システムエンジニアの勉強は何から始める?必要な3つのスキルと勉強法を解説|求人・転職エージェント

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更新日:2023/03/02

IT業界

システムエンジニアの勉強は何から始める?必要な3つのスキルと勉強法を解説

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この記事のまとめ

  • システムエンジニアへ転職したいのであれば、プログラミングスキル・ヒューマンスキル・マネジメントスキルを習得するとよい。
  • システムエンジニアの業務に欠かせないプログラミングスキルは書籍やWebサイト、スクールを活用して勉強するのがおすすめ。
  • システムエンジニアへの転職を成功させるには、勉強したスキルを活かせる転職先を選ぶことも大切。

プログラマーやWebエンジニアなど、IT業界で働いていてシステムエンジニア(SE)への転職を検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、システムエンジニアを目指すにあたり、業務に必要なスキルや知識をどのように勉強すればよいのかが分からずに悩んでいる方も少なくないでしょう。

そこでこの記事では、システムエンジニアへの転職で求められるスキルと具体的な勉強方法を紹介します。時間を有効に使ってスキルを習得し、転職を成功させましょう。

目次

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システムエンジニアとして活躍するために必要な3つのスキル

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システムエンジニアとして活躍するには、開発スキルやヒューマンスキルをはじめとしたさまざまなスキルが必要です。ここでは、これからシステムエンジニアを目指すうえで習得しておきたい3つのスキルを紹介します。業務に求められるスキルを順番に習得することで、自分が希望する転職を実現しやすくなるでしょう。

1.プログラミングスキル

システムの開発業務に携わるシステムエンジニアには、プログラミングスキルが欠かせません。システムエンジニアは、プログラマーと比べると要件定義や設計などの上流工程に携わります。そのため、すでにプログラマーとして活躍していてある程度のスキルを有しているとしても、より有用なエンジニアになるため新たなプログラミング言語を学ぶなどしてスキルを高めるとよいでしょう。

自分がプログラミングに携わるケースが少ないとしても、設計段階で工数を見積もったり進捗状況を管理したりするうえでプログラミングのスキルや知識が求められます。クライアントの要求を無理なく実装できるか判断するためにも必要なスキルです。

2.ヒューマンスキル

上流工程に携わるエンジニアという立場上、自社エンジニアとクライアント企業側の担当者との間で橋渡し役を担うケースも多い職種です。そのため、意思疎通をスムーズにするのに必要なヒューマンスキルを習得しましょう

ヒューマンスキルには基本的なコミュニケーションスキルやヒアリングスキル、プレゼンテーションスキルなどが含まれます。自分が苦手だと感じている部分を補ったり、得意な部分を伸ばしたりするとよいでしょう。

3.マネジメントスキル

人員や時間、費用などの開発リソースを適切に管理・運用するうえでマネジメントスキルは欠かせません。要件定義や設計などに携わっていると、見積もった工数に応じて必要な人員を調達し、適切にアサインする機会があります。

上記の業務に携わるときには、目標を設定する力やリーダーシップをはじめとしたマネジメントスキルが必要です。キャリアアップを実現するためにも積極的に習得しましょう。

システムエンジニアを目指すならプログラミングスキルを習得しよう

システムエンジニアとして活躍するために必要なスキルの中でも、特に重要度が高いのがプログラミングスキルです。そのため、システムエンジニアへの転職を考えているのであれば、早めに学習をスタートしましょう。

プログラミングスキルのレベルを高めるには、新たなプログラミング言語を学ぶのがおすすめです。具体的な言語は自分が目指す分野でよく使われているものを選びましょう。目指している業界でトレンドになっている言語が何かを調査し、すでに扱える言語と構文や考え方が近いものから学ぶと効果的に学習できます。

システムエンジニアに必要なプログラミングスキルの勉強法

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プログラミングスキルを高める学習に取り組む方法は、大きく3つに分けられます。ここでは学習方法ごとの特徴を詳しく解説します。それぞれの学習方法にはメリット・デメリットがあるため、自分のスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。学習に充てられる時間やコストなど、さまざまな条件を考慮しましょう。

書籍を活用する

習得したいプログラミング言語ごとに学習用の書籍が出版されています。独学で新たなプログラミング言語を学ぼうと考えているのであれば、書籍の活用がおすすめです。自分のスキルレベルに合った難易度の書籍を選ぶことで効率的に学習できるでしょう。

Webサイトを活用する

プログラミングスキルを習得できる学習サイトも存在しています。書籍を活用する場合と同様に、自分が学びたい言語やスキルレベルに合ったサイトを選ぶのがおすすめです。学習用の書籍とWebサイトを併用してもよいでしょう。Webサイトも独学したい方におすすめの学習方法で、コストを抑えたい方に向いています。

プログラミングスクールに通う

プログラミング言語を着実に習得したい場合にはプログラミングスクールでの学習がおすすめです。通学のほかオンラインでも学べるので、自分の学習スタイルに合った方法を選ぶとよいでしょう。より実践的なスキルを学べるほか、疑問点が生じたときは講師に質問して即座に解消できるメリットがあります。

ただし、スクールによって受講料や開講時間、取り扱っている言語は異なります。受講前に各スクールの特徴をチェックし、無理なく学習できるかを確認することが大切です。

資格取得を目指すのもおすすめ

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システムエンジニアに必要なスキルを習得するにあたり、資格の取得を目指すのもひとつの方法です。資格の有無が転職時に高く評価される可能性は低いものの、目標として設定することでモチベーションアップにつながるでしょう。ここでは、システムエンジニアを目指す際におすすめの資格を5つ紹介します。

