更新日:2022/12/26
この記事のまとめ
WebデザイナーはPCひとつあれば仕事ができるため、在宅勤務に向いた職業といえるでしょう。在宅勤務であれば通勤の必要がなく、ワークライフバランスを保ちやすいメリットがあります。しかし、在宅勤務にはデメリットも存在することを押さえておきましょう。
この記事では、Webデザイナーとして在宅で働くメリット・デメリットについて詳しく解説します。未経験からWebデザイナーに転職する方法についても紹介しているため、転職を考えている人はぜひ参考にしてください。
目次
基本的にWebデザイナーの仕事はPCひとつあればできるため、在宅勤務を実現することは難しくありません。とはいえ勤め先によっては在宅勤務を了承していないケースがあり、確認が必要です。ここでは、Webデザイナーの働き方について詳しく解説します。
制作会社ではさまざまな企業からサイトの制作を請け負います。仕事の進め方は会社によって異なりますが、ディレクター・デザイナー・エンジニアと複数人でチームを組み、分業制で行うのが一般的です。中にはWebデザイナーがディレクションやコーディングを行うケースもあります。制作会社は在宅勤務可能な求人が多く、多種多様な案件を経験できるため、Webデザインの技術を上げたい人におすすめです。
事業会社に属するWebデザイナーを「インハウスデザイナー」と呼びます。Webデザインを制作会社に依頼するよりも自社内で制作したほうがコストを抑えられることから、Webデザイナーを採用する企業も増えています。
インハウスのWebデザイナーは、デザイン業務だけでなくWebサイトの運営・管理を任せられることも少なくありません。企画から制作、運用まで経験することで、マーケティングスキルやディレクションスキルも身につけられるメリットがあります。
制作会社や事業会社に属さず、フリーランスとして働く方法もあります。自分でクライアントに営業して仕事を受注しなければなりませんが、フリーランスであれば自宅で自由に働けるので、スキルに自信がある場合は目指してみるのもよいでしょう。
給料も仕事を多くこなせば会社員より稼げる可能性があります。しかし、仕事を受注できなければ収入がゼロになることは覚悟しなければなりません。
新型コロナウイルス感染症や働き方改革の推進によって在宅勤務を推奨する企業は増えていますが、すべての業界・企業が在宅勤務を取り入れているわけではありません。そのため在宅勤務のメリットについて具体的に想像したことのない人も多いでしょう。ここでは在宅勤務のメリットについて詳しく解説します。
在宅勤務の大きなメリットとして、通勤がなくなる点が挙げられます。「片道1時間かけて通勤している」「満員電車でストレスを抱えながら通勤している」といった人も多くいるでしょう。そういった通勤のストレスがなくなること、通勤にかかった時間を別の時間に充てられることが、在宅勤務の大きなメリットです。
在宅勤務はオフィス勤務に比べて、ワークライフバランスを保ちやすいのも魅力です。長時間家を離れなければいけないオフィス勤務では、育児のために仕事を休んだり辞めたりする必要があるでしょう。しかし、在宅勤務であれば育児をしながら働くことも可能です。妊娠中や怪我で会社通勤ができない場合も、在宅勤務であれば体に負担をかけずに働けます。
対人関係を理由に「会社に行きたくない」という人は多くいるでしょう。しかし、在宅勤務であれば会社の人と直接顔を合わせることはないため、対人関係のストレスを軽減できます。「苦手な上司がいる」「人と話すのが得意ではない」といった人は在宅勤務がおすすめです。
在宅勤務にはさまざまなメリットがありますが、少なからずデメリットもあります。在宅勤務をしようか迷うっている場合は、メリットとデメリットを踏まえたうえで検討しましょう。ここでは、Webデザイナーとして在宅で働くデメリットについて解説します。
Webデザイナーの仕事はPCひとつあればできますが、仕事環境を整えなければいけない場合もあるでしょう。仕事部屋や書斎があれば問題ありませんが、ない場合は居住空間の中から作業スペースを確保しなくてはなりません。仕事用のデスクや椅子を購入するのにはお金がかかるほか、オンライン会議や打ち合わせがあることを考慮した環境を整備するのは簡単なことではないでしょう。
家の中で仕事ができることから、プライベートと仕事の気持ちの切り替えが難しい点もデメリットです。居住空間にはテレビや漫画といった誘惑が多く、少し疲れればベッドで休むこともできます。自己管理がきちんとできる人でなければ在宅勤務は困難でしょう。
