転職を成功させる長所・短所の伝え方!例文や短所の言い換え一覧も紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2023/09/20

転職全般

転職を成功させる長所・短所の伝え方!例文や短所の言い換え一覧も紹介

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この記事のまとめ

  • 転職の面接における長所と短所は、応募者の「人柄」「個性」のこと。
  • 長所は仕事で活かせるものを選び、具体的なエピソードを交えながら自慢にならないように伝える。
  • 短所は仕事に支障をきたすものは避けるとともに長所としても捉えられるものを選び、改善に向けて取り組んでいることを伝えるとよい。

転職の面接で定番の質問といえるのが、長所と短所です。長所と短所はありのまま伝えればよいわけではありません。伝え方を誤ると、マイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。しかし、「どのようにして長所と短所を伝えればよいのか分からない」方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、転職を成功させるための長所と短所の伝え方を解説します。短所の言い換え例も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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転職における長所・短所とは?強みや自己PRとの区別の仕方

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転職の面接では「あなたの長所や短所を教えてください」と聞かれるケースが多くあります。その際に明確に答えられるよう、長所・短所の意味をきちんと理解しておきましょう。ここでは、長所・短所の意味と、混同されがちな強みや自己PRとの違いについて解説します。

長所・短所は個人の人柄や性格

転職の面接における長所・短所とは、個人の特性や能力、人柄などを指します。具体的には、長所は個人の得意分野や優れたスキル、特徴的な性格、資質などが該当します。一方、短所とは個人の課題や改善すべき点のことです。能力やスキルの不足、癖、弱点などが当てはまるでしょう。このように長所と短所は、プライベートな状況でも活用できる性質といえます。

強みは仕事を通じて身につけたスキル

転職における強みとは、自身の特長を活かして業務を効果的に遂行し、優れた成果を上げられる要素のことです。たとえば、コミュニケーション能力やリーダーシップスキル、分析力、問題解決能力、クリエイティブな発想力、協調性などが強みとして挙げられます。面接では、強みが仕事でどう活かせるのかをアピールすることが大切です。

自己PRは主に仕事の成果や実績

自己PRは自分自身を宣伝・アピールすることを指します。主に仕事やキャリアに関連する自身の成果や実績、能力などを他人に伝えるための手段です。転職の面接では長所とともに自己PRを聞かれることが多く、両者の回答が似てしまうケースは少なくありません。自己PRでは単に自身の長所を述べるだけでなく、それを具体的な事例や実績に基づいて伝えるとよいでしょう。

企業が転職の面接で長所・短所を聞く理由

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転職の面接を成功させるには、企業がなぜ応募者の長所と短所を聞くのかを理解することが大切です。理由を知ることで、適切な答え方や対策を講じられるようになります。ここでは、企業が転職の面接で長所と短所を聞く理由について詳しく解説します。

応募者の人となりを知るため

長所・短所を聞くと応募者の人となりが把握でき、その人が誠実で信頼性があるかどうかの判断が可能です。また、企業は独自の社風や価値観を持っています。長所・短所を尋ねることで、応募者の性格や能力が自社の文化や価値観とマッチしているかどうかも評価します。

自己分析ができているか確認するため

採用担当者は、面接の場で応募者が自身の強みや弱点を客観的に把握しているかを確認しています。応募者が長所を活かして活躍してくれるか、短所を改善する意欲を持っているかを判断するためです。

長所・短所を尋ねると、応募者が自身の特性やスキルについて客観的に認識しているかどうかを確認できます。加えて自己分析ができているかどうかを知ることで、分析力や問題解決能力を備えているかの判断材料にもなります。

自社で活躍できそうか見極めるため

企業は応募者が自社のビジョンや目標に共感し、長期的に貢献できるかどうかを判断したいと考えています。そのため長所や強みを聞き、応募者が持つスキルや特性が自社の求める人材と一致しているかを確認します

