35歳の転職|成功のポイント&未経験分野への転職におすすめの職種とは|求人・転職エージェント

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更新日:2023/12/13

転職全般

35歳の転職|成功のポイント&未経験分野への転職におすすめの職種とは

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この記事のまとめ

  • 35歳の転職では、これまでに築き上げたキャリアや実績が高く評価されて年収・キャリアアップが狙える。
  • 35歳で転職するのは簡単ではないが、自分の市場価値を正しく見極めて企業研究を入念に行い、応募先企業に適したアピールポイントを伝えれば成功率を上げられる。
  • 35歳未経験の方が転職しやすい職種には、「営業職」「ITエンジニア」「ドライバー」などがある。

転職は新たなキャリアを踏み出す一歩であり、理想の働き方や生活を実現するための手段のひとつです。しかし、「35歳でも転職できるだろうか」「未経験でもできる仕事はあるのだろうか」など不安になっている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、35歳の転職を成功させるポイントや未経験でも転職できるおすすめの仕事を5つ紹介します。転職の成功確率を少しでも上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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転職市場における「35歳限界説」や「35歳の壁」は本当?

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35歳以降の転職の難しさを「35歳限界説」「35歳の壁」と表現することがありますが、実際35歳はひとつの区切りといえます。なぜなら「35歳以下限定」と記載された求人があるためです。求人募集や採用において年齢制限は原則禁止とされているものの、長期的なキャリア形成のために年齢を制限することは認められています。

また一般的に転職は年齢を重ねるほど難しくなる傾向にあり、35歳の転職が簡単ではないのは事実です。しかし、人材不足や働き方の価値観も変化しつつあり、35歳でも転職を成功させている人は多くいます。「35歳の経験値」をうまく活かすことで、転職の成功確率を大幅に上げられるでしょう。

35歳の転職ならではのメリットがある

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転職は人生における大きな決断であるため、悩む方も多いでしょう。しかし35歳からの転職でも決して遅くはなく、35歳で転職するメリットもあります。転職するか悩んでいる方は、以下で紹介する35歳で転職するメリットを参考に検討してみてください。

過去のキャリアに基づいた転職先選びができる

相応のキャリアを積んだ35歳だからこそ、自身の将来をきちんと見据えたうえで転職先を選べます。社会人経験の少ない20代よりも、深みのある自己分析や企業研究を行える点もメリットです。自己分析や企業研究は、選考対策にもつながります。自分の強みをきちんとアピールでき、志望動機も説得力のある伝え方ができるでしょう。

年収やポジションのアップも狙える

35歳は転職先の選び方次第で年収アップやキャリアアップが可能です。これまでのキャリアや経験を交渉材料にすれば、より好条件の転職が実現できるでしょう。ただし年収アップを狙うのであれば、知見のある業界・職種でないと厳しくなります。異業種転職の場合は年収が下がる可能性があるため、注意しましょう。

【男女別】35歳に多い転職理由

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一般的に35歳がどのような理由で転職しているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、厚生労働省のデータを参考に35歳〜39歳の転職理由を男女別に紹介します。自分の転職理由を明確にすることは選考対策にもつながるため、転職理由が言語化できていない方も参考にしてみてください。

男性

厚生労働省が公表している「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、35歳〜39歳男性の転職理由で最も多かったのは「会社の将来が不安だった」で全体の15.4%を占めます(「その他の個人的理由」を除く)。また、「職場の人間関係が好ましくなかった(9.7%)」「労働時間、休日等の労働条件が悪かった(8.9%)」といった理由で転職をする方も多い傾向にあります。

定年まで安定して働くため、また年収を上げるためには、会社や仕事の将来性が大事です。自分の将来を考えたときに、「このままでは理想のキャリアを実現できない」と感じて転職に踏み切る35歳は少なくありません

参照:令和4年 雇用動向調査結果の概況|厚生労働省

女性

同じく厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」を基に35歳〜39歳女性の転職理由をひもとくと、「その他の個人的理由」を除いて最も多かったのは「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」で全体の13.4%でした。「職場の人間関係が好ましくなかった(11.6%)」「給料等収入が少なかった(7.7%)」を転職理由に掲げる方も一定数います。

ワークライフバランスを実現するためには、自分に合った労働条件で働くことが大切です。特に30代はライフステージが変化しやすい年代であり、より働きやすい職場を目指して転職する方が多いことが分かります。

35歳で転職活動をする際に知っておきたい注意点

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相応のキャリアを築き上げている35歳は、転職活動の進め方次第で選考を有利に進められます。しかし、何も計画を立てずに見切り発車で転職活動を始めると失敗する確率が高くなるでしょう。ここでは、35歳で転職活動をする際に知っておきたい注意点を3つ紹介します。

