35歳女性の転職が難しいと感じたら|4つの理由と転職成功のコツを紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2023/02/08

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35歳女性の転職が難しいと感じたら|4つの理由と転職成功のコツを紹介

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この記事のまとめ

  • 35歳以上の女性が転職する場合、企業から高いレベルを求められる傾向がある。
  • 入社後に力を発揮するためには、女性が働きやすい環境を選定するのがポイント。
  • スムーズに転職を進めるなら転職エージェントの活用がおすすめ。

一般的に、転職が難しいと言われる35歳以上の転職。女性の場合にはライフイベントとの兼ね合いもあり、理想の企業と出会うのが難しいと感じるケースも多いかもしれません。

そこでこの記事では、35歳以上の女性が転職を成功させるコツを解説します。転職が難しい理由を掘り下げ、効果的な対策で転職成功を目指しましょう。転職の際に必要なスキルや注意点もお伝えするので、参考にしてみてください。

目次

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35歳以上の女性の転職が難しいと言われる4つの理由

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女性が35歳以上で転職を考えた際、転職の難易度は高いと言われています。スキルや経験値によっても転職の難しさは変わりますが、35歳以上の応募者に企業が求めるものには、ある程度傾向があります。まずは、企業が採用可否を判断する基準を含め、35歳以上の女性の転職が難しい理由を解説します。

企業が求める条件が厳しくなるから

ミドル層に位置づけられる35歳の女性は、社会人として10年以上の経験を積んでいます。経験が豊富なゆえに、第二新卒や20代後半の女性と比べて、高い基準で採用可否を判断されるのが実情です。企業が求めるスキルや実績を有しているのはもちろん、企業への貢献度の高さも選考基準に含まれるでしょう。

「いま持っている力を入社後どのように発揮してくれるか」「それにより企業にはどのような利益が生まれるのか」といった部分に重きを置く企業もあります。採用によるメリットが多いと評価してもらえなければ、内定獲得は難しいでしょう。

若手のようにポテンシャルで採用されにくいから

年齢が若い場合、スキルや実績が不十分でもポテンシャルを見込んで採用してもらえるケースがあります。一般的に若手はベテランよりも給与水準が低く柔軟性があるので、これから企業のカラーに染まってくれると考えられるからです。仕事への意欲があれば今後の活躍にも期待できるため、そういった部分を評価して若手の採用に踏み切る企業も多いでしょう。

一方で35歳以上となれば、企業の給与水準は高く、給与に見合う働きが求められます。現職のカラーに染まっている場合、「入社後に柔軟に働けるのか」も懸念点です。こうした背景があり、ポテンシャルのみでは簡単に採用に踏み切れないのが企業の本音です。

ライフプランに慎重になる企業があるから

20代~30代は、結婚や出産といったライフイベントの変化が起こりやすい年代です。たとえば35歳で未婚の場合、「結婚したら家庭に入るのでは」と早期退職を懸念する企業もあります。既婚の場合でも、妊娠や出産による働き方の変化が、企業にとって不安要素になるケースもあるでしょう。

たとえ休暇制度が充実している企業であっても、入社後すぐに戦力がいなくなってしまうのは避けたい状況です。こうした懸念点をできる限り払拭し、長期的に企業に貢献してくれる人材だと認めてもらえなければ、35歳以上の女性の転職は難航してしまうかもしれません。

給与に見合うポジションがないから

35歳以上の応募者に、役職としての活躍を求める企業も少なくありません。たとえば、マネージャーを募集している企業では、マネジメント経験の有無が採用可否を左右するでしょう。マネージャーひとつを取っても企業によって裁量はさまざまです。しかし、企業が必要とするポジションに見合うスキルがないと判断されれば、採用は難しいでしょう。

年齢給を設けている場合も同様です。年齢に応じた給与を提供したいものの、それに見合う能力がないと判断されれば、採用は見送られてしまうでしょう。

35歳の転職はなぜ難しい?最近の転職事情をチェック!

