営業から転職するために!理由の伝え方や回答例を紹介します!|求人・転職エージェント

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更新日:2022/04/11

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営業から転職するために!理由の伝え方や回答例を紹介します!

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この記事のまとめ

  • 営業から転職する理由は、ノルマや就業条件に対する不満、キャリアアップなどが多い。
  • 退職理由は、ポジティブさや具体性を意識して伝えることが重要。
  • 面接に自信のない方は、転職エージェントの面接対策を利用するのも手。

営業から転職する際に、面接でどのように転職理由を伝えたらよいか悩む方もいるのではないでしょうか。理由によっては、「粘り強さが足りない人物」「仕事に不満を持ちやすい人物」と評価される恐れがあります。

そこで今回は、営業から転職する理由の伝え方について解説します。ポイントや具体的な回答例を確認すれば、面接で好印象を残せるでしょう。異なる業種に転職する場合のほか、営業としてキャリアアップを目指す場合も紹介します。

目次

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転職理由を考える前に│面接官が退職や転職の理由を聞くのはなぜ?

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営業からの転職に限らず、面接時には退職や転職の理由を尋ねられるのが一般的です。面接官が退職や転職の理由を聞くのはなぜなのか。それを知ることが、好印象を残す回答のヒントになります。転職理由を考える前に、なぜ理由を求められるのかを理解しておくとよいでしょう。

退職の理由が妥当か知りたいため

退職・転職の理由を聞くのは、退職の妥当性を知るためです。たとえば、営業の転職理由としてノルマがきついことはよく挙げられますが、そのまま伝えては妥当な退職理由とみなされないでしょう。

ノルマがきついというだけでは、職場のやり方が理にかなっていないのか、当人のスキル不足なのかがはっきりしないためです。理由を細分化し、妥当性のある理由に落とし込みましょう。

早期退職するリスクがないか確認したいため

退職・転職の理由が自社でも起こり得ることであった場合、面接官は早期退職するリスクを懸念します。たとえば、「人間関係が難しい」と端的に伝えると、早期退職のリスクがあると思われやすいでしょう。

以前勤めていた会社でパワハラやセクハラがあった場合には、言葉を濁すよりも事実を伝えることをおすすめします。早期退職リスクがないことを伝えるには、具体的に理由を説明することが大切です。

前向きな姿勢があるか確認したいため

面接官は退職や転職が前向きな姿勢であるかを確認します。理由を後ろ向きに話す人物は、早期退職リスクが懸念されるほか、仕事に対する姿勢に問題を抱えている恐れがあるためです。

退職・転職理由をすべて職場のせいにするのは避け、自身の問題点や反省点も素直に伝えるとよいでしょう。また、同じことを繰り返さないという意志も伝えられると好印象を与えられます。

退職に至るまでに努力をしたか確認したいため

退職を決意するまでに転職理由の改善に努めていたかを面接官は確認しようとしています。仕事では問題解決能力も重視される傾向があるためです。

たとえば、「ノルマ達成と顧客満足度を両立するためにしていた工夫」を伝えてから、「どんどんとノルマが増えて、顧客満足度は二の次という体制が合わないと感じた」と退職理由につなげるとよいでしょう。

営業から転職するうえでよくある退職理由は?

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営業から転職する理由で悪い印象を与えないためには、具体性を盛り込む必要があります。ここでは、営業から転職する理由としてよく挙げられる項目を紹介します。自身が退職した経緯と照らし合わせれば、退職理由を明確にできるでしょう。

キャリアアップを望んでいるため

現在の職場ではキャリアアップやスキルアップができないことを理由に、退職・転職を希望する方もいます。このような理由であれば、前向きな姿勢と捉えられやすく、面接官に好印象を与えられるでしょう。

ただし、キャリアアップのための転職という理由は好印象を与えやすいだけに、多くの転職希望者が使う傾向があります。面接官の印象に残る伝え方を工夫する必要があるでしょう。

業条件に不満があるため

労働時間や給与、福利厚生といった就業条件を理由に退職・転職を考える方もいます。特に、営業は成果主義やみなし残業が多い傾向にあるため、労働量と給与額が見合わないと感じる方は少なくないでしょう。

