【例文あり】職務経歴書のマネジメント経験の書き方|通過率を上げるには?|求人・転職エージェント

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更新日:2024/05/28

職務経歴書

【例文あり】職務経歴書のマネジメント経験の書き方|通過率を上げるには?

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この記事のまとめ

  • 管理職不足、新規事業の拡大などの理由により、マネジメント経験のある人材は企業から重宝される傾向にある。
  • 職務経歴書にマネジメント経験を記載する際は、直近の経歴から書く「逆編年体式」を用いるのがおすすめ。
  • 職務経歴書にマネジメント経験を記載するコツは、人数や売り上げ、達成率など具体的な数字を盛り込むこと。

職務経歴書は、自身の過去の職歴をまとめ、スキルや経験を志望先企業にアピールするための書類です。管理職やプロジェクトリーダーとしての実績がある人は、マネジメント経験について記載することで、訴求力の高い職務経歴書に仕上がります。

しかし、どのようにマネジメント経験を記載したらよいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、職務経歴書のマネジメント経験の書き方やポイントを紹介します。書類選考の通過率を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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職務経歴書にマネジメント経験を記載するのが有効な3つの理由

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職務経歴書は、過去のキャリアで培ったスキルや経験をアピールし、企業側に自分を採用するメリットを感じてもらえるように作成することが重要です。マネジメント経験がある場合には、職務経歴書の自己PR欄でしっかりとアピールしましょう。ここでは、職務経歴書にマネジメント経験を記載するメリットを3つ紹介します。

1.管理職が不足している

従業員数の多い大手企業は、管理職を育成する体制が整っていることがほとんどです。一方で、人数が少なく、事業の拡大途上にある中小企業やベンチャー企業では管理職が不足している傾向にあります。組織の中核を支え、メンバーをリードしてくれるマネジメントスキルを持った人材は転職市場において価値が高いといえます。

2.新規事業の拡大にリーダーは不可欠

テクノロジーの発展やグローバル競争の激化など、ビジネス環境の変化が激しい現代において多くの企業に変革と挑戦が求められています。事業を拡大するには、新規事業やプロジェクトを任せられる優秀なリーダーの存在が不可欠です。マネジメント経験を持つ人材は高く評価されるため、プロジェクトをけん引した実績があれば積極的に職務経歴書へ記載しましょう

3.事業承継のニーズが増加している

経営者の高齢化に伴い、事業承継のニーズが年々増加しています。会社を継続させていくうえで事業承継は避けてはとおれない課題ですが、後継者不足に陥り、廃業を余儀なくされる会社も少なくありません。会社を任せられる後継者を育成するには、一般的に5年〜10年ほどの期間がかかるといわれています。スムーズに事業承継するためには、高度なマネジメントスキルを有する人材が必要とされています。

職務経歴書を作成する前に再確認|マネジメント経験の種類

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ひと口に「マネジメント経験」といっても、いくつか種類があります。管理職としての経験なのか、部下を育成した経験なのかなど企業によって求めているマネジメント経験が異なる場合も少なくありません。ミスマッチにならないよう、職務経歴書を作成する前にマネジメント経験の種類を押さえておきましょう。

管理職の経験

管理職とは、企業の中で一定の権限を持ち、業務や売り上げ、部下を管理する役割を持った役職を指します。役職名でいうと、部長や課長、店長などです。管理職は組織の経営層の考えや方針を一般社員に浸透させる役割を担います。具体的には、経営会議・戦略会議などで決まった取り組みを部署やチームに共有し、指示を出して業務管理します。

また、チームとして成果を上げるため、部下を育成したり、働きやすい環境を作ったりなどのチームビルディングや労務管理も管理職の業務のひとつです。

プロジェクトを進行管理した経験

「管理職」という役職に就いていなくても、プロジェクトや事業のリーダーを務めた実績があればマネジメント経験があるといえます。プロジェクトリーダーはスケジュール管理や業務の取りまとめ、チームのモチベーションアップなどの役割を担います。