転職活動が長引くことがある

一般的に転職は年齢を重ねるほど難易度が上がります。そのため、転職活動が長期化する可能性があることを考慮しておきましょう。転職活動を長引かせないためには、スケジュールをしっかりと立てるとともに、複数社へ応募して同時に選考を進めることが大切です。また転職先が思うように見つからない場合でも経済的な負担が生じないよう、働きながらの転職活動をおすすめします。

上司や同僚が年下になる可能性がある

35歳で転職すると、上司や同僚が自分よりも年下になる可能性があります。特に異業種転職でこれまでのキャリアが活かせない場合は、新卒と同様のポジションになることを覚悟しておきましょう

とはいえ、上司や同僚が自分より年下になるケースはよくあることです。上司や同僚が自分より年下でも、敬いの気持ちを持って接することが大切です。相手からしても、自分より年上の人が部下になることに抵抗を感じ、気を使うこともあります。あまり年齢にとらわれすぎず、よい関係性が築けるように接してみてください。

35歳の求職者の採用に懸念を抱く企業もある

企業側にとっては35歳の求職者の採用に多少のリスクを感じることが多いため、選考では一層慎重になります。

一般的に、35歳は社会人経験が豊富で自分の働き方や価値観が確立している年代です。企業側は35歳の求職者に対して、「自社の社風になじめるのか」「柔軟に周りの人と協力できるか」などと懸念することも少なくありません。また35歳の年齢に見合った給与を設定して採用しても、すぐに退職されれば採用コストが無駄になってしまいます。

選考では企業側の懸念を解消するため、長期的に働く意思や柔軟性をアピールすることが大切です。

35歳未経験におすすめの転職先5選

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一般的に30歳を超えると未経験の業種への転職は難しくなります。しかし、人手不足から35歳の未経験者でも積極的に採用したいと考える業界・企業は多くあります。ここでは、35歳未経験でも転職できるおすすめの転職先を紹介します。新たなキャリアを歩みたい方は、ぜひ検討してみてください。

1.営業職

営業職は自社商品やサービスを提案して成約につなげる仕事です。営業対象を大きく分けると「法人営業」「個人営業」の2つがありますが、法人営業は扱う商材の金額や規模が大きい場合があるため、営業未経験の場合は個人営業から挑戦することをおすすめします。

営業は基本的にコミュニケーションスキルやビジネスマナーがあればできる仕事で、35歳の豊富な社会人経験を活かせるでしょう。営業職の魅力は、営業成果に応じてインセンティブが支給されることです。高収入を目指したい方は、ぜひ営業職に転職してみてください。

2.ITエンジニア

ITエンジニアは、システムやソフトウェアの設計・開発に携わる技術者のことです。一口にITエンジニアといっても、扱う分野に応じて多様な職種が存在します。中でもIT業界未経験の場合は「プログラマー」がおすすめです。プログラマーはコンピューターに指示を出すプログラミングを担当する職種で、ITエンジニアの登竜門ともいわれています。

ITエンジニアは専門性の高い職種ではあるものの、IT業界の急成長により人手不足が深刻化しており、未経験者を積極的に採用するIT企業が増えています。IT業界でキャリアを積めば手に職がつけられ、長く安定して働けるでしょう。

3.ドライバー

ドライバーは車やトラックを運転して荷物を目的地へ運ぶ仕事で、以下のような種類があります。

  • 決まった場所に荷物を届ける「ルート配送」
  • 依頼された荷物を運ぶ「宅配・配達」
  • 荷物を預かって引っ越し先に届ける「引っ越しドライバー」

仕事内容は会社によってさまざまですが、中には荷物を運ぶだけでなく、商品のこん包や検品を行うケースもあるでしょう。またドライバーは基本的に運転免許があれば転職できますが、転職後に特定の資格取得を求められる場合もあります。

ドライバーの魅力は安定して働けることです。AIやロボットなどに仕事を代替される心配がなく、一定の需要があるため、転職しやすい職種といえるでしょう。

4.介護職

介護職は高齢者や障がい者のケアを担当する職種です。働く施設や役割によって仕事内容は変わってきますが、基本的には以下のような業務があります。

  • 食事や入浴、排せつの介助
  • 洗濯や掃除など本人の身の回りの家事を手伝う
  • レクリエーションやリハビリの実施

高齢化社会において、介護職は需要の高い職種です。また介護業界は比較的年齢層が高いことから、35歳の体力ある人材は重宝されるでしょう。介護福祉士やケアマネジャーといった資格を取得すればキャリアアップも可能です。