ほかにも、「正当な評価を得られる環境で働きたい」「仕事とプライベートのメリハリがほしい」といった退職・転職理由が挙げられます。

ノルマがきついと感じているため

ノルマに対するプレッシャーがきつく、営業からの転職を考える方も少なくありません。プレッシャーを避けたい方は、ノルマが少なかったりまったくなかったりする企業や職種に転職を希望するケースがほとんどです。

一方、適切な量のノルマがモチベーションの維持につながる方は、ノルマ以上に顧客との信頼関係を優先する企業や成果に対する報酬の多い企業を希望する傾向があります。

職場になじめないため

職場の雰囲気や社風、人間関係になじめずに疎外感を覚えている方や上司や同僚と相性が悪い方は、仕事に不満がなくてもストレスがかかりやすく、転職を考えるケースもあるでしょう。

パワハラやセクハラ、いじめといった具体的な理由のほかにも、「飲み会のようなイベントへの強制参加が辛い」「会社全体のノリについていけない」といった理由が挙げられます。

営業からの転職に向いているのはどんな人?

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営業に向いていない方は、営業の仕事でストレスをため込みやすい傾向があります。自身の特徴と照らし合わせて、営業に合っているかどうか明確にしましょう。ここでは、営業からの転職に向いているタイプについて解説します。

体力がない人

営業は外回りが多いため、体力を使う仕事です。顧客と直接顔を合わせる機会も多く、常に気を張り続けなくてはならないという精神的な意味でも体力を削がれやすいでしょう。

体力をつけることも可能ですが、疲れやすさや回復しやすさは体質も関わっています。休んでも肉体的な疲労が回復しない日が続いているのであれば、ほかの業種への転職をおすすめします。

コミュニケーションを取ることにストレスを感じる人

営業は人とのコミュニケーションが必須です。中でも、社外の方や初対面の方と接する機会が多い傾向があります。人見知りの方やコミュニケーションで気疲れしやすい方は気苦労が絶えないでしょう。

コミュニケーションスキルも磨けますが、ストレスを感じるラインは人それぞれです。精神的な疲労が強く回復しづらいと感じているのであれば、転職が妥当かもしれません。

プレッシャーに弱くて落ち込みやすい人

営業の仕事はノルマが課されているケースがあるため、プレッシャーを感じることもあるでしょう。また、営業には失敗がつきもので、営業先で理不尽に怒られることもあります。

「プレッシャーをモチベーションにすることが苦手」「気分の切り替えが不得意で失敗を引きずりやすい」という方は、営業以外の業種が向いているかもしれません。

自己管理が苦手な人

営業の仕事は、複数のタスクを同時に進行しなければなりません。また、顧客の予定に合わせて臨機応変に動く必要があるため、柔軟かつ正確なスケジュール管理が求められるでしょう。

スケジュールを組むことや時間どおりに動くことが苦手な方は、仕事に支障が出るだけでなく、ストレスにもなります。自己管理が苦手であれば、他人のペースに合わせなくてよい業種がおすすめです。

残業したくない人

「残業したくない」「プライベートの時間を大切にしたい」と考えているのであれば、営業は不向きかもしれません。営業は顧客の都合に合わせて仕事をするため、残業や休日出勤があることが多いからです。

また、成果主義の傾向があることから「仕事以外の時間も勉強して成果を出したい」「とにかく稼ぎたい」など、プライベートより仕事を優先したい方ほど向いている仕事といえるでしょう。

面接で営業からの転職理由を伝えるポイント

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営業からの転職理由で好印象を与えるには、いくつかのポイントがあります。「批判をしない」「ポジティブな表現で伝える」といったポイントを押さえたうえで、自身の転職理由はどのような言葉で伝えるのが適しているのか考えてみましょう。ここでは、面接で転職理由を伝える際のポイントを6つ紹介します。

批判をしない

転職理由を伝えるとき、現職や前職の不満を口にしたり批判したりすると、ネガティブな人物と評価されかねません。不満をそのまま伝えるのではなく、要素として分解して具体的に伝える必要があります。

