プログラマーの転職先は?おすすめ転職先や選び方のコツを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2024/01/18

IT業界

プログラマーの転職先は?おすすめ転職先や選び方のコツを解説

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この記事のまとめ

  • IT業界は人手が不足しており、プログラマーの知識やスキルを生かした転職先は多い
  • 転職先を選ぶときは、業種と職種の組み合わせを考慮することでリスクが減らせる。同じ職種であれば、プログラマーの経験やスキルが生かせる
  • プログラマーの転職先選びで失敗しないためには、タイミングをはかることや元請け大企業を選ぶことがポイント

近年IT業界の成長・拡大に伴い、ITスキルを有した人材が多く必要とされています。プログラム言語を用いてシステムやソフトウェアを作るプログラマーもそのひとつです。しかし、プログラマーは需要が高いとはいえ、労働環境がよいとは限りません。さまざまな事情により、転職を検討しているプログラマーがいるのも事実です。

経験やスキルがあるプログラマーには、どのような転職先がおすすめなのでしょうか。この記事では、プログラマーの転職先や選び方のコツについて解説します。

目次

IT専任のアドバイザーが揃うマイナビITエージェントIT専任のアドバイザーが揃うマイナビITエージェント

プログラマーの転職先とは?

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プログラマーはやりがいのある仕事ですが、残業や長時間労働は珍しくありません。また、ニーズの変化が激しいIT業界独特のスピード感についていくのが難しいと感じる方もいるでしょう。スキルアップができず、将来のキャリアを描けないケースもあります。

辞めたいと思う要因はさまざまですが、転職先は後悔のないよう慎重に検討しましょう。ここでは、転職する際に覚えておきたい注意点を紹介します。

スキルを生かした転職先がおすすめ

プログラマーとして培った経験やスキルは、IT業界では基礎です。そういったITスキルを持つ人材は貴重で、スキルを生かした転職先を探すのは難しくないでしょう。ただし、自身が納得いく転職をするには、これまでの経験をどう生かせるかだけでなく、自分に合う働き方や将来のビジョンを明確にして検討する必要があります。

プログラマーの需要は?

近年デジタル化が加速する状況の中、IT業界は慢性的な人材不足に陥っています。子どもの頃からプログラミング的思考を育成し、IT人材を確保することが急務とされています。

さまざまな分野で自動化技術やAIの開発が進んでいますが、そのようなシステムをプログラミングするプログラマーが必要とされていることに変わりはありません。プログラマーの経験やスキルがある人材は、IT業界では即戦力として重宝されます。IT人材の需要が高い現在は、転職のチャンスといえるでしょう。

業種と職種の組み合わせで考える転職先の選び方

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転職を検討する際は、業種・職種について理解しましょう。たとえば、同じ職種でも企業や配属先により業務内容が異なります。業種・職種を把握することで、転職先の方向性が決まるでしょう。ここでは、業種と職種の組み合わせで考える転職先の選び方について解説します。

同業種・同職種

最も転職しやすいといわれている組み合わせは「同業種・同職種」です。たとえば、現在よりも大手の同業種企業でプログラマーとして働くといったケースが挙げられます。基礎的な知識や経験があるため、入社後早い段階で即戦力になれるでしょう。

同業種・異職種

現在と同じ業界で、営業やエンジニアといったプログラマー以外の職種を選択する「同業種・異職種」の組み合わせを選ぶ方も多くいます。職種は異なるものの、業種特有の知識が役立つことがメリットです。面接官に意欲が伝われば、転職に有利といえます。

異業種・同職種

これまでとは異なる業界でプログラマーとして働く「異業種・同職種」の組み合わせもよくある転職例です。働く業界が変わってもプログラマーという職種が変わらないため、これまで培った経験を生かせます。特に、過去の実績や経験を重視している企業への転職は有利でしょう。

