転職の限界年齢って本当?年齢に合わせた転職活動のコツ|求人・転職エージェント

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転職の限界年齢って本当?年齢に合わせた転職活動のコツ

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最終更新日:2018/12/27

age_00.jpg「転職の限界年齢」という言葉を耳にしたことはありますか?

インターネットで検索すると、28歳、30歳、32歳、35歳などの年齢が、転職する最後のチャンスといわれています。

では、その中で最も高い35歳以上だと、転職するのは難しいのでしょうか?

ここでは、30代以上の転職事情や転職を成功させるコツ、転職成功のために必要な準備についてご紹介します。

1. 近年、転職者の平均年齢は上昇傾向に

age_01.jpg転職を考える理由は人それぞれ。現在の職種や業界でスキルアップしたいという人もいれば、別の職種に就きたいと考える人もいます。

この十数年の間に転職者の平均年齢は上がってきました。その理由として挙げられるのが「少子高齢化」です。

少子高齢化の進行によって若者の母数が減少傾向にあり、20代の人材を採用しにくくなっています。そのため、30代以上の人材を採用したいと考える企業が増えているのです。

また、人材育成に割ける経費や時間がない企業の間で「中途採用によってスキルを持っている年代を採用したい」という機運が高まっていることも、転職者の、平均年齢上昇理由のひとつです。

2. 転職の限界となる年齢は?

age_02.jpg先にお伝えしたように、転職をする限界年齢について「35歳」が挙げられることがあります。しかし、実際に転職するにあたって限界となる年齢は存在するのでしょうか?

厚生労働省が発表したデータによると、35歳以上の転職者の数はむしろ増加傾向にあります。

また、若者が少なくなると共にこれまで労働力を担っていた世代が高齢者となっていく日本において、年齢が転職難易度に影響を与える度合いはひと昔前よりも低くなってきていると考えられます。

特に専門性や経験を問われる職種であれば、今まで培ったスキルや経験が大きな武器になるでしょう。
(厚生労働省「雇用を取り巻く環境と諸課題について」

2.1. 「35歳の壁」とは?

しかし、転職において年齢を重視する風潮はまだまだ色濃く残っています。転職にまつわる話題の中でよくいわれる「35歳の壁」とはどういう意味なのでしょうか?

これは、「35歳までは転職しようと思ったときに求人数があるものの、35歳を過ぎると応募できる求人が一気に減ってしまうこと」を表現した言葉です。

先述の「雇用を取り巻く環境と諸課題について」の調査は、年齢層が高くなるにつれて採用の積極性が弱まっていく傾向があることを示しています。

2.2. なぜ35歳からの転職が難しいのか

それでは、なぜ35歳以上に「壁」があり、転職しづらくなってしまうのでしょうか。

理由のひとつとして、企業側が求めるハードルが上がることが挙げられます。35歳以上の人材には、即戦力となることはもちろん、マネジメント経験やそれなりの実績を求められます。

さらに、給与額に年齢を加味する企業の場合、年齢が上がると提示する給与も高く設定しなければなりません。

そのため、高い給与を払うのであれば「実績があり即戦力となり得る人」や「入社後すぐにマネージャーとなる人材」が欲しいと考え、選考の目も厳しくなるのです。

もちろん、企業が求める条件に見合うような高いスキルや経験を持っていれば問題ありません。

しかし、未経験の業種や職種への転職を考えている場合や、「マネジメント経験がない」、「現職でマネジメントをする役職についていなかった」という場合は注意が必要です。

20代~30代前半の方に比べ、やる気やポテンシャルだけで採用を決めてくれる可能性は低くなるため、しっかりと準備をすることが求められます。

2.3. 現在は35歳でも転職しやすい環境に

とはいえ、慢性的な人手不足や転職者の増加により、以前に比べると35歳以上でも転職がしやすい環境になりつつあることも事実です。

また、以前は60歳が基本だった定年を65歳以上にする企業が増えるなど、「35歳」という年齢が相対的に「中堅」よりも「若手」に近づいていることも、35歳以上の転職ハードルを下げてくれています。

