状態になってから仕事を辞めることを具体的に考えても遅くはありません。

4.2.辞めることで解決できる理由なのか考えてみる

あなたが仕事を辞めたいと思う理由は、今辞めることで解決できることなのかを冷静に考えてみましょう。

たとえば、経営方針や職場風土が合わず何らかの弊害がある場合は、会社を変えることでその弊害を解消できるでしょう。しかし、「朝起きるのが辛い」「上司の小言がうるさい」などの理由の場合は、職場を変えたとしても同じ悩みを抱える可能性があります。そんな場合は今すぐ辞めるのではなく、根本的な解決方法を検討してみましょう。

4.3.相談できる相手がいないか探してみる

仕事の相談ができる相手を探してみるのも良い方法です。上司や同僚に限らず、あなたが気兼ねなく話せる相手なら家族や友人でもいいでしょう。自分では想像もしていなかった解決策をアドバイスしてもらえる可能性があります。また、自分の気持ちを第三者に言葉で伝えることで気分がすっきりして、やる気が芽生えるかもしれません。

【関連記事】「仕事を辞めたいと思ったら誰に相談すればいい?相談する相手や注意点を紹介」

4.4.休職や異動を検討してみる

会社自体を辞めるのではなく、一旦休職をしたり異動を申し出たりすることも有効な方法です。仕事を辞めたい理由にさらされ続けている状況ではマイナス思考に陥りやすくなります。しかし、休職して仕事に関わるすべてのことから一旦距離を置いてみると、心身のリフレッシュが図れて物事の捉え方に変化が表れるかもしれません。

また、今の部署を離れることで辞めたい理由が解消できるのであれば、異動希望を申し出て、別の部署で働くのも一つの手段です。まずは上司に相談してみましょう。

【関連記事】「自信が持てない若手社会人が自分の強みを見つけて活用する方法は?--日立ソリューションズ・伊藤直子氏に聞く」

5.それは本当に甘え?辞めることを考えたほうがいい場合

真面目な人であればあるほど「仕事を辞めたいと思うのは甘えなのだ」と自分自身を追い詰めてしまう傾向があります。しかし、ここまでで解説してきたように、甘えか否かは状況により異なり、一概に判断できるものではありません。

しかし、もしあなたが以下のケースに該当する場合は、仕事を辞めることを考えるべきタイミングだといえるでしょう。

5.1.自分の頑張りと会社からの評価に不満がある

自分の成果に対して正当な評価が得られていない状況下では、辞めたいと思うのは無理もなく、甘えではありません。客観的に見て取れる成果を出しているにもかかわらず評価されなければ、誰でもモチベーションを保てなくなります。

もし可能であれば、具体的な成果を示すものを用意して上司に掛け合ってもよいでしょう。それでも改善が見込まれない場合はこの先の頑張りも報われない可能性が高いため、辞めることも検討しましょう。

5.2.今のままだとキャリアアップが望めないと感じる

今の会社で働き続けてもキャリアアップできる見込みがないと感じる場合は、辞めたいと思うのは自然な事かもしれません。客観的に見ても、甘えとは思われないのはもちろん、あなたの心はむしろポジティブな状態だと捉えられます。やりたいこと、なりたい将来像が明確にある場合は、今の仕事を辞めることに罪悪感を抱く必要はありません。

5.3.将来が見通せず不安がある

会社の業績が不安定で将来の見通しが立たない状況では、会社を辞めたいと思うのは仕方のない事です。あなただけではなく多くの同僚も辞めたいと感じていることでしょう。

あなたの生活や将来を守れるのはあなた自身です。後悔しない選択をしましょう。

5.4.会社の労働環境に不満がある

会社の労働環境に不満があり改善が見込まれない場合も、それを理由に辞めることは甘えではありません。例としては、「慢性的な長時間労働や休日出勤」「有給休暇の取得が認められない」「仕事量や責任の重さに給与が見合わない」などが想定されます。そのまま心身に負担をかけ続ければ、病気を患うリスクも高まります。従業員を大切に考えてくれる会社に転職すべきでしょう。

5.5.今の仕事が自分に合っていないと感じている

数年間働いた結果、それでも今の仕事が合わないと感じるのであれば、辞めることを考えても問題はないでしょう。入社数ヵ月程度で「この仕事は自分には合わない」と判断するのは早すぎますが、1年以上働いていれば、仕事の大枠は把握できているはずです。その段階で仕事が合わず苦痛を感じる場合には、あなたがもっと活躍できる環境に転職することを検討してもよいでしょう。

6.辞めると決めたら円満退職できるように準備をしよう

慎重に考えた結果、仕事を辞める決断をしたのであれば、円満退職のための準備を始めましょう。

さまざまな事情があるにしても、今までお世話になった会社です。「立つ鳥跡を濁さず」のことわざ通り、上司や同僚になるべく迷惑をかけないよう、退職の作法と準備はあらかじめ押さえておきましょう。

円満退職のコツについては以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

【関連記事】「円満退職のコツとは?転職で気まずくならないための5つの作法」

7.まとめ

仕事を辞めたいと思うことは決して悪いことではなく、自分に罪悪感を抱く必要はありません。

しかし、重要なのは、辞めたい理由をきちんと把握しているか、それを改善するための適切な対処をしているか、ということです。もし辞めたい理由が甘えと思われるような理由だと自分で認識できれば、信頼できる人に相談するなどしながら、まずは自分にできることを模索しましょう。

甘えではなく、自分の力ではどうしようもない、手の施しようがない理由の場合は、休職や異動、転職など、環境を変えることを考えてみましょう。

いずれにしても、今すぐ仕事を辞める決断をするのではなく、自分の気持ちと向き合うだけの心と時間の余裕を持つことをおすすめします。

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