IT営業に必要な資格とは-資格取得のメリットやスキルについても解説|求人・転職エージェント

メニュー

更新日:2022/05/27

営業職

IT営業に必要な資格とは-資格取得のメリットやスキルについても解説

sales_1057.jpg

この記事のまとめ

  • IT営業とは、IT製品やIT技術を活用してお客様の課題を解決する営業職。
  • IT営業におすすめな資格は、ITパスポート、基本情報技術者、システムアーキテクトなど多数ある。
  • 資格だけでなく、コミュニケーション力や提案力などのスキルも大切。

IT技術は世界中で成長・発展を続けており、営業職の中でも将来性が期待できる仕事の一つです。とはいえ、IT業界ではどのような営業活動を行うのか、普通の営業とどういった点が異なるのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、IT営業に必要な資格やメリット、求められているスキルなどについて解説します。

目次

営業職専任のアドバイザーが揃うマイナビ営業エージェント営業職専任のアドバイザーが揃うマイナビ営業エージェント

IT営業とは?普通の営業とは違う?

IT営業とは、IT製品やIT技術を活用してお客様の課題を解決する営業職のことです。一般的な「実在する商品を販売する」形式の営業とは異なり、「モノや形がない技術やサービスを販売する」形式であることから、「無形商材」とも呼ばれています。

IT営業はITによる課題解決を目的としているため、ITに関する専門的な知識やスキルが求められます。

IT営業で持っていると良い資格10選

IT営業として働くうえで、資格の取得は知識やスキルをアピールするために有効です。ここでは、持っているとおすすめの10の資格をご紹介します。

ITパスポート

ITパスポートは情報処理推進機構(IPA)が主催する情報資格試験のうち最も難易度が低いとされる試験で、ITに関する基本的な知識が身についているかどうかを認定するものです。CBTと呼ばれるコンピューター選択式の試験で、これからITについての知識を学ぼうとしている方にもおすすめです。

基本情報技術者

基本情報技術者試験もIPAが主催する情報資格試験です。春と秋の年2回行われており、ITの現場に携わる技術者として必要な基礎知識が身についているかどうかを問う試験となっています。

難易度はITパスポートに比べると高く、基礎知識を問う一次試験と応用力を問う二次試験で構成されています。

応用情報技術者

こちらもIPAが主催する情報資格試験で、基本情報技術者試験の上位資格に位置しています。こちらも春と秋の年2回行われており、ITの現場に携わる技術者として必要な応用力が身についているかどうかを問う試験となっています。

難易度は基本情報技術者試験よりも高く、基礎知識を問う一次試験と応用力を問う二次試験で構成されており、筆記が求められます。現場のプロジェクトリーダーなど、より豊富なIT知識が必要な人材におすすめの資格です。

システムアーキテクト

システム開発を行うにあたって設計や分析などの上流工程を担うエンジニア向けの試験です。プログラマーやシステムエンジニアの上級職にあたるエンジニアが受験する資格で、難易度は非常に高くなっていますが、豊富な知識やスキルをアピールできます。

情報セキュリティスペシャリスト

ITの中でもセキュリティの知識に特化したエンジニア向けの試験です。前述のシステムアーキテクトと同様に上位資格となるため難易度は高めです。IT営業においては、セキュリティ製品などを販売する企業への就職を考えている場合におすすめです。

キャリアコンサルタント

就職や転職を行うにあたって、志望者のこれまでのキャリアを参考にしながら最適なアドバイスを行う人のための資格です。国家資格であり、合格している人でなければ「キャリアコンサルタント」と名乗ることはできません。

セールススキル検定

営業職が自身の営業に関する知識やスキルを測定するための試験です。1級から3級まで用意されており、上級になるほど難易度は上がります。IT営業に限らず総合的な営業力を認定する試験であり、営業職として働くすべての人におすすめです。

ITストラテジスト

ITストラテジストとは、企業や組織の経営戦略に基づいてITを活用し、業務改善や市場での新たなビジネスモデルを創出する人のための試験です。IT営業は時に企業の経営戦略を達成するためにIT技術で課題の解決をはかる必要があるため、取得しておくと課題解決力をアピールできます。

ITサービスマネージャー

ITサービスマネージャーとは、運用・保守に携わるエンジニア向けの資格です。ITサービスを安定的に提供することを目的としており、品質を維持したり障害が発生した時に迅速に対応したりする能力が備わっているかどうかが問われます。

MOS (マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOSは、Word、Excel、PowerPointなどのOffice製品に関する知識やスキルを認定するための資格です。IT営業はPowerPointなどを活用して営業資料を作成することもあるため、取得しておくと基本的な事務作業のスキルをアピールできます。

IT営業で資格取得しておくメリットはある?