プログラマーが異業種に転職するリスク

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業種と職種の組み合わせには「異業種・異職種」もあります。このケースは未経験者としてスタートするため、かなりの努力が必要です。ずっと憧れていた業界に飛び込みたいという熱い思いがあるとしても、リスクが大きいことは覚えておきましょう。ここでは、主なリスクについて解説します。

異業種に転職する2つのリスク

異業種・異職種に転職するリスクは2つあります。ひとつは、未経験からのスタートになるため、年収が下がる可能性が高いことです。覚悟して転職したとしても、努力やモチベーションが続かずに辞めてしまう方もいるでしょう。

もうひとつは、「採用しても会社に定着してもらえないのではないか」という疑念を抱かせてしまうというリスクです。経験を積んできた職種からの転職は、将来のキャリアプランが定まってないというマイナスな印象を与えかねません。これら2つの大きなリスクがあることを念頭に置いたうえで、転職先を選びましょう。

リスクを回避するには?

自分の夢や目標が明確で、熱意をもって面接官に説明できるのであれば、異業種・異職種への転職を検討しましょう。異業種でもプログラマーの知識が生かせる業種を選ぶことでリスクの回避が可能です。IT関連の職種であれば、これまでと異職種でもプログラマーの知識を活用できます。

【プログラマーの転職先】労働環境やスキルを重視する場合

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転職先を検討する際は、目的を明確にすることが重要です。ここでは、やりがいを求め、労働環境やスキルを重視したいと考えているプログラマーにおすすめの転職先を6つ紹介します。自分が求めている仕事について考えながら比較・検討してみましょう。

社内SE

社内SE(システムエンジニア)は、自社のシステム開発・運用・保守を担当します。プログラミングの知識を利用する場面が多く、プログラマーとしての経験が役立つ仕事です。クライアントが社内のため、納期に追われて長時間労働を強いられることが少ないといわれています。

また、社内SEが活躍しているのはIT業界だけではありません。近年、どの業界でもWebシステムを活用しているため、自分が好きな業界に転職できます。ワークライフバランスを重視したい方や社内の調整に関心がある方におすすめです。

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IT営業

IT営業は、IT全般の技術や経験を生かしながら自社製品の販売や顧客とのパイプ役として活躍する仕事です。プログラマーの知識やスキルがあれば、顧客のニーズや不満に沿った製品やシステムを提案できるというメリットがあります。

人と関わることが好きな方や新しい製品や技術の情報収集が苦にならない方は、IT営業が向いているでしょう。また、相手のニーズを正確に把握して分析する論理的思考力も求められます。

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Web系のエンジニア

プログラマーの知識や経験を最大限生かせるのは、Web系のエンジニアです。自社のWeb系サービス提供にあたり、設計・開発・運用・保守といった工程全般に携われます。

Webシステムを採用する企業は増加傾向で、Web系エンジニアは最も多くの人材を募集している職種といわれています。最先端の技術や知識を取り入れることが苦にならない方や効率化を追求することが好きな方に向いている職種です。変化するニーズに合わせて柔軟な対応力も求められます。

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Webプランナー

Webシステムの導入にあたり、作成するWebサイトを企画・設計するのがWebプランナーです。クライアントからヒアリングした要望やイメージに沿って、編集や設計をします。企画提案の際に、いかにクライアントの要望を反映できるかが重要な仕事です。

業界トレンドに興味があり情報収集を惜しまない方や企画提案が好きな方に向いています。また、クライアントの要望をくみ取るにはコミュニケーション能力が必要です。プログラマースキル以上に、アイデア力やマーケティング全般に関する知識を求められます。

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Webプロデューサー

Webプロデューサーは、事業計画や予算管理に至るまでWebサイト製作プロジェクト全般を担当する仕事です。

Webサイトをゼロから立ち上げるにあたり、クライアントのニーズを明確にし、現在のトレンドや競合他社の動向を把握・分析したうえで、コンセプト・Webサイトページ数・納期・予算といったプロジェクトの方向性をWebディレクターと連携して決定します。