プロジェクトが成功するかどうかは、プロジェクトリーダーの手腕にかかっているといっても過言ではありません。どのようにチームをけん引し、プロジェクトを成功に導いたのかを職務経歴書を通じて伝えるとよいでしょう。

部下の育成経験

上司や先輩として、新人や部下の育成に携わった場合は「マネジメント経験」としてアピールできます。企業の成長・発展において、従業員それぞれの能力を伸ばし、生産性を高めることは欠かせません。

しかし、部下のパフォーマンスを向上させるための指導には、育成担当者の高いスキルが必要です。一方的な指導では部下のモチベーションを下げてしまうだけでなく、主体性を奪ってしまう恐れもあります。

何に注意して部下を育成したのか、心掛けていたことなどを具体的にアピールできれば、企業側にマネジメントスキルの高さを証明できるでしょう。

職務経歴書のマネジメント経験の書き方

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マネジメント経験をアピールするのが有効と分かっても、具体的にどう記載すればよいのかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。訴求力の高い職務経歴書を作成するためにも、以下で紹介するマネジメント経験の書き方を押さえておきましょう。

職歴のフォーマットは逆編年体式を用いる

職務経歴書でよく用いられるフォーマットには、以下の3つがあります。

  • 編年体式:古い職歴から順に記載する形式
  • 逆編年体式:新しい職歴から順に記載する形式
  • キャリア式:業務内容や分野ごとにまとめて記載する形式

編年体式は社会人としてのキャリアをスタートさせた職歴から記載しなくてはならず、マネジメント経験に関する内容にたどり着くまで読み進める必要があります。直近のマネジメント経験を効果的にアピールしたいなら、新しい職歴から順に記載する「逆編年体式」が有効です。

冒頭に職務要約を入れてマネジメント経験をアピールする

職務経歴書の冒頭には職務要約を入れるのが一般的です。職務要約は採用担当者が最初に目にする部分であるため、マネジメント経験について簡潔に記載することで関心を抱いてもらいやすくなったり、覚えてもらいやすくなったりします。マネジメント経験に限らず、アピールしたいことがあれば職務要約に盛り込むとよいでしょう。

企業研究をして求められる人物像を把握する

企業によって、どのようなマネジメント経験を持った人材を求めているのかが異なる場合があります。「管理職としての経験がある人材を求めているのか」「部下の育成スキルがある人材を採用したいのか」など、訴求力の高い職務経歴書を作成するためには企業のニーズを把握することが大切です。

求人情報だけでなく、企業のHPやSNS、口コミサイトなどインターネットを駆使して徹底的に情報収集しましょう。

人数・売り上げ・達成率は具体的な数字を書く

マネジメント経験をアピールする際は、人数や売り上げ、達成率など具体的な数字を盛り込みましょう。たとえば「十数人規模のプロジェクトを成功に導いた」「前年度同月より20%の売上アップに貢献した」などです。

また、自己PRにマネジメント経験を記載する際には具体的なエピソードを交えることも大切です。「部下の主体性を育むために、最初から答えを与えないようにした」といったように、どのようにマネジメントしてきたかを伝えるとよいでしょう。

マネジメントの目標と結果を記載する

自身のマネジメント方針を理解してもらうためには、成果だけでなく目標を伝えることも大切です。「どのような課題や目標を設定し、マネジメントに取り組んだ結果どうなったのか」を具体的な数字を交えて伝えてみてください。

また、課題や目標を設定した背景や、達成するために取り組んだことも記載するとよいでしょう。過去のマネジメント経験を振り返り、思いつくことを箇条書きで紙に書き出してみるとスムーズです。

マネジメント経験の人数(規模)によって伝え方を工夫しよう!

