更新日:2026/10/20

この記事のまとめ
転職する際に必要となる書類のひとつとして職務経歴書があります。同業種に転職するときと比較して異業種に転職する際には、企業に必要な人材としてのアピールが必要となります。ここでは、異業種に転職するときの職務経歴書の書き方についてご紹介します。
目次
職務経歴書は自分がこれまでどのような仕事をしてきたかを主に記載する書類です。仕事内容や実績、資格取得をはじめ、職歴やスキル、能力などを転職先の企業に伝えるものですので、ただ単に履歴を書くだけではなく、その企業に必要な人材であることと、どのように貢献できるかなどを表現しなくてはいけません。
特に異業種への転職を希望している場合は、そのままのキャリアを書くだけでは、どのように貢献できるかをうまく表現できない経歴である場合が多いため、書き方を工夫する必要があります。
異業種に転職する場合、未経験分野への転職では採用担当者の評価基準も厳しくなる傾向があります。その状況を打開するためには、まず志望する企業や業界をよく研究して、今までの職業で積んできた経験と新しい企業との接点を探すことが重要です。
そしてその接点が応募する職種にどのように生かせるのか、生かしていきたいのかを考えます。職種や職務内容だけから探すのではなく、能力面なども深掘ってみるとよいでしょう。
履歴書と職務経歴書で記載された職歴に食い違いがあるなど、いい加減に作成された応募書類には、採用担当者も当然ながら不信感をもちます。軽い気持ちで応募してきたのではないか、採用してもまたすぐ辞めるのではないか、なども考えてしまいます。
転職理由を明確にし、異業種に転職することで自分がどのようなキャリアを歩みたいのか、それによってどんな自分になりたいのか、自分が採用されることで企業にとってどんなメリットがあるのかなどをしっかり表現しましょう。
また、応募する企業に入るために自主的に企業や業界についてアプローチしてきたことも記載するとよいでしょう。自分のスキルや能力とともに、意欲や人間性もアピールポイントになります。
希望職種に関係する資格や技能を記載することはもちろんですが、直接関連がないと思われるようなものでも、転職する業種につながりがないかを考えて、記載するかどうかを判断しましょう。
数が多ければ良いというわけではありませんが、一見関連がなくても転職先との意外な接点がある資格があるかもしれません。そのような意味でも転職先の企業研究は重要と言えます。
山田 圭佑
資格を取得していることは、継続的に学習に取り組み、自分の能力を高めようとしてきたという客観的な証明にもなっています。
異業種への転職にあたり、直接関係がないと思われる資格を持っているのであっても、なぜその資格を取得しようと思ったのか、資格取得のため、どのように学習を継続したかなどを記載することで、自然な自己PRにつながります。
異業種へ転職する際の職務経歴書を作成するときには、いくつか気をつけたいポイントがあります。書類選考を通過しないと面接には進めませんし、面接に進んだ際に、質問されたことが具体的に答えられないといったことにならないようにしましょう。
職務経歴書は、限られたスペース内で効率的にアピールする必要があります。そのため書きたいことが多いからといって、たくさんの文字量になってしまうことはおすすめできません。
一般的には3枚程度まで(理想はA4サイズで1〜2枚程度)の間に、書くべきポイントをおさえて、自分を表現しましょう。
今までどのような仕事をしてきたのかを200〜300文字程度(3〜5行程度)にまとめるようにします。詳細は職務内容で記載するのであまり文章が長くならないようにしつつ、採用担当者が詳細を読みたくなる内容にするよう心がけてください。
主に具体的な数字を取り入れて、成果や実績が一目でわかるような内容がよいでしょう。また、要点を明確に伝える場合は箇条書きが有効かもしれませんが、職務要約では文章で表現しましょう。
どのような仕事を経験したのか、またその成果について書くようにします。一番のアピールポイントとなるので、応募する職種との接点を意識しながらしっかりと書きましょう。
自分にできることも応募する職種とリンクさせながら具体的に書くと訴求力がアップするので効果的です。今までの経歴や実績と転職先の共通点を意識して書いていきましょう。
自己PRは、職務経歴書の中でも特に重要な項目です。採用担当者にあなたがどのような人物なのかを印象付けるような内容が望ましいです。
具体的にはどのような素質を持っていて、それによって得られた結果が仕事をしていく上でどのような場面で貢献できるかを述べると良いでしょう。
志望動機には応募する企業で働きたい強い気持ちをアピールします。その企業で活躍するビジョンを描いたり、募集職種の魅力的な点や自分にマッチングしている点などについて説明したりするようにします。
また転職理由を明確にし、人事担当者が納得するような説明ができるようにしてください。特に異業種の場合は、能力面での貢献度を表現することが難しくなるので、意欲を表現できる志望動機や転職理由は特に重要な項目のひとつです。
山田 圭佑
異業種への転職をする際、志望動機は「異業種へ転職して数年後の自分の姿」をイメージしながら書いていくのもおすすめです。
何年後にどのような業務を担当し、どのような貢献をしているのかという具体的な姿を表現することで、未経験分野に挑戦する意欲や成長への姿勢を企業担当者へ伝えることができるでしょう。
自己PRのみならず、空いたスペースを生かして自分の熱意を企業に伝えるようにしましょう。未経験者だからこそ行動できることも必ずありますし、異業種からの転職者を歓迎する企業も多く存在します。自分の熱意を最大限にアピールする場所として使いましょう。
職務経歴書の作成に不安がある方は、キャリアアドバイザーのサポートも活用してみてください。
山田 圭佑
マイナビ転職エージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビ転職エージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。
職務経歴書
職務経歴書は全て書かない?情報の取捨選択と効果的な省略テクニック
職務経歴書
職務経歴書はどこまでさかのぼる?効果的な作成方法を解説
職務経歴書
【例文あり】アルバイトのみの職務経歴書はどう書く?3つのポイント
山田 圭佑
異業種への転職にチャレンジする際、職務経歴書には「ポータブルスキル(業種や職種が変わっても別の職場で活かせる、汎用的なビジネススキル)」を記載することを意識しましょう。
職種が変わったとしても、たとえば現状の把握力、計画立案力、想定外の状況への対応力、部下マネジメント能力などは、さまざまな場面で活かせる可能性があります。これまでのキャリアで積み上げた能力で、異業種で活かせそうな能力やスキルをピックアップして記載しましょう。