Webデザイナーに必要な基本スキルとキャリアアップスキルはこれだ!|求人・転職エージェント

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更新日:2023/12/21

IT業界

Webデザイナーに必要な基本スキルとキャリアアップスキルはこれだ!

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この記事のまとめ

  • Webデザイナーに必要なスキルは、キャリアによって異なる。
  • Webデザイナーへの転職やさらなるキャリアアップを実現するには、キャリアパスを設定したうえでのスキルアップが必要。
  • 転職を検討している方は、学習用の書籍やWebサイト、スクールなどを活用してWebデザイナーに必要なスキルを学ぶのがおすすめ。

Webデザイナーにはさまざまなスキルが求められます。どのようなスキルを習得すればよいのか、具体的な情報を知りたい人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、Webデザイナーを目指す人、Webデザイナーとして実力をつけたい人、さらなるキャリアアップを目指す人に必要となるスキルをそれぞれ解説します。

自分に必要なスキルと学習方法が分かれば、転職やキャリアアップを効率的に実現できるでしょう。

目次

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Webデザイナーに必要なスキルはステージによって違う

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Webデザイナーに必要なスキルをすべてひとくくりにはできません。Webデザイナーはスキルの習得とともに自分のキャリアを上げていける職種のためです。ここでは、Webデザイナーを目指す人、Webデザイナーとして実力をつけたい人、さらなるキャリアアップやキャリアチェンジを目指す人に求められるスキルを紹介します。

未経験からWebデザイナーを目指す人

未経験からWebデザイナーを目指す場合は、まず業務内容がどのようなものなのかを理解しておくことが必要です。

Webデザイナーは、クライアントの要望に応えるWebサイトをデザインする仕事です。「デザインするのが好き」というのは大前提ですが、ビジネスに貢献できるデザインの知識、Webサイトへの理解、関連ツールを使いこなせる技術を身につけなければ仕事になりません。これらはWebデザイナーを目指すうえでの基本スキルです。

Webデザイナーとして実力をつけたい人

基本スキルだけでは限られた範囲の業務しかこなせません。Webデザイナーとしての業務全体を任せてもらえるようになるには、さらなるスキルアップが必要です。Webサイトを作る工程や使われるシーンまで考えたデザインの作成ができれば、業務の幅が広がるだけでなく、完成したWebデザインの質も高まりクライアントを満足させられます。

質の高い仕事ができれば自分に自信が持てるようになるため、やりがいを感じられるでしょう。さらなるキャリアアップを目指すこともできます。

キャリアアップ・キャリアチェンジをしたい人

Webデザイナーとしての経験を積んでいるのであれば、マーケティングやマネジメントのスキルをプラスすることで、さらなるキャリアアップやキャリアチェンジも可能です。クライアントの要望を理解してそれに応えるだけでなく、クライアントも気づかなかった課題を見つけ出して新たな提案ができれば高く評価されるようになるでしょう。

クライアントからの信頼を得るには、知識やスキルに裏づけされた説得力のある提案が欠かせません。

未経験からWebデザイナーを目指す人に必要なスキル3選

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ここでは、未経験からWebデザイナーを目指す場合に身につけておきたいスキルを3つ紹介します。Webデザイナーになるためには、デザイン関連のスキル以外にも業務ツールを使いこなすスキルやチームで円滑に業務を進めるためのスキルが必要です。具体的にどのようなスキルなのかを見ていきましょう。

1.Webデザインに関する全般的な知識

Webデザイナーを目指すにあたっては、デザイン制作の基本や配色・トーンをはじめとした基本的なデザインスキルが欠かせません。ユーザーが見やすいWebデザインを制作するコツやレスポンシブデザインについても学ぶとよいでしょう。

以下のようなWebデザインのトレンドについても学んでおく必要があります。

  • グラスモーフィズム
  • クレイモーフィズム
  • ダークモード

トレンドは時代によって大きく変化します。Webデザイナーとして長期的に活躍するには、常に最新のデザインを学ぶ意識が重要です。まずは現在のトレンドを押さえた基本的なデザイン制作のスキルから習得しましょう。

