面接の自己PRでアピールすべきポイントは?効果的な伝え方と回答例|求人・転職エージェント

更新日:2021/09/06

転職全般

面接の自己PRでアピールすべきポイントは?効果的な伝え方と回答例

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面接の自己PRでは、自身の実績やスキル、応募企業にどのように貢献できるのかを伝える必要があります。自己PRは、志望動機と同じく、面接官に重視されるものですから、事前に対策を練っておくことが大切です。
ここでは、面接の自己PRでアピールすべきポイントや注意点をご紹介します。面接における自己PRの質問例と回答例もご紹介しますので、参考にしてください。

あなただけの自己PRは、転職エージェントと相談して作ることをおすすめします。

目次

自己PRでアピールすべきポイント

転職面接は、企業とのお見合いのようなものです。「自分が言いたいこと」だけを声高にアピールしても、良い結果を得ることはできません。
自分の実績を伝えるのが自己PRですが、相手が何を求めているのかを理解しておかなければ、一人よがりとなってしまいます。自己PRの内容を考える前に、まずは伝えるべきポイントを整理しておきましょう。

前職の実績やスキル

面接官が自己PRを通して知りたいのは、ビジネスパーソンとしてのあなたの強みです。そのため、これまでの仕事での実績や、スキルを伝えることが大切です。
募集職種の専門的なスキルはもちろんのこと、「TOEICスコア700点」といった、どの企業においても重宝される語学力などをアピールするのも有効といえます。また、実績に関しては、「顧客の潜在的な悩みに気付いたことが大きな契約につながった」「フォローコールを徹底したことでリピート率が◯%向上した」「提案方法を顧客ファーストに変えたことで業績が△%アップした」など、自分が何をして、その結果、どのような成果を挙げられたのかを絡めて説明すると説得力が高くなります。
社会人経験の浅い方も、「人間性」や「学生時代の経験」ではなく、あくまで仕事における実績や成果をベースに自己PRを考えることが重要です。

入社後の展望

自己PRでは、入社した後に、どのように働いていくつもりなのかにもふれるようにしてください。企業の採用担当者が本当に知りたいのは、「入社した後、それを自社で活かして働くことができるかどうか」だからです。いくら優れた実績があっても、その企業で役立てられないのであれば意味がありません。

「顧客のニーズを理解し、リピーターを育成してきた経験を活かし、業界顧客満足度ナンバー1の御社で、さらなるリピート率の向上と新規顧客獲得に邁進したいと考えております」というように、企業が求めている人材像を踏まえた上で、自分を採用するメリットについて伝えましょう。

問題解決力

トラブル発生時に、冷静な判断力をもって解決し、仕事を進めることができる「問題解決力」もアピールポイントとなります。自分が実際に直面したトラブルや課題を述べた上で、そのトラブルや課題の要因を明確に伝え、解決に向けてどのような行動をしたかを具体的に説明しましょう。
「前職で◯◯の仕事に就いていた際、△△というトラブルが発生しました。私はそのトラブルの要因は□□であると考え、~~という行動を起こしました。その結果...」というように、どのような判断を下し、どのような手段を用いて解決したのか明確に伝えるようにしましょう。

柔軟性

企業で働く上では、柔軟性も重宝されるといえるでしょう。新しい考え方への順応性や、状況に応じて臨機応変に対応できることはアピールポイントになります。
「ポジションや考え方が異なる人とプロジェクトチームを組んだとき、どのように接して、成果を挙げたのか」「イレギュラーな状況に直面したとき、どのように対応したのか」など、仕事において柔軟性を発揮したエピソードを、具体的に伝えるようにしましょう。
ただし、柔軟性をアピールしたいときは、会社のルールを守らない人だと誤解されてしまわないよう、伝え方には注意が必要です。

面接で自己PRをする際の注意点

続いては、面接で自己PRをするときの注意点をご紹介します。

結論を最初に話す

自己PRでは、結論を最初に述べましょう。
ここでいう結論とは、「PRポイント」のことです。たとえば、「コミュニケーション能力が高い」のであれば、最初にそれを伝えます。その後で、「根拠やエピソード」「得られた仕事上の実績」「転職後の活かし方」というように続けましょう。
最初に結論を述べておけば、話の流れを理解した上でその後の説明を聞いてもらえます。

