【例文あり】面接の自己紹介で何を言う?押さえておきたい3つのポイント|求人・転職エージェント

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更新日:2024/03/13

面接

【例文あり】面接の自己紹介で何を言う?押さえておきたい3つのポイント

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この記事のまとめ

  • 面接で自己紹介をする際は、「プロフィール(自分の名前、職歴)」「実績やスキル」「入社後の意気込み」などを伝える。
  • 面接での自己紹介は1分程度で終わるように簡潔にまとめ、採用担当者の目を見ながらハキハキと話すことが大切。
  • 自己紹介で前職の批判やネガティブな内容を伝えると、マイナスな印象を与えるため注意が必要。

面接の冒頭では、面接官から自己紹介をするように求められます。自己紹介は自分を知ってもらうための時間であるとともに、自分の強みをアピールするチャンスです。しかし自己紹介で何を伝えたらよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、面接の自己紹介で伝える内容や注意点について解説します。職歴や職業、ケース別に例文も紹介するため、ぜひ参考にして自己紹介文を作成してみてください。

目次

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面接で自己紹介が必要な理由

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面接で自己紹介が必要な理由は、以下が挙げられます。

  • 応募者の緊張をほぐすため
  • 履歴書の記載内容を確認するため
  • コミュニケーション能力を確かめるため

面接の冒頭で応募者に自己紹介をするように促すことで、会話のきっかけを作れます。たとえば、「新潟出身なんですね。雪は大変ですか」「映画が趣味ということですが、いままでに感銘を受けた映画は何ですか」といった具合です。こうした何気ない会話を通じて、応募者のコミュニケーション能力を確認する意味合いもあります

面接の自己紹介で何を言う?伝える内容

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応募者にとって、自己紹介は最初の印象を形成する大切な時間でもあります。しかし自己紹介で「何を」「どこまで」伝えるかは明確なルールがないため、何を話せばよいか悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、面接の自己紹介で伝えたい内容を3つ紹介します。

プロフィール(名前、現職での役割など)

自己紹介の冒頭では、自分の名前や現在の職業、過去の職歴などを伝えます。これまでどのような仕事を経験して現在はどのような仕事をしているのかを簡潔にまとめて説明しましょう。応募先企業に関係のないことまで詳細に伝える必要はありません。

これまでの実績や身につけたスキル

面接官に自分がどのような強みを持っているのかを知ってもらうために、過去の実績や身についているスキルについても簡単に触れましょう。たとえば「個人営業で月に20件の契約を獲得した実績があります」「ファイナンシャル・プランニング技能検定1級の資格を取得しており、金融の知識には自信があります」などです。

志望理由や意気込み

自己紹介の締めくくりとして、「なぜ応募先企業を選んだのか」「入社後にどのように活躍したいのか」を伝えます。詳細は志望動機で説明すればよいため、ここでは簡潔に述べましょう。最後に「本日はよろしくお願いいたします」と伝えると、好印象を与えられます。

面接で自己紹介するときの3つのポイント

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自己紹介には、「自分のことを面接官に知ってもらう」という目的があります。とはいえ、自分を深く理解してもらうために自己紹介が長くなってしまうと、伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。かといって簡潔にしすぎれば、適当な印象を与えてしまうでしょう。ここでは、自己紹介で面接官に好印象を与える3つのポイントを紹介します。

1.1分程度で簡潔にまとめる

自己紹介は、要点をまとめて1分程度で話が終わる長さが好ましいといえます。文字数の目安としては、300文字前後です。面接では緊張してしまい、普段よりも早口になって相手が聞き取りにくくなってしまうケースがあります。面接の練習をする際は時間を計測し、相手が聞き取りやすいスピードで自己紹介できているかをチェックしましょう。

2.表情や話し方に気を配る

自己紹介の内容がどれだけよくても、表情が暗かったり、ボソボソと話していたりすれば印象は悪くなってしまいます。自己紹介では、以下の点を意識しましょう

  • 目線は面接官に合わせる
  • ハキハキと話す
  • 声のトーンは少し高めを意識する
  • 姿勢を正す

3.差別化できる要素を加える

応募先企業が転職市場で人気があって競争率が高い場合は、ほかの応募者よりも自分のほうが企業に貢献できると伝えることが大切です。ライバルと差別化できる自分の強みを自己紹介に盛り込み、積極的に自分を売り込みましょう。ただし上から目線にはならないよう、謙虚な気持ちで自己アピールするよう心掛けてみてください。