2.クリエイター向けソフトウェアの操作スキル

Webデザインを制作するときには、複数のクリエイター向けソフトウェアを使います。特に使用する可能性が高い以下の3つのツールを優先的に学習しましょう

  • Adobe Illustrator(イラスト制作用ソフトウェア)
  • Adobe Photoshop(画像編集用ソフトウェア)
  • Adobe Dreamweaver(Webサイト制作用ソフトウェア)

動画編集ではAdobe Premiere Proも使用されています。余裕があればこちらも学習するのがおすすめです。

3.ポータブルスキル

ビジネスを円滑に進めるには、コミュニケーションを図るスキルやプレゼンスキルも欠かせません。これらのスキルは業種・業界・職種を問わず活用できることから、ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)とも呼ばれます。

Webデザイナーとして開発業務に携わる場合はチームで仕事をするケースが多いため、ポータブルスキルが欠かせません

Webデザイナーとして実力をつけたい人に必要なスキル5選

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すでにWebデザイナーとして活躍している方がキャリアアップを目指すには、さらなるスキルの向上が重要です。より多くの業務に対応できる人材となるためにも、積極的にスキルの向上に励みましょう。ここでは、Webデザイナーとしてさらに実力をつけたい人におすすめのスキルを5つ紹介します。

1.Webプログラミングに必要なスキル

プログラミングに関するスキルはWebデザイナーに必須のスキルではありませんが、習得しておくと携われる業務の幅が広がり、より有用な人材となれます。以下の言語が使われるケースが多いため、優先的に学ぶのがおすすめです。

  • JavaScript
  • C
  • C++

Webデザイナーはユーザーが直接目にする部分を制作します。そのため、フロントエンド開発に用いられるプログラミング言語を学ぶとよいでしょう。

2.マークアップ言語を活用するスキル

意図したとおりにWebサイトを表示する目的で、テキストの構造や装飾に関する情報を記述するための言語をマークアップ言語と呼びます。マークアップ言語にはHTMLやXMLなどがありますが、Web開発の現場ではHTMLが幅広く用いられているため、HTMLを優先的に学ぶとよいでしょう。Webサイトの制作には欠かせないものであり、制作したデザインをブラウザーで表示できるように実装する目的で使用します。

3.グラフィックデザインを制作するスキル

Webサイトの制作では、情報を効率的かつ印象に残る仕方で伝える目的でグラフィックデザインを活用するのが一般的です。グラフィックデザインの制作もWebデザイナーが担当するケースがあるため、関連するスキルを習得しておくとよいでしょう。

グラフィックデザインの基本は、テキストやイラスト、図表、画像などを駆使して情報を伝えることです。さまざまなデザインに触れてセンスを磨きつつ、表現力を鍛えましょう。グラフィックデザイン制作に使用するソフトウェアの使い方を覚えることも必要です。

4.レスポンシブデザインスキル

Webサイトは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどさまざまなデバイス環境で閲覧されています。それぞれのデバイスに合わせてデザインとHTMLを作成する「アダプティブデザイン」では手間も運用コストもかかるため、ひとつのHTMLで効率的にWebサイトの構築・運用ができる「レスポンシブデザイン」が主流になりつつあります。

デバイスサイズの多様化に対応できるレスポンシブデザインは、Webデザイナーとして活躍するうえで欠かせないスキルのひとつといえるでしょう。

5.WordPressの活用スキル

個人のブログから高機能のサイトまで、Webサイトのじつに40%以上がWordPressを使っているといわれており、WordPress活用スキルの需要は高まっています。Webデザイナーの採用条件に、WordPressでのサイト構築実績を挙げる企業もあるほどです。

WordPressを使いこなせるようになると、Webデザイナーとしての業務の幅が広がる大きなメリットがあります。WordPressを使ったサイト構築を学習すれば、PHPやデータベースの知識が身につくため、IT系の他業種へのキャリアチェンジの道も開けてくるでしょう。