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35歳以上の女性の転職は難易度が高めですが、転職を成功させて理想の環境を手にしている方も多く存在します。ここからは、転職入職率と転職理由を見ていきましょう。厚生労働省の雇用動向調査を参考に、35歳以上の女性の転職事情を紹介します。

30代女性の転職入職率

厚生労働省が発表した「令和3年上半期雇用動向調査結果の概要」によると、30歳~34歳の女性の転職入職率は6.5%でした。35歳~39歳は5.8%と、同じ30代でも30代前半のほうが転職入職率は高くなっています。同調査では20歳~24歳の転職入職率が7.6%、25歳~29歳は8.0%という結果でした。この結果から、20代と30代を比較すると、20代のほうが転職入職率は高いと分かります。

30代女性の転職理由

厚生労働省の「令和3年上半期雇用動向調査結果の概要」では、転職入職者がなぜ前職を退職したのかという調査結果も掲載されています。35歳~39歳の転職理由を見ると、最も多いのは個人的理由(24.9%)でした。

次に出産・育児(9.7%)、会社の将来が不安だった(9.5%)、職場の人間関係が好ましくなかった(9.4%)という結果です。30歳~34歳は給与等収入が少なかった(9.7%)という理由や、労働条件が悪かった(8.9%)という理由が多いため、同じ30代でも30代前半と後半では、転職を決めた理由に違いがあると分かります。

35歳以上の女性が転職する際に必要な4つのスキル

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ここからは、35歳以上の女性の転職に役立つスキルをご紹介します。若手のように、やる気だけでは採用につながりにくいのが35歳以上の転職。企業に貢献できる人材だとアピールするためには、企業が欲しいスキルを有している必要があります。ここでは、代表的な4つのスキルについて見ていきましょう。

1.マネジメントスキル

35歳以上の女性が転職する際、企業が重視するポイントのひとつがマネジメントスキルです。チームをまとめた経験や、若手を指導した経験がある場合には、アピールポイントになるでしょう。これまでにリーダーとしての経験がない場合でも、周囲をまとめて成果を出した実績があれば、その経験は評価対象です

社内でのマネジメント経験がない方は、社外でリーダーを務めた経験が評価されるケースも。ボランティアなどで周囲をまとめた経験があれば、アピールするのも有効です。

2.ヒューマンスキル

企業が見ているのは、専門的なスキルだけではありません。良好な人間関係を築く力や仕事への適応能力などのヒューマンスキルも、入社後の活躍の指標としてチェックしています

ヒューマンスキルは、ヒアリング力やコーチング力など、仕事をスムーズに遂行するうえで必要となるさまざまな要素で構成されています。社会人としての経験を積んで身につくのがヒューマンスキル。若手よりも社会人経験を積んでいる35歳は、アピール材料になりやすいスキルです。

3.柔軟性

企業が35歳以上の応募者に求めるのが柔軟性です。35歳以上は社会人経験が長いため、「前職のやり方に固執しているのでは」と働く姿勢を懸念する企業もあります。高い仕事意識を持って業務を遂行する姿勢は評価されますが、固定概念が強ければ新しいやり方に対応しにくいのも事実です。

入社後に活躍するためには、過去のプライドよりも企業の理念を最優先して貢献する姿勢が大切です。たとえ素晴らしい実績があっても、柔軟性がないと判断されれば、採用率は下がってしまいます。自分の魅力を企業に伝えながらも、素直さや柔軟さの部分もアピールできるとよいでしょう。

4.専門スキル

35歳以上になると、ポテンシャルでの採用には期待できません。入社後は即戦力としての活躍が求められます。活躍の指標となるもののひとつに専門スキルが挙げられますが、スキルの習熟度を判断するのはあくまで企業側です。

現職で通用していたレベルでは、転職先では役に立たないケースもあります。資格などの客観的なアピール材料があれば、専門スキルを有する人材だと評価されやすいでしょう

35歳から転職成功を目指す4つのコツ

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転職成功を目指すなら、事前に心得ておきたいポイントがあります。転職先に求める条件の決め方や、転職先の職場環境の把握もそのひとつです。なんとなく転職活動を進めていては、転職成功は難しいでしょう。ここでは、希望をかなえる企業へ入社して高みを目指して活躍するために、押さえておきたい4つのコツをご紹介します。

現職でスキルや経験を積む

即戦力としての活躍をアピールするために、現職での経験値を高めるのもひとつの手です。現職で経験を積める機会がある方は、転職を成功させるためのステップとして、積極的にチャレンジしておくとよいでしょう。

