更新日:2026/08/05

この記事のまとめ
面接で履歴書を手渡しする際、封筒に入れるのか、宛名は必要か、面接官へどの状態で渡すのか迷う方もいるでしょう。封筒の扱いは小さな準備に見えても、書類を丁寧に扱う姿勢やビジネスマナーへの意識として受け取られることがあります。
そこでこの記事では、履歴書を手渡しするときの封筒の選び方、表面・裏面の書き方、書類の入れ方、受付や面接官に渡す際の注意点を解説します。面接当日に封筒の扱いで迷わないよう、基本のマナーを押さえておきましょう。
目次

履歴書は、面接や会社説明会などの場面で手渡しする場合も、封筒に入れて持参するのが基本です。履歴書などの重要書類をそのまま持ち歩くと、汚れや折れが目立つおそれがあるからです。また、手渡しの場合は郵送ではないため、宛名の書き方は簡略化できます。
履歴書を封筒に入れることには、見た目を整えるだけでなく書類を丁寧に扱うための意味があります。
履歴書は内容だけでなく、提出時の扱い方も見られることがあります。書類をきれいな状態で届けるためにも、履歴書は封筒に入れて持参しましょう。

履歴書を手渡しするときは、渡し方だけでなく、持参する封筒の選び方も印象に関わります。サイズや色が適切でなければ、書類が折れたり扱いが雑に見えたりすることがあります。まずは、履歴書を入れる封筒の基本を確認しておきましょう。
A4サイズの履歴書や職務経歴書を持参する場合は、角形2号の封筒を選ぶのが基本です。角形2号はA4書類を折らずに入れられるサイズで、クリアファイルに挟んだ状態でも収まりやすく、書類の折れや汚れを防げます。
履歴書は、できるだけ折り目をつけずに提出できる状態で準備しておくとよいでしょう。B5サイズの履歴書をクリアファイルに挟んで使う場合は、角形3号の封筒も選択肢になります。
履歴書を入れる封筒は、白無地のものを選ぶのが一般的です。白い封筒は応募書類としての見た目が落ち着いており、ビジネス文書を入れる封筒としても違和感がありません。また「茶封筒」は安価ですが、重要書類を封入する封筒としては、やや適切ではありません。
色付きの封筒や柄のある封筒は、カジュアルな印象につながることがあります。履歴書や職務経歴書を提出する場面では、装飾性よりも清潔感や読み取りやすさを優先し、白無地の封筒を用意しておくとよいでしょう。
履歴書を手渡しする場合、封筒に企業の住所や宛名を書く必要はありません。郵送ではなく、応募者本人が直接持参するためです。一方で、封筒の中身が応募書類であることや、誰が提出した書類なのかは分かるようにしておく必要があります。
表面と裏面では、記載する内容が異なります。封筒を準備するときは、次の点を押さえておきましょう。
履歴書だけを入れる場合は「履歴書在中」、職務経歴書など複数の書類を入れる場合は「応募書類在中」とすると、中身が伝わりやすくなります。裏面の差出人情報も忘れずに記載し、誰の応募書類か分かる状態にしておきましょう。

履歴書を封筒に入れる際は、書類をきれいに保つだけでなく、受け取った側が扱いやすい状態に整えることも意識したいところです。手渡しの場合は、郵送時とは異なり、封筒を閉じずに持参する、添え状を省略するなどの対応が可能です。書類の入れ方や封筒の扱いで迷わないよう、提出前に押さえておきたいマナーを整理します。
履歴書や職務経歴書は、クリアファイルに挟んでから封筒に入れるとよいでしょう。書類をそのまま封筒へ入れると、持ち運ぶ間に端が折れたり、雨や手の汚れが付いたりするおそれがあるためです。
クリアファイルにまとめておけば、採用担当者が封筒から取り出したときに書類が散らばらず、履歴書や職務経歴書を順番に確認できます。履歴書だけでなく、職務経歴書やそのほかの提出書類がある場合も、まとめてクリアファイルに挟んでから封筒に入れましょう。
履歴書や職務経歴書など複数の書類を提出する場合は、採用担当者が確認する順番を意識して重ねます。基本は、履歴書を一番上に置き、その下に職務経歴書、資格証明書やポートフォリオなどの指定書類を続ける並びです。
書類の上下左右や表裏がそろっていない場合、担当者が封筒から取り出したときに並べ直す手間が生じます。クリアファイルに入れる際は、すべての書類の向きをそろえ、履歴書の顔写真が表側にくる状態でまとめておきましょう。
面接官に直接履歴書を渡す場合、封筒ののり付けは不要です。面接の場では、その場で書類を取り出して確認することが多いため、封をしているとかえって開封の手間が生じます。
添え状は、郵送時に誰から何の書類を送ったのかを伝えるためのものです。面接で手渡しする場合は、履歴書や職務経歴書で提出者を確認できるため、同封する必要はありません。
ただし、受付に提出することが事前に分かっている場合は、封筒の中身が出ないよう軽くのり付けしておく方法もあります。面接官へ直接渡すのか、受付で預けるのかに合わせて、封筒の閉じ方を判断しましょう。