5.事務職

事務職は書類の作成や整理、来客応対など企業の事務作業全般を担う職種です。事務職といっても、営業事務や人事事務、経理事務などいくつか種類があります。中でも比較的転職しやすいのは、一般事務と営業事務です。パソコンを扱うスキルや一定のビジネスマナーがあれば転職できます。

事務職の魅力は、ワークライフバランスを実現しやすいことです。残業が発生しにくく、カレンダーどおりの休日を設定している企業が多くあります。リモートワークを採用している企業もあるため、在宅勤務がしたい方にもおすすめの職種です。

35歳の転職を成功させるためのポイント

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転職活動を成功させるには、ポイントやノウハウを押さえることが大切です。しかし、今回の転職が初めての方、あるいは久しぶりに転職する方はどのような点を意識して転職活動を進めたらよいのか分からないのではないでしょうか。ここでは35歳の転職を成功させるポイントを5つ紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

キャリアプランを明確にする

転職は人生における大きな決断であり、分岐点でもあります。そのため将来を見据えた転職先選びが重要となりますが、この転職を機にいま一度キャリアプランを見直してみるとよいでしょう。

キャリアプランをきちんと定めることで転職活動に軸が生まれ、どのような転職先を選べばよいかが明確になります。またキャリアプランは面接で聞かれるケースもあり、答えられないと「やりたいことが変わったら辞めるのでは」と思われ採用を敬遠される場合があります。

条件を厳しく設定しない

転職先を探す際は、給与や労働時間、福利厚生などの希望条件を設定することが大切です。しかし、その条件があまりにも厳しいと転職先が思うように見つからず、転職活動が長期化してしまいます。

希望条件をすべて満たす職場を見つけるのは難しいため、妥協できる条件を決めたり、条件に優先順位をつけたりするとよいでしょう。たとえば、「残業時間が少なければ、土日出勤も可能」「年収400万円であれば、多少の残業は気にしない」などです。

自分の市場価値を把握する

転職を成功させるには、自身のスキルや経験に見合う求人選びが重要です。自分のスキルや経験が不足している求人に応募しても採用はされません。反対に、自分のスキルや経験に見合わない給与の求人を選べば損をしてしまいます。

求人を探し始める前に、まずは自分の市場価値を正しく分析してみましょう。35歳付近で同レベルのスキルや経験を持っている人が「どのようなポジションで働いているのか」「年収はいくらなのか」などをリサーチしてみてください。

企業側の目線になってアピールポイントを選定する

キャリアの充実した35歳は、アピールできるスキルや経験が多いことでしょう。しかし、選考ではあれもこれもアピールするのは逆効果です。極端な例ですが、自動車業界への転職を目指す際に金融のスキルや知見をアピールしても意味がありません。むしろ、企業研究不足を疑われたり、自慢するのが好きな人と思われたりとマイナスな印象を持たれます。

選考に際しては企業側がどのような人材を求めているのかを分析し、アピールポイントを選定することが大切です。そのためにも企業研究は入念に行いましょう。

資格を取得する

転職でアピール材料を増やすために資格を取得するのは有効です。特に未経験の業種に挑戦する場合は、これまで培ったスキルや経験が活かしにくく、経験者と比べてアピール材料が多くありません。資格取得によって専門性を証明しつつ、その分野への意欲もアピールしましょう。

ただし、資格の取得には労力や時間がかかることから資格選びには慎重になる必要があります。志望する業界で活かせる資格を調べ、取得の難易度や汎用性などを考慮して選びましょう。また取得に向けて勉強中の資格も履歴書に記載できるため、転職活動と併行して資格取得を目指すのもおすすめです。

マイナビエージェントが35歳からの転職を強力にバックアップします

転職活動は基本的にひとりで進められますが、働きながらの求人探しや企業研究、選考対策をするのは容易ではありません。転職活動の負担を軽減したい方や効率化させたい方、成功確率を上げたい方は転職エージェントの利用がおすすめです。

マイナビエージェントには各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、30代の転職を成功に導いてきた実績が豊富にあります。求人探しから応募書類の作成、面接対策など、転職活動におけるさまざまなサポートをいたしますので、ぜひご利用ください。

まとめ

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35歳の転職は簡単ではありませんが、自分の市場価値を正しく見極め、企業側の目線になって効果的なアピールポイントを選定すれば選考を有利に進められます。ノウハウを押さえて転職活動を進めれば未経験分野への転職も不可能ではないため、ぜひ挑戦してみてください。

転職に関する不安や悩みは、マイナビエージェントが親身になって解消いたします。新たなキャリアを踏み出す一歩をお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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