社内SEを目指す人のキャリアプランの考え方|求人・転職エージェント

更新日:2022/04/01

IT業界

社内SEを目指す人のキャリアプランの考え方

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社内SEとは、企業内で自社のシステム開発や保守、管理などを行う職種です。
企業によっては年収1,000万円以上を目指せる上に、「ネットワークエンジニア」「アプリケーションエンジニア」など、さまざまな職業へのステップアップもできるため、希望する人が増えています。

人気職である社内SEを目指すためには、今後のキャリアプランを考えることが大切です。
今回は、社内SEのキャリアプランを考える際のポイントをご紹介します。

目次

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企業が面接者にキャリアプランを聞く目的

どんな職業に就く場合も、面接でキャリアプランを聞かれることは多いですが、「どんなキャリアプランを考えていますか?」「将来の目標は?」と聞かれてスムーズに答えるのは難しいですよね。

企業に採用されるためには、企業がキャリアプランを聞く狙いを把握し、適切な回答を用意しておく必要があります。
企業が面接者にキャリアプランを聞く目的としては、次の二つが挙げられます。

【目的1】企業の長期目標とどのくらいマッチしているか?

企業が面接者にキャリアプランを聞く目的のひとつとして、志望者のビジョンと自社の長期目標とが、どのくらいマッチしているかを確認するということが挙げられます。

2017年9月15日に厚生労働省が発表した

新規学卒就職者の離職状況(平成26年3月卒業者の状況)」によると、新規高卒就職者の40%以上、新規大卒就職者の30%以上が就職後3年以内に離職しています。
新卒者の3割以上が早期離職してしまうのはなぜでしょうか?

厚生労働省が2019年12月18日に発表した「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、若年労働者が初めて勤務した会社を辞めた理由の上位に「労働時間・休日・休暇の条件が良くなかった」「仕事が自分に合わない」などが入っており、企業と採用者の考え方にミスマッチが生じていることがわかります。

入社後のミスマッチは、新卒者だけでなく、転職者でも生じる可能性があります。
このような企業と採用者とのミスマッチを減らすために、企業は志望者のキャリアプランを聞くようにしているのです。

【目的2】志望者の考える目標や計画が明確かどうか?

企業がキャリアプランを聞くもうひとつの理由は、志望者の考える仕事上の目標や計画が、どれほど明確なものかを確認することです。

例えば、「御社の売上を2倍にします」という説明では、具体性に欠けるでしょう。
企業は、目的を達成するための具体的な目標を設定し、企業の規模や自身のスキルに合った計画を立てられる人を採用したいと考えています。

キャリアプランを答えるときのポイント

それでは、面接でキャリアプランを聞かれたときは、どのように答えればいいのでしょうか。
まずは「いつ」「どのような方法で」「何を」「どうするか」など、目標設定とそれを達成する計画について具体的に説明しましょう。

ただし、具体的に説明することができても、その内容が企業の目標とずれていては意味がありません。
面接を受けるまえに、企業分析をしっかり行うことが大切です。

長期的な計画を立てるのが難しい場合は、目標を達成するために「現在、自身が取り組んでいること」を答えるのもひとつの方法です。
目標達成のための取組みについて話すことで、あなたの考え方や行動力について、企業に知ってもらうことができるでしょう。

社内SEのキャリアプランを考えよう

社内SEを目指す人がキャリアプランを考える場合は、その仕事内容やキャリアパスについて知ることが大切です。
ここでは、社内SEの主な業務や将来的なキャリア形成の仕方について見ていきましょう。

社内SEのおもな仕事

社内SEの仕事は、システムを導入・改修することによって、社内における業務上の課題を解決することです。
対応する課題が多岐にわたるため、企業によっては次のような役割に分かれて担当することもあります。

社内の情報システムやアプリケーションの構築・運用

新規システムの立案や既存システムの見直しを行い、業務を進める上で最適なシステムを開発します。
経営戦略や業務の改善に携わることになる、企業の屋台骨といえる仕事です。
企画が不十分だと、思い描いたものと違うシステムが出来上がったり、コストが膨れ上がったりする可能性があります。
また、各部門へのヒアリングが不足していると、せっかく開発したシステムが現場で定着しないということもありえます。

