更新日:2022/01/07
この記事のまとめ
転職活動を円滑に進めたいのであれば、自己分析が必要不可欠です。しかし、いざ自己分析といわれても何から始めてよいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、自己分析が転職に必要な理由と合わせて、自己分析の方法をご紹介します。どのようなステップで自己分析を進めたらよいのかをはじめ、具体的に方法をまとめているので、ぜひご活用ください。
目次
転職活動における自己分析のメリットは、書類選考や面接時のアピールに役立つだけではありません。自己分析は自身の強みを知るだけでなく、弱みや譲れないこだわりを知ることにもつながります。そうすれば、自身に合う転職先を具体的に絞り込めるため、転職後の後悔も減らせるでしょう。自己分析のメリット詳細は以下のとおりです。
これまでの経験を元に自己分析をすれば、自身の得意や苦手が具体的に分かります。すると、「どのような転職先であれば自分が活躍できるのか」が明確になるでしょう。詳しく自己分析していく内に、意外な業界や職種が自分に合っていると気付くかもしれません。
思い込みを取り払い、客観的に自己分析を進めれば、自身の能力や性質に合った転職先を見つけやすくなります。
書類選考や面接時に自身をアピールするには、自己分析により自分の強みを理解する必要があります。また、理解を深めれば深めるほどアピールに具体性が生まれるでしょう。
どういったときにその強みが発揮されるのか、その強みがいかに転職先で役立つのかなど、具体性のあるアピールほど採用担当者に印象を残します。そのためには、表面的なものではなく深層的な自己分析が重要です。
自己分析をすることで、転職理由も深掘りができます。すると、仕事において自分の譲れないものが明確になるでしょう。
そのようなこだわりが分かれば、転職先を探すときに役立つほか、現職のメリット・デメリットやキャリアパスについても改めて考えられます。こだわりは現職では得られないのか、将来を見据えたときにこの選択は正しいのか。よく考えたうえで判断することは、転職後の後悔を避けることにもつながるでしょう。
ここでは自己分析に有用な手段として、4つの方法をご紹介します。自己分析には決まった形がありません。人によって合う方法や合わない方法もあるでしょう。こちらを参考にして、どのような方法で自己分析を進めるかをまずは決めていきましょう。
自身の力だけで自己分析をするのであれば、以下3つの視点で思いつく限りのことを書き出してみましょう。
「できること」にはこれまでに培った経験やスキルを書き、「したいこと」にはこだわりや希望を書きます。「やるべきこと」には、将来を見据えたときに「これから積極的にしていかなくてはならない」と感じることを書きましょう。
このようにして3つの視点から自身や状況を分析すれば、客観的に自己分析がしやすくなります。
近年では、さまざまなWebサイトで転職向けの診断テストや自己分析シートが公開されています。これらのツールを用いれば、自身の適正が分かり、転職活動に役立てられるでしょう。
ただし診断内容として出るのは、あくまで一般論です。結果をそのままうのみにするのではなく、自分のこれまでと照らし合わせ、さらに深い自己分析へとつなげましょう。
自己分析本にはさまざまな趣向のものがあり、転職希望者向けの書籍も多くあります。このような書籍であれば、転職における自己分析の方法から転職先の選び方まで学べるでしょう。
また、あえて転職希望者向けの書籍ではない自己分析本を読むのもおすすめです。後悔のない転職には、深い自己分析が必要になるため、仕事以外にもさまざまな面から自身を理解できるようにしましょう。
自身を客観的に見ることが苦手なのであれば、転職エージェントを利用し、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。転職エージェントでは経験やスキルの棚卸しからサポートしてくれます。
第三者視点かつ転職市場を知ったうえでのアドバイスをもらえるため、心強い味方になってくれるでしょう。無料で気軽に使えるのもメリットです。
ここでは転職における自己分析の方法について、具体的な順序をご紹介します。「自己分析を始めようにも何から手をつけたらよいのか分からない」という方は、こちらでご紹介する順に自己分析を進めてみましょう。自分の強みやこだわりが少しずつ明確になっていきます。
