履歴書の本人希望欄の書き方や基本マナーについて-NG例やポイントも解説!|求人・転職エージェント

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更新日:2024/03/08

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履歴書の本人希望欄の書き方や基本マナーについて-NG例やポイントも解説!

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この記事のまとめ

  • 本人希望欄には「貴社の規定に従います」と記入するのが基本。「特になし」や空欄はNG。
  • どうしても譲れない条件のみ記載する。長々と書かず、「端的にわかりやすく」が鉄則。
  • 希望詳細や絶対条件ではない希望については、履歴書ではなく面接時に直接伝えるほうが望ましい。

「履歴書の本人希望欄には何を書けばよいのだろうか」
とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

履歴書に設けられている本人希望欄は、応募者が企業に入社するにあたっての希望を記載する欄です。ただし、どのような希望でも書いてよいわけではないので注意が必要です。

そこで今回は、履歴書の本人希望欄の基本マナー、状況別の例文やポイント、書いてはいけない内容などについて解説していきます。

本人希望欄の書き方を正しく理解し、マナーを踏まえた履歴書を完成させましょう。

目次

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履歴書の本人希望欄の意味や目的

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本人希望欄とは、応募先の企業に対して「絶対に譲れない条件」を提示するためのスペースです。採用担当者は、本人希望欄の記載内容を踏まえて、自社で働いてもらうべき人材であるかを判断します。

言い方を変えると、本人希望欄は「自社への入社条件」とも捉えられるものです。安易に書いてしまうと、「この応募者は自社には合わない」と思われ、不採用となってしまう恐れもあります。したがって、希望を何でも書けばよいわけではないと認識しておきましょう

「それが叶わないのであれば転職できない」と思うほどの条件かどうか、といった基準で考えてみることが大切です。

履歴書の本人希望欄の基本マナー

履歴書の本人希望欄に関する基本マナーをご紹介します。以下の2点は必ずおさえておきましょう。

希望がなければ「貴社の規定に従います」と書く

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履歴書の本人希望欄に書く希望が特になければ、「貴社の規定に従います」と書きましょう。給与や勤務地、勤務時間について、企業の定める就業規則や賃金規定などにしたがって勤務できるという意味です

なお、「特になし」などと記載する方も見受けられますが、おすすめできません。前述したように、本人希望欄は「自社への入社条件」と採用担当者から捉えられるため、「入社意欲が低そう」と判断されるケースがあります。

絶対条件以外については面接で伝える

履歴書の本人希望欄には、絶対条件のみを簡潔に記載しましょう。長々と語ったり、いくつもの希望を書き連ねてしまったりすると、採用担当者から「融通が利かなそうな人だ」と敬遠されかねません。そうなると、書類選考の時点で落とされる可能性もあります。

補足が必要な場合や、「可能であれば」レベルの希望に関しては、本人希望欄ではなく面接で直接伝えるようにしましょう。選考がある程度進んだ段階で「話し合い」という形で伝えるのがおすすめです。

本人希望欄に書ける6つの内容と例文

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履歴書の本人希望欄には、どのようなことを書いてもよいわけではありません。書いても差し支えのない内容は、次の6つです。

退職日・入社可能時期を伝えたい場合

在職中に転職活動をしている場合は、退職予定日よりも後にならなければ次の企業に入社できません。そのため、退職予定日を本人希望欄に書いておく必要があります。在職中であることを示したうえで、以下のように記載しましょう。

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<記載例>

・入社可能日:〇年〇月〇日(現職の引継ぎのため)
・引継ぎの都合上、◯年◯月◯日以降の就業を希望します。
・退職日(現在調整中)より7日程度で入社可能です。

書き方のポイント

応募先企業が知りたいのは、「いつから入社できるのか」です。そのため、入社可能時期は明確に記載しましょう。退職日が未定の場合は、決定後速やかに報告することを前提に、「退職日から○日程度で入社可能です」と記載しておきます。

なお、引継ぎではなく「失業保険をすべてもらってから入社したい」「あと1ヵ月くらいはのんびりしたい」といったような理由で入社希望時期を書くことは避けるようにしましょう。

連絡が取れる時間帯を伝えたい場合

確実に連絡が取れる時間も、特に在職中の方が書いておきたい内容です。何度も電話を受けられない状況が続くと、たとえ採否の判断に影響しないとしても、マイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

