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更新日:2022/05/27

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製造業で働く際に有利となる資格(医薬品、機械、食料品、服飾品)を紹介

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製造業(メーカー)に関連する資格は数多く存在します。

製造業で働いている方、そして働きたいと思っている方にとって有利になる資格には、どのようなものがあるのでしょうか。医薬品、機械、食料品、服飾品、それぞれの業界別にご紹介します。

目次

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医薬品製造業で有利となる資格

医薬品製造業というと、薬局やドラッグストアで売られているような薬の製造と思われる方が多いですが、医薬品にはプラスチック製品などを製造する際に使用する薬品の製造も含まれます。

医薬品製造業で働く場合に有利となる資格は以下のとおりです。

危険物取扱者

医薬品を含めた危険物を取り扱う工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、必ず危険物取扱者の資格者を置かなければならないことになっています。

危険物取扱者は、レベルの高い順に甲種、乙種、丙種の3種類に分けられていて、甲種は消防法で定められた全ての危険物、乙種は6つの危険物、丙種ではガソリンや軽油など一部の危険物の取り扱いができるというように、レベルによって取り扱える危険物の範囲が変わります。

甲種になれば、工場の責任者になれる可能性もありますので、キャリアアップを視野に入れている方におすすめです。

薬剤師

薬剤師は、医薬品製造所において製造管理責任者、品質管理責任者を目指す場合に有利になる資格です。

MR認定試験

MR認定試験は、医療機関を訪問し、自社の医薬情報を医師などの医療関係者に伝え、また、医療の現場から効きめなどの情報を収集して報告するといった、製薬企業の営業職を目指す場合に有利となる資格です。

機械関連製造業で有利となる資格

機械関連製造業の中には、設計や開発、金型の製造、機械部品の製造、組立てなど、工程によって様々な仕事がありますし、扱う製品も農機具や自動車、船舶、工場のプラントの他、繊維機械、生活関連産業用機械、サービス用・娯楽用機械器など、多岐にわたります。

この機械関連製造業で働く場合に有利になる資格は以下のとおりです。

機械保全技能士

製造業の現場では、機械が故障して動かなくなるなどのトラブルは大きな損害につながります。ものづくりに欠かせない、設備のメンテナンスを行う機械保全技能士資格は、その技能を証明する国家資格です。

求められる知識や技能によって特級、1級、2級、3級と等級が区別されています。また、受験資格の中には実務経験の年数も含まれていますので、これから機械保全技能士の仕事を目指す方は、まずは実務経験がなくても受けられる3級の受験をおすすめします。

半導体製品製造技能士

デジタル製品に欠かせない半導体製品を製造する技能を認定する国家資格です。半導体メーカーなどで、責任のある職に就きたいときなどに有利となるでしょう。

機械加工技能士

機械加工の現場でブローチ盤、立旋盤、フライス盤、ボール盤などの各種工作機械や切削工具で、金属材料などを加工するスキルを証明する資格です。機械加工の現場でキャリアアップを目指す場合に有利となるでしょう。

食料品製造業で有利となる資格

食料品製造業は、食料品の生産や加工、販売、開発などを行う業界です。消費者の口に入る商品を扱っているため、材料や管理などには特に厳しい考えが必要とされます。

また、他の業界に比べても市場が巨大なことから、大手の企業が多い特徴があります。この食料品製造業で働く場合に有利になる資格は以下のとおりです。

食品衛生責任者

食品を製造する工場、販売店、飲食店には、食品衛生責任者を置くことが義務付けられていて、食品の製造や調理などが衛生的に行われるように指導しています。

この資格は、栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者などの有資格者であるか、食品衛生責任者になるための養成講習会または知事の指定した講習会の受講修了者であれば、取得することができます。

食品衛生に関しての知見があることで、安心感を与えることができますので、食料品製造業を目指す人におすすめの資格です。

QC検定

QC検定は、製造業に限らず、品質管理についての知識レベルを証明する資格ですが、前述したように品質管理に厳しい業界ですから、取得していることで有利になるでしょう。

管理栄養士

食品が健康にどんな影響をもたらすのか、病気の方などの症状・体質を考慮した食品は何なのかといった知識のある管理栄養士は、商品の企画・開発の場面で求められています。企画開発を目指す人には、有利な資格となるでしょう。

服飾品製造業で有利となる資格

服飾品製造業はセンスが重要と思われがちですが、流行のファッションや色などの情報、さらに、服飾の素材や作り方などの知識も大切です。

この服飾品製造業で働く場合に有利となる資格は以下のとおりです。

色彩検定

色彩検定は、文部科学省後援の技能検定で、色彩についての知識や技能を判定します。業界の信頼度が高い資格ですから、取得することで仕事にも就きやすくなります。特にデザイナーやファッションコーディネーターなどを目指すのであれば、持っていると有利に働くでしょう。

資格は求められる知識や技能によって1~3級に分けられていますが、誰でもどの級からでも受けることができます。これから服飾品製造業を目指す方は、色彩検定を取得して転職を有利に進めることをおすすめします。

繊維製品品質管理士資格

繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist=TES)は、繊維製品の品質や性能を向上させることで、消費者利益を保護し、企業と消費者の信頼関係を築ける仕事ができることを証明する資格です。

ファッションビジネスをする企業にとってこの資格保持者は重宝され、最近では、アパレルの通販事業でも資格取得者の需要が高まっています。

服飾品製造業で働きたい方は取得していることで有利になるでしょう。

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執筆・編集

徳田 正広

株式会社マイナビ所属。製造業専任のキャリアアドバイザー歴6年。機械、電気、ソフト、化学等、領域問わずキャリア支援の実績あり。前職は機械設計エンジニアだったため、エンジニアの気持ちに寄り添った支援を心掛けております。

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