また短所についても尋ねることで、応募者が自身の成長のために取り組んでいるかどうかを見極めます。短所を改善する意欲や向上心を持つ応募者は、自己成長に努力を惜しまず、企業の発展に貢献する可能性が高いと評価されます。

面接で長所を伝えるときの3つのポイント

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転職の面接では、どのようにして自身の長所を伝えるかが重要です。仕事に活かせない長所を伝えてもアピールにはならず、長所を多く伝えればよいものでもありません。ここでは、面接で長所を伝えるときのポイントを3つ紹介します。

1.仕事で活かせる長所を挙げる

長所が多くあるのはよいことです。しかし、長所をすべて伝える必要はありません。転職先の仕事で活かせる長所を厳選し、仕事でどのように役立つかを示しましょう。そのためには企業研究をして、応募先企業の仕事内容や商品・サービス、企業ビジョンなどの理解を深めることが大事です。

2.具体的なエピソードを交える

ただ長所を述べるのではなく、長所を裏づける経験やエピソードを交えて話すと採用担当者もイメージしやすくなります。たとえば、チームでのプロジェクトで困難な状況に直面した際に、自分が主導して解決策を見つけた経験や、クライアントとの対応で信頼を築いたエピソードなどです。

自分の長所が反映できる具体的な経験を選びましょう。そして入社後に長所をどのように活かしていきたいかを伝えることで、将来的な貢献度の高さをアピールできます。

3.自慢にならないように注意する

面接では、謙虚な姿勢で自分の長所を伝えましょう。自慢話や自己陶酔のように聞こえる言い方は、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいます。チームワークや協調性、学びなども強調することが大切です。自分の長所を客観的に伝えることで、採用担当者に信頼感を与えられるでしょう。

面接で短所を伝えるときの4つのポイント

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「短所」と聞くと、ネガティブなイメージが先行する方も多いでしょう。しかし、転職の面接においての短所は、伝え方次第でアピールポイントにもなり得ます。ここでは、面接で短所を伝えるときのポイントを4つ紹介します。

1.長所にも変換できるようにする

面接では、自己分析や自己PRを通じて見つけた自身の強みやポジティブな要素をアピールすることが重要です。そのため、短所を伝える際には長所へつながるように意識するとよいでしょう。

たとえば、「仕事に時間をかけてしまう」という短所であれば「慎重な性格」「丁寧な仕事を心掛けている」といった長所に置き換えられます。

2.克服に向けてどのように取り組んでいるかを伝える

短所を伝える際には、克服へ向けた努力を盛り込むことも重要です。具体的なエピソードや経験を交えて、自己成長の過程や改善への取り組みを説明しましょう。これにより、短所を改善しようとしている前向きな姿勢を採用担当者に伝えられます。

3.仕事に支障をきたす短所は選ばない

短所をすべて正直に伝える必要はありません。仕事に支障をきたすような短所やマイナスな要素は選ばず、改善の余地があり、自己成長につなげられる短所を選びましょう。採用担当者は、応募者が適切な短所を選択できているかも選考の判断材料としている場合があります。あまりにも仕事に悪影響をおよぼすような短所を伝えると、採用を敬遠される恐れがあるため注意しましょう。

プライベートに関する短所を選ぶのもNGです。あくまでも仕事に関連する短所を選択するのがポイントです。

4.「短所はない」と答えるのはNG

短所を聞かれた際に「ありません」と答えると、「自己分析ができていない」「自分をよく見せようとしている」などと思われ、マイナスな印象を与えてしまう恐れがあります。世の中に完璧な人物は存在せず、誰にでも改善の余地があるでしょう。短所が見つからない場合は、家族や友人に客観的に評価してもらうのがおすすめです。

【一覧】長所に変換できる短所とは?