在宅勤務では会社の人と顔を合わせることがありません。そのため対人関係のストレスが軽減されるメリットがある反面、同僚とのコミュニケーションが取りにくくなるデメリットがあります。仕事をしていると「上司に相談したい」「制作メンバーの進捗を確認したい」というときがあるでしょう。しかし、オンラインでのコミュニケーションだけでは意思疎通が難しく、すれ違いが生じる可能性があります。
在宅で働くメリットを知り、Webデザイナーへ転職したいと思った人も多いのではないでしょうか。未経験でもWebデザイナーに転職することは可能ですが、いくつかポイントを押さえておく必要があります。未経験者は、ここで紹介するWebデザイナーへ転職する方法を参考にしてみてください。
Webデザイナーの求人には未経験でも応募が可能なものもあります。未経験者でも受け入れている会社であれば、社内研修でWebデザインの技術を学びながら働くことが可能です。企業によっては入社後の研修をオンラインで実施しているケースもあるため、在宅で働きたい人はそういった求人を探すとよいでしょう。
スクールに通ってWebデザイナーに必要なスキルを習得する方法があります。スクールに通えばカリキュラムに沿ってプロの講師から丁寧な指導を受けられるため、効率的にWebデザインを学ぶことが可能です。しかし、スクールに通う場合は費用がかかるほか、通学が必要な場合は時間を確保しなくてはいけない点に注意が必要です。
Webデザインは独学も可能なため、まずは自分の力で学習を進めてみて、挫折しそうであればスクールに通うのもよいでしょう。
Webデザイナーになるために必要な資格はありませんが、資格があれば専門的な知識を持っていることを客観的にアピールでき、転職活動を有利に進められます。数あるWebデザイナー関連資格の中でも、未経験者におすすめなのは以下の3つです。
ウェブデザイン技能検定は、Webデザインに関する知識や技能、実務能力の有無が問われる国家試験です。試験は3〜1級とレベルが分かれており、それぞれ実技試験と学科試験があります。合格できればウェブデザイン技能士を名乗れるようになり、転職でアピールできます。
Illustrator・Photoshopクリエイター能力認定試験は、民間の資格試験です。Webデザインで用いるツール「Adobe Illustrator」「Adobe Photoshop」に関する知識やスキルが問われます。これらのツールを使用したことのない人は、試験勉強を通じてスキルを身につけるとよいでしょう。
ポートフォリオとは、自分のスキルや成果物を証明するものです。ポートフォリオには、自分のプロフィールや過去に制作した作品、工夫したポイントなどをまとめます。決まった形式やルールはないため、未経験者であっても自身の作品をポートフォリオとして応募先企業に提出し、意欲や積極性をアピールしましょう。
未経験からWebデザイナーを目指す場合は、実務についてイメージするのが難しいでしょう。しかし転職後の後悔を防ぐためには、Webデザイナーの仕事について気になる疑問を解消しておくことが大切です。ここでは、Webデザイナーの仕事に関するよくある疑問を2つ紹介します。
マイナビエージェントの「職種別平均年収ランキング【2020年版】」によると、Webデザイナーの平均年収は352万円です。クリエイティブ職全体の平均年収が349万円であることを踏まえると、Webデザイナーの年収は業界内では比較的高いといえるでしょう。年代別に見ると、20代では313万円、30代では370万円と、経験やスキル次第で収入アップが可能なことが分かります。
インターネットの普及によって、WebサイトやWeb広告に力を入れている企業は増えています。WebサイトやWeb広告のデザインを制作するWebデザイナーは欠かせない存在であり、年々需要が高まっていることから将来性が高い職業といえるでしょう。
WebデザイナーはPCひとつあれば仕事ができるため、在宅勤務が可能な職業です。在宅勤務は通勤の必要がなく、ワークライフバランスを保ちやすい魅力があります。Webデザイナーは未経験からでも転職できるため、在宅勤務がしたい人やデザインに興味のある人は目指してみるとよいでしょう。
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