たとえば、「給与が少ない」という不満を抱えていれば、「成果に対して正当な評価を受けられなかった」と伝えればよいでしょう。成果を具体的な数字で説明できると説得力が増し、アピールポイントにもなります。

責任転嫁をしない

転職理由を環境や他人といった自己以外の責任にすると、反省する姿勢のない人物と捉えられかねません。自分にも原因があることを認めて、反省点や改善のためにしたことも具体的に伝えましょう。

たとえば、「性別を理由に仕事をもらえない」という不満があれば、「信頼が足りないと思い、〇年努力を重ねて上司にもかけあった」と伝えます。そのうえで、「まったく変化がなく、いまのままではキャリアアップが望めないと感じたため」と転職理由を伝えれば、前向きな姿勢を評価してもらえるでしょう。

ポジティブな表現で伝える

現職や前職に大きな不満を抱えているケースもあるかもしれませんが、面接では不満を述べるのではなく、あくまでもポジティブな表現で伝えましょう。

たとえば、「残業が多い」という不満があれば、「モチベーションを高く維持するために、オンオフのメリハリをつけたい」と伝えます。また、「やりたいことができない」という不満は「将来を見据えてスキルアップやキャリアアップがしたい」と言い換えが可能です。

冷静に伝える

感情的に転職理由を伝えると、仕事に私情を持ち込む人物と見なされ、面接官の印象がよくありません。現職や前職に不満があっても、なるべく冷静かつ客観的に転職理由を伝えましょう。

感情的にならないために、転職理由は前もって文章にしておくとよいでしょう。「言いたいことがきちんと伝わるか」「悪い印象を与えないか」といった点を知人や友人に客観的な目線でチェックしてもらうのもおすすめです。

転職後に実現したいことを伝える

転職理由と併せて、転職後の展望も伝えるとよいでしょう。現職や前職では叶わなかったことを転職後に実現したいことにつなげれば、前向きな印象を与えられます。

また、転職後に実現したいことは「〇〇をしたい」と述べるだけでは足りません。実際に叶えるためにやるべきことを具体的に伝えることで、前向きな姿勢や問題解決能力をアピールできます。

自信のある姿勢で伝える

転職理由を話すときに自信のない態度だと「嘘をついているのではないか」「辞めたことを後悔しているのではないか」という印象を与えてしまいます。自信を持って伝えられる理由を用意し、ハキハキとした話し方で伝えましょう。

また、緊張から声に力が入らずに、どもってしまうこともあります。事前準備として、面接練習に取り組むとよいでしょう。

【ケース別】営業からの転職理由の回答例

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営業からの転職理由を聞かれたときは、ポイント押さえて回答しなければなりません。ここでは、「業務内容」「人間関係」「待遇」それぞれに不満があった3つのケースについて、具体的な回答例を紹介します。面接官によい印象を与え、転職成功につなげましょう。

業務内容に不満があった場合

ノルマ主義の営業職から転職するときの回答例です。ノルマがきついことによる弊害を具体的に解説し、営業としてのスキルアップという前向きな目標を転職理由としています。

【回答例】

私は長期にわたる顧客との信頼関係を築きたく、営業として就職しました。しかし、前職は新規顧客の獲得業務が多く、既存顧客と腰を据えてやりとりする機会にはなかなか恵まれませんでした。

また、ノルマを達成するごとにノルマが加算され、私自身も次第に顧客との信頼関係よりもノルマを優先してしまうようになりました。

これでは自身の求めているスキルアップが望めないと考え、既存顧客との信頼関係構築に力を入れている御社への転職を希望しております。

転職後はこれまでの経験で培った顧客の深層ニーズを読み取る力をさらに磨き、顧客から「この人でなくてはいけない」といわれるほどの信頼を得られるよう尽力したいと考えております。