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<記載例>

・在職中のため、以下の時間は電話に出られません。
 連絡不可時間:月~金曜日の9~18時(12~13時を除く)
・お電話をいただいた場合、着信後1時間程度で折り返しご連絡させていただきます。

書き方のポイント

連絡のつかない時間帯を書き、その中で出られる可能性がある時間帯を書き添えます。仕事のスタイルが自由、または時間帯が不規則な場合は、着信を確認したら折り返す旨を記載しておくとよいでしょう。

また、「ハローワークの職業訓練を受けている」「資格取得のための学校に通っている」といった事情がある場合も、電話がとれない時間帯や連絡がつきやすい時間帯とともに、その理由を記載しておきましょう。

希望職種がある場合

複数の職種で求人を出している企業の場合は、あなたがどの職種に応募しているのかをはっきりさせておく必要があります。「なぜその職種を希望するのか」といった理由ではなく、下記例文のように簡潔に記載します。

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<記載例>

・営業職を希望いたします。
・カスタマーサポート職を希望します。(勤務地は貴社規定に従います。)

書き方のポイント

履歴書に希望職種を記載する際は、求人情報に記載されている職種と同じ表記で書きましょう。募集職種が「営業」となっているにもかかわらず「ルート営業を希望します」「インサイドセールスを希望します」など限定的に書いてしまうと、自分勝手な印象を与えてしまいます。

勤務地に希望がある場合

勤務地の希望については、特別な理由がなければ書くべきではありません。「地元を離れたくないため」といった理由も避けましょう。

どうしても勤務地が限定される場合の例としては、親の介護や子育てなどが挙げられます。事情がある場合には、下記例文のように理由を添えて希望を伝えましょう。

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<記載例>

・親の介護が必要なため、○○支社での勤務を希望します。
・子供が○歳になるまでの○年間は○○エリアでの勤務を希望します。

書き方のポイント

希望勤務地を記載する際は、「○○でなければ無理」と限定的にせず、ある程度幅のある書き方が理想です。一方的に希望を押しつけるような印象を与えないよう注意しましょう。

また、何らかの事情で一定期間勤務地に制限が生じる場合は、具体的な時期も記載しておくと、企業側も採用のイメージをもちやすくなります。

勤務時間に希望がある場合

勤務時間については、企業の規定に従うのが基本です。しかし、家事・育児などの譲れない条件がある場合には、理由を添えて希望を記載します。

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<記載例>

・月曜日、水曜日、金曜日は子どもの迎えがあるため、17時までの勤務を希望します。
・月に1度(日程は調整可能)、親の介護について面談があるため、定時での退勤を希望します。

書き方のポイント

あらかじめ日にちや曜日がわかっている場合は、具体的に記載します。また、日程調整が可能な事情に関しては、その旨も伝えておくとよいでしょう。

健康状態について伝えたい場合

病気や怪我などで通院しており勤務に制限を受ける場合は、履歴書にその旨を記載する必要があります。履歴書に健康状態欄が設けられていればそちらに記載しますが、ない場合には本人希望欄に記載するとよいでしょう。

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<記載例>

・持病により定期健診が必要なため、半年に1度、半日休暇を希望します。業務に支障はありません。
・業務に支障はありませんが、持病の薬を受け取る必要があるため、月に1度、1時間ほど遅刻での出社を許可いただけると幸いです。

書き方のポイント

応募者の健康状態について採用担当者が危惧するのは、日常業務に支障があるのかという点です。持病により業務時間内の通院が必要な場合には、履歴書の本人希望欄に記載しておきましょう。病名は具体的に記載する必要はありませんが、面接の際に質問される可能性はあります。

本人希望欄の5つのNG例

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履歴書の本人希望欄に書くときに覚えておきたい、5つのNG例をご紹介します。

1.給与や休日などの待遇面について書く

給与や休日などの待遇面について、事細かく希望を書くのは避けましょう。書類選考の時点で自分の希望をアピールしすぎると、「自分の主張を押しつける人」「条件ありきで会社選びをしている人」というネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。給与を含めた待遇面の希望は、面接や内定前の段階で直接確認しましょう。

とはいえ、待遇面は転職を考えるうえでの重要なポイントのひとつです。どうしても譲れない条件がある場合は、転職エージェントの活用をおすすめします。条件に合った仕事を紹介してもらうことで、希望給与額と実際に提示される給与額に大きな差が出ることを防げます。

