ネットワークエンジニアの平均年収は?仕事の魅力や給料アップの方法も紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2023/07/31

IT業界

ネットワークエンジニアの平均年収は?仕事の魅力や給料アップの方法も紹介

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この記事のまとめ

  • 厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、ネットワークエンジニアの平均年収は534万6,000円。
  • ネットワークエンジニアが給料を上げるには、「難関資格を取得して市場価値を上げる」「独立する」などの方法がある。
  • ネットワークエンジニアの魅力は年収の高さだけでなく、将来性が高いことやリモートワークが可能なことも挙げられる。

転職先を選ぶうえで、年収は重要な判断材料のひとつです。一般的にIT業界は年収が高いといわれますが、ネットワークエンジニアの平均年収について知らない方は多いのではないでしょうか。

この記事では、ネットワークエンジニアの平均年収と給料を上げる方法について解説します。またネットワークエンジニアの魅力や向いている人の特徴も紹介するため、転職を目指す方はぜひ参考にしてみてください。

目次

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ネットワークエンジニアとはどんな仕事?

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ネットワークは現代の情報技術の基盤であり、ビジネスや組織のスムーズな運営に欠かせないものとなっています。そのネットワーク構築の役割を担うITエンジニアが、ネットワークエンジニアです。ここでは、ネットワークエンジニアの仕事内容を紹介しつつ、混同されやすいサーバーエンジニアとの違いについても解説します。

ネットワークの設計・構築・運用・保守を担当する

ネットワークエンジニアはネットワークの設計・構築・運用・保守といった、ネットワーク・インフラストラクチャーに関するさまざまな業務を担当します。主な仕事内容は以下のとおりです。

  • ネットワークの設計
  • クライアントの要望に応じてネットワークの構成やルーターの種類、数などを決め、コストやスケジュールを検討する
  • ネットワークの構築
  • スケジュールに沿ってネットワーク機器の設定や接続を行い、ネットワークの検証やテストを実施する
  • ネットワーク運用・保守
  • ネットワークの監視、トラブルやエラーの対応などを行い、ネットワークの安定稼働を確保する

サーバーエンジニアとの違い

サーバーエンジニアは、サーバーの設計・構築・運用・保守などが主な業務です。クライアントやユーザーが、データやアプリケーションにアクセスできるようにするためのサーバー基盤を管理します。サーバーエンジニアには、オペレーティングシステム(Windows、Linuxなど)やサーバー用のアプリケーションの知識が欠かせません。

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの仕事は密接に関連しており、両者は協力してプロジェクトの情報システムを支える役割を果たします

ネットワークエンジニアの平均年収は534万6,000円

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、ネットワークエンジニアの平均年収は534万6,000円です。同調査より算出した全産業の平均年収496万5,700円(「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」)と比較すると、ネットワークエンジニアの平均年収は高いことが分かります。

さらにネットワークエンジニアは知識やスキルを磨けば年収アップできる職業であるため、努力次第で高収入を得ることが可能です。

参照:電気通信技術者|厚生労働省 職業情報提供サイト job tag
参照:令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

ネットワークエンジニアが給料を上げる4つの方法

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ネットワークエンジニアは比較的年収の高い職業ですが、さらに給料を上げたいと考える方も多いのではないでしょうか。ITエンジニアは技術職であり、自分のスキル次第で年収を上げることが可能です。ここでは、ネットワークエンジニアが給料を上げる方法を4つ紹介します。

1.給与の高い企業へ転職する

給与水準は企業によって異なるため、給与の高い企業へ転職すれば収入を上げられます。現在の職場で昇給が見込めない場合は、上流工程に携われる大手企業や報酬の高い外資系企業などを目指してみるのもよいでしょう。

しかし、転職して給与が下がる事例もあるため注意が必要です。見切り発車で転職活動を始めるのではなく、自分の市場価値を正しく分析し、現在のスキルレベルや経験に見合った求人の選定が重要です。

2.需要の高い分野のスキルを身につける

IT業界は技術やトレンドの変化が激しく、次々に新しい分野が登場し、それに対応できるIT人材が求められています。ネットワークエンジニアとしてのスキルだけでなく、幅広いIT分野のスキルを習得した人材になれば、IT業界での市場価値を一層高められるでしょう。

また幅広いITスキルを習得すると、プロジェクトを統括する「プロジェクトマネージャー」やクライアントのビジネス課題をITの知識で解決する「ITコンサルタント」など、年収の高いIT関連職へのキャリアパスも開けます

3.資格を取得する

資格を取得すると業務に関する専門的な知識を有していることをアピールでき、企業側からの評価につなげられます。資格取得によってより多くの仕事を任せてもらえたり、業務の責任範囲が広がったりすれば昇給も夢ではありません。また、資格手当を支給している企業であれば、資格取得によって毎月数千円~数万円ほどの手当が給料に加算されます。

ネットワークエンジニアにおすすめの資格には、以下のようなものがあります。日々の業務に加えて資格取得へ向けた勉強時間の確保は困難ですが、目指す価値はあるといえます。

  • ネットワークスペシャリスト試験
  • AWS認定
  • CCNA

4.独立する

会社員は会社の規定で収入に制限がありますが、フリーランスであれば働いた分だけ稼げます。人によっては会社員よりも多く稼ぐことが可能です。自分で働く時間や仕事を選べるなど、自由度が高い点も魅力です。