仕事への活かし方を意識して話す

「コミュニケーション能力が高い」というのは、それだけでは単なる本人の特性でしかありません。実際に、それをどのように仕事に活かしているのか、今後どう活かしていくつもりなのかが大切です。
また、「コミュニケーション能力が高く、誰とでも仲良くなれます」だけでは、仕事上の強みとはいえません。コミュニケーション能力は、職種を問わず求められることが多いものですが、もう一歩進んで、自分自身がその能力をどう活かすつもりなのかについて考えておく必要があります。
さらに、その「活かし方」が、応募先の企業のニーズに合致したものであることが理想的といえるでしょう。スキルの活かし方はひとつではありません。応募先の企業でどのような活躍を求められているのか、併せて検討しておきましょう。

アピールポイントを絞って話す

「問題解決能力に優れている」「チャレンジ精神が旺盛」など、アピールしたい能力がたくさんある方もいるでしょう。しかし、いくつものアピールポイントを、短い自己PRの時間内に全て話そうとすると、全体の印象がぼやけてしまいます。
複数のアピールポイントについて述べるのではなく、相手先の企業がより強く求めていると考えられる能力と、それを表すエピソードに絞って伝えるようにしてください。

履歴書・職務経歴書に記載した内容に合わせて話す

自己PRは、履歴書や職務経歴書にも書いていることが多いでしょう。面接官は通常、手元に履歴書や職務経歴書を用意していますから、書類の内容と面接で話している内容に食い違いがないようにしなければいけません。提出した履歴書や職務経歴書は必ず控えを取って、面接前に内容を再確認しておきましょう。

謙虚さを忘れず明るく前向きに話す

面接では面接官とのコミュニケーションを通して、「この人と一緒に働きたい」と感じてもらうことが大切です。そのため、暗い雰囲気や不遜な態度では、どんなに魅力的な自己PRができても良い印象を残すことが難しくなってしまうでしょう。面接では、常に前向きに明るく話すことを心掛けるべきです。
反対に、自分のスキルや実績に自信があるとしても、上から目線の口調は避けてください。採用活動に時間を割いてもらっていることを忘れず、謙虚な姿勢で臨むことが大切です。

適切なアピールポイントが見つからないときはどうする?

応募先企業や職種にアピールできるような実績やスキルが、なかなか見つからないということもあるかもしれません。そのような場合は、「課題解決力」や「統率力」「協調性」といった、あらゆる職種で必要とされる、もしくは強みとなる能力を考えてみてもいいでしょう。
また、自身の前職の経験で困難があったとき、どのように解決したか、または事を収めたのかを思い出してみるのも有効です。その際に、自分のどのような性格や特性が役に立ったのか考えてみれば、自身のビジネスパーソンとしてのアピールポイントが見つかるはずです。

面接での自己PRの質問例と回答例

続いては、面接での自己PRの質問例と、回答例を見ていきましょう。

【質問例】あなたの強みを教えてください

<正しい回答例>

私の強みは向上心があり、そのための努力ができることです。
前職では個人向け営業をしておりましたが、1年目の成績は社員50名中40番目でした。営業成績はお客様からどれだけ支持を得られているかの指針だと思っておりましたので、この結果には大きなショックを受けました。同時に、お客様から支持される営業になりたいとあらためて感じ、必ず翌年は1番になると誓いました。
それから、お客様とより深くコミュニケーションをとるため、商品知識や政治経済、経営、テクノロジーなど、様々な分野の勉強をしました。さらに、上司や同僚とプレゼンの練習をしたり、優秀な営業からテクニックを学んだりと、営業面でのスキルアップにも努めました。
結果、翌年は営業成績トップを獲得。以降は、連続して1位の成績を収めています。この経験から、努力して結果が出ることでよりモチベーションが上がり、売上を向上させるべく上を目指して励むことができるのだと学びました。
この強みを活かし、御社の営業として貢献したいと考えています。

<NGな回答例>

私は、コミュニケーション能力が高く、どんな社員とも仲良く仕事できます。営業も得意としており、上司に褒められることが多かったです。スキルアップは常にしたいと思いがんばってきました。努力家で、大学の部活でもみんなとがんばり、チームで団結できたと思います。
仕事で難しいなと感じるときもチャレンジ精神が旺盛なので、何でも取り組んできました。御社でもこうした自分の性格を活かして、トップの営業マンになりたいと考えています。