社内の業務フローの分析

社内の業務フローを分析し、最適なシステムを開発するための要件定義を行います。
企業の資産を一元管理する「ERP(企業資源計画)」導入の担当者になることもあります。

ITインフラの設計から保守まで

ITインフラの設計から構築、運用、管理、監視、保守までを行います。
業務に大きな影響が出ないよう、ネットワークやサーバーに問題が起きたときは素早く対応する必要があります。
社員がネットワークやサーバーを安定して使えるように、調整を行うこともあります。

ヘルプデスク

社内システムに関する問い合わせへの対応を行います。
ハードウェアやソフトウェアに問題の起きた場所にみずから出向いて対応することもありますし、アプリケーション開発やインフラの保守など、専門業務を行っている担当者に対応を依頼することもあります。
また、社内で使用するツールやシステム導入時のセットアップ、利用方法の説明をするのも仕事の一環です。

社内SEのキャリアパス

自社システムの開発・運営に集中でき、経営戦略や業務改善にも深く携わることができる点が社内SEの魅力です。
そのため、複数のクライアントのプロジェクトを掛け持ちする外部SEを経て、社内SEをキャリアパスの到達点に設定している人も少なくありません。

また、より専門性を高めるために「アプリケーションエンジニア」「ネットワークエンジニア」「サーバーエンジニア」「テクニカルサポート/ヘルプデスク」などに転職する人もいます。

社内SEに向いている人とは?

社内SEに向いているのは、事業全体を俯瞰して、どのような課題があるか抽出できる人です。
会社はどういう戦略を打ち出しているか?」「どうしたらもっと楽にプロジェクトを管理できるか?」など、さまざまな観点から考察し、社内システムやアプリケーションを開発することが求められます。

また、各部門から課題をヒアリングしたり情報を共有したりするなど、コミュニケーション能力がある人は、社内SE向きといえるでしょう。

社内SEの気になる年収は?

社内SEの平均的な年収は、20代で385万円、30代で505万円です。(社内システム企画の平均年収 - マイナビエージェント調べ)
しかし、大規模なシステムが必要な企業では、年収がグッと上がる場合もあります。

例えば、外資系投資銀行の場合、30歳前後で1,000万〜1,500万円の年収を受け取る社内SEもいるなど、企業によってばらつきがあるようです。

社内SEになるためには、企業分析と自己分析が必須

大規模な企業で「システム構築・運用」や「ITインフラの設計・保守」といった一部門の担当者として仕事をするのか、あるいは中規模の企業でシステムに関するすべての業務に携わるのかなど、企業によってキャリアプランの考え方は変わります。

また、社内SEとして業務に最適なシステムを開発することで企業に貢献したいのか、専門職へのステップアップのために社内SEを目指すのかによって、キャリアプランの考え方は変わってきます。
企業分析に加えて、自身のキャリアパスについてもしっかり考えておくことが、採用への近道になるでしょう。

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SEといえば、SE会社に属し、他企業からの依頼に合わせてシステム構築などを行っていく「常駐SE」がイメージされやすいですが、最近人気なのは、一般企業に就職し、その企業のシステム開発や運営を任される「社内SE」です。ここでは、社内SEへの転職に失敗しないための下準備についてご紹介します。

システムエンジニア(SE)は、システムの設計・開発など、主に上流工程を担当するエンジニア職ですが、同じSEでも「社内SE」の場合は、ややそれとは異なる特殊なポジションと考えたほうがいいです。ここでは、社内SEに転職することのメリット、社内SEに転職したい人に有利な資格などをご紹介します。

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執筆・編集

大原 直人

前職は大手メーカー系SIerにて要件定義から実装・導入まで幅広く担当し、現在は関西圏のIT領域責任者を担当しております。エンジニアとしての現場知識を活かし、コンサルタント・SI・WEB系・社内SEなど、ご希望に対する適切な提案を強みとしております。

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