履歴書で長所を評価してもらうには?書き方の3つのステップや例文を紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2024/02/29

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履歴書で長所を評価してもらうには?書き方の3つのステップや例文を紹介

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この記事のまとめ

  • 履歴書の長所は、複数ではなくひとつに絞る。
  • 長所を裏づける具体的なエピソードでイメージをより鮮明にする。
  • 自分の長所が企業にどのように貢献できるか、説得力のある内容につなげるのが鍵。

履歴書の長所を書く際、思いつく長所をいくつか並べているだけの方もいるのではないでしょうか。長所は書類選考を突破する武器にもなり得る重要なポイントのため、何としても活かしたいところです。

そこでこの記事では、転職成功につながる履歴書の長所の書き方をご紹介します。長所の選び方や説得力のある書き方が分かれば、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

目次

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履歴書の長所・短所が持つ意味

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履歴書には志望動機とともに、アピールポイント・自己PRを記入する欄があります。中には「性格(長所・短所)」という枠が設定されている履歴書もあります。学歴・職歴の枠に比べるとサイズが小さく、事務的にいくつかの長所を並べるだけの方は重要性をあまり感じていないのかもしれません。

しかし、採用担当者は企業が求める人物像に適した人材かどうかを判断する材料として、長所・短所にも注目しています。ポジティブなインパクトや好印象を企業へ与えられれば、面接に進んでもらいたいと思ってもらいやすくなるでしょう。

履歴書に長所を書く際のポイント3点

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履歴書では限られた枠内でアピールしたいことをまとめる必要があります。単に思いついたことを書いていくのではなく、戦略的なアピールが重要です。長所は控え目、短所は正直にというのは考えもの。履歴書は内定につながる手段であるため、自分の良さをしっかりとアピールしましょう。ここでは、履歴書に長所を書く際のポイントを3つご紹介します。

1.アピールポイントを絞る

人にはさまざまな長所があります。しかし、履歴書においては複数の長所をアピールするよりもひとつに絞ったほうが効果的です。いくつもの長所を並べていくと、それだけで枠が埋まってしまい、どれも印象に残りません。

アピールポイントをひとつに絞り、具体性やエピソードで内容を深めていくと、人物像が鮮明になります。魅力が伝わり印象にも残りやすくなるため、面接につながる可能性が高まります。

2.客観的な視点でまとめる

アピールとはいっても、ただ自分を褒めればよいというわけではありません。主観的な表現で自分の良さをアピールした場合、「自己中心的で協調性に懸念がある人物」とネガティブな印象を与えてしまう恐れもあります。

企業は、物事を客観的に把握して仕事に取り組める人材を求めています。長所・短所ついても、できるだけ主観的な考えを排し、自分の長けている部分と劣っている部分を客観的に把握していることを印象づけるのが重要です。

3.応募先企業で活かせる長所をアピールする

内定につながる履歴書を準備するためには、応募先企業の社風を研究し、求められる人材として適した長所をアピールするのが大切です。

たとえば、チームワークを大切にしている社風の企業では、「コミュニケーション能力が高い」「責任感が強い」などの長所があれば、魅力的な人材として映ります。企業によって理念や社風は異なるため、それぞれにマッチするような長所が自身にないか見つけるのもおすすめです。

履歴書に長所を書くときの3ステップ

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長所を履歴書に書く際は、端的に、かつインパクトや好印象を与える工夫も必要です。ここでは、長所の書き方についてポイントを3つ紹介します。重複している内容や冗長な表現などの削れる部分は削りつつ、重要な点を書きそびれないよう意識しましょう。

結論から逆算して内容を展開する

会話の場合は導入から始まり、本論、結論という流れが基本ですが、履歴書において前説は必要ありません。ダイレクトに「私の長所は○○です」と結論を述べてから内容を展開していきましょう。結論から先に述べると長所がストレートに伝わり、まとまりのある分かりやすい文章になります。

長所の裏づけになるエピソードを組み込む

長所をアピールする際は、裏づけとなるエピソードを盛り込むと説得力が高まります。細かく説明する必要はありませんが、採用担当者がイメージしやすいよう工夫しましょう。たとえば、「売上に貢献しました」よりも「前月比○○%増の売上に貢献しました」と具体的な数字を交えて書いたほうが、イメージはより鮮明になります。

エピソードを短い文章で書くにはテクニックが必要です。第三者に見てもらい、伝わりやすさやイメージのしやすさをチェックしてもらうとよいでしょう。

応募先企業で長所をどのように活かすか説明する

長所の根拠となるエピソードを説明したら、最後に、長所を活かしてどのように企業へ貢献できるかを書きます。自分の長所が企業の利益になるという結論で締めくくれば、有用な人材であること、業務内容を理解していることを強調できるでしょう。

そのためには、企業や業務内容についてのしっかりとした下調べが欠かせません。たとえば、「コツコツとした作業が得意」という長所を「営業に活かしたい」につなげた場合、業務への理解が不足していると思われるかもしれません。「営業先のリサーチやそれぞれに合ったアプローチの研究を積み重ね、営業に活かしたい」とすると、自然で説得力もあります。