履歴書の渡し方は、面接官に直接渡す場合と、受付で預ける場合で扱いが異なります。封筒に入れたまま渡すのか、書類を取り出して渡すのかを事前に把握しておくと、当日の動作にも迷いが出にくくなります。相手や場面に合わせた渡し方を押さえ、落ち着いて提出できる状態に整えておきましょう。

面接官に直接履歴書を渡す場合は、封筒から書類を取り出し、クリアファイルに入れたまま手渡します。封筒は書類の下に重ね、履歴書の顔写真が見える面を上にしてそろえておくと、受け取った側も中身を確認できます。
渡すときは、面接官から見て文字が読める向きに整え、両手で差し出します。「応募書類を持参いたしました。本日はよろしくお願いいたします」など、ひと言添えると自然です。姿勢や向きにも気を配ることで、書類を丁寧に扱う印象につながります。

受付で履歴書を預ける場合は、封筒に入れたまま提出します。受付担当者はその場で書類を確認する立場ではなく、採用担当者へ取り次ぐ役割を担うことが多いためです。
渡すときは、封筒の表面を上にし、受付担当者から文字が読める向きに整えます。両手で差し出し、「応募書類を持参いたしました。ご担当者様へお渡しください。よろしくお願いいたしします。」といった言葉を添えるとよいでしょう。
受付での受け渡しも、採用担当者に届く前の対応として見られることがあります。落ち着いた所作を意識しましょう。

履歴書を手渡しする当日は、封筒の渡し方だけでなく、持参する書類の状態も整えておきたいところです。日付が提出日に合っているか、封筒や書類に折れ・汚れがないか、履歴書の控えを用意しているかによって、面接前の落ち着き方も変わります。ここからは、手渡し前に見直しておきたいポイントを整理します。
履歴書の日付欄には、作成日ではなく応募先へ提出する日を記入します。面接で手渡しする場合は、面接当日の日付を入れるのが基本です。
履歴書を事前に作成している場合は、提出前に日付欄を見直しましょう。内容に問題がない場合も、日付のズレがあると確認不足の印象につながることがあります。封筒や持ち物を準備する段階で、履歴書の日付も併せて確認しておくと安心です。
履歴書を入れた封筒は、角の折れや表面の汚れがない状態で提出したいものです。A4サイズの封筒が曲がらずに入るバッグを選び、飲み物や重い荷物と重ならない場所に収めておくと、移動中の傷みを防げます。
雨の日や荷物が多い日は、封筒ごとクリアファイルや書類ケースに入れて保護する方法もあります。受付や面接室で差し出す前に、封筒の角や表面の状態を軽く確認しておきましょう。
面接では履歴書の内容について質問されることが多いため、提出用とは別に確認用の履歴書を用意しておくと役立ちます。手書きの場合はコピーを、パソコンで作成した場合は同じ内容をもう1部印刷し、クリアファイルに挟んで持参しましょう。
面接までの空き時間や移動中に内容を再確認しておくことで、落ち着いて面接に臨めます。志望動機や職務経歴、自己PRなど、自分が履歴書に書いた内容を見返せるようにしておくと、質問にも一貫性を持って答えられるでしょう。
山田 圭佑
監修者 コメント 履歴書に書いた内容を丸暗記する必要はありませんが、おおよそを面接前に確認しておくことは大きな意味があります。
履歴書・職務経歴書に書かれた内容と、面接での受け答えの内容は、基本的に一貫していることが望ましいため、提出した書類のコピーやテキストデータを面接の直前に読み返しておきましょう。
転職活動を進める中で、疑問や不安が生じることは少なくありません。履歴書の書き方や面接での伝え方、応募先の選び方など、判断に迷う場面もあるでしょう。
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履歴書を手渡しする際は、A4書類を折らずに入れられる白無地の角形2号封筒を用意し、表面に「履歴書在中」または「応募書類在中」、裏面に自分の住所・氏名を記載します。
書類はクリアファイルに挟み、履歴書、職務経歴書、そのほかの書類の順にそろえ、日付や控えも提出前に確認しておきましょう。面接官には封筒から取り出して渡し、受付には封筒に入れたまま預けるなど、相手に応じた渡し方も大切です。
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山田 圭佑
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履歴書などの重要書類は、クリアファイルに挟んでから、封筒に入れるとよいでしょう。