決定権がある仕事のため、良好な人間関係を築けるリーダー気質の方が向いています。予算やリスク管理を含めた総合マネジメント能力や成果検証能力も必要です。

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プログラミングの講師

近年、専門学校だけでなく学習塾やキッズスクールでもプログラミング教育が行われるようになり、子どもや社会人にプログラミングを教える講師が数多く求められています。プログラマーの知識や実務経験が役立つ職種といえるでしょう。

中でも、小・中・高校でパソコンやプロジェクターの機器操作を指導し、ICT活用を支援するICT支援員は現在需要が大きい職種です。人に教えることが好きな方は、プログラミング講師やICT支援員への転職を検討してみましょう。

【プログラマーの転職先】年収を上げたい場合

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プログラマーを辞めたい理由のひとつに、報酬への不満を挙げる方も少なくありません。年収を上げることが目的の転職は、プログラマーが主に担当する下流工程ではなく、上流工程の仕事を探す必要があります。ここでは、年収を上げたい方の転職先を紹介します。

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、企業の課題を解決するためにIT戦略を策定し、経営をサポートする専門家です。経営視点に立ち、システムの開発や最適化、プロジェクトの運用・進捗管理といった多方面で課題解決策を提案します。

長い間プログラマーとして業務に携わっていた方は、専門知識を生かしたスペシャリストとして重宝されるでしょう。財務会計知識も含めた幅広い専門知識とコミュニケーション能力が必要です。

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データアナリスト

Webサイトを運営するにあたり、ITデータを分析・調査し、経営を改善する専門家がデータアナリストです。プログラマーとしてデータを見続けた経験が役立ちます。主な仕事はデータ分析結果から課題の解決策を提示するコンサルティングの役割と、システム構築をサポートするエンジニアの役割の2つです。

マーケティングに関する知識があり、好奇心が旺盛で分析が好きな方は、転職先として検討してみましょう。

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プログラマーが転職先の選択で失敗しないためには?

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転職先の選択で失敗しないためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。客観的に市場状況を観察して、どのような人材が必要とされているかを確認することが大切です。ここでは、プログラマーの転職先選びで失敗しないコツを紹介します。

元請け大企業を選ぶ

IT業界は、元請け・一次下請け・二次下請けといった多重下請け構造になっている場合が多く、委託の構造上、元請けと下請けでは賃金に大きな差があります。年収や福利厚生といった待遇面を考慮すると、上流工程に携われる元請けの大企業を転職先として選ぶのがおすすめです。

IT業界はエンジニアが不足しており、優れた人材であれば十分にチャンスはあります。志望動機や面接では、プログラマーとしてのキャリアをしっかりアピールしましょう。

転職のタイミングを慎重に決める

転職で失敗しないためには、タイミングを慎重に決めることも大切です。現在の職場規定における退職可能日を確認し、転職にかかる期間を把握してスケジュールを立てる必要があります。

一般的に、退職可能日から転職までにかかる期間は3ヵ月ほどです。また、1月~3月、7月~9月は企業の求人が増えるタイミングとされていますが、自分の希望条件にかなった求人がいつもあるとは限りません。転職を検討している方は、常日頃からどのような求人があるのかチェックしておきましょう。

まとめ

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プログラマーの代表的な転職理由には、仕事内容や労働環境への不満があります。「労働環境を改善したい」「年収を上げたい」といった転職の目的を明確にして、業種や職種を選ぶとよいでしょう。ITスキルのある人材は常に不足しているため、プログラマーの経験やスキルを生かせる仕事であれば、転職先の選択肢も増えます。

転職する際は、経験やスキルに加え、自分の適性能力を正しく把握することが重要です。マイナビITエージェントでは、IT業界に精通するキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職活動をサポートします。

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マイナビエージェント編集部

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