SaaS営業の年収は?年収アップの方法や磨いておきたいスキルを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2022/05/11

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SaaS営業の年収は?年収アップの方法や磨いておきたいスキルを解説

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この記事のまとめ

  • SaaS営業には「インサイドセールス」「フィールドセールス」「カスタマーサクセス」の3種類がある。
  • SaaS営業で年収をアップさせるには、外資系企業を目指すか、好条件を提示する企業への転職がおすすめ。
  • 年収アップを狙うなら、ロジカルシンキングや行動力といったスキルを鍛えるのが得策。

昨今需要が高まっているSaaS営業への転職を検討している方もいるのではないでしょうか。しかし実際に転職するのであれば、条件面でも納得のいく企業・職種を選びたいものです。

そこでこの記事では、SaaS営業の年収や年収アップのポイント、転職にあたって磨いておきたいスキルを解説します。これからSaaS営業を目指したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

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SaaS営業は主に3種類

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SaaS営業は3つの職種に分かれています。内勤として業務をこなす職種やクライアント先に出向して提案をする職種など、それぞれに異なった特徴があります。まずはどのような職種があるのかをチェックしておきましょう。ここではSaaS営業の3つの職種を解説します。

インサイドセールス

インサイドセールスは、内勤営業に該当する職種です。電話やオンラインでのやりとりを中心に業務を進めるため、顧客と直接顔を合わせる機会は少ない傾向にあります。

また、見込み客のニーズを正確に読み取るスキルも重要です。自社サービスへの関心や導入時期など顧客からさまざまな情報を引き出し、アポイントメントにつなげます。

フィールドセールス

顧客のもとへ出向き、対面で営業を行うのがフィールドセールスです。インサイドセールスがアポイントメントを取った契約見込み客に商品・サービスを提案します。

また、社内でのコミュニケーションも欠かせません。インサイドセールスと連携して自社商品・サービスの成約につなげます。

カスタマーサクセス

カスタマーサクセスは、顧客をサポートしつつ自社商品・サービスを継続利用してもらうようにする職種です。SaaSはビジネスモデル上、サブスクリプション制で収益を生み出しています。そのためカスタマーサクセスの目的は、顧客の課題や要望をヒアリングし、先んじて課題を解決して解約率を低下させる点にあります。

SaaS営業の年収相場

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SaaS営業への転職を検討する前に、年収の目安を確認しておきましょう。年収は現職との比較やキャリア展望を考える上でも役立ちます。業務内容と条件面の両方で納得できる転職を目指しましょう。ここではSaaS営業の年収相場を解説します。

インサイドセールスの場合

インサイドセールスの年収は、ソフトウエア販売に携わる企業(ソフトウエアベンダー)の平均年収440万円と同水準にあります。企業によって違いはありますが、業績に応じて年収を上げることも可能です。

また前職で営業経験がある場合、企業から高く評価してもらえることもあります。平均より高い年収を提示してもらえることも少なくありません。

フィールドセールスの場合

フィールドセールスの年収は、ソフトウエア販売に携わる企業・職種の平均を上回ります。実際、ソフトウエアベンダーの倍近くの年収で勤務するフィールドセールスの方もいるほどです。法人営業を中心として日々大きな金額を扱うため、必然的に年収も高水準になる傾向にあります。

なお、企業によって初年度の年収は大きく異なるため、年収を重視する場合は応募先企業の年収帯をしっかりとチェックしましょう。

カスタマーサクセスの場合

カスタマーサクセスの年収は、ソフトウエアベンダーの平均給与水準と同程度、あるいはやや高い傾向にあります。求人によってはインサイドセールスやフィールドセールス同様、インセンティブもつくのがポイントです。

ただし業界では比較的新しい職種と認識されているため、年収帯は一定ではありません。応募先企業の年収をよく確認しておきましょう。

外資系SaaS企業の特徴

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SaaSのビジネスモデルは海外から輸入されたものです。そのため外資系SaaS企業が業界の最先端を走り続けており、国内のSaaS企業と比較すると年収や待遇面で優遇されています。ここでは、外資系SaaS企業の特徴を紹介します。

日本企業より高年収

外資系SaaS企業は、日本企業よりも年収が高い傾向にあります。社内でのインセンティブ制度が充実しており、販売実績に応じた報酬をもらえるケースが多いためです。

実際、企業によっては「目標額を100%達成すればインセンティブを2倍にする」といった明確な基準を設けているところもあります。セールススキルに長けた人材ほど稼げる仕組みになっている点が大きな特徴です

高待遇が期待できるが注意も必要

外資系SaaS企業は高待遇が期待できる一方、注意すべきポイントもあります。たとえば成果主義の発想を求められる点です。

日系企業と比べて、外資系企業は個人の実績や実力を重視します。インセンティブ制度をはじめとする高待遇も成果主義に基づいたものであり、成果を残せない場合は収入が下がる点は押さえておかなければならないでしょう

