エンジニアがIT業界を辞めたいと思う理由は?後悔しない転職のポイントも|求人・転職エージェント

メニュー

更新日:2024/04/23

IT業界

エンジニアがIT業界を辞めたいと思う理由は?後悔しない転職のポイントも

it_1704.jpg

この記事のまとめ

  • エンジニアがIT業界を辞めたいと思う理由には、ミスマッチや職場環境の問題などさまざまなものがある。
  • 転職を考えるときは、自分に向いている仕事と向いていない仕事がそれぞれどのようなものかを可視化することが大切。
  • 転職を成功させるには自己分析・企業研究を徹底するとともに、できるだけ早く動き出すことがポイント。

IT業界で働いているうちにさまざまな不満を抱き、辞めたいと考えるようになった方もいるのではないでしょうか。しかしIT業界を辞めたいと思っても、本当にそれが自分にとって最適な選択肢なのか迷うことがあるでしょう。

そこでこの記事では、IT業界を辞めたいと思う主な理由と本当に辞めてもよいのか判断する方法を紹介します。後悔しない選択をするためにも、IT業界からの転職を決断する前に時間を取ってじっくり考えるとよいでしょう。

目次

IT専任のアドバイザーが揃うマイナビITエージェントIT専任のアドバイザーが揃うマイナビITエージェント

エンジニアがIT業界を辞めたいと思う5つの理由

it_1704_1.jpg

エンジニアやデザイナーとして働いている方がIT業界を辞めたいと思うようになる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、主な理由を5つ紹介します。

後悔しない選択をするためにも、自分が辞めたいと考えるきっかけとなった理由が含まれていないか確認しておきましょう。

1.職場環境がよくない

仕事内容には満足しているものの、職場環境に問題があるために辞めたいと思うケースがあります。「残業が多く長時間労働が常態化している」「パワハラが横行しているなど人間関係に問題がある」場合が代表例です。

職場環境に問題があると働くモチベーションが低下したり、ワークライフバランスが悪化したりします。意欲的に働くためには、適切なワークライフバランスを維持できる良好な労働環境の職場を選ぶことが大切です。

2.待遇・給与がよくない

職場環境や仕事内容には問題ないものの、待遇面に不満があって転職を検討する方もいます。「仕事内容に見合った給与が支給されない」「成果が給与に反映されない」「評価制度に問題がある」などさまざまなケースが該当します。

仕事内容や成果に見合った給与が支給されない状況が長期間続くと、正当に評価してくれる企業に転職したいと思うようになるでしょう。このケースでは、評価制度や給与体系を確認して転職先を選ぶ必要があります

3.やりたい仕事ができない

やりたいことがあってIT業界に入ったにもかかわらず、想定とは違う仕事を担当するケースもあります。プログラマーとして開発スキルを高めてスペシャリストを目指したいと思っているものの、開発ではなくクライアントとのコミュニケーションや調整がメインになっている場合が代表的な例です。

自分のやりたい仕事ができない環境で意欲的に働くのは難しく、転職で状況を変えたいと考えるのは一般的といえます。ミスマッチによる転職を検討している方は、やりたい仕事ができる企業を探すことが大切です。

4.今後の成長に期待できない

「新技術の採用に消極的で新しいことに挑戦できない」「日々同じことの繰り返しが続いていて成長できない」「在籍している企業の業績に問題があり、将来性に期待できない」などの理由で転職を検討する方もいます。

将来性に不安を感じたことが理由で転職する方は、自分が挑戦したい分野の中から今後の成長に期待できる企業や新技術の採用に積極的な企業を選ぶとよいでしょう。

5.技術の進歩についていけない

IT技術が進歩するスピードは速く、エンジニアには常に学習し続けて最新の技術を使えるようになることが求められます。勉強が苦手であるなどの理由で技術革新のスピードに追いつけず、IT業界で活躍し続けるのが難しいと感じるケースもあるでしょう。