短所と長所は表裏一体です。アピールポイントにつなげるためにも、短所の魅力的な言い換え例を覚えておきましょう。以下、短所を長所に変換する例を紹介します。

短所 長所に変換する例
優柔不断 柔軟性がある。慎重で情報収集や検討を徹底的に行い、よりよい意思決定ができる
マイペース 自己管理能力が高く、計画を立てて着実に仕事を進められる。おおらか
負けず嫌い 競争意識や向上心があり、チャレンジ精神旺盛
せっかち スピード感を持って業務を進められ、効率的に成果を上げられる
頑固 自分の信念や価値観を持ち、困難に立ち向かう強い意思がある
視野が狭い 専門分野に関する深い知識やスキルがあり、専門性を発揮できる
心配性 細部への注意力があり、ミスを防ぐために慎重に行動できる
緊張しやすい 慎重に物事に取り組める
仕切りたがり リーダーシップや組織への貢献意識があり、チームをまとめる力がある
楽観的 困難な状況でも前向きな姿勢を持ち、解決策を見つける柔軟性がある
理屈っぽい 論理的思考ができ、冷静な判断力を持ちながら問題解決に取り組める
世話焼き 周りの人々への気遣いができ、チームの協力関係を築けるサポート力がある
没頭しやすい 集中力が高く、ひとつの課題に没頭して高い品質の成果を生み出せる

上記のように、短所にはポジティブな側面も存在します。自己分析を通じて自身の特性を客観的に見つめ、適切な言葉で表現してみてください。

よくある長所と例文

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長所を伝えるときのポイントが分かっても、面接の場でどのように伝えればよいのかで悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、よくある長所と例文を紹介します。例文はあくまでも参考とし、面接で伝える際は自分の言葉で表現してみてください。

責任感が強い

【例文】

私の長所のひとつは、責任感の強さです。仕事に真剣に向き合い、与えられた任務に対して責任を持って取り組むことを常に心掛けています。これまでの職務経験ではプロジェクトリーダーやチームメンバーとして常に責任感を持って行動し、目標達成に向けて全力を尽くしてきました。特に、約束や期限の順守を重視し、品質の高い成果物を提供するために努力しています。

真面目

【例文】

私の長所は真面目なところです。仕事に取り組む際には真剣な姿勢で臨み、課されたタスクを最善の努力で遂行することを心掛けています。また常に自己管理を徹底し、時間や資源の効率的な活用を追求しながら、品質の高い成果物の提供を目指しています。初めて会う人には「堅いイメージ」を持たれることもありますが、私の真面目さはプロフェッショナルな仕事の姿勢を示すものだと考えています。

協調性がある

【例文】

私の長所のひとつは、協調性があることです。チームでの仕事やプロジェクトにおいて、円滑なコミュニケーションと協力関係の構築を重視しています。私はほかのメンバーの意見やアイデアに対して真剣に耳を傾け、異なる視点からの意見も受け入れてきました。相手の意見を尊重して受け入れることで、チーム全体のパフォーマンス向上につながると信じているためです。

意見の食い違いや問題が生じた場合でも、円滑な解決策を見つけるための努力は惜しみません。チームで共通の目標を達成できるよう、日々業務に励んでいます。

粘り強い

【例文】

私の長所のひとつは、粘り強さです。一度取り組んだ課題や目標に対して、最後まで諦めずに取り組める強さを持っています。前職のプロジェクトでは、市場参入に向けた新商品の開発を担当しました。そのプロジェクトでは予算の制約や技術的な課題など、最初から多くの困難が立ちはだかりましたが、私は諦めることなくチームと協力しながら解決策を模索し続けました。

その結果、開発チームと協力して問題を克服し、新商品を期日どおりに完成できました。さらに、市場投入後も効果的な販促活動や顧客フォローアップにも粘り強く取り組み、市場シェアの拡大や売上増加に貢献しました。

ポジティブ

【例文】

私の長所はポジティブなところです。常に前向きな姿勢で物事に取り組める力を持っています。前職は営業職でしたが、当時、担当していた地域では競合他社が多く、市場は厳しい状況でした。しかし、私はそのような状況をチャンスと捉え、積極的に顧客とのコミュニケーションを図り、新たなビジネス機会を見つける努力を惜しまずに行いました。