IT営業として働くにあたって資格を取得しておくメリットはあるのでしょうか。ここでは、3つのメリットについて解説します。

キャリアップにつながる

IT営業として働くうえで必ずしも資格を取得しなければならないというわけではありません。しかし、関連資格を取得することでより専門性が高い知識やスキルが身につくため、自身のキャリアアップにつながります。

仕事の幅が広がる

これまでのスキルや経験に加え、資格取得を通じて新たな知識が身につくため、仕事の幅が広がりやすくなるメリットもあります。新しい商材に挑戦してみたいと考えている場合や、今よりもさらに多様な仕事に取り組みたいという意欲をもっている場合は、目指している自分の姿に合わせた資格にチャレンジしてみることをおすすめします。

自己アピールにつながる

資格を取得しておくと、就職・転職活動の際の自己アピールにつながります。前述のように、IT営業は必ずしも資格取得が必須の仕事ではありません。だからこそ、関連資格を取得しておくことで、採用者に対して「この志望者はITに関する知識が豊富だ」という印象を持ってもらうことができます。

また、積極的に資格を取得することによって、自主的に学び続けられる人材であることもアピールできます。

IT営業に欠かせないスキルや知識

IT営業に欠かせないスキルや知識としては、次のようなものが挙げられます。

IT関連の知識は必須

当然のことではありますが、ITに関する商材を扱うため、IT関連の知識は必須となります。お客様の課題をヒアリングして課題を解決するためには、自社の商材を深く理解するだけでなく、そもそもITに関する知識を豊富に持っていなければ、最適な提案は難しいからです。どのような課題にも対処できるよう、しっかりとした知識を備えておくことが大切です。

コミュニケーション・管理能力

営業として働くためには、お客様と円滑なコミュニケーションを取る能力やスケジュール管理能力も必要不可欠です。お客様とこまめなやりとりを行う中で信頼関係が構築されるため、積極的にお客様と関わることのできる人材が求められます。

ヒアリング・提案能力

営業の目的は、商談の中でお客様が抱えている悩みや課題を引き出し、その課題に対する解決策を自社の商材を活用して提案することにあります。

お客様がどのような課題を抱えているのかを把握するためのヒアリング能力や、その課題に対する提案能力を身につけることで、お客様からの信頼を獲得でき、スムーズな受注が実現します。

IT営業には顧客理解が重要

どのような営業活動においてもいえることではありますが、高い成果を上げるためには十分な顧客理解が重要となります。

相手がどのような業種・業態であり、どのような商材を取り扱っていて、課題はどこにあるのか。詳細な顧客像を掴んで深く理解することで、最適な提案ができるようになります。

IT営業のやりがいや厳しさ

IT営業は特にBtoBの場合に一件あたりの案件受注額が大きくなるケースが多く、規模が大きな案件に携わりたいと考えている方にとってはやりがいを感じられる仕事です。また、お客様の課題を自社の商材で解決できた時の達成感も得られやすい仕事です。

一方、営業にはノルマが設定されていることも多く、継続的にノルマを達成することに辛さを感じることもあるかもしれません。また、さまざまなお客様と接するため、時には人間関係でつまずくこともあるでしょう。小さな失敗を気にしすぎず、反省して次に生かせる前向きさも必要となります。

IT営業を目指すには

IT営業を目指すには、未経験から志望する方法と経験者が転職する方法の2通りあります。ここでは、未経験からIT営業を目指す場合の方法について解説します。

未経験でもなれる?

未経験からIT営業への就職・転職は可能です。ただし、求職活動に臨む前に志望先の業種や業態に関わる知識を身につけたり資格を取得したりして、十分な自己アピールができる状態にしておくことが望ましいでしょう。

志望動機の書き方は?

未経験から志望動機を書く場合は、これまでに身につけてきた知識やスキルを明確に記述することが大切です。「前職の〇〇という経験を通し、お客様の要望を的確に導き出すコミュニケーション能力が身につきました」など、IT営業に活用できるスキルについてアピールすると良いでしょう。

まとめ

IT営業として働くためには、ITに関する深い知識に加え、営業としてのコミュニケーション能力や提案力が必要になります。ITの知識習得を進めるためには資格取得を目指して学ぶ方法がおすすめですが、未経験からIT営業を目指すのであれば尚のこと関連資格を取得しておくことが望ましいでしょう。
自身が目指したい姿を明らかにしたうえで、適切な資格を選び、チャレンジしてみましょう。

営業職専任のアドバイザーが揃うマイナビ営業エージェント営業職専任のアドバイザーが揃うマイナビ営業エージェント

タグ一覧
執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

注目コンテンツ