そのため、秀でた実績やマネジメントスキルを持っていない場合でも、採用される可能性は上がってきているといえるでしょう。

結論として、35歳以上の転職希望者でも、転職が成功する可能性は十分考えられるといえるでしょう。

3. 転職の平均年齢を確認してみよう

age_03.jpgここで、転職をする人の平均年齢を確認してみましょう。

3.1. 転職成功者の平均年齢

さきほど「転職の限界となる年齢は?」の項目でご紹介した厚生労働省のデータによると、転職に成功した年齢は34歳以下が最も多く、次いで35~44歳の世代が多い結果となりました。

平均的にみて、転職に成功している年齢は34歳以下が多いようです。

とはいえ、34歳以上の年齢層でも転職をする人口は増加傾向にあります。年齢に関係なく、「スキルや経験があること」、「転職先の企業でどれだけ貢献できるか」ということが重要でしょう。

3.2.年齢別の転職率

年齢別での転職率はどのようになっているのでしょうか。

厚生労働省が発表した「平成28年雇用動向調査結果の概況」によると、男性で転職をした人のうち、20歳以上で最も多いのが20~24歳で14.9%、続いて多いのが25歳~29歳で13.6%でした。

女性の場合は最多が25歳~29歳で18.1%、続いて多いのが20~24歳で15.0%となっています。男女共に、20代で転職を考える人が多いことが分かります。
3.3.業界別の転職者数

続いて、業界別の転職者数はどのように変わるのでしょうか。

前述の「平成28年雇用動向調査結果の概況」によると、「転職(入職)率」が最も多いのが「生活関連サービス業、娯楽業」で転職者全体の14.4%を占めます。そして次に多いのが「宿泊業、飲食サービス業」で13.6%です。

これらの業界は離職率が高い業界でもありますので、さまざまな理由で転職を決意するものの、最終的にはこれまでの経験を活かせる同業界へ転職する方が多いようです。

4. 30代以上の転職を成功させるために必要なもの

age_04.jpg30代以上で転職を成功させるためには、何が必要なのでしょうか?

20代に求められるような「フレッシュさ」「勢い」「意欲」だけでは、なかなか採用にはつながりません。

もちろん、これらがあるに越したことはありませんが、30代以上で社会人経験を10年近く積んだからこそ「即戦力」につながるものを求められます。

4.1. スキル・経験

「即戦力」につながるものとは何でしょうか。それはやはり、「スキル」や「経験」です。

20代までであれば「これから勉強します!」「頑張ります!」というアピールでもポテンシャルを買われたり、これから育てがいがあると判断されて採用されることがあります。しかし30代以上になると、なかなかそうはいきません。

前職での経験や培ってきたスキルを転職先でも活かすことが求められますし、即戦力になることを期待されます。

そのため、「転職後すぐにでも力を発揮できる」ということを裏付ける証拠として、スキルや経験を提示することが重要となります。

4.1.1. 身につけるべきスキル

それでは、実際にどのようなスキルがあれば転職に有利となるのでしょうか。業種や職種にもよりますが、共通して必要とされるのは「マネジメント能力」と「コミュニケーション能力」です。

30代以上での転職の場合、ゆくゆくは課長職や部長職以上を目指してほしいと考える企業が多い傾向にあります。そうした企業は、マネジメントスキルがあるかどうかを重視します。

さらに、中途で入社しても社員をマネジメントする立場になれるような「コミュニケーション能力」に秀でているかどうかもチェックされます。業種と職種に左右されにくい能力といえるでしょう。

4.2. 転職する際の条件を欲張らない

これまで自分が実績を積んでいればいるほど、転職する際に「もっといい会社に行けるはず」、「もっと年収を上げることができるはず」と、ついつい高みを目指したくなってしまいます。

しかし、あまり条件を増やしすぎると該当する企業の数がどんどん絞られていきます。条件は「絶対に譲れないもの」を3つ程度に絞り、欲張り過ぎないことが大切です。

5. 企業側が求める人材は年齢によってこんなに違う

age_05.jpg企業が中途採用を行うということは、今、不足している人材がいるということです。そして、その求めている内容は、転職希望者の年齢によって大きく異なってきます。

