更新日:2024/03/15
この記事のまとめ
履歴書の書き方は、簡単なようでなかなか悩むところが多いものです。日付一つにしても「いつにすべきか?」「和暦、西暦のどちらがいい?」など、確認すべきことはたくさんあります。
ここでは、日付を書く際に気をつけるべき点を中心に、履歴書を書く上での注意事項をまとめてご紹介します。
目次
履歴書の一番上に記載する日付。「そもそも、ここには何の日付を書くべきなのだろう?」と一瞬手が止まってしまうこともあるかと思いますが、ここで記入するべきは、履歴書を提出する日付となります。
履歴書を郵送する場合は、投函する日付を記入します。履歴書を記入した日ではありませんので注意しましょう。
手渡しの場合には、持参した日付を記入します。面接の際に直接手渡すのであれば、面接日を記入すればOKです。
メールで送る場合には、メールの送信日を記入します。
このように、記入すべき日付の認識は提出方法によって異なるため、状況に応じて適切に対応しましょう。
以下の記事では、履歴書を封筒に入れる理由や注意点、書き方や手渡しの方法を解説しています。
また、以下の記事では、メールで履歴書を送る場合のマナーを例文付きでご紹介しています。
日付を書く際は、投函日以外にも次のような点に注意が必要です。
日付の年は和暦・西暦のどちらの表記でも構いませんが、履歴書内の「学歴・職歴」欄や「資格・免許」欄といったほかの欄と統一する必要があります。
履歴書と共に職務経歴書や送付状などの書類を提出する場合は、書類の日付および和暦・西暦表記をすべてそろえます。
履歴書は、採用後は人事資料として保管される正式文書であり、様式がある程度固まっている書類です。手書きの履歴書の場合、どんなに小さなミスでも、一から書き直すことが鉄則となります。日付を間違えてしまったら、そのままにせず、しっかりと訂正した上で提出しましょう。
日付以外にも、履歴書を作成するにあたっての注意事項はたくさんあります。中でも、必ず守るべき基本事項は次のようなものです。
履歴書の数字表記は、1、2...などのアラビア数字が基本となります。
「◯◯第三中学校 卒業」のように、学校や企業の正式名称の中に漢数字が含まれている場合は別ですが、それ以外では基本的にアラビア数字を使用します。
企業が応募者に履歴書提出を求める理由の第一は、応募者の経歴や身につけた資格、スキル、やる気などを確認するためですが、履歴書を通して「様式に則りきちんとした文書を作成できるか」「ミスなく仕上げる集中力や丁寧さがあるか」というところも、判断している場合があります。誤字脱字だけで不採用になるわけではないものの、採用担当者に対してマイナスな印象を与えることは否定できません。
履歴書を作成する際には、自分なりに工夫して、できる限りミスがないように気をつけましょう。あらかじめ下書きしたり、時間を空けてから読み直したりすることも効果的です。
履歴書は、採用担当者にきちんと読んでもらわないと話になりません。ですから、読みやすさを第一に考える必要があります。手書きの場合は、文字の大きさが極端に違ったりしないようにバランスをとり、できるだけ丁寧な字となるよう心掛けましょう。
パソコンで作成する場合は、フォントサイズと書体の統一に気をつけます。
学校名や会社名、取得した資格などは、すべて正式名称を書き、名称の後ろに「入学」「卒業」「取得」「合格」などを加えて、分かりやすく記載してください。たとえば、◯◯高校を卒業したなら「△△県立◯◯高等学校 卒業」と書きます。
株式会社は「(株)」と省略せずに、しっかり「株式会社」と記載しましょう。自動車運転免許の場合は、「普通自動車一種運転免許証 取得」と記載します。
履歴書を郵送する際には、送付状(添え状)を同封するのがマナーです。送付状は、誰が・何を・どのくらい送ったのか、採用担当者に分かりやすく示すためのもの。決まったフォーマットが存在するわけではありませんが、それだけに、うまく活用すれば好印象を与えることができます。送付状がないからといって不採用に直結するわけではありませんが、採用担当者に対する配慮という意味でも、やはり添え状は必要です。