また、知識のアップデートや英語でのコミュニケーションも欠かせません。クライアントからの信頼と社内での連携を図る上でも、日々学び続けることが大切です。

SaaS営業が年収アップさせるには

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SaaS営業として年収を上げるためには、職種ごとで押さえるべきポイントがあります。好条件を提示してもらうためにも、戦略的に立ち回って企業への貢献を意識しましょう。ここではSaaS営業の年収をアップさせる方法を詳しく解説します。

インサイドセールスのキャリアパス

インサイドセールスの場合、年収を上げるには複数の選択肢があります。具体的には「チームのマネジメント職へ昇格する」「好条件を提示する企業への転職」「フィールドセールス・カスタマーサクセスへの異動」などです

また、インサイドセールスでの専門性を生かしたい場合は、コンサルタントにチャレンジする道もあります。これまでに培ったスキルや経験を発揮しつつ、より高い付加価値を生み出せるようになるでしょう。年収アップも期待できます。

フィールドセールスのキャリアパス

フィールドセールスが年収アップを図るには、マネジメントや管理職を目指す方法が一般的です。そのほか、クライアント企業の営業や経営をサポートするコンサルタントへとキャリアアップして年収を上げるのも選択肢のひとつでしょう。

また、マーケティングや企画といった営業職とは別の道に進むケースもあります。フィールドセールスで養った顧客の心理に寄り添うスキルを生かせるため、サービスのシェア向上や新製品の開発といった業務でも能力を発揮できるでしょう。

カスタマーサクセスのキャリアパス

カスタマーサクセスで年収を上げたい場合は、マネージャーや管理職を目指すとよいでしょう。企業内で管理職へ昇進すれば業務の裁量や責任感も増し、必然的に報酬の底上げにもつながります。

また、カスタマーサクセスはあらゆる企業でニーズが高まりつつある職種です。待遇面でよりよい条件を提示する企業があれば、実務経験を生かした転職を検討するのも選択肢のひとつでしょう。

好条件を求めて同業他社に転職

一口にSaaS営業といっても、企業ごとに報酬や扱うサービス内容は異なります。そのため自分の希望条件とマッチした企業があれば、タイミング次第では転職を検討してもよいでしょう。

また、SaaS営業は複数社経験することでより高い専門性が身につきます。将来SaaS営業のプロとして活動するチャンスも増えるため、可能性が広がるでしょう。

能力を生かして異業種に転職

SaaS営業から異業種への転職も選択肢のひとつでしょう。SaaS営業は基本的に無形商材を扱います。そのため同じ無形商材を扱うIT業界や人材業界などの分野と親和性が高い傾向にあります。

これまで培ってきた営業スキルや知見が生かせるため、活躍できるビジョンを描きやすいでしょう。異業種への転職は、自身のキャリアを成長させる上でも役立ちます。異業種で高い評価をもらえることもあるため、チャレンジする価値は十分にあるといえます。

年収アップのために磨いておきたいスキル

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SaaS営業として将来的な年収アップを考えている場合、企業から相応のスキルを求められるケースが少なくありません。どのようなスキルが年収アップにつながるのかを押さえておくことで、目標が明確になるでしょう。ここではSaaS営業が年収アップのために磨いておきたいスキルについて解説します。

課題解決力

SaaS営業は、顧客の課題解決に寄り添うスキルが重要です。そのためクライアントが何に悩んでいるのかを丁寧に聞き出す姿勢が求められます。会話を重ねて問題を深掘りした上で、クライアントが潜在的に持っている課題を読み取り、整理しましょう。

課題解決のスキルは中長期的なビジネスの展開にも役立ちます。課題解決を重ねればクライアントからの信頼を得られ、サービスの継続利用にもつながるためです。目先の課題を解決する以上の副産物が得られる点でも、重宝するスキルのひとつといえるでしょう。

ロジカルシンキング

SaaS営業に関わるほとんどの職種で重視されているのが、ロジカルシンキングです。SaaS営業は複数の部門に分かれて営業戦略を立てるため、ひとつの部署だけで業務が完了することはありません。

そのため各部門でデータを参考に仮説を立て、計画に沿って行動するといった意識が不可欠です。論理的な思考で業務へ取り組む姿勢が、企業の売り上げを生み出す源泉になっています。

スピードと行動力

SaaS営業では、業務に対して速やかに取り組む意識が欠かせません。実際、SaaS市場は変化が激しく、成長スピードも著しい傾向にあります。そのため競合他社に負けず自社のビジネスを拡大させるためにも、迅速な行動は重要です。

また、行動した後の修正サイクルにもスピードが要求されます。計画を実行した後でどのような結果をもたらしたのかを分析し、再び次の行動につなげるためです。スピードと行動力を身につければ、必然的に高い評価にもつながります。

まとめ

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SaaS営業の平均年収は職種ごとに異なります。より高い年収を得るためには、キャリアパスを意識した行動や、好条件を提示してくれる企業への転職を検討しましょう。

マイナビ営業エージェントでは、高い年収を提示しているSaaS営業の求人を豊富に扱っています。専任のキャリアアドバイザーが応募求人に合わせて書類添削や面接対策など転職活動のサポートをするため、ぜひお気軽にご相談ください。

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マイナビエージェント編集部

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