今後のキャリアに役立つ資格を取得しておくのもおすすめです。スキルアップに積極的だという姿勢を示せれば、企業からの評価は高まるでしょう。

譲れない条件を決めて転職活動をする

転職先に求める希望は複数あると思いますが、すべての希望をかなえる企業と出会うのは難しいでしょう。転職活動をスムーズに進めるためには、「最も重視したい条件は何か」という部分を明確にしておく必要があります。

希望条件に優劣をつけて転職の軸を定めると、企業選定がしやすくなります。転職難易度が高い点を理由にネガティブな妥協をすると、入社後に企業とのミスマッチを感じ、再び転職を考える結果になりかねません。 自分の中で「ここだけは実現したい」というポイントをはっきりさせておき、入社後に活躍できる企業を選びましょう。

女性が活躍できる環境かチェックする

よりよい環境へ転職するためには、転職先の女性がどのように活躍しているのかも見逃せないポイントです。 年収や待遇など、自分にとって魅力的な条件の企業を見つけたとしても、女性が働きにくい環境であれば大きな活躍は望めないかもしれません。

今後のライフプランとの兼ね合いを考え、「休暇制度の充実度」「柔軟な働き方への対応」などもチェックしておきましょう。 休暇制度に関しては、制度を設けているだけでなく、実際の取得率も把握しておきたいところです。ライフイベントと両立しながら働ける職場と出会えると、長期的なキャリア形成がしやすくなります。

キャリアを考慮したうえで企業選定をする

志望する業界や職種によっても転職の難しさは変わります。たとえば未経験分野への転職を目指す場合、同職種への転職よりも難しい現状が待ち受けているでしょう。 企業への貢献度の高さを重要視されるのが35歳の転職。 これまでのスキルや実績が活かせないとなれば、 アピールできるポイントも限られてしまいます。

これは女性に限った話ではありません。35歳という年齢を考慮した場合、性別にかかわらず経歴を活かせる職種への転職がおすすめです。

35歳の転職が難しいと感じたら政府の指標を活用するのも手

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働きやすい企業が思うように見つからない場合、政府の指標をクリアした「女性が働きやすい企業」を視野に入れるとよいでしょう。女性活躍推進の取り組みを実施している企業には、国から認定が与えられます。働きやすい環境でキャリアを形成したい方は、認定企業をチェックしてみましょう。

「えるぼし」認定を受けた企業で働こう

えるぼし認定は、女性活躍推進法に基づいた優良企業の認定制度です。女性が活躍しやすい企業へ与えられるのが、えるぼし認定。えるぼし認定には、働き方やキャリアコースの有無をはじめとする基準が設けられており、基準をクリアした企業のみ厚生労働省から認定を受けられます。

認定を受けている企業から転職先を選定すると、安定してキャリアを形成できるでしょう。えるぼし認定企業の具体的な取り組みは以下のとおりです。

  • 男女の採用率が同程度または正社員の女性比率が高い
  • 女性の勤続年数が長い
  • 残業や休日出勤が少ない
  • 女性の管理職が業界平均を上回る
  • キャリアコースが充実している など

参照:えるぼし認定、プラチナえるぼし認定|厚生労働省

子育て中の女性は「くるみん」認定もチェック

同じく厚生労働省から認定を受ける制度として、くるみん認定が挙げられます。くるみん認定とは、子育てと仕事との両立を支援する企業へ与えられる認定です。くるみん認定を受けている企業は、以下のような取り組みをしています。

  • 育児休業等取得率が高い(女性の場合は75%以上)
  • 育児休業や労働時間変更などの制度がある
  • 残業や休日出勤の平均が45時間未満 など

これらはくるみん認定基準の一部ですが、こうした取り組みがある企業へ転職すると、子育てと仕事との両立がしやすいでしょう。なお、くるみんには「トライくるみん」「プラチナくるみん」の認定制度もあります。プラチナくるみんは、より高い基準を満たす企業へ与えられます。

35歳からの転職で注意するポイント3つ

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35歳からの転職は長期戦になるケースも珍しくはありません。スムーズな転職を望むのであれば、注意したいポイントがあります。ここでは、35歳以上の転職で気をつけたい3つのポイントを解説します。