応用情報技術者

IT人材としてステップアップを図りたい場合におすすめの資格が応用情報技術者です。試験では経営戦略やIT戦略の策定、開発プロジェクトの企画、要件定義、マネジメント、システム開発などに必要なスキルを問われます。

特定の開発スキルを問うものではありませんが、資格を取得することでITエンジニアに求められる全般的なスキルを高いレベルで有することを証明できるでしょう。受験資格はないので、システムエンジニアとしてキャリアを積みたいと考えているのであれば早めに取得するのもひとつの方法です。

Javaプログラミング能力認定試験

Javaはオブジェクト指向言語のひとつです。規模を問わず多くのシステム開発プロジェクトで使用されているため、スキルレベルを高めればさまざまな開発に携われるでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験は3級~1級に分かれており、受験資格はありません。資格を取得するには、オブジェクト指向の概念やJavaの仕組みなど、Javaプログラミングに必要とされる総合的なスキル・知識を習得することが大切です。

C言語プログラミング能力認定試験

C言語は処理速度が速いという特徴があり、古くからさまざまなシステムで用いられています。汎用性が高く、PCで使用されている一般的なソフトウェアのみならず組み込みソフトウェアなどでも使用されているのが特徴です。

C言語プログラミング能力認定試験は3級~1級に分かれ、合格するには等級に応じて設定されている基準をクリアする必要があります。C言語は比較的習得難易度が高いといわれていることを考えると、3級から順番に取得していき、スキルアップに励むのがおすすめです。

LinuC

サーバーサイドで使われることが多いOS「Linux」に関する総合的なスキルの保持を証明できる資格がLinuCです。クラウドやシステム開発に携わるエンジニアも対象にしているため、取得を目指してもよいでしょう。

Linuxに関する全般的なスキル・知識に加え、仮想化技術やシステムアーキテクチャをはじめとした現場で必要とされる技術要素も試験範囲に含まれています。LinuCの取得を目指せば、システムエンジニアとして活躍するうえで必要なスキルを効果的に学べるでしょう。

ORACLE MASTER

数あるデータベース製品の中で世界シェアトップを誇る「Oracle Database」の管理スキルを証明する資格がORACLE MASTERです。設計・管理・運用に必要な知識やSQLを取り扱うのに必要なスキルなど、データベースに関する総合的なスキルを高めたい方におすすめです。

2023年1月時点でORACLE MASTERのグレードは4種類に分かれており、上位資格を受験するには下位の資格から順に取得していかなければなりません。

システムエンジニアとして働くメリット・デメリット

システムエンジニアへの転職を検討しており、どのようなメリット・デメリットがあるのかが気になっている方もいるのではないでしょうか。システムエンジニアとして働く主なメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。

メリット デメリット
・開発プロジェクトの上流工程に携われる
・プロジェクトの経験を積みやすい
・広範なスキルを習得できる
・マネジメントが難しくなりやすい
・携わる業務の幅が広い
・開発現場の最前線で活躍することは少ない


システムエンジニアはプロジェクトの上流工程に携わり、マネジメントスキルをはじめとした市場価値が高いスキルを習得できます。さまざまなプロジェクトに携わる機会も多く、経験を積んでスキルアップしやすいのもメリットといえるでしょう。

一方で携わる業務の範囲が広く、希望する業務以外の仕事を行うケースもあり得ます。プログラマーなどとは異なり、実際にプログラムを記述するなど開発現場の最前線で働くケースが減ることをデメリットと感じる方も存在します。

システムエンジニアへの転職を成功させるコツ

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システムエンジニアとして働くメリットとデメリットを踏まえたうえで、システムエンジニアへの転職を決意した方もいるでしょう。ここでは、システムエンジニアへの転職を成功させるために押さえておきたい3つのコツを紹介します。自身が望むキャリアを実現するためにも、事前にチェックしておくことをおすすめします。

スキルアップする

システムエンジニアとして活躍するには、高度なスキルが求められます。そのため、日頃からプログラミングスキル・マネジメントスキル・ヒューマンスキルなど、開発現場で求められるさまざまなスキルの習得を意識するとよいでしょう。

上記のスキルを高いレベルで有していれば、転職活動時に高く評価されます。自分が希望する分野に転職できる確率を上げられるので、向上心を持ってスキルアップに取り組みましょう。

スキルを活かせる転職先を探す

システムエンジニアはさまざまな業種で活躍しており、分野によって具体的な仕事内容や求められるスキルは異なります。そのため、自分が目指したい分野で必要とされるスキルを学ぶとともに、習得したスキルを活かせる転職先を探すことが重要です。スキルを習得したとしても、業務に活かせなければ意味がありません。希望する転職先ではどのようなスキルが求められているのかを事前にチェックしておきましょう。

転職後も勉強し続ける

転職に成功したからといって学習をやめてしまうと、スキルが陳腐化して自分の市場価値が低下するケースがあります。IT業界は日進月歩の世界であり、最新技術を身につけるためには継続的な学習が欠かせません。転職後もスキルアップに励み、新たな技術やトレンドに対応できるようにしましょう。高度なスキルを有する人材になれば市場価値が高まり、さらなるキャリアアップを目指しやすくなります。

まとめ

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上流工程に携わるシステムエンジニアへの転職を成功させるためには、日頃から勉強に励んで仕事に必要なスキルを習得する意識が重要です。特にシステムエンジニアに欠かせないスキルがプログラミングスキルです。さまざまな学習ツールを活用して習得を目指しましょう。

また、転職を成功させるには習得したスキルを活かせる転職先を選ぶことが大切です。転職先選びで悩んでいる方は、IT業界の転職に強いマイナビITエージェントにご相談ください。専任のキャリアアドバイザーがこれまでの経験やスキルを考慮したうえで最適な転職先をご紹介します。

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