キャリアアップ・キャリアチェンジをしたい人に必要なスキル4

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すでにWebデザイナーとして一定の経験を積んできた方がさらなるキャリアアップ・キャリアチェンジを目指すのであれば、Webデザイン以外のスキルが必要です。ここでは、Webデザイナーからのキャリアアップ・キャリアチェンジを視野に入れている方が習得しておきたい4つのスキルを紹介します。

1.マーケティング関連のスキル

自社製品の売り上げ向上や集客など、Webサイトを運営する目的はさまざまです。多くの場合、企業が定めるマーケティング戦略に基づいてWebサイトを制作・運営します。そのため、Webサイトの制作に携わるWebデザイナーにもマーケティング関連の知識・スキルが求められます

自己満足のデザインではなく、どのようにすればユーザーが見やすく使いやすいWebサイトを構築できるか、企業や商品、サービスのイメージに合ったデザインはどのようなものか、結果につながるデザインを考えることが重要です。

2.マネジメント関連のスキル

ビジネスにおいて、ヒト・モノ・カネ・情報の経営資源を適切に運用するために必要なスキルの総称をマネジメントスキルと呼びます。Webデザイナーの仕事においては、必要なプロジェクトメンバーを計算して招集したり、進行状況を管理したりするうえで欠かせないスキルです。

Webデザイナーは個人で進める業務というイメージを持たれがちですが、実際には開発プロジェクトチームの一員として業務に携わる形が一般的です。高度なマネジメントスキルを習得すれば、要件定義をはじめとしたより上流工程に携われるようになるでしょう。いずれはマネジメント層を目指したいと考えている人にとっても必要不可欠なスキルです。

3.UI/UXを制作するスキル

Webデザインの世界では、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)に気を配る必要があります。ユーザーが使いやすい、使ってよかったと感じてもらえるようなデザインを制作するのもWebデザイナーの大切な仕事といえるでしょう。

一般的にはUI/UXデザイナーがこの分野を専門に担当しますが、プロジェクトによってはWebデザイナーが兼任することもあります。ユーザーフレンドリーなWebサイトを制作するためにも、UI/UXについて学んでおくのがおすすめです。

4.プレゼンテーションスキル

Web制作の上流工程に関わるようになると、クライアントや関係部署に企画内容や提案をプレゼンする能力が求められます。どれほどよい提案であっても、クライアントに納得してもらえなければ実現できません。

プレゼンに説得力を加えるためには、分かりやすい資料を作成するスキルや論理的で伝わりやすい話し方などを身につけることが必要です。Microsoft PowerPointやMicrosoft ExcelなどMicrosoft Office系のソフトウェアも使いこなせるようになりましょう。

Webデザイナーに必要なスキルを習得する方法

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Webデザイナーとして活躍するにはさまざまなスキルが求められるため、効率的に学習を進めることが必要です。ここでは、スキル習得におすすめの勉強方法を4パターン紹介します。それぞれのメリット・デメリットを把握し、自分に合った学習方法でスキル習得に励みましょう。

書籍・学習サイトで学ぶ

デザインスキルやプログラミングスキル、マークアップスキルの学習には、学びたい分野を取り扱っている書籍や学習サイトを活用できます。自分のスキルレベルに合った書籍や学習サイトを活用することで、体系的にスキルを習得できるでしょう。

独学したい人や学習コストを抑えたい人、隙間時間を活用したい人におすすめの学習方法です。ただし、講師に教えてもらうスタイルの学習に比べ、習得スピードが遅くなりがちなのがデメリットといえるでしょう。

Webデザインスクールを活用する

効率的にスキルを学びたいと考えているのであれば、Webデザインスクールを活用するのがおすすめです。プロによる指導を受けられるため、独学よりもスピーディーにスキルを習得できるでしょう。Webデザインスクールには、教室に足を運んで指導を受けるタイプだけでなく、オンラインに対応しているところもあります。