将来的な成長を期待される20代に比べ、30代、40代の人に求められることは何か? 年代別に見てみましょう。

5.1. 20代に求められること

20代に対しては、将来性やポテンシャル、意欲などを求める企業が多いです。


たとえスキルや経験などがなかったとしても、前向きに努力する姿勢や今後活躍したいという意欲が感じられるのであれば、必要な知識や能力・経験などは後から育てていくことができると考えられているためです。

そのため、20代で転職する際には、できるだけ「仕事への意欲の高さ」や「積極的に学んでいきたいという姿勢」を見せると良いでしょう。

5.2. 30代に求められること

30代の人に求められることは「即戦力」です。

これまでに積んできた経験を活かし、入社後すぐに力を発揮してくれる人というのが企業側の理想です。前職でチームリーダーなどを経験している場合は、将来の管理職候補者としても期待されます。

5.3. 40代に求められること

40代に求められるのは、「即戦力」であることに加え、チームやプロジェクトを先頭に立って進められる「マネジメント能力」です。

また、業種によって幅はあるものの、専門性の高いスキルを持つ人は「専門職」として期待されます。

専門知識の他、それまで培ってきた幅広い人脈などがあれば、40代以降での転職のチャンスも十分考えられるでしょう。

6. 失敗しない転職準備とタイミング

age_06.jpg30代以上で転職を考えた場合、大切なのは転職に向けた「準備」と「タイミング」です。

現職の人間関係や仕事内容に不満があり、「とにかく今の状況から逃げ出したい」といった理由で、準備もせずに急いで転職してしまうと、「全然、転職先がない」「書類審査で落とされてしまう」「働いてみたら、全然思っていたのと違う仕事だった」ということになりかねません。

では、後悔しない転職をするためには、どのような準備をし、どのようなタイミングで転職活動に踏み切れば良いのでしょうか。

6.1 自分のキャリアとスキルを再確認する

今の自分のキャリアとスキルを評価することで、自分の「売り時」が見極められます。スキルが足りないと感じることがあれば、スキルアップの時間を確保することも大切です。

6.2 志望する業界や職種の情報を集める

転職を希望する業界や職種のの求人状況や応募条件を細かくチェックしましょう。同業で複数の企業を検討してみるのもおすすめです。情報収集のために、業界の説明会やセミナーに参加してみるのもいいでしょう。

6.3 今の自分の業務状況を確認する

転職のタイミングとして、現職が忙しい時期の退職を避けることも重要です。また、後任探しや業務の引継ぎ、現在進行中の仕事の完了など、できるだけ会社に迷惑をかけないように配慮することも社会人としてのマナーです。

これらの対応にどれくらいの時間を要するのかをきちんと計算し、円満退職を目指しましょう。

7. 転職のタイミング

age_07.jpgどの年齢、どのタイミングで転職に踏み切るかはとても重要なポイントです。ここではタイミングと準備、2つの観点から解説していきます。

7.1. 自分の「売り時」を冷静に見極める

転職のタイミングは人それぞれですが、最も良いタイミングは、企業が求める経験やスキルと自分自身の能力が合致したときです。

前述のとおり、30代以上の転職希望者に求められるのは「即戦力」なので、転職を希望する先で自分は即戦力になれるのか、そのために何が必要かを考えてみることが大切です。

7.2. しっかり準備して転職活動に臨む

「転職したいと思ったら、すぐに転職する」というスタンスでは、準備不足によって思わぬ事態を引き起こしかねません。

転職活動は、しっかりと準備を整えてから臨みましょう。それは、失敗しない転職先を選ぶため、ということだけでなく、現職に迷惑をかけないという意味でも大切なことです。

30代、40代以上の転職活動は、自分自身を見つめ直す作業ともいえます。これまでの経験や自分が望むことを冷静に分析し、納得した上で活動していくことが何よりも大切です。

8. 転職の準備に困ったら

age_08.jpg前項でお伝えした、転職のタイミングを見定め、転職の準備を進めていくのは簡単ではありません。

特に、働き盛りである30代、40代は、在職中に時間を作ることが難しいという人も多いでしょう。そんなときは、転職エージェントにご相談ください。

マイナビエージェントでは、あなたが目指す業界に詳しいキャリアアドバイザーが担当いたしますので、あなたの売り時をしっかりと見極めます。

また、面接時間の調整やアピールポイントを引き出した書類作成など、転職準備のサポートもいたします。

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