<解説>
正しい回答例では、「必ず翌年は1番になると誓い、勉強や訓練を経て、連続して1位の成績を収めた」という風に、具体的な努力の過程と結果を伝えることで、向上心があることに説得力を持たせています。
NGな回答例では、性格的な強みに終始し、ビジネスにおいて、それがどのような強みとなるのかがわかりません。

【質問例】前職での経歴を踏まえ、自己PRをしてください

<正しい回答例>

現在の会社では、食品加工設備の法人営業を行っています。実績としては、上半期目標でもあった売上120%を達成し、営業担当20名中1位の売上となりました。
この目標を達成できたのは、お客様へのヒアリングを通して、ニーズを正確に把握することを重要視してきた点にあると思います。このような営業活動が顧客獲得につながり、売上目標を達成できました。御社ではこのようなヒアリングスキルとニーズをくみ取る力を活かして、新規顧客獲得に貢献したいと考えています。

<NGな回答例>

前職では、持ち前の明るさを活かして、いつも元気に仕事を進めることができました。御社でも人間関係のトラブルのない、良いチームづくりに貢献できると考えています。
趣味のサークルや仲間との飲み会など、場を盛り上げるのも大好きで、イベントなどを開催するのは得意です。この性格を接客に活かせたらと思っています。


<解説>
正しい回答例では「上半期目標でもあった120%を達成し、営業担当20名中1位の売上となりました」など、具体的な数値を用いて前職の実績をアピールできています。
一方、NGな回答例では、趣味や飲み会などプライベートの話しが混ざり、結局仕事ではどのような成果を挙げたのか、アピールできていないといえるでしょう。

【質問例】弊社ではどのように活躍してもらえるか教えてください

<正しい回答例>

現職において、雑誌や書籍の編集ディレクターとしての経験を積んでまいりました。御社では、編集スキルや企画力を活かして、ウェブメディアのディレクターを目指したいと考えております。
御社はウェブメディアが今後も勢いを伸ばし続けることを見据え、信頼性の高い、そしてオリジナリティのあるコンテンツづくりに注力していると、御社の事業部長様のインタビューで拝見しました。
私も情報の信憑性や、オリジナリティあるコンテンツを作ることが大事だと考えているため、共感しました。御社に入社したあかつきには、コンテンツの信憑性を高めるための情報収集力と企画力を活かし、ウェブメディアの運営に貢献したいと考えております。


<NGな回答例>

前職で経理業務を◯年間続けた経験を活かして、御社でも貢献できると考えています。御社ではいろいろなことを経験したいです。根気があるので大丈夫だと思います。
経理はこれからもずっと続けていく仕事だと自分では思っています。経理のスキルを磨いておいて良かったです。


<解説>
正しい回答例では、「情報収集力と企画力を活かし、ウェブメディアの運営に貢献したい」というように、今までの経歴を踏まえ、応募企業でどのように活躍できるのか詳しく説明しているので、面接官にも採用後のイメージがわきやすいといえるでしょう。
NGな回答例では、自身の経理の経歴を提示するのみとなっており、それをどう活用したいと考えているのか、面接官に意欲が伝わりません。

自己PRの時間

自己PRの時間は、1分や3分など、時間を指定されてまとめるように指定されることがあります。特に、1分と指定されるケースは多いため、あらかじめどの程度の分量で1分の自己PRになるのかを計っておく必要があります。

一般的に1分で話せる言葉は、およそ300文字程度だといわれています。そのため、自己PRも、300~400文字程度でまとめるのがおすすめです。
自分なりの自己PRを考えるとともに、実際に下書きを見ないで自分の言葉で話し直した場合に何分かかるのか、練習をしておきましょう。

自己PRは面接におけるアピールタイム

自己PRは、面接において自分の魅力を面接官に伝えることができる重要なアピールタイムです。応募先の採用担当者に、自分の魅力を伝えることができるような内容を考えてから面接を受けるようにしましょう。
企業研究を十分に行うとともに、印象に残るキャッチーなフレーズを織り込むといったテクニックを使うとより効果的です。

執筆・編集

鈴木 翔大

株式会社マイナビ所属。新卒入社した広告会社にて営業経験を積んだ後、人事として新卒・中途採用、研修を担当。その後マイナビに入社し、企業担当として幅広い企業と取引実績を残し、現在はキャリアアドバイザーとして様々な職種の転職支援を行う。営業職、設計職、ITエンジニアなど幅広い業界知識を活かした支援が出来ることが強み。

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