2.勤務地や勤務時間の希望に理由がない

理由なく勤務地や勤務時間の希望を提示すると、ただのわがままのように受け取られかねません。明示できる理由がないのであれば、無闇に希望を書くことは避けましょう

3.「なし」と書いたり空欄にしたりする

本人希望欄に「なし」と書いたり、何も書かなかったりするのはマナー違反です。履歴書では、ビジネスマナーや社会のルールに対応できる人物かどうかもチェックされます。書き漏れがないようにしましょう。

4.自己PRや志望動機を書く

特に希望がなく、かといって何も書かないのはダメなのではと考え、自己PRや志望動機を本人希望欄に書こうとする方も見受けられますが、これもNGです。

履歴書の本人希望欄は、文字どおり自分の希望を伝える場です。希望以外の内容を書くことは、「項目の意図を理解できない人」「マナーに欠ける人」「ニーズに正しく答えられない人」という印象を与えかねません。希望がない場合は「貴社の規定に従います」と記載し、それ以上の内容は書かないようにしましょう。

5.相手の都合を考えない内容を書く

「在職中で、平日は夜22時まで毎日仕事をしていて電話に出られない」というようなときでも、「連絡可能な時間帯は22時以降です」と書くことは避けるようにしましょう。

なぜなら、そのような時間に採用担当者が働く必要が出てくるからです。相手の都合を考慮して希望を述べましょう

本人希望欄を書くときのポイントや注意点

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履歴書の本人希望欄を書くときには、次のポイントや注意点を意識しておく必要があります。

希望に期間がある場合はいつまでは記入する

勤務時間や勤務地の制限が期間限定である場合は、いつまでなのかを書いておきましょう。「◯◯年4月からは子どもが小学校に上がるため、残業も可能です」などと書き添えることで、将来的な働き方のイメージを採用担当者に伝えられます。

希望には必ず理由を添える

履歴書の本人希望欄は、無闇に希望を書く場所ではありません。「本人希望欄に希望を書くときは、理由を添えなければならない」ことを覚えておきましょう。譲れないことを後から伝えると悪印象になってしまう場合があります。「どうしても」という希望を最初から提示しておくことで、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

肯定形で記入する

本人希望欄に限りませんが、履歴書に記入する内容はポジティブであることが大切です。「○曜日は勤務できません」といった否定形で記入することは避けましょう。「○曜日〜○曜日の勤務を希望します」と肯定形で記入するだけでも、転職に対する前向きさが伝わります。添える理由についても同様に、ネガティブにならないよう気をつけましょう。

長く働けることを記入する

社員育成には多くの時間とお金がかかることから、企業は長く働ける人材を求めています。そのため、本人希望欄に「長期勤務を希望します」と記入するのもよいでしょう。早期退職リスクが低いと判断され、評価が高くなる可能性があります。特に、フルタイムで働けない事情がある場合などでは、面接を有利に進めるための重要なアピールポイントとなり得ます

そのほか、履歴書の書き方については、以下の詳細記事をご覧ください。

本人希望欄の書き方で迷ったときはキャリアアドバイザーにご相談を!

本人希望欄の書き方を含め、履歴書や職務経歴書の書き方に迷うことは少なくありません。十分に自己PRができているのか、伝わりづらいところはないか...。心配が少しでもあるのなら、ぜひマイナビエージェントまでご相談ください。

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マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは各業界事情に精通しているのが強みです。採用担当者に刺さる履歴書の書き方アドバイスをぜひご活用ください。

まとめ

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履歴書の本人希望欄は、「貴社の規定に従います」と記載するのが基本です。家庭事情などによる勤務時間や場所の希望など、どうしても譲れない条件がある場合のみ、簡潔に記入しましょう。また、給与や待遇に関してはこのタイミングで言及しないほうが書類選考突破の可能性は高まります。

「この伝え方でよいか自信がない」「この条件は伝えて問題ないだろうか」など、履歴書の本人希望欄に関する不安がある場合は、マイナビエージェントをご利用ください。マイナビエージェントでは履歴書の添削サービスを提供しているほか、応募先企業宛の推薦状も作成しています。応募先企業に最適なアプローチも提案し、理想的な働き方の実現に向けて後押ししています。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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