IT業界で働いている限り技術面の学習からは逃れられないと感じ、異業種への転職を検討する方もいます。

エンジニアがIT業界を辞めたいと思ったときの判断手順

it_1704_2.jpg

何らかの理由でIT業界を辞めたいと思うようになったら、本当に辞めてもよいのか時間を取って考えることをおすすめします。転職理由によってはIT業界内での転職で目的を果たせるケースもあり、急いで異業種に転職すると後悔する可能性があるためです。

以下では、IT業界を辞めてもよいか判断するための考え方を紹介します。転職を検討している方は、順番に考えてみましょう。

1.自分が辞めたいと思う理由を明確にする

転職したいと思うようになったら、なぜ自分が辞めたいと思ったのかを明確にしましょう。単純に「辞めたい」と思うだけでは、転職に成功するのが難しいためです。転職理由を考えるときは、「辞めたい理由」ではなく「実現したいこと」にフォーカスするとよいでしょう。

一例として、「仕事に見合った給与が支給されないから辞めたい」という理由は、「仕事内容やスキルを正当に評価してくれる企業に転職したい」と言い換えられます。

実現したいことを明確にすると転職時に何を重視すればよいかが明らかになり、ミスマッチのリスクを低減できるのがメリットです。

2.現職で目標を達成できるか考える

実現したいことが明確になったら、まずは現職でその目標を達成できないか考えてみましょう。「やりたい仕事ができない」理由で転職するなら、「社内公募制度を活用してやりたい仕事ができるチームに異動する」という選択肢を検討できます。

転職理由を現職で実現できるのであれば、あえて転職する必要はないでしょう。現職で用意されているさまざまな選択肢を活用しても自分の目標を達成できない場合は、転職を検討しましょう。

3.IT業界内で転職を検討する

転職するのが自分にとってよい選択肢であると判断したのであれば、まずはIT業界内で転職を検討するのがおすすめです。業界内の転職ではこれまでの経験やスキルを活かせるため、有利な条件で転職しやすいでしょう。

システムエンジニアとして働いている方であれば、アプリケーションエンジニアやネットワークエンジニアなどスキルを活かせる転職先を探すことをおすすめします。

転職理由が「待遇に問題がある」「職場の人間関係がよくない」などであれば、待遇や人間関係に問題がないIT企業を探すことで解決できます。

4.本当にやりたい仕事が何かを考える

転職するときは、自分が本当にやりたい仕事がどのようなものかを考えましょう。「将来有望なクラウドサービスを活用したプロダクトの開発に携わりたい」「エンジニアではなく営業職として販路拡大に貢献したい」など、可能な限り具体的に考えるのがミスマッチを防ぐコツです。

やりたい仕事を具体的にイメージできない状態で転職すると、ミスマッチに陥りかねません。短期間で再び転職する結果にならないようにするためにも、十分な時間を確保してよく考えてみましょう。

5.現職の経験を活かせる業界・企業を探して転職する

IT業界内での転職、異業種への転職のどちらを選択するとしても、現職の経験や培ったスキルを活かせる業界・企業を探すことをおすすめします

システムエンジニアとして働いていた方が異業種転職を考えているケースを例にすると、おすすめの転職先の一例には通信業界やハードウェア業界があります。エンジニアとして働く中で通信(ネットワーク)やハードウェアに関する知識・スキルを習得でき、それらを活かして活躍できる可能性が高いためです。

培ったスキルや経験を活かせる業界・企業であれば有利な条件で転職しやすいのも大きなメリットのひとつといえます。

IT業界で働くエンジニアに向いている人の特徴

このままIT業界にとどまるか別の業界へ転職するかで悩んでいる方は、自分がIT業界に向いているのか考えてみることをおすすめします。IT業界に向いている方の特徴は以下のとおりです。

  • 最新のIT技術に興味・関心がある
  • 勉強するのが好き
  • 臨機応変な対応が得意
  • 主体的に行動できる
  • 論理的に物事を考えられる

まずは自分が上記に該当しているかをチェックしてみましょう。該当する部分が多いのであれば、IT業界への適性が高いと判断できます。IT業界への適性が高い方は、業界内で自分に合った職種を探すのがおすすめです。

