新しい会社に入社すると、多かれ少なかれプレッシャーがかかります。中にはイライラを我慢しすぎて、心身のバランスを崩す人もいるようです。そのようなストレスは早めに対処すべきですが、毎日の仕事が忙しく、自分の健康状態まで気遣えない人もいるでしょう。

そんなとき、自宅で簡単にストレスチェックができる方法があります。今回は、ストレスチェックの方法と、高いストレスに気付いたときの対処法についてご紹介します。

なぜ転職でストレスがかかるの？

転職をすると、新しく仕事を覚えたり、同僚と関係を築いていったりすることで、ストレスを感じてしまうことがあります。さらに、転職先が想像と違っていて、「こんなはずじゃなかった...」と感じてしまう人もいるでしょう。

適度なプレッシャーは人を成長させますが、大きすぎるとストレスとなり、心身にダメージを与えます。大切にすべきは、早めに自分のストレスを自覚することです。今の状況をきちんと理解することで行動をセーブでき、心身のバランスを整えることができます。

セルフチェックをする方法

ストレスは、必ずしも自分で感じて自覚できるものではありません。特に転職後は、仕事に慣れることへ意識が集中しすぎて、体調の変化に気付けないときもあります。また、感じているストレスが大きいのか小さいのか、わからないという人もいます。

そこでおすすめしたいのが、厚生労働省の「5分でできる職場のストレスセルフチェック」を使ってみることです。全57問の質問に答えることで（所用時間は約5分）、どれくらいストレスを感じているかや、ストレスの原因は何なのかなどがわかります。利用にあたり特別な手続きをする必要はなく、費用もかかりません。

「転職前より落ち込むことが増えた」「なんとなく体のだるさが抜けない」など、気になることが少しでもある方は一度、利用してみましょう。

あまりにもひどいときは専門家を訪ねましょう

ストレスが日に日に強くなることで、「眠れない」「食欲がわかない」など、日常生活に支障が出るケースがあります。そんなときは病院へ行くべきですが、どこを訪ねればいいかわからないこともあるでしょう。そのようなときにどうすればいいか、ポイントをまとめてみました。

・メンタル不調は精神科へ

「会社に足が向かわない」「わけもなく涙が止まらない」などの感情がずっと続く人がいます。そんなときは、精神科、あるいは心療内科など、心の専門家を訪ねましょう。人気の病院はまえもって受診の予約を入れないと受け付けてくれない場合がありますのでご注意ください。

また、転職先の会社と病院が提携している場合、受診料金が割安になるケースもあります。

・どの科に行けばいいかわからない場合

体調不良が続いているが、どの科を受診すればいいかわからない...。そんなときは、市役所に直接問い合わせてみましょう。市区町村にもよりますが、健康課等に問い合わせることで受診すべき科を教えてくれることがあります。ほかにも、医療機関案内サービスなど、電話で該当する医療機関を教えてくれるサービスもあります。

・産業医に相談するのもおすすめ

あなたが勤める会社の社員数が常時50人以上の場合は、必ず産業医がいます。これは、厚生労働省により義務付けられていますので、該当している方は相談してみるのもいいでしょう。

健康状態によっては上司と産業医が面談をし、仕事量の調整や異動が行われるケースもあります。転職したばかりだと、相談をためらってしまうかもしれません。しかし、会社には社員の健康を守る義務があります。気になることがあったら遠慮せず、自分の健康を守るためにも相談してみましょう。

転職によってストレスを回避する方法もある

体がだるい、疲れがなかなか取れないなど、仕事のスピードが落ちたときに「自分の努力が足りない」と、さらにがんばってしまう人がいます。しかし、無理をしてしまうと多大なエネルギーを消耗し、さらにひどい状況に陥りかねません。

転職は、少なからずストレスの原因になります。それは、仕事に慣れていくことで解消されていく可能性もあります。しかし、中には転職先が合っておらず、ストレスを解消できない人もいるでしょう。そのようなときには、新たに自分に適した会社を見つけるという方法もあります。

マイナビエージェントでは、一人ひとりのスキルや人柄などを丁寧にヒアリングし、最適な職場を紹介しています。気になる方はぜひ一度、ご相談ください。

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