【職歴別】転職の面接で自己紹介をする際の例文

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自己紹介に盛り込む内容や伝え方のポイントが分かっても、実際どのように作成したらよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、職歴別に自己紹介の例文を紹介します。例文はあくまでも参考とし、本番では自分の言葉で伝えるようにしましょう。

第二新卒の面接

【例文】

私は〇〇と申します。〇〇大学出身で、現在は化粧品メーカーの〇〇企業にてマーケティング業務に携わっています。

現職では商品企画や販売戦略の立案に携わり、売り上げを20 %向上させるなどの成果を残しました。日々充実していますが、直接顧客と接したいという気持ちが強くなり、御社に応募いたしました。現職で培った情報収集のスキルは、御社の営業部門でお役に立てると考えております。

社会人としての経験は長くありませんが、その分柔軟に物事を吸収する能力に長けていると思っております。


第二新卒は早期退職している事実から、「またすぐに辞めるのでは」と懸念される可能性があります。簡単に転職理由も盛り込むと、面接官の不安を先回りして解消できるでしょう。

既卒の面接

【例文】

〇〇大学出身の〇〇と申します。

私は新卒枠で就職活動を経験し、2社から内定をいただいておりました。しかし、自分のやりたいことが何なのかが分からずに内定を辞退し、結果として就職先が決まっていない状態で学校を卒業しました。

学校を卒業後は複数のアルバイトを経験しながら自己分析を重ね、ようやく自分のやりたいことが見つかり、御社に応募いたしました。やりたい仕事が見つかった現在は、在学中に内定を辞退したことを後悔しておりません。

介護のアルバイトで磨いたホスピタリティーとコミュニケーションスキルを活かして、御社に貢献したいと考えております。


面接官は「既卒になった原因」を知りたいと考えています。自己紹介では、なぜ既卒になったのかを正直に伝えましょう

フリーターの面接

【例文】

私は〇〇と申します。〇〇大学を卒業後、ミュージシャンを目指して音楽活動をしていました。30歳になっても音楽で食べていけなかったら夢を諦めて正社員として働こうと決意しておりましたが、先月30歳を迎えたためミュージシャンの道を断念しました。

夢は実現できませんでしたが、粘り強く努力したことに後悔はしておりません。また、ミュージシャンではなくても、大好きな音楽に関われる仕事がしたいと考えておりましたので、御社の求人に出会えてよかったと思っております。

私は何事も諦めずに努力できることとリーダーシップが強みですので、御社に入社できましたら、チームを引っ張ってプロジェクトを成功に導ける人材になりたいと考えています。


フリーターも第二新卒や既卒と同様に、フリーターになった経緯を伝えましょう。そして正社員として働く意気込みを盛り込み、入社意欲をアピールすることが大切です。

【職業別】転職の面接で自己紹介をする際の例文

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志望する職業によって、自己紹介の内容は変えましょう。ここでは、「営業職」「事務職」「ITエンジニア」の3つの職業別に自己紹介の例文を紹介します。応募するのが以下で紹介する職業以外の場合は、アレンジして使用してみてください。

営業職の面接

【例文】

〇〇と申します。これまで3年間、乳製品の飛び込み営業をしていました。お客様の家を回って商品を勧め、契約につなげるという仕事で、月に20件近く新規顧客を獲得していました。

最初は月に2件~3件しか契約できなかったものの、徐々に営業ノウハウが身についていき、契約数を伸ばしていくことにやりがいを感じていました。

さらにキャリアの幅を広げたいと思い、法人営業として働くために転職を決意し、御社の求人に出会いました。飛び込み営業で培った勇気と根性は、法人営業でも活かせると思っております。


上記の例文は、個人営業として働いた経験を具体的にアピールしています。過去の職歴でアピールできる経験や身につけたスキルがあれば、積極的に伝えましょう

事務職の面接

【例文】

〇〇と申します。私は現在コールセンターで働いており、架電リストに掲載されている顧客に電話をかけていき、商品を勧めるアウトバウンド業務を行っています。

コールセンター業務の中には、顧客リストに情報を打ち込んだり資料を作成したりする作業もあり、私はそういった事務的な作業が特に好きでした。

コールセンターで働いているので、電話対応や顧客対応には自信があります。また、MOS資格も取得し、基本的なパソコンスキルも備えておりますので、御社で即戦力になれると思っております。


上記の例文では、異業種への転職でも前職の経験が活かせる旨を記載しています。応募先企業の業務に活かせるスキルがあると伝え、即戦力として働けることをアピールすることが大切です。