人間関係に不満があった場合

職場の雰囲気が合わない方の回答例です。合わないと伝えるだけでなく、将来を見据えた転職と捉え、前向きな印象を与えつつ早期退職リスクの懸念を緩和しています。

【回答例】

前職では営業をしておりました。しかし、個人の成果を重んじる職場であったため、同僚であってもライバル意識が強く社内はギスギスとした雰囲気でした。

切磋琢磨する中で磨かれたスキルは確かにありましたが、生涯の仕事とするには精神面に対する負担が大きく、将来を見据えて御社への転職を希望しました。

職業柄、コミュニケーションスキルや臨機応変な対応力、モチベーションの維持には自信があります。転職後はチームをフォローする役割も務め、チーム一丸となり成果を上げたいと考えております。

待遇に不満があった場合

休日出勤や残業の多さに不満を持っている方の回答例です。臨機応変な立ち回りを求められたせいでスキルアップに時間を充てられないと伝えることで、仕事に対する姿勢を評価してもらえます。

【回答例】

前職では効率のよいスケジュール管理を徹底していたのですが、休日出勤や残業が多く、結果として臨機応変に立ち回ることの多い日々でした。

複数のタスクを回すことやスケジュール管理はうまくなりましたが、資格勉強や自己研鑽に充てる時間がなかなか取れず、このままではスキルアップやキャリアアップにつなげられないと感じて御社への転職を希望しました。

転職後は目の前の仕事を効率よくこなすだけでなく、業務全体やその先を見据えて仕事に取り組みたいと考えております。そのうえで空いた時間を利用しスキルアップに努め、御社に貢献できる人材としてまい進いたします。

よくあるNGな転職理由

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面接に通らずに、「受け答えには問題がないはずなのに」と悩んでいる方もいるでしょう。営業からの転職理由として真っ当な回答と思っていても、能力に欠けた人物と面接官から見なされる理由があります。ここでは、NGな転職理由を4つ紹介します。

NGな転職理由1】やりたいことができないから

「前職では自身のやりたいことができないから転職を希望している」という理由はやる気を感じやすく、伝え方次第では好印象を与えられるでしょう。しかし、やりたいことができないとだけ伝えると「問題点を明確に理解していない」「努力をしていない」と捉えられる恐れがあります。

前職ではやりたいことをするために努力をしたが、環境が許さなかったというように、具体的かつ明確な理由を挙げるとよいでしょう。

NGな転職理由2】契約よりも顧客を重視したいから

「契約よりも顧客のニーズを重視したい」という理由は、一見立派に感じられるかもしれません。しかし、会社は慈善事業をしているのではなく、利益を出す必要があります。「顧客を大切にしたい」という思いを伝えるだけでは、「ビジネスの視点を持っていない」と判断される恐れがあるでしょう。

企業の売り上げに貢献したい気持ちや能力のアピールを交えながら、顧客重視の気持ちを伝えるのがポイントです。

NGな転職理由3】幅広い分野に携わりたいから

キャリアアップやスキルアップを望む気持ちを「幅広い分野に携わりたい」という言葉で表現する方もいます。しかし、企業のほとんどは特定の分野に絞って営業しているため、現実を知らない人物と思われかねません。

キャリアアップやスキルアップを転職理由とするのであれば、ひとつの分野に絞り、どのようになりたいかを具体的に回答するのがおすすめです。

NGな転職理由4】商材が少ないから

「商材が少なくて提案できる幅が狭い」といった理由は避けましょう。商材のメリットやデメリットを洗い出し、顧客の課題やニーズに合った提案方法を考えるのは営業の仕事です。課題解決力がなく、仕事を怠っていると受け取られかねません。

また、「商材が原因で成績を上げられない」と伝えるのは他責思考につながり、仕事に対する姿勢を疑われる恐れがあります。

まとめ

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営業から転職する理由は、ノルマや就業条件に対する不満、キャリアアップとさまざまです。面接時に面接官に好印象を与えたいのであれば、退職理由はポジティブさや具体性を意識して伝えましょう。素直な理由をそのまま伝えるだけでは、早期退職のリスクや責任能力のなさを懸念されかねません。

ほかにも、転職理由の伝え方にはポイントがいくつかあります。面接で不採用となるケースが多い方や面接に自信がない方は、マイナビ営業エージェントにご相談ください。マイナビ営業エージェントでは求人のご提案だけでなく、履歴書の添削や面接練習までサポートします。

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マイナビエージェント編集部

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