その結果、担当エリアの売上を前年比30%増加できました。これは、ポジティブな姿勢を持ちながら、困難な状況を乗り越えて取り組んだ結果です。また、顧客からの評価も高く、定期的な取引の継続や新規顧客の獲得にもつながりました。

よくある短所と例文

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面接で短所を伝えるときは、長所よりも慎重になる必要があります。短所は伝え方次第でマイナスなイメージを与えてしまうため、できる限りポジティブに言い換える工夫をしましょう。ここでは、短所を長所として置き換えた例文を紹介します。

心配性

【例文】

私の短所は心配性なところです。心配性が原因で過剰なストレスを抱えたこともありました。しかし、いまはこの心配性をポジティブな面に変えられると考えています。実際、前職のプロジェクトマネージャーとしての経験において、心配性がプロジェクトの成功に役立った経験もあります。

ある大規模プロジェクトでは納期が厳しく、多くのステークホルダーが関与していましたが、持ち前の細やかな注意力を活かし、進捗状況やリスク管理に特に注力した結果、タスクの完了率を前年比10%向上させました。

マイペース

【例文】

私の短所として挙げられる点は、マイペースな性格です。マイペースさが原因で、ほかのメンバーとの調整や短期的な締め切りに対して苦労することもありました。現在は、自己管理やタイムマネジメントのスキルを向上させることで、自分のマイペースさと周囲との調和を図る努力を行っています。

また、マイペースな性格を活かして物事に取り組むことで、効率的かつクオリティーの高い成果を生み出せると自負しています。実際、あるプロジェクトでの納期が迫る中、私は冷静な判断力を持ちながら自分のペースで作業を進め、品質の高い成果物を提供できました。

優柔不断

【例文】

私の短所は、優柔不断な性格です。優柔不断さがプロジェクトの進行において遅れを生じさせることもありました。しかし、この課題に対して改善に努めています。意思決定のプロセスを効率化するために、情報収集や分析方法を見直し、早い段階で必要な情報を把握できるようにしています。

私の優柔不断さが役に立つこともあります。優柔不断ゆえに、慎重に物事を考え、リスクを最小限に抑えながら最適な解決策や戦略を見いだせると自負しています。

せっかち

【例文】

私の短所として挙げられる点は、せっかちな性格です。私のせっかちさがチームのメンバーとのコミュニケーションに支障をきたすこともありました。しかし、せっかちな性格を改善すべく努力もしています。他者の意見やフィードバックを積極的に受け入れる姿勢を持ち、相手のペースに合わせてコミュニケーションを進めることを心掛けています。

一方で、私のせっかちな性格が迅速な行動と効率的な時間管理に活かせることがあります。以前のプロジェクトにおいて短期間での納期達成や迅速な問題解決が求められた場合に、私は自ら進んで行動し、周囲のメンバーと協力しながら効率的に作業を進めました。その結果、プロジェクトの品質を損なうことなくスケジュールを守り、成功を収められました。

すぐ緊張する

【例文】

私の短所は、緊張しやすい性格です。実際に、新規営業で緊張してうまく話せないこともありました。しかし緊張しやすい性格を克服するために、自己管理やリラックス法に積極的に取り組んでいます。また公共の場や人前で話す機会を積極的に増やすことで、徐々に緊張感に慣れるように努めています。

一方で、緊張しやすい性格は仕事に活かせることもあると考えています。緊張することで自分の仕事への責任感が高まり、より一層集中力を持って取り組めます。実際、前職でのプレゼンテーションの機会では、緊張感から逃げずに徹底した準備を行い、結果的に高い評価を得られました。

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まとめ

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転職の面接では、高確率で応募者の長所と短所を質問されます。企業は応募者の長所と短所を聞くことで、人柄や自己分析能力、自社への貢献度を判断します。スムーズに答えるためにもしっかりと自己分析をし、説明する練習を繰り返しましょう。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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