IT業界で働くエンジニアに向いていない人の特徴

反対に、IT業界に向いていない方に共通する特徴についても見ていきましょう。以下で紹介するポイントに該当する方は、IT業界以外への転職もひとつの選択肢といえます。

  • IT技術に対する関心度合いが低い
  • 自分から進んで行動するのが苦手
  • 勉強が嫌い・苦手

上記に該当する場合、IT業界内で転職してもミスマッチに悩む結果になりかねません。IT業界への適性が低いと判断したら自分に向いている業界を探し、その中でこれまでの経験やスキルを活かせる職種を探す方向で転職活動を進めるとよいでしょう。

IT業界からの転職を成功させるためにできること

it_1704_3.jpg

異業種への転職を検討している方は、転職を成功させるためにどのようなことに取り組むとよいのでしょうか。以下では、異業種転職を検討している方が取り組みたい4つのことを紹介します。のちの後悔を防ぐためにも、事前に十分な時間を確保してひとつずつ考えてみるとよいでしょう。

1.自分のキャリア・スキルを細かく可視化する

これまでの経験や習得したスキルを活かせる仕事を探すためにも、まずはキャリア・スキルを細かく振り返ってみましょう。いままでどのような仕事を担当したのか、何のスキルをどの程度のレベルで習得しているのかをできるだけ具体的に可視化します。

上記のように考えることで、転職の方向性や転職活動で重視しなければならないことが明確になります。転職の軸を明確に定めて途中で目標を見失わないようにするうえで大切な過程です。

2.業界研究・企業研究を念入りに実施する

転職の軸が明確になったら、業界研究・企業研究を念入りに行いましょう。自分に合った業界・企業を探すうえで詳しく研究することは欠かせません。業界研究・企業研究をおろそかにすると詳細な部分を理解できないまま転職することになり、ミスマッチに陥るリスクが高くなります。

業界研究・企業研究では表面だけリサーチして満足するのではなく、具体的なビジネスモデルや仕事内容・将来性といった細かい部分までチェックすることが大切です。

3.できるだけ早いうちに転職する

自分にとって異業種転職が最適な選択肢であると判断したら、できるだけ早く行動しましょう。異業種転職は、ポテンシャルが評価される若手人材ほど有利なためです。20代前半~中盤といった若い人材はそこまでスキルレベルが高くなくても、将来性への期待から採用されやすい傾向にあります。

年齢が高くなるほど異業種転職を実現する難度が上昇するため、早めに行動することを意識しましょう。ただし、転職先でこれまでに培ったスキルを活かして即戦力として活躍できる場合はその限りではありません。すでに年齢が高くなっていても、アピールできるスキルや経験を有しているのであれば積極的に異業種転職に挑戦しましょう。

4.転職エージェントに早めに相談する

より有利に転職活動を進めたいと考えているのであれば、できるだけ早い段階で転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職エージェントに相談すれば転職のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けられるため、自分に合った方法で転職活動を進められます。

転職エージェントは登録者のみが紹介を受けられる非公開求人を保有していることも多く、応募できる企業の選択肢が増える点も大きなメリットです。自分ひとりで転職活動に取り組むよりも有利に進められる可能性が高いため、転職を検討しているなら一度相談してみることをおすすめします。

まとめ

it_1704_4.jpg

IT業界を辞めたいと思うようになる理由には、さまざまなものがあります。自分に合った転職を実現するには、適性の有無を正しく理解して異業種・同業種のどちらに転職するのが最善の選択肢なのかを考えることがポイントです。

ひとりで判断するのが難しいと感じているなら、ぜひ早めにマイナビITエージェントにご相談ください。マイナビITエージェントをご利用いただくと、IT業界を熟知したキャリアアドバイザーのサポートを受けつつ転職活動を有利に進められるようになります。

関連記事:マイナビITエージェント

IT専任のアドバイザーが揃うマイナビITエージェントIT専任のアドバイザーが揃うマイナビITエージェント

タグ一覧
執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

注目コンテンツ