更新日:2021/09/14
履歴書や職務経歴書に記載される日付は、とても大切な情報です。特に、会社の在籍期間といった職務経歴書に書かれている日付は、どのくらいの期間、経験を積んできていたのかを判断するための重要な情報です。
ここでは、職務経歴書の日付の重要性や、正しい書き方などについて解説していきます。
目次
職務経歴書の日付は、採用担当者に自分のことを伝えるための重要な情報のひとつです。
日付が重要であるおもな理由は、以下の2点です。
職務経歴書は、過去の職務において、どのくらいの期間、どんなことをしてきたのかを正確に伝えるための書類です。たとえば、1年単位で年数が違っているだけで、経験値の判断が大きく変わってしまいます。
つまり、職務経歴書の日付が間違っていると、あなたの経験値がきちんと伝わらない可能性が高くなってしまいます。
職務経歴書の作成日は、書かれた情報がいつ時点のものなのかを伝えるための重要なものです。
たとえば、作成日が数ヵ月前、数年前になっている職務経歴書を誤って提出してしまった場合です。その職務経歴書を見た採用担当者は、あなたの印象を「情報管理ができない人」「注意力のない人」と、悪く受け取ってしまいかねません。
転職活動は、求職者側にとっても採用側にとっても真剣です。
そのような場面で、自分を伝える書類を雑に扱い、提出するような心掛けが透けて見えてしまえば、採用しようとする企業は「一緒に働きたい人」とは思わないのではないでしょうか。
では、実際に職務経歴書に記載する日付は、どのように書けばいいのでしょうか。
作成日や在籍期間など、項目別に解説していきます。
職務経歴書には、作成した日付を必ず書きます。
職務経歴書の最上部にタイトルを書き、改行して作成日を右寄せにして記載します。そして次の行に、同じく右寄せで氏名を入れます。
作成日の日付は、メールで送る場合は送信した日を、郵送する場合はポストに投函する日を記入します。
また、履歴書と職務経歴書を面接時に持っていく場合は、面接が行われる日付を書くようにします。
まえもって職務経歴書を作成している場合は、日付がずれていないか注意しましょう。
在籍期間は、具体的に「いつから、いつまで」その企業に在籍していたのかがわかるように書きます。書き方は、「◯◯年△月」のように、年と月の記載が一般的です。
まだ退職しておらず、企業に所属している場合は、在籍期間を「◯◯年△月~現在」のように記入しましょう。
資格取得日は、資格や免許を取得した日付を記入します。在籍期間と同様に、「◯◯年△月」のように年と月を記入します。
基本的に、取得が古いものから順番に記入していきます。
ただし、募集職種と関連性が高い資格があれば、採用担当者がわかりやすいように先に記入するのも手です。
また、資格が多くある場合は、実務に活かせるものを選んで記入するようにします。
趣味要素が強い資格よりも、TOEICやTOEFL、パソコンスキルなど、どんな職種でも評価される汎用性の高いものをしっかりと記入するようにします。
スコアや級数も、間違えず記入するようにしましょう。
年の表記には、和暦と西暦の2種類があります。どちらの表記でも構いませんが、職務経歴書全体で、どちらかの表記に統一する必要はあります。
作成日は和暦なのに、在籍期間が西暦となっていては、読み手に雑に書類を作っている印象を与えてしまいます。
また、和暦の場合は、平成を「H」、令和を「R」のように省略せず、きちんと表記するようにしましょう。
選考期間が長く、提出した職務経歴書の情報が古くなってしまった場合は、再提出するようにしましょう。
たとえば、提出後により良い成果を残すことができたなど、絶好のアピールポイントがある場合は、加筆修正して再度提出してみるのは効果的です。
その場合は、採用担当者に連絡し、再提出したい旨を一報入れてから送付することがマナーです。
職務経歴書に書かれている日付は、応募者の経験値、そして情報の鮮度を判断するための重要な情報です。
少しでも間違いがあると、正しく情報が伝わりません。
また、ミスや表記統一されていない部分があると、採用担当者の印象が悪くなる可能性が高いです。
とはいえ、現職を続けながら転職活動をしている場合、なかなか時間が取れず、うっかりミスをしてしまうことがありうることも否めません。
そんなときは、提出前に転職エージェントにチェックしてもらうことをおすすめします。
間違いはすぐに見つかるでしょうし、専門家ならではの目線で、ブラッシュアップできるアドバイスをもらうことができます。
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