おすすめは、講師に直接質問できる、または個別指導に対応しているスクールを選ぶことです。疑問点や不明点があってもすぐに解決できるため、途中で挫折してしまうことを防げます。ただし、独学に比べて受講料など多額のコストがかかることは覚悟しておきましょう。

職業訓練校で学ぶ

厚生労働省が提供する職業訓練(求職者支援訓練)の制度を活用する方法もあります。職業訓練を受けるには要件を満たす必要がありますが、受講料は無料で、生活支援の給付金を受けられる特典もついています。ただし、学べるのは基本スキルのみだと考えておいたほうがよいでしょう。

ハローワークが求職活動のサポートをしてくれますが、就職率はそれほど高くありません。転職活動はハローワークに任せきりにせず、転職エージェントの活用も検討しましょう。

Web制作会社で実務経験を積む

未経験者を受け入れている企業へ転職し、実務の中でスキルを磨いていく方法もあります。未経験者を受け入れている企業の多くは、教育制度を設けていたりサポート体制を整えていたりと、スキルを磨く環境を準備してくれています。

なお、ここでの「未経験」は「Webデザイン未経験」ではなく、「実務未経験」のことです。少なくとも Adobe IllustratorやAdobe Photoshopといったデザイン作成ツールは使えるようになっておきましょう。

Webデザイナーへの転職やキャリアアップを成功させるには

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未経験からWebデザイナーを目指す人、Webデザイナーとしてさらなるキャリアアップやキャリアチェンジを目指す人、どちらも目標達成のためにはポイントを押さえた努力が必要です。ここでは、転職やキャリアアップを実現させるうえで効果的な3つのポイントを解説します。

資格取得でアピールポイントを作る

Webデザイナーの業務に必須の資格はありません。転職市場においても、資格の有無よりはこれまでの経験やスキルが重視される傾向にあります。

一方、スキルアップの手段としての資格取得にはメリットがあります。資格取得を目指すことで必要なスキルを体系的に身につけられるばかりか、転職時のアピールポイントにもなります。未経験の場合には実務経験がない分、資格取得でやる気やポテンシャルをアピールできます。

キャリアパスに合わせたスキルを習得する

Webデザイナーとして経験を積むと、Web業界内でさまざまなキャリアパスが開かれます。具体的なキャリアパスは以下のとおりです。

  • UI/UXデザイナー
  • Webエンジニア
  • グラフィックデザイナー
  • Webプロデューサー

Webデザイナーに転職してからも欠かさずスキルアップに励めば、キャリアアップやキャリアチェンジで年収アップを実現できるでしょう。ポイントはキャリアパスをしっかりと設定し、そのために必要なスキルを見極めることです。スキルの習得には時間がかかります。転職やキャリアアップを成功させるには、的を絞った努力で時間を効率的に使うことも重要です。

転職エージェントを利用する

Webデザイナーの仕事には、デザインやコーディング、プログラミング、マーケティングなどいくつかの異なる業務が含まれます。「できればデザイン中心でやっていきたい」「デザインからマーケティングまでトータルでできるプロフェッショナルになりたい」など、仕事に求めることも人によって異なるでしょう。

自分に合った転職先を見つけたいのであれば、転職エージェントの利用が近道です。転職エージェントは企業のビジネスモデルや求める人物像に精通しています。自分の望む働き方にマッチする企業を紹介してくれるでしょう。 

まとめ

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Webデザイナーにはさまざまなスキルが求められます。しかし、すべてのスキルを習得しなければWebデザイナーになれないわけではありません。それぞれのキャリアの段階に必要なスキルを見極めて効率的に習得することで、転職やキャリアアップを実現できるでしょう。

未経験からWebデザイナーを目指したい、Webデザイナーとしてさらなるキャリアアップをしたい、Web業界でキャリアチェンジをしたい人は、マイナビITエージェントをぜひご利用ください。専任のキャリアアドバイザーが、あなたのスキルや経験、強みを活かせる最適な転職先をご紹介します。

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