自己分析でははじめに、転職したい理由および転職することで実現したいことは何かを考えてみましょう。たとえば、「労働時間が長い、休日が少ない」といった転職理由であれば、それを改善するために転職を考えるでしょう。自己分析ではこれをさらに深掘りします。
理想の労働時間や休日の日数、またそれらが改善されたことで何がしたいのかも考えましょう。これらを明確にすれば、「転職後どのようになりたいのか」がはっきりと見えてくるかもしれません。
また「空いた時間を趣味に使いたい」のならば、「趣味をするのに適した定時は?」「趣味のために必要な給料は?」というように転職先の希望もより具体的になるでしょう。
つづいて、仕事において自分はどのような性分が出やすいのか、どのような行動を取りやすいのかを分析しましょう。いわば仕事に対する姿勢です。
たとえば、モチベーションの上がるときと下がるときを分析すれば、やりがいを得られる仕事の傾向が分かります。人と協力する仕事が好きなのか、マイペースにひとりで進められる仕事が好きなのかでは、働きやすい環境が分かるでしょう。
これまでに培ってきたキャリアやスキルを振り返り、棚卸しをしましょう。勤務年数や資格といった具体的なものはもちろんですが、業務の効率化ができる、全体の把握が得意など、長所となる能力はすべて書き出します。
はじめは箇条書きにし、次にそれぞれのキャリアやスキルの象徴となるような成功体験や失敗経験など、具体的なエピソードを追記するとよいでしょう。
ここまでの分析内容を踏まえれば、自分の関心や傾向、得意なことが把握できるでしょう。それらの情報を元に、自分の強みを言語化できれば、書類選考や面接時のアピールに活用できます。
アピールに活用するうえで大切なのは、論理立てられていることと、具体的であることです。そのためには、以下の順序で言語化しましょう。
こちらの順序で言語化を進めれば、採用担当者の印象に残りやすい自己PRを作成できます。
自己分析は方法が決まっていない自由なものであるからこそ、いくつかの注意が必要です。注意点を理解していなくては、せっかくの自己分析もうまく活用できません。転職を有利に進めたいのであれば、ここで注意点を押さえておきましょう。
自己分析を元に自己PRをした場合、適した表現を使おうとするほど、ありきたりな表現になる傾向があります。場を弁えた言葉選びは確かに大切ですが、それによって伝えたい気持ちが薄くなっては、採用担当者の印象に残りません。
拙くても、オリジナリティのある自分らしい言葉で伝えるようにしましょう。また、自分ならではのエピソードを交え、強みに根拠を持たせることも大切です。
長所は人とかぶりやすい傾向にあります。長所のアピールにおいて、どうしてもありきたりな表現になってしまうのであれば、短所にも目を向けてみましょう。短所は、見方をプラスに変えることで長所になり得るためです。
たとえば、神経質や心配性な面であれば、「ミスを起こさないための努力を怠らない慎重さ」と言い換えられます。
自己分析で大切なのは、事実の把握に努めることです。自分だけの視点では、事実だけでなく希望や思考の癖が含まれやすいため、可能であれば第三者からも意見を聞いてみましょう。第三者の意見を聞くことが難しいようであれば、過去のエピソードを思い返します。
なお「第三者からどのような人物だと思われていたか」について、アピールに使える具体的なエピソードがあるのであれば、こちらも自己PRに加えましょう。
自己分析がどうしても苦手という方は、マイナビエージェントのご利用がおすすめです。マイナビエージェントでは、お客さまにぴったりの転職先探しをお手伝いすると共に、キャリアアドバイザーによる自己分析サポートも行っています。
キャリアアドバイザーは転職市場や各業界事情に精通しているため、ひとりで考えるよりも実用的な自己分析が可能になるでしょう。適正が高い転職先を模索しているのなら、ぜひマイナビエージェントをご活用ください。
自己分析の徹底は、自己PRがうまくなるだけでなく、自分に合った仕事探しの精度を上げることにもつながります。転職を有利に進めたいのであれば、自己分析が必要不可欠でしょう。
しかし、「自分のことは自分が一番分からない」とよく言われるように、自身を客観視するのは難しいもの。客観視が苦手な方は、第三者の力を借りるのが無難です。
中でも転職市場を把握しているマイナビエージェントによる自己分析サポートであれば、すぐに転職活動へとお役立ていただけるでしょう。より実用的な自己分析をしたいと考えている方は、ぜひマイナビエージェントまでご相談ください。
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