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管理職やプロジェクトリーダーとしてのマネジメント経験をアピールする場合、規模や人数によって伝え方を変えるのが効果的です。数人なのか数十人なのか、規模によってマネジメントの方法が変わってくるためです。ここでは、規模別に伝え方のポイントを紹介します。

数人(小規模):一人ひとりに寄り添ったコミュニケーション

ひとり〜十数人単位の小規模なプロジェクトや事業の管理に携わったのであれば、一人ひとりに寄り添った丁寧できめ細かいマネジメント経験をアピールするのが有効です。

たとえば、「メンバーそれぞれの長所・短所を理解して仕事を割り振り、定期的にフィードバックした」「一人ひとりに寄り添い、親身にコミュニケーションを取ることでチームの士気を高めた」といったように伝えるとよいでしょう。

数十人〜数百人(大規模):サブリーダーにどのような指示を出したか

数十人〜数百人単位の大規模なプロジェクトの場合、メンバー一人ひとりをマネジメントするのは困難です。そのため、自分の下に何人かのサブリーダーを配置し、指示を出すのが一般的です。サブリーダーにどのような指示を出したのか、どのように全体を統括したのかを伝えましょう

【種類別】職務経歴書のマネジメント経験の例文

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マネジメント経験のアピールの仕方や書き方が分かっても、実際に職務経歴書を書こうとすると筆が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、マネジメントの種類別に例文を紹介します。例文をテンプレートのようにして、自身のオリジナルの要素を加えてみてください。

プロジェクトリーダーとしてけん引した経験

【例文】
業務用システムの開発プロジェクトにおいてプロジェクトリーダーを担当し、7人の自社メンバーを統括していました。プロジェクトを効率化させるために一人ひとりの役割を明確にし、タスク管理を徹底することで、プロジェクトの期限内完了率を78%から95%に向上させました。

また、メンバー育成にも力を注ぎ、定期的に研修とメンタリングプログラムを導入したところ、チームの生産性を25%向上できました。

管理職として業務改善を成功させた経験

【例文】
Web事業部マネージャーを5年間担当しました。当部署は入社3年未満の社員8人で構成されていました。部下の成長が第一と考え、週に1回1on1ミーティングを実施するとともにスキルアップシートを作成し、進行状況を管理しました。また、2週間に1回部署全体でミーティングを開き、プロジェクトの進行状況を共有し、業務改善について話し合う機会を設けました。

結果的に事業部全体のスキルアップに成功し、着任前と比べて進行状況の遅延率を50%減少させました。そのほか、案件増加率も30%向上しました。

部下を育成する際に心掛けたこと

【例文】
前職は7年間営業職として勤めており、その間に5人の部下を育成してきました。規模の小さい会社で、組織の成長には団結力が欠かせないと考えた私は、まず部下との信頼関係を構築することから始めました。

仕事で悩んでいること、不安になっていることを丁寧にヒアリングし、休憩時間も積極的に部下とコミュニケーションを取ることを心掛けました。心を開いてくれた部下は、私に仕事の悩みや考えていることを積極的に共有してくれるようになりました。その結果、チームの団結力や結束力が強化されたことを実感しました。

通過率を上げる職務経歴書の作成はマイナビエージェントへ!

職務経歴書の作成にはコツやポイントがあります。「訴求力の高い職務経歴書の作成をサポートしてほしい」「マネジメント経験をうまく言語化できない」といった悩みのある方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。

マイナビエージェントは管理職の転職を導いてきた実績が豊富にあります。あなたのマネジメント経験を丁寧にヒアリングし、採用担当者に好印象を与える職務経歴書の作成をお手伝いいたします。

まとめ

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管理職やプロジェクトをけん引するリーダーは需要が高いため、職務経歴書にマネジメント経験を記載してアピールするのは効果的です。マネジメント経験を記載する際は、人数や目標達成率など数字を用いて具体的に伝えましょう。

職務経歴書の作成で悩んでいる方、転職活動を全面的にサポートしてほしい方はぜひマイナビエージェントにご相談ください。転職のノウハウを熟知したキャリアアドバイザーが、あなたの転職が成功するよう親身にサポートいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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