決まったフォーマットがない分、送付状の内容は簡単なあいさつなどで済ませても問題ありません。あくまでも同封している書類の概要を説明するものであることから、シンプルで読みやすい内容に仕上げることも重要です。ただ、ごく簡単な自己PR文を添えるなどし、応募書類を補足することで、意欲的な姿勢を示すことができるでしょう。
一方で、履歴書を企業に持参したり面接官に手渡ししたりする場合には、送付状をつける必要はありません。送付状は、対面で書類を渡せない場合に受け取る側が中身を把握しやすいようにと添えるものだからです。手渡しの際に添えてしまったからといって評価が下がるわけではありませんが、送付状本来の役割を意識し、適切に対応しましょう。
以下の記事では、送付状の書き方についてサンプルを交えて解説しています。
履歴書を郵送する場合には、封筒の裏にも日付を書きましょう。採用担当者が封を開ける前の段階で、いつ投函された書類なのかすぐに把握することができ、管理が容易になるためです。また、万が一誤配などのトラブルが起きてしまっても、封筒の裏に日付が明記してあれば、応募者のミスではないと示すことができます。
なお、封筒の裏に書く日付は、履歴書に書いた日付と必ず同じにしてください。書類の日付はすべてそろえる必要がありますが、封筒も例外ではありません。正しい日付を確認したら、封筒裏面の左上に書きましょう。
書類をそろえ、封筒への日付の記入まで完了したあとは、できるだけ早く郵送します。料金不足などのリスクを避けるため、窓口で対応してもらうことが好ましいですが、ポストに投函する場合には、特に注意が必要です。その日の集荷が終了していれば、翌日の消印が押されることも考えられます。多少のタイムラグは大きな問題にならないものの、早めの対応に越したことはありません。一方で消印有効の指定を受けている場合には、消印まで厳密にチェックされる可能性もあるため、留意しましょう。
履歴書の書き方についてさらに知りたい場合は、以下の記事をぜひご覧ください。
日付部分に限ったことではありませんが、履歴書を発送した後に、誤字脱字などに気づくときもあるでしょう。もし間違えたまま送ってしまった場合には、どのように対処すればよいのでしょうか?
発送した履歴書の間違いに気づいたら、もう一度書類を作り直し、できるだけ早く郵送にて再提出しましょう。やはり、ミスのない履歴書を提出するに越したことはありません。自分で誤りに気づき、それに対処したということで、マイナスイメージを軽減できる可能性もあります。とはいえ、何の説明もなく履歴書が再送されてきたのでは、かえって非常識な人間と思われ評価を下げてしまうかもしれません。
履歴書を再送する場合には、まず採用担当者に連絡を取り、再送してもよいかあらかじめ許可を得ます。連絡手段はメールでも電話でも構いません。履歴書を再送する意向があると伝え、許可が下りた場合にはお詫びとお礼を伝えることも重要です。郵送に際しては、送付状と共にお詫びの文言と訂正箇所の説明を記載し、速やかに対応しましょう。
書類の再提出が間に合わない場合には、面接の冒頭で誤りがあったことを伝える方法もあります。その際も、まずは採用担当者に連絡を入れ、郵送では間に合わないため作成し直した履歴書を面接時に提出してもよいか、事前に確認してください。あくまでも再提出について提案するというかたちで採用担当者の指示を仰ぎます。再提出の許可が下りた場合には、面接の冒頭に訂正箇所を分かりやすく伝えます。併せて、お詫びの言葉を述べましょう。
履歴書の記入は一見簡単なようにも思われるかもしれませんが、いざ書き始めてみると、どう書くべきか悩むポイントがたくさんあります。日付に関することだけでもさまざまなマナーや注意点があります。
実際に履歴書を書く際、わからないところがあればすぐに確認して、完璧な一枚に仕上げてください。
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