ITエンジニアの面接

【例文】

〇〇と申します。私は現在、〇〇工場で自動車部品の製造に携わっています。趣味でアプリの開発をしており、本格的にITの仕事に関わりたいと考えてITエンジニアへの転職を決意しました。

IT業界は未経験ではありますが、先月、基本情報技術者試験に合格しましたので、基本的なITリテラシーは身についていると自負しています。また、独学ですがJavaやPythonも習得しているので、御社の業務用アプリケーションの開発でお役に立てると考えております。


上記の例文のように、異業種転職で前職の経験がアピールできない場合でも、趣味や独学で得たスキルが仕事に活かせることがあります。資格の取得は成長意欲をアピールできるため、勉強中の資格であっても伝えるとよいでしょう。

【ケース別】転職の面接で自己紹介をする際の例文

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未経験の業界・職種への転職の場合、経験者と比べて選考で不利になってしまうケースがよくあります。転職回数が多い場合も同様に、面接官から早期退職を懸念され、不利になる場合があります。異業種転職や転職回数が多い場合は、自己紹介の内容に工夫が必要です。ここで紹介する例文を参考にしてみてください。

未経験の業界・職種での面接

【例文】

〇〇と申します。私は〇〇高校を卒業し、これまで約5年間、生活用品の販売店員として働いてきました。子どもからお年寄りまで多くの人と関わり、充実した仕事でしたが、以前より興味のあった介護業界に携わりたく、転職を決意しました。

御社はレクリエーションを多く取り入れているデイサービスであり、私の持ち前の明るさと元気のよさが活かせると思っております。また、販売店員として身につけたコミュニケーションスキルやホスピタリティー精神も、介護の仕事に役立つと考えております。


未経験の業界・職種への転職の場合、入社意欲をアピールすることが大事です。企業研究をして説得力のある志望理由を盛り込みましょう。

転職回数が多い場合の面接

【例文】

〇〇と申します。私はこれまで、営業職や飲食店、コールセンターなど、人と接する仕事を経験してきました。仕事をするうえで大切にしているのは、顧客の目線になってコミュニケーションを取ることです。

商品を提案する際には、顧客のニーズをくみ取って最適な商品を選ぶようにしています。難しい専門用語はかみ砕いて説明し、顧客に納得して購入いただけるように努めてきました。

これまでの仕事で培ったコミュニケーションスキルや営業スキルを活かして、御社でも活躍していきたいと思っております。


転職回数が多いとマイナスな印象を持たれてしまう場合があります。自己紹介ではネガティブな表現は使わず、「経験が豊富」などポジティブに言い換えましょう

転職の面接における自己紹介のNGポイント

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面接の自己紹介で注意したい点がいくつかあります。ここで紹介する注意点を知らないまま面接に臨むと、面接官に与える印象を悪くしてしまう恐れがあるため気をつけましょう。以下2つのNGポイントを押さえ、自己紹介文を作成してみてください。

前職の批判やネガティブな内容

自己紹介では、前職の批判やネガティブな表現はNGです。たとえば「前職は給料が安かった」「上司が使えない人だった」などと伝えると、「入社しても悪口を言うのでは」「無責任な人」と思われてしまうでしょう。

「給与が安かった」という理由で転職するなら「スキルを評価してくれる会社へ転職したい」といったように、ネガティブな転職理由はポジティブな表現に変換して伝えることがポイントです。

話に具体性がない

「仕事を頑張りました」「成果を出しました」といったように、抽象的な内容では面接官には響きません。面接は自分をアピールする場であるため、強みとなるエピソードは具体的に話しましょう

「10%の売り上げアップに成功した」「3年後は管理職を目指す」など、数字を用いると具体性が生まれます。ただし具体的に話そうとするあまり、話が長くなりすぎないように注意しましょう。

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面接を成功させるには、入念な対策と準備が必要です。しかしどのように対策をしたらよいか、どう自己紹介をしたらよいかが分からない方も多いでしょう。面接対策を万全にしたい方は、転職エージェントの活用がおすすめです。

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まとめ

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転職における面接の自己紹介は、自分がどのような人物かを面接官に知ってもらう目的があります。伝え方を工夫するとよい印象を与えられるため、伝える内容やポイントを押さえて面接に臨みましょう。

「面接対策のアドバイスがほしい」「自己紹介文の作成で悩んでいる」といった方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。あなたの強みが面接官に伝わる自己紹介文を一緒に考え、転職が成功するようサポートいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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