更新日:2024/07/16
この記事のまとめ
現在の仕事に不満がある、あるいはもっとやりがいのある仕事がしたい。そんな強い決意で始めた転職活動も、思うようにいかずに長引いてしまうと、辛い気持ちに陥ってしまうのは当然のことです。
ここでは、転職活動のモチベーションを維持していくために、辛いと思ってしまう理由を知り、どうすれば乗り越えていけるのかをご紹介します。
目次
転職活動が長引いてしまうと、肉体的にも精神的にも追い詰められ、当初持っていたはずの夢や希望よりも、しんどさのほうが勝ってしまうかもしれません。出口が見えないことで、転職すること自体をあきらめてしまうことにもなりかねません。
転職活動を辛く感じてしまうのには、主に次の6つの理由があります。
まずは、自分がどのような状況にあり、辛いと感じているのかを知ることが第一です。
すぐに次の就職先が決まるだろうと考えていたにもかかわらず、なかなか思うように進まないまま1ヵ月、2ヵ月と時間ばかりが過ぎてしまう。こうして転職活動の期間が長期化するにつれ、精神的には追い詰められてしまうでしょう。
「このまま仕事が見つからないのではないだろうか」「本当に自分に合う会社はあるのだろうか」と先が見通せない不安により、ネガティブな思考から抜け出せなくなってしまうかもしれません。
不採用が続くことは、不安要素の最たるものかもしれません。不採用通知が届く度に、「自分は社会のどこからも必要とされていないのではないだろうか」などと辛い気持ちになってしまうのは仕方がないことです。
ただ、ここで考えて頂きたいのは、不採用が続いたとしても、あなた自身が否定されているわけではありません。
不採用になった理由は、単純に、自身が持つ能力やスキルがその会社とはマッチしなかったというだけのこと。あるいは、その日の体調や質問された内容、面接官との相性が合わなかったなどの要因が重なってしまっただけかもしれません。
いずれにしても、「その会社とは自分が合わなかった」「縁がなかった」と、すっぱりと割り切ってしまいしょう。たとえ、合わない会社に無理に入ったとしても、いずれ働くことが辛くなる時が来るかもしれません。
自身の能力とマッチする企業、縁のある企業にまだ出会えていない、タイミングが合わなかっただけと考え、自信を持ってください。
仕事の内容や希望条件をしぼりすぎると、どんどん選択肢が狭くなり、それにかなう仕事は見つかりにくくなってしまいます。
転職を考えるからには、今までよりもできるだけいい条件の企業に就職したいと考えるのは当たり前のことです。ただし、全ての希望条件に合った求人を見つけるのは、相当に難しいといえるでしょう。
転職活動を始めるにあたって、自己分析をしっかり行い、自分が本当にやりたい仕事や向いている仕事を客観的に知ること、そして、ライフスタイルに関することも含め、自分にとってどうしても譲れない条件とは何かを明確にしておくのが大切です。
その上で、希望の条件と全てが合致する求人ではないとしても、まずは、実際の企業の雰囲気を見てみようといった気持ちで、積極的に応募してみるのもいいかもしれません。
今いる企業を退職してから転職先を決める場合は、転職活動にかかる費用に加えて、生活費も気になるところ。転職活動が長期化することにより、お金に関する心配事も精神的な負担になってくるようです。
たとえば、退職後に転職活動をする予定でいる場合、月給の2〜3ヵ月分は貯めておいたほうがいいでしょう。
また、近頃ではUターンやIターン転職のため、多くの交通費をかけて遠方へ面接を受けにいくというケースもあるかと思います。中には、直接現地まで出向かず、電話やテレビ会議システムを利用した面接の対応をしてくれる企業もあります。IT系の企業などで実例が多くありますので、相談してみてもいいかもしれません。
求人探しや履歴書・職務経歴書といった応募書類の作成の他、企業研究や自己分析、面接、筆記試験対策など...。転職活動のための準備を行うことで、転職活動を始める前にはあった、プライベートの時間が大きく減少してしまいます。自分の趣味や休養に使っていた時間が削られてしまったり、休日自体がまるまるつぶれてしまったりすることもあるかもしれません。
それらがストレスとなって、転職活動が辛く感じることもあります。
