更新日:2021/11/15
営業職は、商品やサービスの魅力を伝え、購入または契約に向けてアプローチをする職種です。
「商品を売る」「サービスを勧める」といったイメージだけを持つ方もいますが、実はさまざまなスキルが必要であることも営業職の特徴だといえます。
たとえば顧客との信頼関係を築いたり、相手の悩みに共感したりなどのコミュニケーションスキルは、営業職には最も必要とされるスキルといっても過言ではないでしょう。
また、営業職は女性が活躍しやすい職種であることも魅力のひとつです。
そこでこの記事では、女性が営業職に転職するメリットや、具体的にはどのようなタイプの方が営業職に向いているのか、などについて詳しく解説します。
営業職に関心がある方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
転職を考える際、その業界や職種で働くメリットを知ることはとても大切です。
収入面や働き方、その職種ならではの利点を把握しておくことは、転職後のモチベーションアップにもつながります。
営業職に転職したいと考えている女性はもちろん、「どのような職種に転職するかで迷っている」という女性も、まずは営業職のメリットをチェックしてみましょう。
サービスを提供する相手や営業形態、商品をアピールする方法は企業によってさまざまです。
しかし、多くの営業職に共通しているのが「実績が給与に大きく関係する」ということです。
「頑張りしだいで稼げる」というと、より分かりやすいかもしれません。
営業職は「評価=実績」といっても過言ではないほど、実績が評価に直結する職種です。
企業によっては、売上目標を達成した社員にインセンティブを支給している場合もあるでしょう。
「頑張りをそのまま評価してほしい」「個人の成績で評価を受けたい」と考えている女性にとって、営業職はメリットが大きいといえます。
美容やコスメ、下着など女性の利用者が多い商品やサービスの営業職では、女性であることが強みになるでしょう。
営業職は、顧客に商品を売り込むだけが仕事ではありません。
顧客の気持ちや悩みに共感して、それぞれのニーズに合った商品やサービスを勧める職業です。
そのため、女性にターゲットを絞っている商品であれば、的確な提案で多くの顧客を獲得できる可能性があります。
結婚や出産・育児、介護など、ライフスタイルの変化によって家庭と仕事を両立するために、柔軟な働き方をしたいと考える女性も多いのではないでしょうか。
営業職の場合1日分のタスクが明確であり、企業によってはタスクを完遂すれば早く帰れるということも珍しくはありません。
取引先への直行や直帰が許可されている、あるいはテレワーク等の導入などで毎日オフィスに出勤する必要がない職場であれば、プライベートで使える時間も確保もしやすくなるでしょう。
転職を機にワークライフバランスを充実させたいと考えているのであれば、営業職も検討してみてはいかがでしょうか。
転職を考えたとき、メリットだけを見てしまう人は多いものです。
しかし、どのような職種・業種にもメリットがあれば、デメリットもあります。
転職活動を成功させるためにも、デメリットとなり得ることをしっかりとチェックして、ミスマッチを防ぎたいものです。
ここでは、営業職においてデメリットと感じやすいことについて解説します。
顧客と直接やり取りをする営業職は、いわば「会社の顔」です。
自分の言動や仕事の進め方が顧客との信頼関係を左右し、さらには会社の評判やイメージに直結する可能性が高い、ということを心に留めておく必要があります。
営業職だけでなく、どの職種においてもある程度の責任は発生します。
しかし、顧客と直接やり取りをする立場にある以上、他の職種よりも強い責任感が求められる職種といえるでしょう。
「責任を負うのは苦手」「ゆるい職場で働きたい」「精神的に楽な仕事がしたい」という方は、営業職にストレスを感じてしまうかもしれません。
ほとんどの企業では営業職にノルマや売り上げ目標を課しています。
個人やチームで明確な目標を設けることで、仕事におけるモチベーションの向上や会社の業績アップにつなげる狙いがあるからです。