長所のアピールにつながる例文2選

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履歴書に長所を書く際は、自己分析と企業研究を重ね、応募企業にマッチする内容にすることが重要です。ここからは、長所のアピールにつながる例文を2つご紹介します。言い回しや流れなどを参考にすることで、シンプルながらも印象に残り、説得力のある履歴書を作成できるでしょう。

「慎重な判断ができる」ことをアピールする場合

【例文】
私の長所は、慎重に物事を判断できるところです。前職では食品を取り扱っていたため、コロナ対策には細心の注意を払っていました。感染者数が増加する中で、リスクを最大限抑えつつも利益へのダメージを減らすよう対応を調整することで、コロナ前の業績を維持できました。

商品開発のサイクルが早い貴社では、スピーディーな業務の中でもリスク対応を徹底し、慎重かつ確実に業務を遂行させていきたい所存です。

長所の「慎重な判断ができる」という結論をはじめに述べ、最後は「会社へいかに貢献するか」につなげています。商品開発の速度にからめるなど、企業研究をきちんと行っていることも見て取れる文章です。またエピソードにも具体性があり、説得力が感じられます。全体に一貫性があり、人物像がイメージしやすいアピールといえるでしょう。

「粘り強さ」をアピールする場合

【例文】
私の長所は粘り強さです。学生時代は10年間、強豪校でサッカー部に所属していました。決して才能があったわけではありませんが、自分なりの目標を決め、着実に達成してきました。地道な努力が認められ、最終学年には代表チームのメンバーに入り、勝利へ貢献できました。

営業の仕事にも粘り強さが求められます。自分の長所を活かし、粘り強く商品と貴社の魅力をアピールする営業として貴社の事業に貢献していきたく存じます。

「粘り強さ」という抽象的な言葉を、「自分なりの目標を決め、着実に達成する」とイメージしやすい表現で説明しているため、分かりやすく印象に残る文章になっています。サッカー部でのエピソードは、「10年間」「強豪校」「代表チームのメンバー」などのキーワードが説得力を増しています。営業職として粘り強さを発揮する様子がうかがえるインパクトのある内容です。

長所のアピールにつながらないNG例文2選

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長所のアピールにつながらない例文も見ておきましょう。NG例は、自身の履歴書を作成する際に見直すための判断材料になります。これから紹介する例文と同じ間違いをしないよう、履歴書は転職への最初のステップであるという意識を持って作成してみましょう。

ビジネスパーソンとして当然のことをアピールする

【例文】
私は責任感の強い性格です。約束を守ることはもちろん、学生時代は遅刻や課題の提出遅れなどは一切ありませんでした。そのため、クラスではクラス委員やチームリーダーに選ばれることも多く、先生方からも責任感を高く評価していただきました。

貴社でもこの責任感の強さを活かし、着実に業務をこなす人材として信頼していただけるよう励む所存です。

責任感の強さは、自己PRとして効果的なアピールポイントといえます。しかし、これは単にマナーがよいという具体例でしかなく、責任感の強さにつながっていません。「約束を守る」「遅刻をしない」のはビジネスパーソンとして当然であるため、長所の裏づけとしては弱いといえるでしょう。企業への貢献についても、内容が一般的で印象に残りません。

文章の要点が分からない

【例文】
私は大学時代、サークルの部長を務めていました。イベントが多いサークルだったため、企画や予算、スケジュール管理などさまざまなシーンでリーダーシップを発揮してきました。もともと考えるより前に行動するタイプだったため、決断力が早いのも長所です。

貴社では、こういった長所を活かし、プロジェクトを引っ張っていけるような人材としてビジネスに貢献していきたいと思っています。

この文章では何が長所なのか結論を最初に述べていません。「リーダーシップ」と「決断力の早さ」の2つを長所に織り交ぜているため企業への貢献へダイレクトにつながる線が見えず、要点の分かりにくい文章になっています。長所をひとつに絞り、そこに焦点を合わせたエピソードや企業貢献への取り組みを語れれば、長所がより魅力的に映るでしょう。

履歴書で長所をアピールするならキャリアアドバイザーにご相談を

自分で自分のことをアピールするのが苦手な人は少なくありません。ましてや履歴書となると、企業にとって有用な人材であることを納得してもらう必要があるため、さらにハードルが上がります。自分をしっかりとアピールできる履歴書で転職への道筋を切り開きたいのであれば、ぜひマイナビエージェントをご活用ください。

マイナビエージェントでは、各業界の専任キャリアアドバイザーが、履歴書の作成や模擬面接などを手厚くサポートします。あなたの職歴や希望をしっかりとヒアリングしながら、強みを見極め、履歴書作成に活かせるようアドバイスします。内定獲得までの戦略を一緒に考えながら、転職成功への近道を見つけましょう。

まとめ

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履歴書に書く長所は、企業にとって役立つ人材なのかどうかを判断する材料になります。端的ではあるものの、説得力が強く印象に残るものでなければ、内定獲得は難しいといえるでしょう。結論を最初に述べる、長所を裏づけるエピソードを盛り込む、企業へ貢献する取り組みにつなげる、といったポイントを押さえた文章が転職成功への鍵となります。

内定につながる履歴書を作成したい方は、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。履歴書の添削はもちろん、求人紹介から内定獲得まで、転職に関するさまざまなサポートを無料で提供いたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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