仕事をすぐ辞めるのがよいことだと考える人は少ないと思います。それでも早期離職を繰り返す人がいます。早期離職のデメリット、仕事をすぐ辞める人の特徴と改善策など、短期間で仕事を辞めたいと思ってしまう人の対処法を解説します。(Misa)
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1.仕事をすぐ辞めるデメリットとは
キャリアアップや、より良い条件を求めて転職するのは、特別なことではなくなっています。
しかし、仕事をすぐ辞めることにはデメリットがあります。
1.1.企業の採用担当者から警戒感を抱かれる可能性
企業の人事・採用担当者は、1~2年未満など、短いサイクルで転職を繰り返す人には警戒心を抱く場合があります。
例えば、20代で3回以上の転職歴があると要注意ポイントとしてチェックされ、転職活動で不利になる可能性があります。
1.2.継続的な経験を積みづらいためキャリア形成にも影響
また、短期間で転職を繰り返すと継続的な経験を積みづらいため、キャリア形成にも影響します。
若手のうちに腰を落ち着けて実務経験を積めないと、社会人としての姿勢やプロ意識を身につけるチャンスを逃すかもしれません。
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2.仕事をすぐ辞める人の特徴と改善策
仕事をすぐ辞める人には共通する特徴があります。
ここで挙げる特徴は、入社後にミスマッチを感じる原因になる可能性があります。
そして、そのミスマッチが仕事をすぐに辞める行動につながると考えられます。
2.1.理想の高さに反して現状認識や目的意識が乏しい
現状認識が甘いために理想と現実のギャップが大きかったり、曖昧な理想だけで目的意識がなかったりすると、ミスマッチを乗り越えるモチベーションがもてません。
自己分析ではなく、現状分析に重点を置きましょう。
2.2.物事を都合よく解釈する傾向がある
人の話を自分に都合のよい形で解釈することも、ミスマッチの原因になります。
ポジティブ思考と希望的観測の違いを意識しましょう。
2.3.意見対立を乗り越えるコミュニケーションが苦手
意見対立を避け、認識や意見の相違を見過ごしつづけると、仕事はうまくいかなくなり、ストレスも増加します。
個人的感情や苦手意識にとらわれないプロ意識と利害を調整するコミュニケーションスキルを身につけましょう。
2.4.受容性が低い
自分の意に反することや好きになれないことを受け入れる許容量、すなわち受容性には個人差があります。
その人の性格にも左右されますが、経験や訓練で高められます。受容性はマネジメント職に求められる資質です。
2.5.他罰思考や被害者意識、依存心が強い
物事がうまくいかない原因を自分以外に求める傾向が強いと、職場や仕事が悪いと考えてしまいがちです。
また、依存心の強さが環境への不満に転嫁される場合もあります。
何もかも自分の責任として背負いこむのも危険ですが、自分の課題や問題を認識できない人はどんなに恵まれた環境でも成長は難しいでしょう。
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3.改善できない場合の対処法
では、どうしても仕事を辞めたいと思ってしまう場合はどうすればいいのでしょうか。
3.1.仕事を辞める原因、動機を明確にする
仕事を辞めるという選択を回避できない場合は、仕事を辞める原因、動機を明確にするところから始めましょう。
そして、次に仕事を探すときは、仕事を辞めた原因や動機、つまり仕事に対して絶対に譲れないことを基準に、転職先を選びましょう。
3.2.会社勤めに向いていない可能性も
転職を重ねても自分に合った仕事や会社が見つからない場合は、会社勤めに向いていない可能性も考える必要があります。
そういう人には、独立起業やフリーランスで働くという選択肢もあります。
ただし、完全リモートワークなど、柔軟なワークスタイルを認める会社も増えていますので、ワークスタイル重視で転職を考えてみるのもよいでしょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。