しかしノルマがあることによって、日々の仕事にプレッシャーを感じる方がいるのも事実です。
ただ、全ての企業が営業職にノルマを課しているわけではありません。
ノルマなどに不安を感じているのであれば「営業職にノルマを課していない」という条件で企業を選ぶのもおすすめです。
営業職だけに限ったことではありませんが、残業が多い傾向があることもデメリットとなりやすい要因です。
営業職といっても、働き方や業務内容は企業によって大きく異なります。
たとえば、取引先訪問などの外回り営業だけでなく営業関連の事務作業なども業務に含まれる場合は、勤務時間が長くなる可能性も否めません。
明確な残業時間は、その企業に入社してみないとわからないケースがほとんどです。
そのため、残業のない営業職に就きたい場合には、転職エージェントなどを利用して、残業状況を確認してみるとよいでしょう。
さまざまな職種や職場で多様化が進み、年齢や性別に関わることなく、幅広い選択肢で職業を選択できますが、その中でも営業職は女性に向いているといわれることが多くあります。
ここからは、女性向きといわれる背景には、どのような理由があるのかを見ていきましょう。
相手が考えていることを汲み取り、気持ちに寄り添う「共感力」は、一般的に女性のほうが男性よりも高い傾向にあります。
そのため、女性のほうが相手との信頼関係の構築がスムーズで、営業職にもその長所を活かしやすいのでしょう。
また、柔らかい物腰や言動など女性ならではの特徴も、相手に安心感を与えられる要素です。
顧客の信頼を得ている状況であれば、より的確な提案がしやすくなります。
営業という職種で活躍するためには大事なポイントだといえるでしょう。
相手が望むことや喜ぶことを察知し、気を配れる能力も共感力同様に、女性の方が長けている傾向があります。
営業で新規の顧客を獲得するためには、相手を思いやり、相手の立場に立って考えるスキルが必要です。
「相手の役に立ちたい」というマインドも重要でしょう。
顧客との距離感を縮めることにより、顧客が抱える課題を見抜き、本当に必要とするサービスを勧められる能力は営業職には欠かせません。
コミュニケーションが上手であることは、営業職として勤めるうえで非常に大切なポイントです。
性格の違いや個人差はあるものの、一般的には、男性に比べると女性のほうがコミュニケーションスキルが高い傾向にあるといわれています。
たとえば同じ商品をすすめられたとしても、会話が盛り上がる担当者とそうでない担当者の場合、会話が楽しいと感じる担当者から商品を購入したいと思う人が多いのではないでしょうか。
営業職では、顧客との仲を深めることが、成績の向上にもつながります。
そのため、顧客と楽しく会話ができる女性は、営業職に向いているといえるでしょう。
営業職は、以下のような女性が活躍しやすい職種です。
営業職は、人とのコミュニケーションが欠かせません。
そのため、場を盛り上げるのが上手な人や、場にあった話題を提供できる人は、営業職に向いている傾向があります。
また、単に話すことが好きなだけでなく、相手を思いやった行動や言動を取れることも、営業職では大切なスキルでしょう。
目標に向かって日々努力できる人も、営業職に向いています。
転職活動を進める中で「転職先で活躍したい」「転職後はワークライフバランスを充実させたい」といった具体的な希望を持っている方も少なくないはずです。
自分が働きやすいと感じる職場への転職を成功させるためには、事前のリサーチが欠かせません。
働きやすいと感じる環境には個人差がありますが、ここでは、女性が営業職に転職を検討する際にチェックしておきたい3つのポイントをピックアップして解説します。
「残業時間」は、転職前にしっかりとリサーチしておきたいポイントでしょう。
各企業の残業時間は、求人票を見ただけでは正確に把握できないことがほとんどです。
「残業なし」「残業は月に◯時間」と記載されている企業であっても、働いてみると実際は違ったというケースも珍しくはありません。
そのためリサーチをする際には、求人票だけを参考にするのではなく、転職エージェントなどを活用して詳しい企業情報を教えてもらうのがおすすめです。