現職の会社に在籍しながら転職活動を進める場合、それを周囲に知られないようにすることが一般的です。転職先が決まっていないうちから、いずれ職場を辞める心づもりであることが周囲にわかってしまっては、何かと支障が生じてしまいます。
そのため、有給の取り方や普段の会話にも気を使うことが多くなることでしょう。
いつもどおり仕事をこなしながら、転職活動のための準備を行っている上に、さらにそのような気苦労も加わることで、転職活動が辛くなってしまうことがあるかもしれません。
自分がどういうことで転職活動が辛く感じているのかがわかったら、それを克服する方法も見えてきます。
ここからは、転職活動が辛いときの5つの対処法を紹介します。転職活動を前向きに続けていくために試してみましょう。
転職活動が辛い、疲れてしまったという場合は、ひとまず一度離れてみてはいかがでしょうか。
受験や新卒の就職活動など、ある一定の期限が決まったものであれば、どんなに辛くても引き続き動かなければならないかもしれません。ですが、特別な場合を除いて、転職活動は「◯月までに絶対に終わらせなければならない」ということはありません。
いったん、転職活動から距離を置いて、好きなことをしたり、ゆっくり休養をとったりしてリフレッシュすることで、それまでうまく進まなかった書類作成や面接が、うまくいくこともあります。
家族や友人といった第三者に、転職活動で溜まった辛い気持ちを話すことで、すっきりすることがあります。自分の中でモヤモヤしていた考えの整理につながることもありますし、心や頭をリセットすることができます。
また、根本的な問題の解決を目指すのであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのもひとつの手です。一人で転職活動を行っていると、自分のやり方が間違っていないか悩むこともありますし、どうしても視野が狭くなり、自分や企業に対する客観的な目線を保つことが難しくなってきます。
そんなときに、転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。企業との条件の交渉や、面接のスケジュール調整といったフォローもしてくれますので、転職活動の辛さも相当軽くなるでしょう。
転職活動の平均期間は、2ヵ月から3ヵ月ともいわれています。
また、転職活動を始めて早々に成功させた人が身近にいると、焦ってしまうのは仕方ありません。しかし、それぞれの能力やスキルは異なりますし、転職するにあたって求めているものも違います。そもそもの出発点は別ですから、比較をしても始まりません。
他人は他人、自分は自分と割り切って、自分のペースで転職活動を進めることが大切です。
資格の取得や次の仕事につながるような勉強をするのは、様々な意味で効果的です。
スキル不足を感じているのであれば、これを機に知識や業務に関する情報を増やすことができます。
新しい資格を活かして転職できる可能性も高まりますし、スキルを増やすことで仕事の幅を広げることもできるでしょう。転職活動をする上での自信にもなりますので、おすすめの方法のひとつです。
転職した後の未来を前向きに想像するのも、モチベーションを保つにはいい方法です。
今よりも環境や待遇が良くなって、いきいきと働いている自分の姿を想像するのもいいでしょうし、転職後にやりたいことをリストアップするのもいいかもしれません。
やるべきことをやっていれば、未来は開けます。前向きに転職活動に取り組み続けてください。
転職活動を成功させるために大切なのは、「事前の周到な準備」と「転職を必ず成功させようという前向きな気持ち」です。
転職活動が辛いからと、とにかく早く終わらせようと妥協してしまっては、転職先で後悔することにもなりかねません。程良く気分転換しながら、ポジティブな気持ちで転職活動をしていきましょう。
それでも、うまくいかないと感じたら、マイナビエージェントにご相談ください。
キャリアアドバイザーが転職のプロとしてのアドバイスとともに、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策など、転職活動のサポートをいたします。
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