更新日:2024/01/19
この記事のまとめ
広告代理店は扱う仕事のスケールが大きく、華やかなイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、「残業が多くてプライベートの時間がない」「キャリアアップしたい」と考え、転職を視野に入れている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、広告代理店経験者におすすめの転職先を紹介します。転職成功のポイントも併せて解説しているため、転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
広告代理店の仕事は就活生に人気がありますが、実際に働いてみると「転職したい」と考える方もいます。転職の理由で多いのが、「残業や休日出勤が多い」「ノルマや締め切りに追われる」です。
残業が多いとプライベートの時間が少なくなり、疲れやストレスが溜まりやすくなります。「このまま働き続けるのはつらい」と考える方が多いようです。ここでは、広告代理店から転職したいと考える理由について詳しく解説します。
残業や休日出勤が多く、プライベートの時間が取れなくなって転職したいと考えるケースがあります。人気の広告代理店であるほど仕事量が多く、クライアントからタイトな納期の依頼が多く入った場合は、残業が増えてしまいがちです。
「明日までに仕上げてほしい」といった急な依頼に対処するために、遅くまで残業する場合もあります。人員不足の会社であれば一人ひとりの仕事量も多いため、残業しなくてはならない月も出てくるでしょう。残業が多ければ疲れやすくなり、ストレスが溜まる原因にもなります。
入稿期限やノルマなどの精神的プレッシャーに追われ、転職したいと考えるケースがあります。クライアントの要望内容や広告媒体、業種によっても納期はさまざまですが、どのような要望であっても締め切りは厳守です。
締め切りを破ればクライアントから信用を失い、依頼されなくなってしまうでしょう。入稿期限に追われても、クオリティーを下げずに制作物を提出しなくてはいけません。厳しいクライアントであれば、より精神的にストレスがかかる場合もあります。
広告代理店である程度キャリアを積むと、「キャリアアップしたい」と考えて転職するケースがあります。特に20代後半や30代は、広告代理店で得たスキルを次の転職先で生かし、より待遇の良い会社やスキルが磨ける会社に働きたいと考える傾向にあります。
経験やスキルを磨くのであれば、多様な商材を扱ったり、異なる業界の仕事をこなしたりすることが大切です。広告代理店で得た経験を生かして、「異業種にチャレンジしてみたい」といった方もいます。
広告代理店経験者におすすめの転職先は、他広告代理店やWebマーケター、営業・販売です。他広告代理店への転職であれば、業務内容に大きな違いはないため、スキルや経験をそのまま生かしやすいメリットがあります。
Webマーケターにおいても、インターネット広告の知識を業務に生かせるでしょう。ここでは広告代理店経験者におすすめの転職先を3つ詳しく紹介します。
現在の職場から競合の広告代理店や大手の広告代理店に転職するパターンです。同じ広告代理店であれば、業務内容が多少異なっていても、経験やスキルが生かしやすいのが利点です。実力があれば即戦力としても活躍できるでしょう。
より待遇面で優れた職場や大手の職場など、成長できそうな職場を選ぶことでキャリアアップもできます。職場選びの際には、現在の職場とどのような違いがあるのか把握することが大切です。
広告代理店で得たインターネット広告の知識を生かし、Webマーケターへ転職するのもおすすめです。一昔前よりデジタルマーケティング業界は拡大しており、採用も活発になっています。
Webマーケターの仕事は、インターネットを駆使して事業拡大や売上向上を目指すことです。そのために、インターネット広告やSEOといったWebコンテンツを取り扱います。広告代理店で働いていれば、インターネット広告に関する知識を身につけていることが多いため、働きやすいでしょう。
広告代理店で営業職として働いていた方は、他業界の営業・販売でも活躍できるでしょう。広告代理店の営業はノルマを設けているケースが多く、それを達成するために積極的に営業していた方も多いのではないでしょうか。
1日に何件も電話をかけてアポイントを取り、飛び込み営業に近いことをしてきた方もいるでしょう。厳しいノルマ制度で働いてきた経験は、他業界の営業・販売で大きなアドバンテージとなる場合があります。
広告代理店から転職は難しいといわれています。特に異業種への転職は難しい場合が多く、その理由としては、他業種で生かせるスキルが身につきにくいためです。広告代理店で身につく経験やスキルは専門的であるため、汎用的なスキルは身につきにくいといわれています。
また日々の業務が忙しく、転職活動している余裕がないというケースもあります。残業や休日出勤があれば、面接の日程を確保するのも難しくなるでしょう。業務で疲れてしまえば、転職活動の気力も失くしてしまうかもしれません。
広告代理店から異業種への転職は少々難しいといわれていますが、転職活動のポイントを押さえることで成功率を上げられます。後悔しないためにも、次の3つのポイントを押さえましょう。
転職活動で大切なのは、転職の目的を明確にすることです。スキルアップが目的であれば、どのようにスキルアップしたいのか、何を学びたいのか明確にしましょう。
基本的に、転職活動はそう何度もできるものではありません。転職を繰り返せば転職履歴が増えていき、採用担当者の心象が悪くなる可能性が上がります。きちんとキャリアアップできる職場を選ぶためにも、10年先、20年先を見据えたうえで転職目的を明確にしましょう。
転職の目的と同様に、なぜ退職したいのかを明確にすることも大切です。ただ漠然と「いまの仕事がつらいから辞めたい」といった理由であると、次の職場でも同じような事態になりかねません。辞めたい理由がネガティブな内容であったとしても、「なぜつらいのか」原因を知ることが大切です。
人間関係なのか、業務内容なのかなど、退職したい理由を知っておくことで次の職場選びに役立ちます。また転職希望先の面接でも、現職の退職理由を聞かれるケースがあります。スムーズに答えるためにも、退職したい理由を明確にしておきましょう。
転職で後悔しないためにも、転職先に求める条件は明確に決めておくことが大切です。給与はいくら希望するのか、残業は何時間までなのかなど、数値で表せるものは明確にしておくとよいでしょう。
このように転職先の条件を明確にしておくことで、転職先選びで迷うことは少なくなります。面接においても、採用担当者に交渉しやすくなり、希望している働き方ができるようになるでしょう。
広告代理店は華やかなイメージを持っている方も多く、人気の就職先です。しかし、残業が多いことや納期のプレッシャーなどが理由で転職したいと考える方もいます。業務が忙しくて転職活動が難しい方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
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