転職する際に多くの女性が気にするのが、きちんとした休暇制度の有無と実際の取得状況ではないでしょうか。
たとえば、産休や育休の取得率が高い企業であれば、出産後も職場に復帰しやすい環境であることが分かります。
働き方改革の推進によって、ほとんどの企業で休暇制度なども整備が進んでいるものの、実際にはほとんどの社員が休暇を取得していないというような企業もあります。
産休や育休がスムーズに取得できるかどうかだけでなく、問題なく仕事に復帰できる環境が整っているか、ということについても調べておきましょう。
営業職として扱う商品やサービスによって女性の活躍のしやすさは異なります。
たとえば化粧品や美容関係、下着や生命保険などは、女性が購入や契約を決める傾向が高いジャンルです。
その場合、異性から契約をすすめられるより、同性からのアプローチのほうが効果的でしょう。
「同じ悩みを持っている」ことや「購入をためらうポイント」がわかっているほど、的確な提案ができるのは明確です。
営業職で活躍したいと考えている女性は、女性が意思決定をすることの多い商品やサービスを提供する企業を優先して選ぶことをおすすめします。
営業形態や働き方が異なる多くの企業の中から、自分に合う職場を見つけたい場合には、それぞれの特徴を理解しておくことがとても重要です。
転職によって、どのような働き方をしたいのか、ということや、実現したいことを具体的に考えておくためにも、検討材料となる知識や情報を得ておきましょう。
ここからは、営業職の主な種類と特徴について詳しく解説します。
ビジネスへの関心が強く、スケール感の大きな仕事を任されたいと思っている場合は、法人営業がおすすめです。
法人営業とは、法人を相手にサービスや商品の提供を行う営業職を指します。
法人営業は企業に対して営業を行うため、論理的な考え方はもちろん、データなどを用いたアプローチが必要です。
また、個人への営業とは違い、動かす金額が大きいことも特徴だといえます。
企業によっては、数億円といった巨額の金額を扱うケースもあるでしょう。
「大きな事業に携わりたい」と思う方は、やりがいを感じながら仕事に取り組めるのが法人営業です。
個人に対して商品やサービスを提供する個人営業では、相手と信頼関係を築くことが大切です。
法人営業のような論理的なアプローチではなく、悩みに寄り添えることや相手の感情に働きかける能力も必要でしょう。
個人営業は、「自分が相手の役に立ちたい」「この人の生活をより豊かなものにしたい」など、相手に貢献したいという気持ちで仕事ができる方におすすめの営業職です。
営業職というと、「外回り」のイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、営業職の中でも内勤営業には、外回りがほとんどありません。
内勤営業は店舗などに常駐し、窓口をとおして顧客とのやり取りを行うのが基本です。
内勤営業の大きな特徴は、顧客から依頼を受けた場合にアプローチを行う点でしょう。
たとえば、旅行代理店や携帯電話の販売店などが内勤営業にあたります。
悩みを抱えた顧客の相談にのるというのが内勤営業のスタイルであるため、ノルマに関してもさほど厳しくないことも多いようです。
「体力的な負担を減らしたい」「オフィスワークのような感覚で働きたい」と考えている方は、内勤営業をおすすめします。
営業職は頑張りしだいで大きく稼げることや、ワークライフバランスを充実させやすいという魅力があります。
そのため、「努力を評価されたい」と思う方は、営業職が向いているでしょう。
また営業職は、女性が活躍しやすい職業ともいわれています。
女性は共感性に長けていることや、細やかな気配りができることが、その理由のひとつです。
営業職への転職を考えている女性は、育休や産休の取りやすさや、女性の働きやすさを重点に置き企業リサーチを行いましょう。
また、営業職にありがちな残業についても、しっかりとリサーチしておくのがポイントです。
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