視野を狭めない

転職先を特定の業界や職種のみに絞ってしまうと、なかなかよい求人が見つからないかもしれません。難易度が高いとされる35歳からの転職は、幅広い視野を持って進めるのが良策です。方向性を変えてみると、理想のキャリアを築ける転職先と出会えるケースもあります

とはいえ、まったくスキルや実績を活かせない職場への転職は難しいでしょう。ポータブルスキルも含め、身につけたスキルを活かせるかという視点を持ちながら、広い範囲から企業を選定するのがポイントです。

企業研究を怠らない

転職を成功させるためには、企業についてしっかりと把握しておかなければなりません。これは年齢や性別にかかわらず重要になるポイントです。転職の難易度が格段に上がるという意味で、ラストチャンスと表現される場合も多い35歳以上の転職。若い世代の転職と比較して、より入念に企業研究しておく必要があるでしょう。

企業研究をしておくと、入社後のミスマッチを減らせる利点もあります。また、これから長期的に働くためには、企業の安定性にも目を向けたいところです。十分な企業研究ができれば、安定性の高さも判断できるでしょう。

年収アップにこだわりすぎない

転職先企業からの期待度にもよりますが、35歳での転職は年収が下がるリスクもあります。キャリアを積むための転職であれば、一時的な年収下降は受け入れるのもひとつの選択です。入社後に成果を上げて、現職と同等または現職を上回る年収が期待できるのであれば、年収にこだわりすぎずに転職先を探してみるとよいでしょう。

とはいえ、家庭があって自らの給与で生計を立てている場合、最低限のラインは維持しなければなりません。事前に最低限必要となる年収を計算しておきましょう。

35歳の転職が難しいと感じた女性は転職エージェントを活用しよう!

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さまざまなポイントを押さえたうえで効率よく転職活動を進めるのは、難しいものです。ましてや現職と並行して転職活動を行うとなれば、より転職の難しさを感じるでしょう。そこでおすすめなのが、転職エージェントの活用です。転職エージェントは、35歳以上の女性の転職を後押ししてくれる心強い味方になるでしょう。ここからは、転職エージェントを活用するメリットご紹介します。

転職エージェントは転職活動を一貫してサポート

転職エージェントは、転職に関するあらゆるサポートを受けられるのが特徴です。登録後は一人ひとりにキャリアアドバイザーがつき、ヒアリングをとおしてキャリアを棚卸し。希望の企業と出会えたら、訴求力の高い応募書類を作成するため、書類添削のサポートを受けられます。

面接突破へ向けて模擬面接を実施する転職エージェントもあるでしょう。現職と並行して転職活動を進めている場合、入社日の調整を代行できるのも、転職エージェントを利用するメリットです。転職エージェントを利用すると手厚いサポートを受けられるため、不安なく転職活動に臨めるでしょう。

転職エージェントには非公開求人の紹介がある

転職エージェントは、求人サイトに載っていない非公開求人を保有しています。転職エージェントによって保有する非公開求人の割合はさまざまですが、求人全体の半数以上が非公開求人というケースも。応募者にぴったりの求人があれば、キャリアアドバイザーから優良求人を紹介してもらえます。これまでの転職活動でよい求人と巡り合えなかった方も、プロの力を借りて、活躍できる環境へと転職しましょう。

マイナビエージェントなら一人ひとりに合ったサポートを受けられる

女性の転職成功へ向けてサポートチームを編成するマイナビエージェントなら、さまざまな業界から自分に合う企業を選定できます。転職のプロであるキャリアアドバイザーは、数多くの転職者を見てきたからこそ、35歳以上の女性が効率よく転職活動を進めるノウハウを有しています。

面談により客観的な強みを把握すると、思いがけない分野で魅力的な企業と出会えるケースも。手厚いサポートを受けるなら、女性の転職をサポートするマイナビエージェントにご相談ください。

まとめ

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35歳以上の女性の転職は、若い世代と比較して難易度が高まります。ポテンシャル採用が期待しにくい35歳以上の転職では、スキルや実績などから企業への貢献度の高さをアピールしなければなりません。また、入社がゴールではないため、入社後に活躍できる環境が整っているかも見逃せないポイントです。

ひとりでの転職が難しいと感じたら、転職エージェントを頼りましょう。プロによる的確なアドバイスを受けると、自分では気がつかなかったルートが見つかるかもしれません。転職を成功させたい方は、ぜひマイナビエージェントをご活用ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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