しかし、自分で営業して仕事を獲得しなければ収入は途絶えてしまい、毎月の収入も安定しない可能性があります。独立するタイミングは慎重に決めましょう。

ネットワークエンジニアの魅力

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転職先を決めるうえで、仕事に魅力を感じるかどうかは重要なポイントです。魅力的な仕事に就けると高いモチベーションを維持したまま働け、充実した日々を送れるでしょう。ネットワークエンジニアの魅力は年収の高さだけではありません。ここでは、ネットワークエンジニアの魅力について詳しく解説します。

インフラに関わる仕事で将来性が高い

コンピューターネットワークは現代のビジネスや社会インフラにおいて不可欠な要素です。デジタル化の進展に伴い、情報の共有やビジネスの遂行にネットワークは欠かせません。そのためネットワークエンジニアの需要は高まっており、将来性に期待できます。長期にわたって安定した仕事に就ければ、余計な不安を抱えることなくキャリアを積み重ねられます

手に職がつけられる

ネットワークエンジニアは専門性の高い仕事です。IT技術やトレンドの変化についていく大変さはありますが、ネットワークに関する知識とスキルを身につければIT業界での市場価値は高くなります。ほかのIT関連企業への転職で困ることは少なくなるでしょう。また、ネットワークエンジニアの経験を活かして独立したり、コンサルタントとしてキャリアを築いたりすることも可能です。

リモートワークが可能な仕事もある

クラウドサービスに関わる業務であれば、ネットワークエンジニアであってもリモートワークが可能です。近年はクラウドサービスの普及によってリモートワークが可能な仕事が増えています。場所に制約されずに働ければ、通勤時間の削減やワークライフバランスの向上に期待できます。またオフィスよりも自宅のほうが集中できる方であれば、在宅ワークによって仕事の生産性も上がるでしょう。

ネットワークエンジニアに向いている人

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仕事は人によって向き不向きがあります。自分に向いている仕事であれば、モチベーションを高く維持したまま働けるでしょう。ここでは、ネットワークエンジニアに向いている人の特徴を3つ紹介します。これらの特徴に当てはまる方は、ネットワークエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

コミュニケーション能力が高い人

ネットワークエンジニアは、ほかの技術者や関係者と協力してプロジェクトを進める形が一般的です。コミュニケーション能力が高い人は円滑なチームワークを構築でき、ほかのメンバーと協調性を持って業務を遂行できます。

また、ネットワークエンジニアはクライアントとの関係構築も求められます。コミュニケーション能力が高ければクライアントと良好な関係を築けるようになり、ニーズや要求に合った解決策を提供できるでしょう。

好奇心旺盛な人

IT業界は技術やトレンドの変化が激しいため、ネットワークエンジニアとして活躍するには進化するテクノロジーやネットワークの最新トレンドに関心を抱き、学び続ける必要があります。好奇心旺盛な人であれば新しい技術やネットワークの仕組みを積極的に習得でき、仕事に活かせるでしょう。また、スキルの向上は年収アップにもつながるため、高収入を目指す方は日常的に学習することが大事です。

問題を解決するのが好きな人

ネットワークエンジニアの仕事には監視業務やトラブルシューティングも含まれており、ケースによっては複雑なネットワーク問題や通信障害に直面することがあります。問題を解決するためには、原因を特定するための論理的思考力が欠かせません。問題の解決が苦にならない人は、複雑な問題に直面したとしても原因を冷静に分析でき、論理的なアプローチで解決策を見つけられるでしょう。

ネットワークエンジニアに関するよくある質問

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ネットワークエンジニアへの転職を目指すにあたり、まだ疑問や不安がある方も多いのではないでしょうか。自信を持って転職活動を進めるためにも、ネットワークエンジニアについて気になる部分は事前に解消しておきましょう。ここでは、ネットワークエンジニアに関するよくある質問を3つ紹介します。

年収1,000万円は可能?

スキルや経験次第では、ネットワークエンジニアとして年収1,000万円も目指せるでしょう。年収1,000万円を稼ぐには、大手企業で上流工程に携わる、難関資格を取得する、フリーランスになるなどいくつか方法があります。まずは、ネットワークエンジニアの業務を通じて着実に知識とスキルを磨きましょう。

未経験でも独学でネットワークエンジニアになれる?

未経験者を歓迎しているネットワークエンジニアの求人は多数あるため、未経験でも転職は可能です。転職成功率を上げたい場合は、書籍や動画などを活用してネットワーク関連の知識を学ぶとよいでしょう。独学が難しい場合はスクールや講座を受講するのもおすすめです。

将来的にネットワークエンジニアの仕事はなくなる?

近年はAIやロボットに仕事が代替される職種も少なくありませんが、ネットワークエンジニアの仕事が将来的になくなる可能性は低いといえます。なぜならネットワークは情報技術の基盤であるうえに、電気や水道、ガスなどと同じように重要なインフラであるためです。

しかし時代の変化に応じてネットワーク領域で求められるスキルは変わってくるため、最新技術に対応できるよう日々情報のキャッチアップと継続的な学習が大切です。

まとめ

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ネットワークエンジニアの平均年収は534万6,000円で、一般労働者の平均年収よりも高めです。また需要の高いITスキルを身につけたり独立したりすることで、さらなる年収アップも期待できるでしょう。

ネットワークエンジニアの魅力を知り、転職を成功させたい方はぜひマイナビITエージェントにご相談ください。IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、応募書類の添削や面接対策などのサポートをし、転職成功に導きます。

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